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扇の要として好リードでチームを支えた

硬式野球部  (29)神宮大会前インタビュー 牛島将太、佐野恵太

 悲願の日本一へ、柳メイジ最終章開幕だ! 春秋連覇を果たし、またも全国の舞台へ駒を進めた明大。春の全日本ではまさかの初戦敗退に終わったが、秋は打撃力が向上し、第2先発にも星知弥投手(政経4=宇都宮工)が台頭。柳裕也主将(政経4=横浜)に頼らずとも勝利できるほどの布陣が整った。5度のリーグ優勝を経験していながら、一度も日本一を経験していない4年生世代。最後の挑戦で頂点へ上りつめる。
 不動の正捕手となった。牛島将太捕手(営4=門司学園)は全試合スタメン出場し、2季連続のベストナインに選出された。好リードで投手陣の好投を引き出し、チーム防御率1.78はリーグトップ。扇の要としてリーグ優勝に貢献した一方で、打撃で苦しんだシーズンだった。東大とのカードでは8打数5安打と好調な出だしを見せるもその後失速。復調の兆しをつかめず今季2割2分と落ち込んだ。明治神宮大会では奮起が求められる。(この取材は10月31日に行ったものです)

――優勝の瞬間はどのような気持ちでしたか
春よりは自分は苦しんだシーズンだったので優勝できたことはすごくうれしかったですし、4年生が多く出て勝ったシーズンだったのでよりうれしかったです。

――柳裕也主将(政経4=横浜)と星知弥投手(政経4=宇都宮工)と力強い握手を交わしていましたが
今季も柳と星が引っ張ってくれました。柳にしても星にしても自分でゲームメークできるので、その二人に自分たち野手がひっついていくという感じでした。二人の活躍あっての優勝だと思っています。

――今季の収穫は
自分は活躍できなかったんですけど、監督に最後まで使っていただいて、結果として優勝できたので個人としてはふがいないシーズンだったんですけど、チームとしては優勝できたことは良かったです。

――2戦目で勝てたことは大きかったのではないでしょうか
星が本当によく投げてくれたのと、今シーズン出場し始めた川口だったり萩原だったりが、いい場面で打ってくれて、本当にバッテリーとしては楽になりました。4年間一緒にやってきて、自分は春から出させてもらったんですけど、川口とか萩原とかチャンスをもらいながらもなかなか生かせずっていうシーズンが多かったんですけど、柳を中心に4年生でいこうっていう話をしてその結果が出たんじゃないですかね。ピッチャーがいいので最少失点に抑えるのはもちろんですけど、間が良くなかったら特に先頭は気を付けていこうとか、そういう「流れ」のケアっていうのはピッチャーと話してやっていました。

――4年生のまとまりが強いチームということでしょうか
4年生のメンバーは本当に大好きなんですけど、毎日練習していてこのメンバーでやれて良かったって思います。誰かが調子悪くても誰かがカバーしてくれますし、お互いいい意味で励まし合ったりバカにし合ったりできる仲なので、いいメンバーだと思います。秋は就活と野球する側で分かれるんですけど、今年は本当に柳がお互いのことを話してチームをまとめてくれました。柳が中心にいるんですけど、アシストしてくれている4年生も優勝に向けて自分たちがプレーしやすいようにアシストしてくれるし、柳がそういうチームのマネジメントというかそういう部分でチームをまとめてくれたと思います。

――捕手として、柳選手と星選手はどのように映っていますか
星は柳に負けないっていう感じでやっていて、柳は星に負けないっていう感じでやっていました。お互いライバル視していますし、いい意味ではっぱをかけるじゃないですけど、「星の方がいいぞ」とか。柳はフィールディングが得意なんですけど、それを柳がミスしたら星も負けじといいプレーしますし、そこの二人のやりあいはチームとして見ていて面白いです。

――投手陣をリードする上で、今季はコミュニケーションを重視されたのでしょうか
柳ともたくさん話しましたし、齊藤(大将投手・政経3=桐蔭学園)とか、水野(匡貴投手・農3=静岡)とかも。あと伊勢(大夢投手・営1=九州学院)、橋(裕也投手・総合2=向上)、森下(暢仁投手・政経1=大分商)とかも。練習でもよく話しましたし、まだまだ足りないかもしれないですけど、そこはできたかなと思います。

――捕手出身である善波達也監督からはどのような指導がありましたか
配球にしても送球にしても全部に関してしつこくっていうか細かくずっと言っていただきました。言われているときはこう、嫌な思いというかまだ足りないまだ足りないっていう感じだったんですけど、秋優勝して「少しはよくやった」って言ってもらえてうれしかったです。

――ベンチを見る回数が減ったと善波監督に伺いました
意識はしていないですけど、勝手に成長していたのかなっていうのはありますね。今まではどういう感じでいけばいいのかっていうのを確認していたんですけど、春経験させてもらって、少しですけど監督の考えが分かるようになったのかなと思います。

――今季は打撃が不調でした
春活躍して、自分でも思っていた以上の結果が出たんですけど、秋は自分の実力不足ですかね。打てなくなってしかもいい打順で打たせてもらっているので、活躍しなきゃっていう思いだったんですけどなかなかうまくいかずにずるずる最後まで行ってしまったんで、そこはダメだなと思いますし神宮大会に向けて反省しなければいけないことだと思います。

――打撃で意識したことなどはありますか
トンボを振ったり、レーキを振ったり、ティーを打ったり基本の繰り返しでした。タイミングを取るのが遅くなっていたので、なるべく始動を早くっていうところですね。

――トーナメント制の神宮大会で捕手として工夫することはありますか
データがない中でやる試合なのでバッターの反応だったり流れでどういうプレーしてくるか分からないので、慎重にいくと思います。いいピッチャーが二人いるのでそこの良さは消さないようにやっていきたいです。

――最後に神宮大会への意気込みをお願いします
優勝した瞬間に春の借りを返すっていう気持ちが生まれてきたので、その気持ちでみんな持っていますし、ピッチャーを助けたいっていう思いはみんな一緒だと思います。そこで勝負を決める一打だったりそういうのが打てればいいかなと思います。春、リーグ優勝して日本一になるチャンスもらえたんですけどチームとして悔しい思いをしたので、秋またこうやってリーグ優勝することができてリベンジするチャンスをもらえたので、勝ちにこだわってやっていきたいと思います。

――ありがとうございました

◆牛島将太 うしじましょうた 営4 門司学園高出 180cm・80kg 捕手 右投右打

牛島 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
11
41
.220
通算
31
103
29
25
11
17
.282





リーグ戦の悔しさを神宮大会で晴らす
リーグ戦の悔しさを神宮大会で晴らす


 キャリアハイの打率でシーズンを終えた。主軸を任された佐野恵太内野手(商4=広陵)は今季3割2分5厘をマーク。今季は警戒され厳しいコースを攻められたが、しっかりと見極め10四死球とつなぎの役割も果たした。しかし持ち味の長打力は影を潜め本塁打0本と快音を響かせられず。神宮大会では頼れる4番として日本一へ導く。(この取材は10月31日に行われたものです)

――秋季優勝したお気持ちをお聞かせください
春優勝してそこから夏キャンプをして、一番は優勝してよかったです。まだ神宮大会があるので、最後まで頑張らないといけないなと思ってます。

――優勝した瞬間はいかがだったでしょうか
フライが来て竹村(春樹内野手・政経3=浦和学院)が後ろで捕って、みんな集まって行って。優勝した瞬間は実感がわかないというか、夢のような瞬間だったなと思います。優勝する瞬間にマウンドに集まるのは初めてだったので、秋は最後までみんなと一緒にグラウンドにいれてよかったです。

――今季を振り返っていかがでしょうか
打率は今までで一番残ったとは思うんですけど、打点がそんなに多くなくてもっと勝負のかかったところで打たなきゃいけなかったなとは思っていますね。幸いにも試合がまだあるので、勝負強い打撃ができるようにしないといけないなと思っています。今シーズンは納得できる結果では全然なかったなと思います。本当に今シーズンは後ろのバッターの川口(貴都外野手・法4=国学院久我山)、萩原(英之外野手・営4=九州学院)、大成(吉田内野手・国際4=佼成学園)だったりに助けてもらったなと思います。

――例年以上に4年生が中心となった秋でした
監督に「4年生が頑張れ」といつも言われているので4年生が一人でも多く試合に出て、一人でも多く試合に関われて、春とは違うメンバーで戦えて。同級生なので嬉しいというか、試合出る4年生が一人でも増えると今までとは違う思いがあって頑張ってきてよかったなと思います。

――特に川口選手、萩原選手の活躍が光りました
もともとバッティングは良くて、くすぶっているというか、なかなかチャンスをモノにできていなかったので活躍してもそんなに驚くような感じではなかったですね。やっと自分の力が神宮で出せれたんだなと思って。特に萩原とか同部屋でやっているんで、同じグラウンド立てて自分のことのように嬉しかったです。春は試合になかなか出れていなかったんで、優勝しても自分自身は悔しいというのを聞いていたので一緒に喜びを分かち合えるというか。特に最後の試合で打って、優勝を決めてくれたので、みんなで笑えて本当に良かったなと思いますね。

――今シーズンは四球が10個でした
ボールボールで攻められて変化球が多くなって、東大戦くらいで今シーズンの攻め方は変わっているなと思ってました。フォアボールで出ても自分の中では全然オッケーって感じでした。特に後ろの人たちが調子良かったので何とか塁に出れるようにと。見極めできてたのはよかったです。でも途中から攻め方変わってるなと変に意識してしまって、手を出しづらくなってしまう時期もありました。今までやってきた積極的に打ちにいくというスタイルはずっと変えないように意識しながら打ちにいって、ボールは見逃すという感覚で打席に立たないといけないなと途中で改めて強く思って、シーズン通して打席にはいれたかなと思います。慶応戦くらいで、ちょっとボールを見ながら見ながらって感じだったんで、何もあまり考えずにシンプルにいこうって思いました。

――今シーズン本塁打を放てませんでした
ホームランが出なかったのはシーズン中にあまり手を出せなくなって、自分らしい打撃ができなくなったからだと思います。自分が思うような結果が出なかったにしても、チームが優勝して本当に安心しました。

――早大1回戦では均衡を破る適時打を放たれました
あの試合はなかなか点が取れない中で柳が延長まで投げてくれて。相手のピッチャーは後輩で、竹村が粘ってフォアボールで出て、バントで送ってくれて勝負という場面だったのでそこは打たないといけないなと思ってました。どうにかして柳を助けられたらなという中でタイムリーが出たので。その試合は勝負強い打撃ができて唯一良かったなと思います。

――この秋カギとなったのはどの試合でしょうか
早稲田に負けてそこからズルズルいかず、立教の一戦目で勝てたところじゃないですかね。ずっと連勝できて、負け負けとなって。チーム的には動揺するかなと思ったんですけど、みんな春苦しい中戦ってきて、その時の経験が立教戦で生かされたんじゃないかなと思います。話し合いはしました。でも勝ち点落としても立教から勝ち点取れば優勝だったので。早稲田には負けたけど優勝して、日本一になれるチャンスはまだ残っているということで。その負けた後のミーティングから次の立教戦に向けてという形で、うまく切り替えはできたと思います。(ミーティングで)早稲田戦は結構ミスが出た試合だったと思うので、そのミスを今まで練習でやってきたことを立教戦で出そうということでしたね。最後のカードになるかもしれないということで逆に腹がくくれたというか。負けたら終わり、勝ったら優勝だということだったので。今まで4年間やってきたことを全部だそうという感じでミーティングはしましたね。去年は同じ感じで、優勝目の前で負けてって感じだったので。去年も出てた選手もいますし、自分もグラウンドにいたんで、勝つのと負けるのとではこんなに違うんだなと思いました。

――秋は全体的に打撃が目立ちました
夏のキャンプから打撃中心で練習を組んで、振り込んで。それがそのままリーグ戦に出たんのかなと思いますね。夕方に全体練習が終わってから野手の手がボロボロになりながら2時間振り込みして、今考えてみればそういうのがあったから春と違って打撃で投手を助けられたのかなと思います。スイングスピードを上げてやろうと長いバット、重いバットも振りました。

――春と秋でチームはどのように変わりましたか
もともと投手陣は春しっかりしていたので、打撃陣が春と大きく違ったと思います。春よりも試合展開が有利にずっと続いているなというのはありました。7連勝してる時は本当に明治ってかみ合っているなと。普段通りいけば、優勝できるだろうなといういい雰囲気、いい自信というのがみんなあったと思います。

――今年のチームの強みはどのような部分でしたか
去年のチームはみんないいバッターというか良い選手が揃っていましたが、今年のチームが始まった時は柳(裕也主将・政経4=横浜)しかって感じで。みんなあんまり経験なくて、成績もあまり出せてなかったので逆にそれがいい方向にいったというか、団結して戦えたかなと思います。

――立大戦前にはドラフト会議がありました
普段どおりではなかったなとは思いますし、やっぱりどこかで意識していたなとはあるんですけど。でも一番は明治の優勝に貢献したいという気持ちでやれていました。ドラフトの前日当日は緊張したなというのはありますね。

――明大での4年間振り返っていかがですか
1年生の頃は一度も試合に出れなくて、2年生からは徐々に経験させてもらって。本当によくしてもらったなというのが一番です。野手の中では一番試合にも出させてもらっているんじゃないかなと思います。明治に来ていい先輩、いい同級生でに巡り会えて良かったなと思います。優勝の回数も一番多い代でやってこれて、本当にいい思いをさせてもらってるなと思いますね。同じ野手として高山(俊選手・平28文卒・現阪神タイガース)さん、菅野(剛士外野手・平28法卒・現日立製作所)さんという存在があったので自分もそこに追いつけ追い越せでやらせてもらって、それで今の自分があるというか。あの二人の存在がすごい強い刺激になってたなというふうに思います。自分はバッティングの選手なので同じで左バッターでいい選手が先輩にいて良かったなと思いますね。

――神宮大会に向けて意気込みをお願いします
春はバッターがなかなか打てず一回戦負けで恥ずかしい試合をしてしまいました。秋はリーグ戦を戦った時と同じようにやっていけば負ける相手じゃないと思うので、六大学の代表として恥ずかしくないようにやっていきたいと思います。

――今まで応援してくださった方へ一言お願いします
スタンドでの明治の応援はすごくて、心強かったです。応援団、ファンの方を含めてあと多くて3試合なんですけど三試合とも勝てるように、一試合でも多くみんなの前でプレーできるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました。
◆佐野恵太 さのけいた 商4 広陵高出 177cm・77kg 内野手 右投左打


佐野恵 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
11
40
13
10
.325
通算
63
200
54
14
33
26
.270




[星川裕也・浜崎結衣]

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