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最後までチームを引っ張った直井・増田組

ヨット部  入賞果たせず 今チーム最後の大会は10位/全日本学生選手権

◆11・2〜6 全日本学生選手権(海陽ヨットハーバー)
▼スナイプ級――10位
 厳しい4日間となった。学生最高峰の大会、全日本学生選手権(インカレ)が11月3日から4日間かけてレースが行われた。明大からはスナイプ級のみの出場。3位以内を目標に挑むも初日の強風に耐えきれず最後までレースを完遂できなかった。この結果が響き最終的には10位という結果で終わったが最後の大会だった4年生たちが奮闘し、今シーズンに終止符を打った。

 地域独特の風を攻略しきれなかった。強い風で知られる愛知県の蒲郡で行われた今大会。1日目は予想を超える暴風が吹き、マストが曲がる事態が発生。2レース行われるも3艇とも全て英語(リタイアなどで高得点を課される)を叩くこととなった。出場校全体で見ても3艇全て英語なしは23校中たったの6校のみ。蒲郡は予報より強い風が吹くなど逆らえない自然に苦しめられ初日を最下位の18位で終えた。
 それでも巻き返しを見せた。「やるしかない」(直井滉耀主将・法4=土浦日大)と気合を十分にし1番艇の直井・増田喜一(農4=藤枝明誠)組が3日目に2位と3位で帰還。さらに今大会の最終・第11レースでは近藤かんな(商4=登別明日中等教育学校)・梅本寛之(営3=江戸川学園取手)組が17位と3艇の中で最高成績でフィニッシュしてみせた。スタート直前に風が強かったことから艇のパワーダウンをさせる調整を仕上げたことが功を奏した。8つ順位を上げるもスナイプ級の最終的な順位は10位。入賞は果たせなかったが「ヨットをやってきた中でいい形で終われた」(近藤)と4年生たちはヨット人生に幕を下ろした。

 次の世代へバトンが引き継がれる。4年生が引退となり次のシーズンが始まる。スナイプ級では関東学生秋季選手権で3位入賞に輝く活躍を見せる一方で、470級はインカレ出場権を獲得できなかった。最上級生になる鈴木颯太(商3=福岡第一)は「みんなの生活面の意識から土台作りとして変えていく」とすでに次を見据えている。「悔しさを忘れなければ頑張れる」(直井)というメッセージを胸に来シーズンの戦いが始まる。


[村田萌衣子]


試合後のコメント
直井主将
「運が悪かったのかなと。初日に船の限界に達した風が吹いてしまって、それはどこも同じ状況だと思うがマストが折れたりするタイミングが人より早くて。そこがなければ最低ラインでも入賞はできたかなと。(3日目の結果は)初日ので追い詰められてしまったのでやるしかないなということで。(蒲郡の風は)基本的には予報は頼りにならないです。強弱が強すぎ、重たい風がいきなりのしかかってくる感じです。関東の人たちはみんなハンデになっていたと思うが、それでも上位にいるのは早稲田、慶応とかなので。(最後の大会だったが)悔しくないと言ったら嘘になるが、このチームで1年間やってきて出し切れたのかなとは思います。(主将として)これまで1番艇だけが走っちゃって2、3番艇が力不足になるという現象があったのでそれをなくして、全体で戦えるというチームづくりを目指しました。今年勝てば、来年以降はそれにプラスアルファしていけば良いと思っていたが、そのきっかけづくりができなかったというのは結構悔しいです。(ヨット人生を振り返って)難しいスポーツではあるが、風などの自然を相手に。でも与えられた状況に適応していかないといけないことを学びました。高校のころから2人組でやってきたが、ペアとの信頼関係やチーム戦となったときに周りの後輩を育てることなどを体育会だからではなく、ヨットを通じて学んだと思います。(後輩たちへ)年々戦力が下がってきてしまっている部分があるが、その中で今年は関東でも返り咲いて3位以内に入ったり、ここ数年ではあまりなかった勝ち方だったのでそれを勢いにしてほしいです。ただ悔しさを忘れないというのは大事だと思います。僕も1年生のころ4年生が470級落ちてしまって、それを見ていて自分の代でも落ちてしまったのは悔しかったので、その悔しさを忘れなければ頑張れると思います」

近藤
「1日目が想像以上の風で全然走れなくて船のトラブルとかも結構出ちゃって、英語付けちゃいけないというのがあったにも関わらずみんな英語でリタイアとかしちゃったので、そこがやっぱり大きかったです。他の大学も結構同じ感じだったんですけど、そのレースがなかったらもっと前の順位で終われたかなというのもあるので、ここの海が全体的に風が強くてなかなか思うように走れないというのもあって、もう一個、もう一壁超える順位を取りたかったっていうのが正直あって、なかなかそれを超えられなかったというのがちょっと心残りかなと思います。今まで経験したことないような爆風で、ケガ人とかいなかったからまだよかったけどそういう風でもヨットはやるんだってちょっと怖くなりました。みんな沈してマスト折れちゃったりとかしたところも結構あって、折れたり曲がったりとかはどこの大学でもそんな感じであったのでみんな大変そうでした。明治の船も2本マスト曲がって、1本横に通ってるワイヤーが切れたりとかしました。それで結局コース回れなくて帰ってきたりとかもありました。英語取っちゃいけないという意識はみんなあったんですけどやむをえず、マスト折れちゃったらもうヨット走れないからというので運が悪かったなっていう感じです。(2日目からの調子は)個人的には明治はもうちょっと風が落ちた方が得意だなというふうに思っていたから、2日目の1本目からみんな本調子まではいけなくて少し苦しいレースが多くて、という中で直井とか颯太が走ってくれた部分もあってすごいそれは心強かったし、もう後は自分がどれだけ一個ずつ上げていけるかという感じでした。(個人の出来としては)全体的にもうあと10番くらい上にいたかったというのがやっぱりあるので、結局スタート良くても大体同じ順位くらいになってしまっていて、そういうところが5番でも10番でも上げられていたのかなというのもあるし、これが実力かなというのもあるので、全日本クラスだとなかなか抜け出せないというのもありますね。(最終レースで17番)今日の1本目が本当に悪くてちょっとやばいな、これじゃ引退できない、と思っていて、その中で1レース目終わってもうそのことは考えないようにして、また気持ち作り直して本当に最後だと思って臨んだレースだったので、スタートもまあまあ出られていたというのが一番大きくてそこからはもう、すごく吹いていたけどペアと一緒に頑張ろうって励まし合いながら来れてよかったかなと思います。いつも明治の中で一番遅くフィニッシュしていて、最後のレースは1番で帰ってこられたから、ようやくみんなにちょっとは返せたかなというのはあります。(レース前に艇の調整をしていましたが)思ったより風が上がっちゃってそれで急いでパワーダウン、風が強いから船の力をちょっと減らして走りやすくしようということで、スタートぎりぎりで焦ったけど何とか間に合いました。(今後競技は)今のところやるつもりはないので、もうこれで今日のレースでヨットは一区切り、一段落という感じで、あとはもう応援くらいしかないかなと思っています。今まで生活のリズム的に海にいる時間が長くて、だからそれがなくなったらどうなるのか自分でもまだ分からない部分もあるし、すごい海とかヨットとかつらいけど楽しい部分もすごくあったし、今までやってきてよかったなという部分がすごくあるので何とか、とりあえずここまでやり切れてよかったなと一安心はしています。(最後のレースは)最後自分の中で満足できる形で終われたかなという感じはあるので、その点に関して自分のヨット人生、ヨットをやってきた中でいい形で終われたというのはあるんですけど、チームとしては賞状も貰える順位じゃなくなってしまったので、そこみんなで賞状を貰って終えたいというのがあったので、それができなかったのが少し残念かなというふうには思います。でも直井と鈴木にすごい助けられて、ペアの子にもすごい助けられてこの日を迎えられたなというふうに思うので、みんなに感謝しています」

鈴木
「4日間すごく短くて、蒲郡は風が強いというふうには聞いていたんですけど、思った以上に風が強くて、関東ではレースしないような風でも全然全日本ではレースをして、その中でトラブルが発生してしまって、強い風に乗っていなかった分そこで穴が出てしまったというのが正直ちょっと悔しかったんですけど、でも普通の風の中では全日本の中で戦えた場面もたくさんあったのでそこは来年に生かしつつ、課題となる強風を来年につなげて改善していきたいなと思います。僕も起きたことがなくて、走行不能なトラブルが3艇とも起きてしまったので、他の大学でもいっぱいしているところあるんですけど、早稲田大学とか強いところはそれなりに走ってこれているので、そこで差があるのかなと思います。(3レース目以降は)ある程度落ち着いた風になってくると自分の実力も発揮できていい形で前を回れたりという回数も増えてきていて、でもその中で上位をキープするということがなかなかできなくて、関東だったらそのままキープしてフィニッシュすることができるんですけど、全日本となるとどうしても最初の方は上位にいてもどんどん抜かされてしまってという場面があったので、そこをどうにか改善していきたいなと思います。(蒲郡の風は)捕まえられた部分はあるんですけど相対的に見るとやられちゃったかなというのが感想ですね。ちょっと悔しいですね。(一桁順位も3回でしたが個人としては)3回一桁取れたというのは正直自分の自信にもなって、これから次の代を見ていくという考えしかないので、3回一桁順位取れたけど取れた他の順位を見てみると悪い順位もたくさんあるのでやっぱりいいところはいいところで残して、悪いところをしっかり改善できる年にしたいなと思いますね。(来年は)正直優勝という目標は無理だなというのが全日本前からそういう形ではあったので、来年は全日本来る前に優勝できるんじゃないかと周りの人からも言われるように。今は入賞しようよという感じなんですけどレベル的にもっと、まずは僕だけじゃなくて他の2艇、3艇まとまって上位を走るっていう、口では簡単に言えるんですけどなかなか明治で成し遂げたことがない、そのためにみんなで試行錯誤して3艇まとまって上位で走れるチームを来年は絶対つくろうと思います。同期は勝ちにストイックで自分も尊敬してる部分も多いし頼れる部分も多いし、正直1、2年生の頃はみんなまとまってなかったんですけど、幹部、4年生に向かうにつれて僕たちが一番上になるのでみんながまとまり始めて、みんなが勝つためにどうしようかという、下級生をまとめたりだったり、技術だけじゃなくて生活面だったり、そこを徐々に改善していっていいチーム、いい代に来年は絶対したいと思います。(目標としては)まずはスナイプ級は全日本3位以内に絶対入ること、優勝争いには入れる、3位以内だったら優勝するかもしれないし、優勝が確実というのは言えないですけど3位以内に入り込むことによってやっぱり自分たちのモチベーションも変わるのでスナイプ級は3位以内取りたいです。470級は今年落ちちゃったので全日本、その全日本に出場して入賞に絡めるかどうか、6位以内に絡めるかどうかで、総合は3番以内でみんなで帰って来られるように、まずは生活面からしっかりしていきたいと思います。今は生活面が他の大学と比べたら全然、声だったり礼儀だったり時間厳守だったり基本的な部分ができていなくて、まずはそこから自分たちが率先して動いて変えていって、技術的な部分は僕と林宏卓(法3=別府青山)がセレクションとしてしっかりみんなに還元していって、技術は練習すれば何とかなるのでまずはみんなの生活面の意識から土台作りとして変えていこうかなと思います」

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