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復帰戦で会心の演技を披露した鎌田英

スケート部(フィギュア部門)  SP男子 佐上4位、鎌田英5位/東日本選手権

◆11・4〜11・6 第42回東日本選手権(DyDоドリンコアイスアリーナ)
▼シニア女子SP
 24位 藏 36.69点
▼シニア男子SP
 4位 佐上 55.73点
 5位 鎌田英 53.09点
 6位 中野 51.74点
 8位 鎌田詩 47.94点
 10位 森 46.38点
 13位 梶田 42.40点

 夢舞台の出場権を懸けた戦いが始まった。東京選手権で成績を残した選手が出場する今大会で、明大からは女子が1人、男子が6人出場した。11月4〜5日は男女のショートプログラム(SP)が行われ、女子で唯一の出場となった藏佐衣子主将(営4=広尾学園)は24位。男子は、今季安定した成績を残している佐上凌(商2=私立武蔵野)が4位、ケガからの復帰戦となった鎌田英嗣(営2=獨協)が5位と好スタートを切った。6日はフリースケーティング(FS)が行われる。

女子
 余裕を持ってFSに進むことはできなかった。藏は冒頭のトリプルサルコーがダブルに、三つ目のダブルアクセルが回転不足を取られるなどジャンプでのミスが見られた。それでも「今まで気持ちの面が弱かったというのがすごく自分の中にあったけどうまく切り替えられた」と、その後も集中を切らさずに滑り切る。24位とぎりぎりの順位でFSに進出することになったが、今シーズンなかなか結果を出せていなかっただけに明るい兆しの見えるものとなった。「駄目でも良くても何しても最後なので、満足のいく出来になればいいなと思う」。ミスを恐れず思い切った演技を目指し、最後の東日本選手権で思いをぶつける。

男子
 まずまずの滑り出しとなった。今季明大の主力に成長した佐上。東日本という大きな試合で「体が固まってしまった」と話したものの、大きなミスもなくまとめた。佐上の強みは「安定感」。この1年間で日々の練習を大切にし、ひたすら自信をつけてきた。それでも4位という順位に納得はしていない。演技後は手で顔を覆い、笑顔を見せなかった。「東京選手権と東日本インカレであまり自分の納得のいくFSの演技ができていないので、ここで練習してきたことを出せれば」。どこまでも高みを見据えるスケーターが、SPよりも練習してきたFSで目標の表彰台を目指す。
 鎌田英が復帰戦から見せた。2度の足のケガを乗り越えての復帰だったが「1週間前にやっと3回転を跳び始めた」とは思わせないきれいなジャンプを披露。万全時よりは難易度を下げたジャンプ構成だったが「強化指定B」のスケート復活を感じさせた。ノーミスかつ観客を魅了する演技でSPを終え、演技後は右手の拳を突き上げた鎌田英。「自画自賛」と納得の出来でFSに弾みをつけた。

 全日本出場枠は男子が9枠、女子が7枠だ。特に男子は16選手の中から決まる熾烈(しれつ)な争いとなる。佐上は昨年の全日本で梶田健登(政経2=明大中野)に僅差で敗れ、その結果インカレメンバー落ちが決定した。「全日本での負けがめちゃめちゃ悔しかった」(佐上)という思いが今季の佐上の強さの原動力となっている。雪辱への強い思いを持ってFSへと挑み、夢舞台への切符を手にすることができるか。佐上を含めた明大勢の全日本出場権争奪戦に注目だ。

[木村亮・石塚真維]

試合後のコメント
ラスト東日本の藏主将
「練習のときからスピード出して自信を持って滑れていたのでそんなに悪くはなかったと思うが、ジャンプが一つ回転不足を取られてしまったので思ったよりは2点ぐらい伸びなかった。でも全体的には悪くはなかったかなと思っている。ジャンプの1個目はトリプルがダブルになってしまったので点数が予定していたよりは入らなかったが、今まで気持ちの面が弱かったというのがすごく自分の中にあったけどうまく切り替えられて、その後もしっかりとスピードを出してきれいに決まったのでよかった。この間の東京選手権と東日本インカレと試合をやって、練習でできていることができないというのが自分の中にもずっとあった。だから東日本インカレが終わってから2週間ぐらい、普段の練習のときから今こう考えていたから跳べたとかこう考えていたから駄目だったとかを1個1個丁寧にどういう気持ちでやっていたかを全部考えた。分析ではないけど一つ一つの要素ごとに自分の中でどういう気持ちのときがベストなのかというのをこの短期間で少し修正できたので、それが今回生かせたのではないかと思う。心技体では技と体は全然問題なくてあとは心だけの問題で調子も別に悪いわけではなかったので、どういう気持ちのときに調子が良くて跳べるかというのをすごく気を付けて常に考えてやっていた。自信は全然なかったが、緊張した中で自分の気持ちをコントロールできたのでよかった。最後のジャンプで回転不足を取られてしまったのでそこで点数は伸びなかったが、ここ最近の自分の試合にしては少しずつできるようになってきたのではないかと思う。駄目でも良くても何しても最後なので、満足のいく出来になればいいなと思う。今はすごくレベルも高いし全日本は考えずに、今年は東日本も東伏見でいつも練習しているホームリンクだったので、最後の東日本が東伏見でできるということだけで出られるだけでうれしかった。できることがやれればいいなと思っていた。今日も同じスケートリンクの友達とか明治の男子の子たちとか同期もみんな応援に来てくれて、大学の友達とかも東京で開催なので来てくれたので、そういうのだけでも気持ちは違ったかなと思う。FSでは、練習してきたことをSPと同じく気持ちの面をしっかりとコントロールして、ベストを出せればいいかなと思う。東日本インカレからジャンプの順番とかを変えたりして自分が一番滑りやすいように、一つ一つに気持ちが入りやすいようにやってきた。ジャンプに関して言えば1本ずつ丁寧に力を入れて跳んでいきたいと思っているし、もう4年なのでスケーティングとかで周りと少しでも差が見せられればいいなと思う。東日本選手権に出られなかった(明治の)子も応援してくれているので、みんなの分まで頑張りたい」

ケガからの復帰戦となった鎌田英
「自分のやるべきことができて良かった。1週間前にやっと3回転やり始めたくらいで、まだ固まっていないというか。骨もしっかりしていない状況で、練習も長い時間できていない。という割には本番合わせられて、今までのトレーニングが身になったかなと思う。ここまで体が動いて試合で見せることができて、っていうのはちょっと想定外。もちろんものすごい自信があったわけではない。(良かった点)とにかく体が軽く動けたことと、スピードに乗れて集中切らさずにできた。あとは自分の演技で精いっぱいにならずに、周囲にジャンプとスケーティングを魅せるということができたのが良かった。順位はそんなに気にはしないけど、とにかく今やるべきことをやる。本来なら僕は全日本に出られるか分からないという状況でやってきている。だけれども、東日本自体出られない選手もいるという大きな試合だから、そこは意味がある試合だと思ってやってきているので、勝手に順位はついてくれたのでそこは良かった。フリーで気を付けたいことは、最後まで集中して4分半滑り切ること。トレーニングで水泳だったり、自転車だったりをきちんとやっていているから、そこまで(体力不足は)ゼロというわけではなくて、スケートはスケートで、水泳は水泳で持久力が違うけれども、コツというか、昔の感覚を思い出せば体力はすぐ戻ってくる。(演技後ガッツポーズ)よく自分に勝ててというか。ようは自画自賛(笑)1週間前からやっとやったトリプルでここまで演技ができた自分に納得というか。とにかくうれしかった。(ファンからの大声援)昔から僕のことをきちんと見てくれているというか、状況をきちんと知って応援してくれる人たちが本当にいっぱいいるんだなと。すごい心温かい気持ちになった。明日は今日みたいに集中を切らさずに、4分半をきっちりやっていきたいと思う」

4位発進となった佐上
「6分間練習のときにジャンプが思い切りいけなかったので、少し軸がぶれたり安定したジャンプではなかったので不安を残しながらの本番だった。それでやっぱり本番も少し思い切りいけなくて、でもそんなに大きいミスはなかった。それでも課題の残るSPかなと思う。朝の公式練習では失敗しても1本くらいで全部きれいに降りて自信を持っていけていたけど、でも本番でやっぱり東日本という一番大事な試合で自分の体が多分固まっていた。それでジャンプを思い切りいけなかった。自分ではいつも通りやれば全日本にはいけると思うが、でもやっぱり失敗してしまうと危ないので、そこで自信を持っていけるかいけないかが結構大きいと思う。一番大事な試合でミスすることができないので、それで体が固まってしまったかなと思う。最初のコンビネーションジャンプも良いか悪いかで言ったら全然悪い方。今回だと一つ目のジャンプでつまずいてそこから無理やり持っていった感じなので、GOEの部分でもマイナスを食らったりした。いつもならプラスをもらえて点数が伸びる予定だったのだけど。朝の公式練習があまりにも良かったのでなおさら悔しい部分は残ったし、この1週間の練習もこんなにジャンプが安定しないのは久しぶりくらいだった。やっぱりこの東日本という大会の緊張からなのかなと思う。今回はジャンプ以外の要素もいつもより細かく気を付けてやったが、三つぐらい取りこぼした。いつもより自信持っていけなくて少しジャンプの方に目がいっていたかなと思う。昨年全日本でSP落ちしてその結果でインカレにも出場することができなかったのど、やっぱり今年は全日本でFS通過してインカレ出場をずっと心がけていたので、この大会に対する思いも強い。それに昨年の全日本が終わってからずっとやってきたので負けられない気持ちはある。今のところ4位だけど、練習でやっているいつも通りのことをやれればもっと上は狙えた。今日は自信を持ってジャンプに臨めなかったので、FSでは6分間次第で分からないが今まで練習してきたので自信を持ってやっていきたいと思う。SPで苦い思いをしたが、どちらかというとSPよりFSの方を中心的に練習してきた。FSはジャンプの数が多くてその分点数が大きく変わるので、でもジャンプを考えずに自信を持ってやっていけば他の細かい部分であったりも気にすることができると思う。東京選手権と東日本インカレであまり自分の納得のいくFSの演技ができていないので、ここで練習してきたことを出せればいいなと思う」

SP6位の中野耀司(営1=横浜創英)
「(練習時間での壁に激突)大丈夫。うまく受け身取れたので。(村上選手の後)コーチがあまり見ないようにという感じでということだったが何かあったんだろうなとは思っていて。まあそれは全然気にしないで、自分の演技に集中できたと思う。大きな失敗、2回転んだがチャレンジした結果のミスだったので、悔しいがこのジャンプをやらなければ良かったとかは思っていないし、全日本につながる演技だったのかなと思う。大学の先輩も普段から学校で一緒になったりしてそんなに新しい所に入っていくみたいな感覚はないが、やっぱり一番下の立場なのでそれは何も怖いものもないし、守るものもないので、1年生として取りあえず思い切り暴れるみたいな感じで考えている。全日本に行きたいというよりも、もう行くのを前提としてどういう演技で全日本につなげられるかを考えているので、行けるか行けないかは考えていない。フリーは結構練習してきて1週間前に試合があったが、その時は体力後半持たなかったのが多かったが、練習してきたことがちょっとずつ出せてきているのと最終グループにぎりぎり入ることができたのでそこは思い切りやるだけだと思う」


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