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第1列でFWをけん引した佐藤公

ラグビー部  スクラムで圧倒 流経大に47−0で勝利/関東大学ジュニア選手権

◆第38回関東大学ジュニア選手権(八幡山グラウンド他)
▼10・9 流経大戦(流経大ラグビー場)
 ◯明治47{12−0、35−0}0流経大

 
◆スコア◆
明治
流経大
前半後半得点前半後半
PG
DG
1235
47
合計

 明治が接点での強さを証明した。前節では帝京大に大敗し、これ以上負けられない中挑んだ一戦。試合直前まで降り続いた大雨の影響でグラウンドが滑る状況で行われた。明治は序盤からFWを中心に敵陣でのプレーを遂行。先制点をFWとBKが一体となって奪うと、着実に点を重ね12−0で折り返した。後半も春に不安を感じていたラインアウトは安定し、トライにつながった。また夏に強化したディフェンス面では前に出ることを徹底。ペナルティーこそ多かったものの、要所での集中力を見せ外国人選手擁する流経大をノースコアに抑え、最終スコアを47ー0と流経大を完全制圧した。

 明治の誇る重戦車が勝利を引き寄せた。試合開始からブレイクダウンで相手に勝り徐々に敵陣へと攻め込む機会をうかがう。前半9分ハーフウェイラインで得たマイボールスクラムでは一気に押し上げる。プレッシャーを掛け、前に出たことでできたスペースにボールをつなぐ。スクラムハーフ浜野達也(文4=西陵)のパスから右センター小椋統平(文1=京都成章)が突破し独走トライ。FWとBKの理想的な連携から先制点は生まれた。また「スクラムは自分らのレベルアップができたと実感できた」(フッカー佐藤公彦・法4=明大中野)とマイボールのスクラムは全てキープ。力強い肉弾戦で明治に流れを持ってきた。前半32分には守備で魅せる。相手は自陣ゴールライン10メートル前で得たラインアウトからラックを形成。ピックアンドゴーでゲインを狙ってくるもここ一番の集中力を発揮し前へと進ませなかった。相手は5フェーズを重ねた後、たまらずペナルティーを犯す。最後までゴールラインを超えさせず12−0と流れを完全に明治のものとし前半を終えた。
 この日最大のFWの見せ場は後半5分。敵陣22メートルラインでの相手ボールスクラムで明治は猛プッシュ。ターンオーバーに成功しトライへの起点となり流経大をさらに引き離した。「チームでしっかり意思統一できて遂行できた」(ナンバーエイト前田剛・営3=報徳学園)というセットプレーは最後まで攻めの姿勢を崩さなかった。しかし、FWだけのチームではない。後半38分、スクラムを起点としパスを受け取った福田健太(法2=茗渓学園)はハーフウェイラインから敵陣22メートルラインまで大幅にゲイン。右サイドに走り込んできた矢野湧大(文1=大分舞鶴)へと最終パスをつなぎダメ押し点を演出した。攻守にわたって終始相手を寄せ付けず47−0の大差で流経大に勝利した。

 勝利を手にした選手たちの表情は明るかった。「明治のベースラグビーを遂行できた」(ゲームキャプテン・フルバック森田澄・政経4=天理)。BKがエリア取りを行い、FWがセットプレー重ねてチャンスを生み出す。最後はBKの足を利用した展開、もしくはFWの体を張ったブレイクダウンで点を取りきる純正なラグビーを成し遂げた。また、この完封勝利はチーム全体の良い活力を与える。次戦は東海大との戦い。「チームとして戦うパターンをもう少ししっかり決めなければいけない」(丹羽政彦監督・平3文卒)と強豪相手に完全勝利を収めたチームにさらなる高みを目指すラグビーに期待したい。

[鈴木貴裕]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・フルバック森田澄(政経4=天理)

「今日はミスがあって反省すべき点はあるけど、相手に対してゼロで抑えられたというのは大きな収穫だと思う。前半の最初の方はエリアをしっかり取れて、敵陣でエリアを取った時にFWが仕事をしてくれて、点数までつなげてくれたのでいい結果になった。FWがしっかり前に出ようとしてくれて、BKもミスが多かったが相手の裏を狙っていってそれができた時はいい流れになった。前半の最後の方はペナルティーが多かったのはシンプルにボールキャリアの部分や相手のジャッカルしてくるディフェンスにセカンドのサポートの早さが足りなかった。後半も明治のベースラグビーを遂行できて敵陣に入ってFWが取り切ってくれるという形ができたので点差が開いた。(自身のトライについて)しっかりFWがゲインしてくれて、内のBKもつないでフリーでもらったので決めるだけでした。東海戦も敵陣に入ってFWで勝負するという明治のベースラグビーを遂行していければ点数挙げて勝てると思ってるので、BKの精度とFWのファイトの部分を高めていって挑みたい」

左プロップ祝原涼介(情コミ2=桐蔭学園)
「個人的にはスクラム、ラインアウト、モールのセットプレーでうまくいったのでFWとして良いゲーム作りができたと思う。組織的に固まって押すというのが崩れた部分があったが、結果的には押せたので次につながるスクラムを組めた。1対1で前列は勝っていた。後は勢いよく相手に力が伝わったので、それで勝ったのではないかと思う。後ろの押しもあって助かった(夏合宿の東海大戦以来の実戦復帰)ケガじゃなくて病気でチームを離脱して迷惑をかけた。シーズンも深まってくるので、自分の持ち味であるスクラム、フィールドプレーでチームに恩返ししていきたい。ジュニアだからとかAだからというのはなく、自分の仕事をしてチームに貢献できればいいと思っている」

フッカー佐藤公彦(法4=明大中野)
「FWはスクラム、ラインアウトモール、ブレイクダウンを練習でこだわってきた。流経大は体が大きいチームだけど、自分たちの強みとしてスクラム、ラインアウトモール、ブレイクダウンをやって前半の最初からぶつけていこうといっていた。スクラムは自分らのレベルアップができたと実感できた試合だった。ラインアウトもミスはほとんどなく、シンプルなサインで取れたのでよかった。前半はゲインは切っていたがなかなかトライを取れない時間が続いて、僕らもしんどいところはあったがこの1カ月コンタクトにこだわってやってきた。そこで勝負して後半に相手が疲れてきたところで明治は運動量を落とさずできたのでよかった。ペナルティーの多さは今後修正しなくてはならない点。阮さんによく言われるのがFWのスクラムでマインドを変えろと言われていて、エリアごとに意識付けをしたというのが完封できた要因だと思う。人任せにディフェンスをしてしまった点もあるので、一人一人が一人一人の役割を果たしてラインスピードを上げてもっと前で相手を止めて楽に試合ができるようにしたい。僕自身の役割はセットプレーなので、その後に運動量を上げて攻撃の起点になれるようにやる。BKも前半の入りからエリアを取ってくれたのでFWとしても楽に試合運びができたので、あとはゴール前でスクラム、サイドアタックからトライできるようにしたい。次の東海大はフィジカルが強いチームなので僕らもそれ以上にフィジカルで勝負してFWから圧倒できるように頑張りたい」

右ロック近藤雅喜(商4=東海大仰星)
「このコンディションの中では良いスコアを残せた。今日は特にセットピースで流経大に上回ろうと話していた。スクラムも敵陣に深く入ったところのモールもよかった。やってきたことを出し切れた。ディフェンスは、ポイント周辺の見極めができていなかった。ペナルティーはレフリーの傾向を見ながら判断することが重要だと思った。課題点は、ゴール前でなかなか取り切れなかったこと。スコアできてるから良いが、スコアするまで時間がかかりすぎていた。セットピースが良かったので、FWのランでもう少し前にでていきたい」

左フランカー井上遼(政経2=報徳学園)
「0点で抑えられて今日の試合はよかったと思う。今日はずっとFWが練習してきた強みのスクラムでしっかりと優位に進めていけていたのでよかった。ディフェンスというよりもずっとボールキープできていてアタックもずっとできていた。ディフェンスする場面が少なかったので0点に抑えられたのだと思う。流経大は激しく上がってきてブレイクダウンもガツガツしてくるイメージがあったがそこのブレイクダウンでしっかりとFWが勝ったというのはそのまま点数に結びついたかなと思う。スクラムは流経どうこうじゃなくて日頃から明治が鍛え上げてきた部分なので圧倒できてよかった。ゴール前に行ったけれど得点できなかったところがあるのでそこをもっと修正したら楽にゲームできたと思う。来週筑波戦なのでまずそこに出られるようにする。そして、筑波を圧倒してこれからに向けて弾みをつけていきたい。今自分はABを行き来している状態なので自分の立ち位置というのを確保していきたい」

ナンバーエイト前田剛(営3=報徳学園)
「午前中まで雨が降っていて下がスリーピーだったので、FW勝負になるというのをミーティングでも話していた。そこでセットプレーとブレイクダウンと一人一人のキャリーの部分で制圧できたというのがよかったと思う。スクラムでプレッシャーかけて相手からペナルティをもらえるようにじっくりじっくり押していこうという話をしていたので、そこをチームでしっかり意思統一できて遂行できたので、そこはよかった。BKがしっかりとテリトリーを取ってくれてFWがAゾーンに入ってしっかりスコアして、ディフェンスでもファーストもセカンドもしっかり相手を押し返すということができていたので、それが無失点につながったと思う。前半FWのフィジカルプレーとかで相手よりしっかり勝てて、後半そのボディーブローが効いてきて明治が走り勝てたというのが勝因だと思う。ずっと春から対抗戦までAで出ていたが前の対抗戦のパフォーマンスが悪くて落とされてしまって、やっぱり対抗戦を目指してやっていきたいというのもあるがジュニアでもしっかり体張って、Aで使ってもらえるようにパフォーマンスの状態を上げていきたいと思う。東海はFWが強いと思うので今日と一緒でFWのフィジカルバトルのところで勝って、セットプレーもしっかり明治のスタンダードがあると思うので、東海戦ではしっかりそこで勝って試合も勝てたらいいと思う」

スクラムハーフ浜野達也(文4=西陵)
「敵陣にうまく入ってFWがスクラムモールで頑張ってくれた事が勝因になったと思う。BKはいい所もあったけれど、ミスが目立ってしまった。修正しなければならない。失点0に抑えた事も良いけれど、自分たちのアタックを80分間やり通せたことが今日の収穫。ミスやペナルティーを減らせればもっと得点はできた。個人としてはパスさばきはよかったけれど、FWで押させるところとBKに出すところの判断はもう少し的確にできた。ゲームの運びをもっとよくしていきたい。次の筑波大戦でも、スタートリザーブ関係なく明治が目指すラグビーを遂行したい」

スタンドオフ松尾将太郎(商2=東福岡)
「帝京大戦から長い期間あったので、しっかり一人一人のクオリティをあげていこうとストラクチャーの部分を中心に練習してしてきた。今日は結構上手くいった方かなと思う。エリアのところで、前後半どちらも敵陣で多くプレーできたのは良かった。ゴール前のディフェンスでもFWがすごく頑張ってくれて、そこでターンオーバーしてエリアを返せた。フェーズのところでは、キックのエリア取りが上手くいって、練習してきた成果がだんだん出てきていると思う。もっともっと精度を上げてチームに貢献していきたい。あとはやっぱり敵陣に入れた時にペナルティーやミスから自分たちの流れに持っていけないという点と、自陣でのミスから相手にチャンスを多く与えてしまっていたという点が今日出た課題。(BKとしては)もっと楽にエリアを取れた部分があった。FWは練習して強くなってきてるので、もっと信頼してもらってBKがどんどんFWを前に出していけるようにしていきたい。一つ一つの練習に集中してアピールしていって、Aチームでも出場できるように頑張りたい」

◆ジュニア戦 対流経大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR祝原 涼介(情コミ2=桐蔭学園)→17. 羽田野(後半21分)
9.SH浜野 達也(文4=西陵)→21. 福田健(後半23分)
16松岡 賢太(商1=京都成章)←2. 佐藤公(後半34分)
2.HO佐藤 公彦(法4=明大中野)→16. 松岡(後半34分)
10.SO松尾 将太郎(商2=東福岡)→22. 山崎洋(後半30分)
17羽田野 湧斗(理工3=国学院久我山)←1. 祝原(後半21分)
3.PR岸 良祐(政経4=尾道)→18. 矢野佑(前半38分)
11.WTB平間 丈一郎(政経3=国学院栃木)→23. 矢野湧(後半7分)
18矢野 佑弥(政経4=徳島県立城北)←3. 岸(前半38分)
4.LO石井 洋介(情コミ1=桐蔭学園)
12.CTB渡邉 弐貴(営2=国学院栃木)
19辻 惇朗(政経1=常翔学園)←6. 井上(後半23分)
5.LO近藤 雅喜(商4=東海大仰星)
13.CTB小椋 統平(文1=京都成章)
20葛野 翔太(商4=深谷)←8. 前田(後半7分)
6.FL井上 遼(政経2=報徳学園)→19. 辻(後半23分)
14.WTB宮嵜 永也(営2=長崎北陽台)
21福田 健太(法2=茗渓学園)←9. 浜野(後半23分)
7.FL廣井 雅宇(文3=明大中野)
15.FB森田 澄(政経4=天理)
22山崎 洋之(法1=筑紫)←10. 松尾(後半30分)
8.No.8前田 剛(営3=報徳学園)→20. 葛野(後半7分)

23矢野 湧大(文1=大分舞鶴)←11. 平間(後半7分)



◆2016年・関東大学ジュニア選手権明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
1stフェーズ(カテゴリー1)
9・10慶応慶応日吉G13時
○40―26
9・17帝京大明治八幡山G11時
7―69○
10・9流経大流経大G13時
○47―0
10・22東海大東海大G13時



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