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高校で培ったキャプテンシーを大学でも発揮


東京六大学野球 2016〜秋〜  (33)神宮大会前インタビュー 河野祐斗、齊藤大将  

 悲願の日本一へ、柳メイジ最終章開幕だ! 春秋連覇を果たし、またも全国の舞台へ駒を進めた明大。春の全日本ではまさかの初戦敗退に終わったが、秋は打撃力が向上し、第2先発にも星知弥投手(政経4=宇都宮工)が台頭。柳裕也主将(政経4=横浜)に頼らずとも勝利できるほどの布陣が整った。5度のリーグ優勝を経験していながら、一度も日本一を経験していない4年生世代。最後の挑戦で頂点へ上りつめる。
 スタメン定着に向け、攻守ともに成長を見せた。二塁手争いの一角を担う河野祐斗内野手(文3=鳴門)。初戦の東大1回戦ではスタメンに起用され、リーグ戦初本塁打も含む猛打賞の活躍。鳴門高校の主将を務めていたこともあり、最前で声出しをするなどチームの士気を高めることにも尽力した。(この取材は10月29日に行ったものです)

――春秋連覇を果たした感想をお聞かせ下さい
春秋連覇しようって目標で始まったんですけど、オープン戦とかも課題がある中少しずつ克服できたところが連覇につながったんではないかと思いました。秋勝つのはやっぱりすごく難しかったんですけど、春と違って序盤はスムーズに進んでいって、早大戦終わってからの立大戦に向けて春の粘り強さがつながっていい形で優勝できたんじゃないかなと思います。

――優勝した瞬間はどう思われましたか
最終戦はスタメンで起用してもらって、途中で交代したんですけど、自分と代わった竹村(春樹内野手・政経3=浦和学院)も出てるメンバーもすごく頑張ってたのでどうにか1点でも多く取って勝てるように応援しました。

――優勝後はどのようにお祝いしましたか
宿舎に帰ってきたのが5時くらいかな。遅かったんですけど帰ってきてからみんなで食堂で軽食食べてOBとかトレーナーの方とかと一緒に少し祝賀会みたいなのをして、監督も一人一人と握手してありがとうみたいな、そういう感じのお祝いをしました。

――河野選手にとって今季はどんなシーズンでしたか
開幕スタメンで出してもらって滑り出しは良かったんですけど、やっぱりなかなか続けて良い調子を作っていくのは難しい。なのでどうにかそこを克服して来年の春、今回の反省を生かして頑張らなきゃいけないなという気持ちです。

――手応えを感じた部分はありましたか
スタメンで出てないときも代打とか守備固めで出してもらったんですけどそこで良い結果も出たし悪いところもあったし、そういう経験を積み重ねていく中で少しずつ成長できているのかなと思います。

――東大1回戦でリーグ戦初本塁打を打ちました
今季初試合で開幕戦で初スタメンだったのでどうにかチームのために貢献しようという思いで試合に臨んだんですけど、ホームランって結果になったんですけど全然狙ってなくて。打った瞬間、角度は良かったんですけどそこまでいい手応えではなかったので、とにかく入ってくれと願って回ってました。

――本塁打も出た今季ですが打撃の方は全体としてどのような調子でしたか
中盤くらいは代打で起用される以上は振ってチームに1打席でも多く貢献したいって思いで打席入ってたんですけど、2割7分くらいだったんでもうちょっと確率上げて、スタメンで出たときもチームに貢献できるように頑張りたいです。

――以前「守備では10割目指す」とおっしゃっていましたが今季守備の方はどうでしたか
東大戦で1つエラーしてしまって、しかもそれがタイムリーエラーだったんで振り返ってみて今季一番の反省点だと思うし、やっぱり練習からしっかりエラーしないように試合を想定して取り組んで、野球以外でも私生活とかをしっかり見直して試合に臨んでいくっていうのを学べたかなと思います。

――二塁手としては竹村選手、宮崎新内野手(文3=履正社)と並んで起用されましたがお二人についてはどう思われますか
2人ともいい選手ですし、試合に出たら結果残すので。3人の中でも出た人がしっかり頑張ってその人が駄目でも他の2人がカバーして、みたいな。団結じゃないですけど3人で一つになって1試合でも多く勝っていこうというのは言ってました。竹村とは普段でも一緒にいますし宮崎とも学部一緒なので学校でも一緒にいることが多いし、3人は野球以外の面でも話したりするのですごく仲良いと思います。遊びにいったりもしますし。

――3人の団結を示すエピソードなどはありますか
ゲーム前ノックとかポジションに行ったときに3人で頑張っていこうみたいな声かけは毎試合してましたし、自分がベンチでいるときは他の2人に道具とか水とか持っていったりしたし、自分が出ているときは他の2人がグローブとか持ってきてくれたり、そういうのはすごくありがたい。出ていたら2人のために頑張ろうと思うし、ベンチでいたらその人がいいプレーできるように何かサポートできるように頑張ろうって思うし、すごくいい関係性だったなと思います。

――エースとしても主将としても柳選手が活躍されましたが河野選手としてはどのようにご覧になっていましたか
柳さんは結構背中で引っ張っていくタイプのキャプテンだし、悪いところは悪いってチームに指摘するのも欠けてないですし、やっぱり人間の芯が育っているというか、誰もがついていく人間性だったりそういうところが素晴らしいと思う。キャプテンするしない以前にあの人の人間性っていうのは見習っていかなきゃいけないなと思いますね。

――4年生が活躍したシーズンでしたが1つ下の学年から見てどのように思われましたか
最後のシーズンでしたし、全体練習とかそれ以外の自主練習だとか、そういうところの取り組みはすごくやってたので、それを一緒にやる中で感じれたし、自分たちも負けないようにって思いで練習してたんですけどやっぱり最後のシーズンに懸ける思いはみんな強かったですね。特に牛島さん(将太捕手・営4=門司学園)とかは結構自主練習とか課題に対して取り組む姿勢もすごいし、そういう全体練習以外のところで頑張ってる選手は見習っていかなければいけないと思うし、人前でやるより陰でやる選手の方が本番に強いと思うので努力する姿などは見習って自分も頑張っていきたいなと思います。

――唯一勝ち点を落とした早大戦の後、チームはどのような雰囲気でしたか
火曜日までいって、次の試合まで3日しかなかったので、もう早大戦に負けたことは切り替えて次の立大戦で勝ち点取れば優勝って条件だったので、そこに全員で向かっていきました。

――善波達也監督からは今季の活躍をどのよう評価してもらっていましたか
口からは何も聞いてないですけど、最終回の先頭打者とか、回の先頭打者で代打とか出してもらったり、最終戦もスタメンで出してもらったり、春よりかは使ってもらえる機会も増えたので、このまま使ってもらえるように努力していくだけだなと思います。

――今季最も印象に残った試合は何でしたか
立大1回戦取ったときかな。早稲田に負けて、とりあえず次の初戦が一番大事だと思ってたので、チーム自体も苦しんだんですけど競り勝って。あの1勝はすごく優勝に向けた大きな1勝だと思いますし、ロースコアで競り勝ったのであの勝ちは少ないチャンスで点取って粘り強く守っていくっていう明治らしい野球ができて、優勝に近づいた試合だったのですごく印象深いですね。

――夏に取り組んだことは秋で生かされましたか
夏はバット振り込んできたし、守備も数多く。数を今までの質より数受けようとか、数打とうとか数バット振ろうって取り組んできたので、その結果は少し出たかなと思います。

――チーム全体としても夏の打撃練習の成果が出たシーズンでした
その日その日調子も少しずつ違うので、同じいい状態で迎えるというのは難しいんですけど悪い状態の中でもどうにか塁に出るとか、その日悪いってなったときにどれだけできるかだと思ってるので、そういうのはいい感じでできたかなと思います。

――チームの最前で積極的に声かけしている姿がよく見られます
それが自分の取りえというかチームの役に立つ一番だと思うので、チームが落ち込んでるときも一番に声出して、いいときはいいときでみんな声出している中で、自分も声出してみたいな。声かけるってのが一番大事なことだと思ってるので、それは欠かさずにこのリーグ貫き通してきました。

――他に声を出していると思った選手はいますか
学生コーチなんですけど、ずっとベンチにいる竹下さんとかは、自分が出れない分、出てる選手に声かけたりしてるんでそこは素晴らしいなと思います。

――今季見つかった課題を教えて下さい
今季スタメンで出してもらって、中盤打てなくてスタメンから外されたり代打でもあまり起用されなくなったりした中で、もっと出てる中で安定した攻守をして、監督からあいつが守ってるところに打たせれば大丈夫だとか、打席立ったら打ちそうな雰囲気あるなとか、そういうのを印象づけるのが一番大事だと思うので、もっと上目指してやっていきたいです。

――神宮大会ではどのように活躍していきたいですか
活躍というか、自分が与えられたプレーをしっかりこなしていけるようにしたいのと、春の選手権で初戦で負けちゃった悔しさはみんな持ってると思うので、とにかく日本一獲れるように一戦一戦勝っていくのみだと思います。

――あと2週間で何をしていきたいと思っていますか
もう一回体を追い込まないと3試合連続を耐えられる体力は厳しいと思うのでそこから調整というか自分の調子を上げていけるように頑張りたいです。

――ありがとうございました

◆河野祐斗 かわのゆうと 文3 鳴門高出 172cm・72kg 内野手 右投右打

河野 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
15
.267
通算
15
24
.292




2大エースを支えていく
2大エースを支えていく
 
 胴上げ投手も、満足はいかなかった。齊藤大将投手(政経3=桐蔭学園)は今季もリリーフとして6試合に登板。しかし、短いイニングながら四死球6と、制球に苦しんだシーズンでもあった。神宮大会に向け、左腕の復調が待たれる。(この取材は10月29日に行ったものです)

――立大2回戦、リリーフとしての登板を知らされたのはいつごろでしたか
最初試合の中で全員いくみたいな感じで、流れ的に柳さんは前日にあれだけ投げてくれたのでないっていう形で、6回くらいからは常に試合出るぞとは言われてて、自分の中では後半投げるつもりでいたので、いつ言われたというよりは試合の中盤くらいからいくぞっていうふうに言われてました。

――監督さんから声かけなどはありましたか
今日はもうお前しかいないからっていうのと、代表のときも最後の試合、大事な場面で投げさせてもらったので、代表のときを思い出して責任感持ってしっかり投げてこいと言われました。大事な場面でそう言ってもらえるのは期待されてると思っていいですけど、今季は正直自分としてあまり調子が良くなかったので、不安な部分が結構多かったですね。

――星選手からも声はかけられましたか
回の途中からランナー背負った状態で出させてもらったんですけど、星さんからはランナーたまった状態で代わってごめんじゃないですけどそういう感じと、あとは任せたぞって言ってもらったので、絶対に抑えなきゃいけないなと思ってマウンドに上がりました。

――立大の笠松選手が球を打ち上げた場面はどういう思いでしたか
あの前2人ヒットを許してランナーが一、二塁で捕るまで何が起きるかわからないので本当にグローブにしっかりボールが収まるまで捕ってくれって思って見てました。収まった瞬間はほっとしました。ああいう緊迫した場面で出ていったので。

――優勝後、宿舎に帰ってからはどのように過ごされましたか
宿舎に帰ってからはチーム全体で祝勝会みたいな感じでやって、みんなで盛り上がったりして、ベンチに入ってない部員も全員で優勝をみんなで喜び合いました。羽目を外したりまではしてないです。まだ目指す場所があると思うので、そこはそれまで取っておけばいいんじゃないかなと思います。

――今季の登板を振り返っての感想を教えて下さい
今季はすごい四死球とか球数が多くて流れを自分が悪くしたり点に絡んだり。チームとして自分がしっかり抑えなきゃいけないところで、逆にランナーを出して代わってしまうという試合がすごく多くて、チームには迷惑かけたなっていうのが反省かなと感じてます。

――不調の原因はどこにあると思われますか
腕の位置を下げたりしてそれをシーズン始まってるぐらいで色々やってみて、それがうまくいかなかったりして。自分が対応していかなきゃいけないんですけどそこがうまくいかなくて。元々あまり今季良くなくて何かを変えていかなきゃと思ってたんですけど変えたら変えたでまたうまくいかなくて自分の投げ方がわからなくなったので、それが今季の不調の原因かなと感じてます。

――同時に7つの三振を取りました
今季はどっちかというと四球とかが目立ってしまって、三振を取るっていうよりもストライク見逃してくれたりとか相手がボール球を振ってくれたりとかが多かったと思うので、あまり三振の数というのは気にしてないですね。

――夏に取り組んだことは秋に生かされましたか
夏は足の歩幅とか広さだったり角度だったりをやってたんですけど、それがうまくいかなくて。それも無駄になってるとは思わないんですけど、また0からじゃないですけど方向性を変えてみて今やってるので、それが生きてるかどうかはまだわからないです。

――今季の収穫を教えて下さい
今季は腕の位置を少し下げてみて、下げたことによって打者から見づらい球が出るってわかったのが収穫かなと思います。

――6試合のうち、一番印象に残った試合はどれですか
やっぱり優勝が本当は一番印象に残ってるんですけど、一番気にしてるのは早大2回戦、四球を2回出して3分の1イニングで交代してしまった試合。それが今まで自分が野球やったきた中で一回もなかったことで、そういうことをしてしまったのが一番やっちゃいけなかったなと感じてますね。

――早大戦が唯一勝ち点を落としたカードでしたが、落としたときはどう感じられましたか
負けてもまだ終わったわけじゃないって言ってて。1戦目終わってその後負けて負けてってつながったんですけど、2戦目落とした後に勝ったから優勝が決まるわけでもないですし、2戦目落としたから優勝がなくなるわけでもないので、3戦終わった後に立大戦勝てば優勝だから切り替えてしっかりやっていこうという話は出てました。

――齊藤選手ご自身はどう思われましたか
自分がしっかり投げていれば2戦目のリリーフが柳さんだったり3戦目の先発も柳さんと柳さんがずっと投げてしまって、ああいう部分もなかったと思うので、自分は早大戦終わってからしっかり投げれてればって思って、毎日100球ずつくらいずっと投げこんで。今も投げ続けてるんですけど、取り組んでしっかり投げれるようになるのが大事なんじゃないかなと思ってますね。

――リリーフを中心に活躍していた星選手が今季は第2先発として活躍されましたがその姿がご自身に重なったりはしましたか
実際任された部分を投げるだけだと思うので、そういうのは特にないですけど、しっかり対応できている部分は見習っていかなきゃいけないと思うので、もし自分が来年そういう立場になったらしっかりやっていけるようにしたいと思います。

――エースとしても主将としても活躍された柳選手の姿は齊藤選手にとってどのように映りましたか
苦しいときも苦しい感じを出さなかったりとかチームのために何ができるかを考えていて、キャプテンとしてのエースとしての責任はすごい見てて感じます。背負ってやってるんだなって伝わってくるので、そういうところが本当に人としてすごいところだなと思いますね。あの人がキャプテンになってからは、ずっとすごいと思うところが多くて、やることやること責任があるというか、この人ならしっかりやってくれるだろうって感じられます。

――春秋連覇の要因は何だと思われますか
春は1勝1敗で3戦目って形が毎試合で、2戦目星さんとか水野(匡貴投手・農3=静岡)が投げたりして2戦目の先発が決まってなくて、柳さんが頑張ってチームも粘って打って2勝1敗の5カードって形で、粘り勝ちだったと思うんですけど、今季に関しては星さんが2戦目の先発をやってくれて2戦目が決まったのと春よりも打線がレベルアップしたことが春秋連覇につながったと思います。

――投打ともに4年生の活躍が目立ったシーズンでしたが、1つ下の学年から見てどういうふうに感じましたか
4年生か活躍するのがチームを引っ張っていく上ですごいいいところだと思います。逆にそれを言えば4年生以外が出てきてないってことは来年の春から4年生が抜ける分は大きな穴となってしまうので、4年生以外もしっかりやってくれればなと感じてますね。

――神宮大会ではどのような投球をしていきたいですか
リーグ戦は正直ストライクが入らなかったり自分の使いどころとかも監督にとって難しい部分がすごい多かったと思うので、安定した投球をしっかりしてチームに貢献できればなと思います。

――神宮大会までの2週間で何をやっていきたいと思っていますか
まだ2週間もあるので、しっかりトレーニングを重ねてその上で自分が足りてない部分がすごい多いのでしっかり投げ込んで自分のものにできる部分はして、2週間後に挑んでいければなと思います。今は腕の高さを変えたりしててそれが癖として上がってしまうときがあるので上がらないようにするのが、一番大変ですけど常に意識してやっていかなきゃなと思います。

――最後に神宮大会への意気込みを教えて下さい
1年のときもチームとして出場して、準優勝で終わってしまって。(六大学)優勝は自分たちの代も4回してて、それはすごい多いと思うんですけど春秋合わせて日本一に1回もいってないので今季こそ日本一獲れるように頑張っていきたいと思ってます。

――ありがとうございました

◆齊藤大将 さいとうひろまさ 政経3 桐蔭学園高出 179p・77s 投手 左投左打

齊藤 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
33
2.25
通算
35
252
60 2/3
47
26
66
15
2.23




[三ツ橋和希]


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