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3位を飾った中野(右)

スケート部(フィギュア部門)  中野ら4人が全日本選手権へ進出 /東日本選手権

◆11・4〜6 第42回東日本選手権(DyDоドリンコアイスアリーナ)
▼シニア女子FS
21位 藏 67.03点
▼シニア男子FS
1位 中野 119.36点
3位 佐上 112.72点
8位 鎌田詩 94.91点
9位 鎌田英 93.14点
11位 梶田 90.16点
12位 森 88.66点
▼シニア女子
21位 藏 103.72点
▼シニア男子
3位 中野 171.10点
4位 佐上 168.45点
8位 鎌田英 146.23点
9位 鎌田詩 142.85点
11位 森 135.04点
13位 梶田 132.56点
 6日はフリースケーティング(FS)が行われ、全日本選手権への切符を鎌田英嗣(営2=獨協)、佐上凌(商2=私立武蔵野)、鎌田詩温(商1=札幌一)、中野耀司(営1=横浜創英)の男子4人がつかみ取った。女子は藏佐衣子主将(営4=広尾学園)が順位こそ振るわなかったものの、インカレに向け満足のいくスケーティングを披露した。

男子
 大技を決めてルーキーながら表彰台に上がった。SPを6位で終え「思い切り暴れる」と強気で挑んだ中野。朝は絶不調だったが直前の6分間練習で感覚を呼び起こした。「やっときた」(中野)。最初のジャンプ・トリプルアクセルを初めて試合で成功させると勢いづいた。その後のジャンプも全て成功し、スピードも落ちることなく演技を終え右手で大きくガッツポーズ。観客からもスタンディングオベーションが起こった。会心の演技でFS1位、総合3位。闘志あふれるルーキーは「強化選手に選ばれるのが第一の目標」と前を向き進み続ける。
 明大の勢いは止まらない。男子で全日本選手権に出場できるのは9枠。そのうち4枠を明大選手がつかみ取った。昨年の全日本選手権でSP落ちから「詰めの甘さ」を痛感した佐上。惜しくも目標にしていた表彰台に上がれなかったが、今季は安定したジャンプで昨年の雪辱を果たす準備が整っている。さらにケガから順調な復帰を見せている鎌田英、中野と同じく1年生ながら全日本へ出場を決めた鎌田詩もシーズンを通じてたくましい姿になっている。
 夢の大舞台・全日本選手権まであと1カ月半ほどだ。昨年は3選手が出場したがFSまで進めたのはわずか一人だけ。「ショートで落ちてしまっては意味ない」(中野)。本番までまだ時間はある。ここからどれだけ追い込められるか。勝負の分かれ目となりそうだ。

女子
 ようやく笑顔で終われた。気持ちの弱さが響き、試合で思うような演技ができていなかった藏。今大会のFSでは一挙手一投足に気持ちを込め、ジュリエットを演じ切った。最初のトリプルサルコーは転倒。だがミスはここで断ち切り以降のジャンプはほぼノーミスで決めた。「主将だからちゃんとやらないといけない」。人一倍責任感のある藏が報われた試合となった。
 「ここで滑れたのが本当にうれしかった」。慣れ親しんできた東伏見のリンク。大勢のファンの前で自分のスケートをようやく見せられた。引退まであと一試合。「喜んでもらえるような演技をしたい」。年明けのインカレ。大学集大成の演技で締めくくってみせる。

 今大会も男女で差が出る形になってしまった。だがこれで終わりではない。それぞれが目指す場所へ。シーズン終盤、ラストスパートをかける時だ。

[浜崎結衣]

気持ちがこもった演技で魅了した
気持ちがこもった演技で魅了した

安堵から試合後に涙がこぼれた藏主将
「完璧ではなかったがやっと練習してきたことが出せたのでよかった。東京ブロックと東日本インカレで、東京ブロックはまあまあだったが、2週間前の東日本インカレで本当にひどい演技をしたので。練習したことを何も出せなかったし、点数も全然でなくてあんなひどい結果になるとは自分でもなるとは思っていなかったので、自分でもどうしていいか分からなかったが、この2週間でうまく気持ち立て直して練習続けてきてそれが出せたのはよかったと思う。本当に気持ちが弱いというのは自分の中であって、どうにかしたかったのでやっとやっと。今日お客さんも満杯で、ここで滑れたのが本当にうれしかったので、一人でも多くの人に少しでも自分のスケートを見てもらえればいいなと思ってやった。(今は)ホッとしたのと、完璧じゃないがやっとできたというのと、このままインカレにいけたらいいなと。全日本の予選なんで周りもすごくレベルが高いが、正直ブロックも通過できると思ってなかったし、昨日のショートも通過できるとは思っていなかった中であとはもう何もないので、やるだけだなと思った。周りのみんなもすごく声を掛けてくれたので頑張れました。4年になって、主将になって。自分は一番年上だからとか、主将だからちゃんとやらないといけないなとか、思う必要はなかったがそういうを考えていたので東日本インカレが終わってから監督とコーチと家族とかチームのみんなに「一人で滑る時はもう一人なんだから、みんなのためとか思わないで自分のためだけに2週間やれ」と言われたので、そこが大変だったが集中してできたかなと思う。(今日のフリーは)満足です。(インカレは)出れない人の分まで頑張んなきゃいかないというのはあるが、そう考えれば考えるほど自分はダメになっていくので、そういうのを考えつつも一つ一つ集中して毎日練習して本番迎えればいいなと思う。ここまでダメになっても見捨てないでくれた監督とか、いつも見てくれる先生とか、いつも応援してくれる家族とか、チームのみんなとかに喜んでもらえるような演技をしたい」

圧倒的な表現力を見せつけた
圧倒的な表現力を見せつけた

2度目の全日本出場を決めた鎌田英
「今日の試合は体温めてきちんとした。集中もしたつもりだけど、最初の6分間練習から、緊張が出てしまって、体が固かった。ちょっとくやしいけど、改善の余地はあると思う。(演技後のうなずき)全日本行けたかな?みたいな。こんなもんでしょうというか。8位は妥当な順位だと思っている。回りみんなルッツとか、他のレベルの高いジャンプいれて、僕はトーループ、サルコーで、もちろん決まらなかったというのもある。(後半のパンク)後半のスタミナが少しなかったのもあるし、正直自分でも分かってないから、そこの原因をきちんと把握して全日本につなげたいと思う。(表現力)ショートの方ができていたかな。フリーはちょっと緊張してしまって、躍りとかお客さん意識したりっていう余裕がまったくなくて、ちょっと悔しい試合になった。(全日本)もちろんできることをやる。今からトリプルアクセルってわけにはいかないと思うから、最高の演技を最高の舞台でやって、枠取りに貢献したい。お客さんから見て、レベルの高い試合だから『だめだったね』とならないような試合にしたい。(完全復活)分からないけれども、1ヶ月後くらいにはできたらなと」

日々進化を遂げている佐上
日々進化を遂げている佐上

全日本選手権に向け課題が見えた佐上
「自分的には練習以上のことができたが、結果を見てみるとやっぱまだまだ自分は甘かったところがあるなと痛感した試合だった。スピンとステップのレベルがだいぶ取りこぼしていて。回転数はできていたが、姿勢とかのちょっとしたところが全然なってなかったらしくて。あと、いつもより厳しかったというのもあると思うがジャンプの回転が結構取られたりしてうまく点数が伸びなかったかなと思う。ジャンプは自分的には思い切りいくしかなかったんで、思い切りいって自分の満足がいく演技ができたとは思ったが、結果を見てみると少々悔しい部分もあったかなと思う。順位4位は全然満足してないし、自分では練習通りのことをやればもっと伸びると思ってたし、自分的には全然上にいけたと思ったんであんまり満足はしてない。出来栄え点と基礎点の部分もかなり引かれたりして、ガッツポーズしたのが恥ずかしいくらい、そのくらい全然できていなかったんで。やっぱりそこは練習しかないと思うので、残りの1カ月半はジャンプは跳んで当たり前なので、跳んでGOEを取りにいきたい。(今シーズン)終わった中では(FSは)良かったが、結果を見ると最悪くらいまでは(いっている)。ジャンプはうまくいった中での取りこぼしだとかがもったいないなと痛感したし、厳しいというのもあるかもしれないが回転不足なんて普段は取られない。先生に言われたのはスピードがちょっと無くて回転が足りないように見えちゃうというのがあるのかなと思ったりしたんで、今日のフリーは結果を見てしまうと全然駄目だった。結果を見てしまうと良かった部分は一つも無かった。これ(厳しいジャッチ)が全日本の舞台になると普通なのかなとは思ったりもするので、きちんと受け入れて明日から練習したい。去年(の全日本で)ショート落ちして悔しい思いをしたので、今年は通過するためにもジャンプはみんな同じものを跳んでくるので。そこで勝ち抜くにはスケーティングとか演技とかGOEでプラスをもらっていかないと上には勝ち上がれないのかなと思うので、残りの1カ月半はそこを中心にやっていこうかなと思う。(前回の全日本で得たのは)詰めの甘さ。自分はその時ジャンプの調子も良かったが、ジャンプ跳べれば絶対いけると思った。でもエッジのエラーとステッピングアウト(ジャンプの着地が崩れる)を最初の2つのジャンプでしてしまってそこから出来栄え点がマイナスの嵐だったので、そこでスピンもステップも少しは取れていたが点数は全然残らなくてああいう結果になった。(気持ち的には)練習したことした出すことができない。それ以上は出せることはないので、練習してきたことを全てだと思って挑んだ。(そこからジャンプが)自分の中では安定してきたと思うので、他の部分で手をつけられて気が回れるようになったかな思ったがやっぱり足りなかったのかなと痛感した。東日本でちょっとしたミスだったり、出来栄え点が全然もらえなかったり、いろいろと細かいミスがたくさんあったので、この1カ月半はジャンプ跳ぶのは当たり前なのでそれにプラスしてもらえるいいものを作れていけたらいいなと思う」

全日本選手権に向けて課題を見つけた鎌田詩
全日本選手権に向けて課題を見つけた鎌田詩

緊張しながらも全日本選手権へ初出場を決めた鎌田詩
「とりあえず順位とかすごい気にしていたのでどうやったらこの順位をキープして全日本に行けるかなということをまず1番に考えた。今自分のできるベストを尽くして(全日本に)行くことももちろんだが全日本に出るというよりは自分のできる全てを出し切ろうっていう思いでやった。(演技を振り返って)結構すごいやる時に緊張して自分の思うように体が動かなかったりしたが、まずまずだったと思う。ここで課題を見つけられて全日本に通ることができたので、全日本に行くにあたってはいい課題が見つかったと思う。(課題とは)体力面だったり、スピンやステップで浮わついてしまった部分があったのでそこを改善していこうと思う。(練習での調子)悪くはなかった。良かった。(東インカレからの改善点)ジャンプを曲で飛ぶにあたってすごいメンタル的なところが大事になってきてて、僕自身メンタルが弱くて緊張に負けて飛べなかったりっていうのが特に前回の東インカレに出ていた。緊張して思うような演技ができなかったりっていうのがあったので、そこはもうとにかく数をこなして自分なりに克服できるように頑張った(今日その成果は)最初だけ。スタートが大事なのであのまま乗っていけたらよかったが、途中でトリプルサルコウのところで開いてしまったのがもったいなかった。(パーソナルベスト)一応ベストだが中野くんも佐上くんもどの試合でもコンスタントに100点を超えていっていく出来をしていたので、その二人にも負けないようにもっともっと練習していかないといけないし、こんな点数で満足はできない。もちろん全日本に通る通過点の中でたまたま取れた点数であって、西日本とか意識すると全然レベルは違うのであまり点数的にはよくなかったと思う。(全日本出場決定)素直にうれしい。ずっと全日本に出るために今日も練習していていたので通過できたのはうれしかった。(全日本への意気込み)まず全日本選手権がインカレの予選になって、そこで決まるのでまずインカレに出場するためにちゃんと勝ち上がるためにもしっかり練習して結果を残したい。もちろん明治から出場する鎌田英くんや佐上くんや中野くんに負けないっていうのもあるが、全日本は東対西みたいな枠をかけて戦うので、今年出られなかった選手の分も背負って、他の人たちの気持ちも考えて精一杯練習していきたい」

フリーで快進撃を見せた中野
フリーで快進撃を見せた中野

夢だった全日本選手権の出場を決めた中野
「素直に今はうれしい気持ちとできることは出し切れたかなという感じ。朝、全然調子が悪くて朝から比べたら全然体も気持ちも違ったのでそれが演技に出た。調子が良くないのは忘れるくらいの気持ちで考えないようにして、あとは飛べるイメージだけをずっと頭に浮かべてやってた。(トリプルアクセル)6分間で結構軽く飛べたので、朝はすごい悪い感覚だったがそれに比べて6分の時はすごい今まで練習してきた感じの感覚があったので飛ぶ前から飛べそうだなって感じで思いっきりできたのでやっときたって降りた時思った。試合で決めたのは初。練習中の精度はすごく良くなってきて、自分の中でもレベルがそんなに高くないジャンプになってきた。でもやはり試合会場に来たときからすごい調子が悪くて感覚も狂い始めそうだったんですけど、今日の6分でやっと戻ってきたので今までの練習を信じて思いっきりできた。(トリプルアクセルが飛べるのは自分だけだが)佐上くんとは勝ったり負けたり、というか負け越してるんですけど佐上くんは失敗をしないので、自分にはトリプルアクセルがあるがそれ以外を失敗したら絶対勝てないとずっと思っている。でも逆に入ったら点数は勝てる可能性があるのは信じていたので、とりあえず今回はアクセル以外が良かったのでそこがこの結果になったのかな、という感じ。(その他のジャンプ)今日の朝はどのジャンプも全部だめだった。だからもうどうしようと思って、ここをこうしようとかあんま考えないで、とりあえず忘れて練習通りにやろうと思ってやった。(SP後の「思い切り暴れる」というコメント)最終グループにギリギリ入れてその中では自分が点数が1番低いし、年も1番下だし、だから全日本とか順位とかを考えないで思いっきりできた。(滑走順のグループの違い)結構大きい。自分の自信も違うし、自分は最終グループに入れる実力を持ってるんだっていうのをずっと頭にあって、リンクに出て行くときも自信持って出ていけるから点数の出方も違う。そこは結構大事だなと思った。(夏のアメリカでの練習)いろんな外国の先生に振り付けだったりスケーティングを見てもらってエクササイズというか、最初にリンクに乗った時にどういう動きをするかとかそういうことをいろいろ教えてもらった。ジャンプもハーネスを付けて上げてもらうのがあるんですけど、それとかもやって日本にはない教え方とかがすごく多くて刺激になった。(リンクに乗った時の動き)とりあえず足を動かしてまずは滑る。ただスピードを出して体を最初から動かしていくっていうことを言われた。向こうで見てもらった先生に体が動き始めるのが遅いということと、そこを直せばシニアとしても戦っていけると思うって最初に言われたので、まずは氷に上がったらバーッとダッシュすることから始めるようになった。(入学後からの変化)大学入って佐上くんをはじめとして近くに戦える選手がすごくいっぱいいてその選手たちと食事や練習、試合を一緒にするようになって負けてられないなっていうライバルでもあり仲間でもあるんですけど、そこの意識がだいぶ変わった。(先輩たちから教えてもらったり盗んだりすることは)教えてもらうことはあまりないが、先輩たちを見てこういう安定感が大事なんだなとかスピンをしっかり取らないとだなとかそういうのを近くで見て自分の演技で直せることを探している。(ジュニアではなくシニア)全日本選手権にすごい出たくて、テレビで見るのもすごい選手たちが出るのも全日本選手権だったから自分がそこにたどり着ける一番の近道はジュニアで全日本ジュニアに出て上位を取るということよりもシニアに上がってこの東日本に出ることが一番近いからと思ってシニアに上がった。(全日本選手権について)全日本に出るのは初めて。テレビでやってて出てる選手たちが知り合いとか先輩とかだけど出ててそこでかっこいい演技をしているのを見ると自分もここに立ちたいと前から思っていた。具体的な目標は1桁に入って強化選手に選ばれるのが第一の目標。これはシニアに上がるって決めたときから立てている目標で細かいところでいうと、アクセルをSPとFSの両方で決めたいっていうのとショートで第3グループに入りたい。試合とかでノーミスをしたことがないので全日本に合わせてやっていけたらな、と思う。(強気な発言)結構そういうことを言っていながら気にしてはいたりする。今回はそういう状況だったのでとりあえず思い切り、どうにでもなれと思ってできた。全日本でもチャレンジャー精神で行きつつ、ショートで落ちてしまっては意味ないので抑えるところは抑えないといけない。そこはあと2カ月弱あるので、そこでどう練習していくかを組み立てればそれはないかなと思う」

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