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BK陣で密にコミュニケーションを取り合った


俺だ。  (20)林祥太郎 半年ぶりの戦線復帰 コミュニケーションでチームを一つに  

 
 紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。

 第20回は、ウイング林祥太郎(文4=常翔啓光学園)。思い切りのいいアタックを武器に2年の春には紫紺をつかむなど、充実のシーズンを送っていた。意気込んで臨んだラストイヤーであったが、4月の招待試合で前十字靭帯を断裂。半年に及ぶリハビリを経て国学大との練習試合で復帰を果たした。チームを離れていた間もプレー以外の面でチームを後ろから押し上げてきた林。自身のラグビー人生に終止符を打つ最後のシーズンにつめ痕を残す。
「Cチーム 後半流れをつかみ国学院大に快勝/練習試合」(11月12日更新)の記事を踏まえた内容となっています。本記事と併せて、そちらもご覧ください。

――C戦・国学院大戦(68―5で勝利)を振り返って
 本当に久しぶりで割と緊張していました。でもゲームが始まったらゲーム感覚も戻ってきました。自分のプレーはできたと思います。

――外側からの声出しが印象的でした
 ケガ明けっていうこともあって、より一層まわりとコミュニケーションをとらなければいけないと思っていました。後輩たちにもコミュニケーションをとる大事さを伝えられたらな、と思ってたくさん声を出していました。

――長崎ドリームチーム戦で前十字靭帯を断裂しました。そのときの心境を教えてください
 今まで大きなケガはなくて、鎖骨を折ったことがある程度。ぎりぎり間に合う、とは言われていたので全く諦めていなかったです。いつかチャンスは来る、だからいつチャンスが来てもいいように早く治そうと思っていました。

――リハビリは順調に進みましたか
 ドクターやチームのトレーナーがしっかり組んでくれていたので、思っていたより一週間早く復帰できました。そういう人たちの助けが大きかったです。とても感謝しています。

――同時期に副将の成田秀平副将(営4=秋田工)もケガをしました
 一緒の時期にほぼ一緒のケガをしたので、二人でこの動きは痛いとか確認ができました。自分の方が(ケガをしたのが)一ヶ月早かったので、経過の話とかもしましたね。心の支えになっていたと思います。お互いAチームで出ていたこともあるし、(二人のケガは)チームにとってマイナスだったと思うので、二人で頑張って治そうと言っていました。

再びプレーすることを目標にリハビリに励んだ
再びプレーすることを目標にリハビリに励んだ

――ケガの時期はどのような思いで過ごされましたか
 ケガ人になったらケガ人なりの、4年生の立ち振る舞いがあると思っています。試合に出られないからといって、チームを一切助けられないという感覚はなくて。下のチームやケガ人からチームを盛り上げていくということでは、別にフラストレーションとかは溜まっていなかったです。試合には出たかったですけど(笑)

――ケガ人の4年生の立ち振る舞いとして意識したことを教えてください
 上のチームを見てきて下のチームを見ると、やっぱり足りないところがあると思いました。やる気が出ないじゃなくて、やる気を出す気がないような選手も正直います。そういうやつらを引っ張っていこうと思っていました。

――目標にしていた先輩はいますか
 康一さん(平28政経卒・松浦康一)です。プレーも私生活も尊敬していた先輩でした。先輩後輩関わらずフレンドリーに話しかけてくれていました。自分もそういう風に振る舞えたらなと。高校の時とかはあんまり後輩とつるむようなタイプではなかったですが、今は割とみんなに声を掛けられるようになったと思います。

――リハビリ期間の様子を教えてください
 夏合宿中はリハビリ自体がきつかったんですけど、みんなで声を掛け合ってやっていました。ケガ人も最初は個人で頑張っていた印象がありましたが、最後はみんなできつい練習を乗り切れたと思います。合宿期間中はケガ人部屋というのがあったんですけど、誰の指示でということではありませんが夜にみんなで集まってミーティングをしたりしました。楽しくやれたと思います。

――チームがうまくいっていない時に心掛けていたことはありますか
 シーズン頭に秀平(成田)や昨年のメンバーがケガをしたりと、自分たちの代だけでは勝てないなと最初からわかっていました。下の学年にも助けてもらわないといけない、となると先輩後輩の間でのコミュニケーションが一番大事になると思いました。密にやりとりができたら良いチームになれるし、目指しているワンチームにつながってくる思いました。だから自分がケガ人になって下のステージに行った時にも、みんなが話せるように積極的に機会を設けてきました。

――今のモチベーションを教えてください
 他大で頑張っている高校の時の友達、亀井(帝京大)とかの存在や選抜から一緒だった桶谷(桶谷宗汰主将・営4=常翔学園)を見ていると、自分も頑張れます。自分も同じステージで頑張りたい、という思いが一番大きいかな。あとはケガをして、自分が今までどれだけサポートしてもらっていたかを感じる機会をもらいました。だから、支えてくれた人たちにもプレーで返したい。言葉で返すよりプレーで返したいと思いました。

――卒業後もラグビーを続けますか
 自分は続けないです。ケガをした時期が就活の時期と被っていて、入院や手術がありましたがいつもより将来について考える時間は多かったです。やりたいことが見つかったし、ラグビーだけじゃないなと思って。だから来年からは八幡山おじさんになろうかなと思っています(笑)

――残された期間での目標を教えてください
 最後まで全力で、必死でやり続けたいです。当たり前ですけどね。後輩たちにはどんなにきつくても楽しくやっていく、ということを残していけたらと思っています。

――ありがとうございました

◆林祥太郎(はやし・しょうたろう) 文4 常翔啓光学園校出 175cm・78kg
 ポジションはウイングの他にもフルバックを務める。外側から声を掛け積極的にボールを呼び込む。強気のアタックと流れを変えるタックルでチームにパッションを与える。コミュニケーション能力に長けており、チーム内ではムードメーカー的存在。

[荒井希和子]

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