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安堵の笑顔を見せる選手たち

バスケットボール部  4年生の意地 2勝目つかみ1部リーグ残留/関東大学リーグ1部2部入替戦

◆11・7〜11・9 第92回関東大学リーグ1部2部入替戦(代々木第二体育館他)
▼11・9 対江戸川大3回戦(代々木第二体育館)
○明大72{19―9、18―11、11−23、24−10}53江戸川大
 明大バスケで勝利した。勝てば残留、負ければ2部降格という江戸川大との3回戦。堅守と速攻であっという間に点差を広げ、前半を37―20の17点差で終える。続く第3クオーター(Q)ではリングに嫌われ点数が伸び悩んだが、第4Qに入ると再びディフェンスから展開する明大らしいバスケで点差を広げた。最後は田中井紘章主将(政経4=山形南)がシュートを沈め72―53で勝利。選手たちは歓喜に浸った。

 スターターは、齋藤拓実(営3=桐光学園)、會田圭佑(法4=市立柏)、田中井、今川友哲(営2=大阪桐蔭)、宮本滉希(政経3=明成)。

 鬼気迫る戦いだった。第1Qは齋藤の相手ディフェンスを抜き去る俊足ドライブなどで流れをつかむ。続く第2Qでは連続で24秒を守り切るなどディフェンスがはまり、前半を37―20の大差で折り返した。迎えた第3Qは、ファウルがかさみ一気に相手ペース。猛攻を抑えきれず、48―43と点差を5まで縮められた。しかし「一からっていう形でディフェンスから4ピリに臨めた」(齋藤)とすぐさま修正。強気のディフェンスで突き放した。決定打は残り2分29秒、今川の3Pシュートがバスケットカウントに。4点プレーとなり、勝利を確信した。72―53で試合終了のブザーが鳴り、入替戦二つ目の白星を獲得。田中井の目から安堵の涙があふれた。
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28得点10リバウンドと活躍した宮本
 
 二の舞いにはならなかった。前試合の大きな敗因はリバウンド。身長202cmのジャガ二―(江戸川大)を止めることは容易ではなかった。今試合では宮本、今川が二人掛かりで対抗。21リバウンド22得点を取られた前回とは一変、どちらも13に抑え勝利を呼び込んだ。リバウンドを抑えるとオフェンスの流れを取り戻し、宮本は今季最多の28得点。アシスト王の齋藤も9アシストとポテンシャルを余すことなく発揮した。
        
 4年生が意地を見せた。「今日戦えなかったら、今までのバスケ人生で絶対後悔してしまうと思っていた」(田中井)。4年間常に1部リーグで戦ってきた。4年生としてチームを2部に落とすわけにはいかなかった。オフェンスもディフェンスもいつも以上に泥臭く、強気で挑み、ルーズボールにも全力で飛び込んだ會田と田中井。會田は2部得点王である保岡(江戸川大)をアグレッシブなディフェンスで封じ、さらにはドライブで相手ディフェンスを切り裂いた。試合中盤、田中井は相手と激しく接触したが「点差も点差でしたし、絶対俺がやらないといけないっていう気持ちがあった」とコートで戦い続けた。第4Qではディフェンスやリバウンドに加え、要所での3Pなど圧勝の立役者になった。
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チームの原動力となった田中井

 下剋上を果たす。このリーグ戦、8連敗や入替戦など「すごい経験だった」(宮本)。他のチームより多くの不安、プレッシャーを抱え、反省を繰り返した。「ベンチも応援席も盛り上がってチーム一丸になって勝てたっていうのは自分たちにとって大きいこと」(森山修斗・政経2=瀬田工)と、この試合では控え選手も交代直後から気迫のこもったプレーを見せた。まとまっているとは言えなかったチームが連敗を乗り越え、入替戦を乗り越え「またさらに一つになれた」(會田)。11月21日からはインカレが開催される。長かった秋を終え、格段に強くなった明大。「インカレで明治の旋風を吹かせたい」(田中井)。狙うはもちろん、頂点だ。

[日野空斗]

試合後のコメント
間宮誠学生コーチ(国際4=京北)

「1戦目に差が開いてたこともあって、二戦目は多少気の緩みもあったかもしれないし、相手も負けられない戦いだから、三戦目になったけど難しいことは言わずに、ディフェンスも泥臭くリバウンドも泥臭く自分たちのバスケットをやればいいんじゃないという話はしてた。自分自身ベンチにいて、會田だったり田中井のプレータイムが長くて四年生の力は感じた。田中井はたんこぶがすごい腫れ上がっちゃってて、それでも出るって言って出たのはキャプテンとしての自覚もあったと思うし、本当に四年生の力を感じた。リーグ戦8連敗から始まっていろんなことがあったけど、僕らが1年のときから1部でやれたのは先輩たちが残してくれてたからだったから、四年生としては絶対に後輩に2部ではやらせたくないっていうのがあった。リーグ戦全部で21試合やったけど、まだまだ60パーセント70パーセントだと思ってる。もっともっとまとまって噛み合わせて、インカレもこの勢いで上に行けるように頑張りたい」

田中井
「うれしいというのと自分の中でのモヤモヤが消えた。2部に落ちちゃうんじゃないかとかいうのがあったので、スッキリした気持ち。本当に自分たちのようなゲームはしてほしくない。今まで苦しいゲームばかりで、後輩たちに助けられていた部分があったので、今日こそは絶対4年生が引っ張るんだって、自分自身チームを1部に残すんだっていう気持ちを持って臨んだ。圭佑(會田)と自分で相手のエースを責任持って守るっていうことをチームには言っていたので、それを全うできたのはよかった。入替戦は4年生の勝負だとずっと言われていた。自分たちは昨日情けなかったので、今日戦えなかったら、今までのバスケ人生で絶対後悔してしまうと思っていた。(後輩を1部に残せたが)自分ら4年生的にはこれが精一杯の力だったのかもしれなかったけど、来年はチーム的にも宮本だったり、吉川だったり、拓実もずっと試合経験して、今日も綱井だったり、森山だったり、今川も試合経験して、リーグ始まる前と見違える選手になったので、来年こそいいところにいける。自分と圭佑っていうのはリバウンドとディフェンスが優れていたっていうのがあったので、来年そこの穴を埋める必要がある。誰が守備的なことをできるかっていうのは来年の課題なので、そこを試合出てない選手だったり、応援していた選手が気付いて、自分がディフェンスやろうっていう気持ちになれれば、自分と圭佑や4年生が残したものが、来年につながると思う。(第3Qご自身のファールで相手にバスケットカウント)バスケットカウント入れられたことよりも頭痛いと思っていた。一瞬フラっとはきたんですけど、点差も点差でしたし、絶対俺がやらないといけないっていう気持ちがあった。(第2Qで24秒間を2回防ぎ切る)本当にあの時は、圭佑始めディフェンダーがプレッシャーかけていた。(16得点を挙げられたが)昨日0点で悔しくて、帰ってから、俺がなんとかしないといけないんだとずっと思ってて。それで1試合目と同じように、自分が1Qから強気なオフェンスだったり、攻撃的なディフェンスでチームを引っ張ろうとした結果が16得点につながったと思う。16点取ったっていうのもあるんですけど、森山がしっかりディフェンスしてくれたから、ルーズボール追って2点取れたり、拓実がボール運んできて、それで、自分のノーマークしっかり作ってくれたりとか、宮本がオフェンスリバウンド取ってくれたから、自分がしっかりシュート打てたとか、本当に結果的に自分が点を取っただけで、チームには感謝したい。(主将として)8連敗して、チーム的にも波に乗れず、悩んでた時期があって、そこからチーム一つになって、そこから入替戦になって、いい形で終えて、後輩たちにつなげた。リーグ戦で色々ありすぎた2ヶ月間だった。(インカレに向けて)チームが成長してきて、強い明治っていうのをインカレで見せれるように、もう一回原点に戻って、リバウンドだったり、ディフェンスだったり、ルーズボールっていう基本的なことから勝ちにつながってくる。天狗にもならずに、謙虚な気持ちで練習に臨むことが大切。インカレで明治の旋風を吹かせたい」

會田
「3戦目は少し出だしで緊張してた部分はあったけど、ディフェンスからうまくリズムがつくれた。自分の代で(2部に)落としたくはないっていうのがあったから、何が何でも勝ちたかった。監督にもぶっ倒れてもいいからやってこいって言われてたので必死になってやった。やってる感じで負ける気はしなかったし、昨日は最後単発になってたりしたけど今日はドライブも混ぜてやれて修正できた。最初はチームとしてまとまれてなかったけど、二周目からチームとしてまとまってやれたし、入替戦でまたさらに一つになれたのでインカレはいいかんじだと思う。四年生になって責任は今までより大きいし、キーが四年生っていうのも分かってたから重く感じてやってた。とにかく後輩に1部残留で残せてよかった。(田中井が)リーグで結構苦しんでて、それを見てるから本当に良かったと思う。(インカレは)留学生がいるらしいけどしっかりやって専修で勝負できれば。相性は今のところ悪いけど。四年生でしっかりチームをまとめて優勝目指します」

小谷拓哉(文4=育英)
「本当に良かった。安心しました。負けたくないという気持ちしかなかったので、自分はディフェンスから入ろうって思って何とかディフェンスでつなげられた。3Qは相手のムードになっていたので、どうなるかなって感じだったけど、4Q出だしで會田とか田中井が強気でいってくれた。(試合前は)ここまで来たら、技術うんぬんじゃなくて気持ちってみんなで話していて、4年生筆頭に気持ちで勝てた。最後田中井も會田も、ベンチも一緒になっていいゲームだった。リーグ戦後半から気持ち上げて来れて、この入替戦も気持ちで勝てたのでインカレの弾みになる」

齋藤
「3ピリで5点差まで縮められたのは、前半のディフェンスができてなかったから。しっかり締め直そうって4ピリに入れた。前半はディフェンスしっかりやって、相手の得点源を抑えられたのでああいうロースコアにできた。大事な試合になった時の4年生の力って偉大だなって感じた。會田さんと田中井さんが抑えてくれたおかげ。(宮本と今川は)あの二人がジャガニーを飛ばせないようにしてくれていた。サイズがあったり、留学生っていう部分はどうしても仕方がない部分があると思うけど、最大限のことをやってくれて、ジャガニーも思うようにできていなかった。(3ピリは)縮められたときにどうしても慌ててしまう部分はあったけど、しっかり声掛け合ってできた。一番良くなかった時間帯はやっぱり3ピリ。しっかりリセットというか、一からっていう形でディフェンスから4ピリに臨めたのは大きかった。昨日はやっぱり気の緩みだとか、こっちは1部で相手は2部っていう、初日に勝ってるとか、チーム全員が危機感を持ってたかと言われればそうではない。だからああいう結果に。1勝1敗並んだことで、みんな危機感を持って、いいモチベーション、緊張感を持って試合に臨めたんじゃないか。(インカレ)初戦から天理大で、留学生もいたりだとか、専修もフィリップがいる。江戸川みたいに留学生がいるチームと戦えたのはいい経験。これを糧に、インカレでどうすれば勝てるっていう勝利法も徐々に明確になりつつある。負けたら終わりの一発勝負。一つずつ勝ち星を挙げたい」

宮本
「本当に嬉しいです。もし負けてたら明日から2部だったんで、それ考えたので今はほっとしてる。明日からまた1部でやれるっていうのが嬉しい。(今川とジャガニーを抑えた)今川と一緒に守って、かなり助けられたとも思う。結果抑えられて良かった。(28得点)シュート落としすぎたっていうのは自分の中で反省してて、でもこれをインカレにつなげられると思うんで、今日とかの経験をインカレに生かしていきたい。(切り替え)昨日は全体的に審判に文句を言ったりとか、その時点で勝負になってなかったのかなって思ってた。今日はキャプテンが審判どうこうじゃなくて自分たちのバスケをちゃんとやっていれば、審判も自ずとファウルとか吹いてくれるって言われてたんで、ちゃんと今日は自分たちのバスケットを徹底してやれた。ルーズボールとかはじいたやつもみんなでしっかり走って、リバウンドもみんなでっていうのを話したんで、だいぶ楽に勝てた。昨日で決めたかったですね。(第3Qの11−23)最初でイージーなシュート落としたり、シュートのイージーミスが原因。シュートが入んなくてオフェンス全然ダメだったけど、ディフェンスから展開できるようにみんな走ったりしてたんで、そこでなんとか踏ん張れたところは大きいと思う。6人目7人目とか、交代のメンバーも頑張ったからこういう結果がついてきたんだなって感じたし、インカレもこういう雰囲気でやっていけば結果はついてくると思う。これから結構長い時間あるんで、練習でもっと向上して行きたいと思えた。(最後に一言)すごい経験だった。今は体を休めたい」

吉川治耀(情コミ3=京北)
「最高。本当4年生に感動した。勝負所で決めてくれるところとか、本当に偉大だなって。途中焦って詰められたけど、落ち着いてやれば勝てるって思ってた。(試合前)昨日は本当にみんな落ち込んでたけど切り替えるしかないっていう話をした。それでみんな今日に合わせてきてくれて、こうやって勝てた。昨日やられてた保岡とジャガ二―しっかり抑えようっていうのと、リバウンドの部分、そこを今川が抑えて滉希が取る。滉希が抑えて今川が取るみたいにうまく動いて徹底してくれてた。(エース2人を抑えた)完璧なディフェンスだった。みんながやることやってて、保岡も會田さんが止めてくれたし。本当に4年生かっこよかった。(第2Q連続24秒守りきった)前から当たってて、運んでくる人とかすぐパスして逃げてたけど、それを森山だったり今川だったり、センター陣がしっかり守ってくれたりリバウンドしてくれてたのが良かった。(勝因は)気持ち。気持ちしかない。昨日拓実が言ってたのは球際が弱いってことで、まあ今日もそういうのあったけど、昨日より集中して決めれてたから勝てたのかな。ルーズボールの後の走りとかもみんなすごかったと思う。でも2対1とかの時の速攻の決め方が明治本当にダメで、今日もそういうの何個も出てもったいない部分があった。そこは絶対取らなきゃいけないとこなので、インカレまでにはしっかり修正したい。滉希とかも28点も取ってくれて、みんな本当に良かった。(最後に一言)こうやって4年生が勝たせてくれたし1部残してくれたので、来年は1位目指して頑張ります」

今川
「超嬉しい。超安心です。試合前は吐きそうでえずいてました。(監督からどのような言葉を)気持ちで負けるなっていうのと、やることしっかりやるということを言われてた。みんな負けたくないっていうのと、来年から2部は絶対嫌だっていう気持ちでやってたと思う。(バスカンスリー)あれは気持ちよかった。でもあれはもう偶然で、お祭りみたいな感じだった。今までリーグ戦通して、保護者含め打つな打つな言われてたスリーが入ったってことで、最後終止符打ったっていうのは間違いないことなんで、これからも自分を信じたプレーをしていきたいと思います。(4年生)やっぱり最後4年生が強気でやってくれたんで、疲れてきた時とか、4年生の力が本当にすごかったです。(ディフェンス)昨日は保岡に31点ジャガニーに22点取られてたんで、そこを全力で抑えようと話してて、そこが成功したんだと思う。控えの選手とかもガッツあるプレーでつないでくれたなっていうのはすごく感じます。やっぱり気持ちで勝った部分は大きい。(最後に一言)インカレ絶対にベスト4いって、筑波倒して、優勝。そしてメダルをここ(胸)に飾りたい」

森山
「(今日の試合)前半、自分のプレーではいい流れで3Pシュート打って、離したい時に決めれて、20点いかないくらい離せて、いいプレーできたと思ったけど、ディフェンスも結構動けて良かったけど、一旦交代して、後半途中からまた出場して、自分のミスで点差縮まった感じがあったので、チームには申し訳ないと思ったけど、4年生の田中井さんと會田さんが頑張ってくれて、チームで勝てたので、今日は本当にうれしい。ベンチも応援席も盛り上がってチーム一丸になって勝てたっていうのは自分たちにとって大きいことなので、インカレに向けて一段とレベルアップでは上位目指して、頑張っていきたい。(試合前に監督からは)自分たちで話せと言われた。キャプテン中心になって自分たちで話すという風になっていたので、自分も思い切ってプレーできたかなと思う。(田中井主将の存在)チームの雰囲気が悪い時に、1番最初に盛り上げてくれるので、助かった。(インカレに向けて)リーグ戦とは違って、1回負けたら終わりなので、1試合1試合大事に挑んで、リーグ戦では9位なので、チャレンジ精神を持って、どんどん上に行けたらいいなと思う。(インカレでは)狙っているのは優勝。1回戦は天理大っていう関西のチームで、自分も関西出身なので絶対に負けたくない。順当にいくと専修と筑波に当たるけど、勢いがあれば勝てると思うので、1試合1試合集中して頑張っていきたい」

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