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一年間主将としてチームを統率した濱中

バレーボール部  全日本インカレ 大産大に敗れベスト16で終える/全日本大学選手権

◆11・28〜12・3 第69回全日本大学選手権(稲永スポーツセンター他)
[1戦目 大体大戦]
〇明大3{25―21、22―25、25―20、20─25、17─15}2大体大
 [2戦目 大産大戦]
 明大0{25―27、21―25、22―25}3大産大 
 4年生最後の大会は、3回戦敗退となった。準々決勝を目指した2日目。2回戦の大体大戦では先にマッチポイントを握られる苦しい試合となる。絶体絶命の状況で登場したピンチサーバー小林弘暉(文4=日本航空)がチームに勢いをもたらし、逆転に成功する。辛くも勝利を収め、3回戦に駒を進めた。しかし、連戦となった3回戦の大産大との一戦は、2セット目に守備の中心、頼金大夢(法3=東福岡)がケガで離脱するなど、守備が乱れ攻撃を思うように組み立てることができなかった。セットカウント0―3のストレート負けを喫し、3年連続のベスト4入りは叶わなかった。

<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
WS頼金、MB小林凌(政経4=桐生市商)、WS加藤寛樹(政経3=創造学園)、WS濱中俊生(商4=弥栄)、MB安井康平(政経4=倉敷商)、S政井拓歩(営4=市立尼崎)、Li小川智大(政経2=川崎橘)

[大体大戦]
 苦しみながらも勝利をつかみ取った。全日本インカレ2回戦の相手は関西1部リーグ7位の大体大。序盤から長いラリーが続き、決定力に欠けた。「雑になっていた」(政井)。第1セットにおいてサーブミスで5点失点するなど、終始自分たちのバレーができないまま試合は長期戦へ。第4セットは3回戦を見越して大幅なメンバーチェンジが行われた。濱中、加藤、頼金ら主要メンバーに代わり川村、勝俣輝一(営3=荏田)、鎌田佳朗(法1=東亜学園)を投入。しかし急ごしらえでプレーが安定せずこのセットを落とす。後がない第5セット、主要メンバーをコートに戻し再開。立ち上がりからクロスゲームを展開しジュースへもつれ込む。セット終盤、コート内の落ちた雰囲気を打破するため小林弘暉をピンチサーバーに起用、これが功を奏し17─15でこのセットを取得。結果は3─2で、フルセットの末なんとか勝利をもぎ取った。


“サーブで流れを引き寄せた小林弘暉"align=left
サーブで流れを引き寄せた小林弘暉

  守りが乱れた。フルセットを戦った疲れも見える中、迎えた大産大戦。1セット目、中盤に2本のサービスエースを含む4連続失点で14―17と主導権を握られる。だが、明大は必死に食らいつく。政井のブロックでついに同点に追い付くと、流れは明大に。しかし「足が動いていなかった」(濱中)と直後の簡単なチャンスボールをコートに落とすなど、逆転とはならず。最後はサービスエースを決められ、このセットを落とす。2セット目、加藤を中心に相手を攻めたてる。9―7と一時はリードを奪うも、またも連続失点で逆転を許す。そして16―18の場面では、守備の要である頼金が負傷。「何かが欠けたときに、周りがカバーできない」(政井)と今年のチームの弱い部分が出た。頼金を失ったチームは、守備が安定しない。2、3セットを立て続けに奪われ、そのまま敗れた。

 結果はまさかのベスト16。昨年度は4位であっただけに、非常に悔しい結果となった。揺れ動いた一年だった。春季リーグ戦では5位とまずまずの結果だったものの、サーブミスによる失点やサーブレシーブの乱れなど課題が山積。その後はジャンプサーブをフローターサーブに変更したり、スパイクを打つ際もサイドアウトを狙っていくなど様々な改善を施した。しかし迎えた秋季リーグ戦、後半戦では6連敗を喫し10位に撃沈。「時間も言うほどないしやれることも決まっていた」(安井)と、決して万全とは言えないチーム状況の中、限られた時間の中で全日本インカレに向けて調整を続けてきた。
今年度の試合は全て終了し、4年生は引退となる。「いろんなやつらがいたからこそ、自分が一皮むけなきゃいけないと思えた」(濱中)。実に個性的なメンバーが揃った今季、4年生の統率が光った。今季の主力メンバーの約半数が3年生以下であり、来季にかかる期待は大きい。「必ず今年以上のチームになる」(濱中)。4年生の意志を受け継ぎ、悲願の優勝へ。明大バレー部の躍進は止まらない。

[前田拓磨・杉江夏海]

選手のコメント
濱中
「パワーで押されて取られていたところもあったが、こっちの足が全然動いてなくて。スコアにつなげられて点差を広げられるようなボールを、足が動かなくて落としてしまったので一向に点差が広げられなかった。サイドアウトゲーム、あとこっちのミスでリードされた。むこうからワンタッチをとってもつなげられなかった。チャンスはお互いにあったがこっちがレシーブ負けした。レシーバー陣の調子もあまり良くなかったし、頼金も足をケガしちゃって、本来のパフォーマンスはできていなかったと思う。試合前には最後なので気持ちで負けるな、攻めに行くしかないと話した。相手も負けたら引退だし、もう気持ちの勝負だった。(一試合目)そもそもフルセットするようなチームではなかったと思うし、フルセットで体の疲労が溜まったのはあるかもしれない。勢いは出たが、そもそもフルセットするようなチームではなかったので、その時からすでにしているバレーが危うかった。足の動きやコンビの合う合わない、そのままのバレーで二回戦にいってしまった。ブロックやレシーブ、コート内が盛り上がるようなプレーが出なかったので自然と雰囲気も落ちてしまった。明治は他とは違って学生主体。自分たちが好きにやらせてもらっている。この1年間は自分の好きなように練習をして、チームを組んだ。バレーが上手くなるとかじゃなくて人間的な部分、一つの集団をまとめるっていう貴重な経験をさせてもらったと思う。本当にバレーボールを頑張って練習してきたが、それ以上に人間的に成長してできた四年間だった。自分は監督やコーチでもない。キャリアや経験値があるわけでもない、ただみんなより年上なだけ。後輩たちを引っ張るのは思っていたより大変だった。自分がこのチームをまとめてきているという自信があったので、今年1年間チームの結果が出ると本当にうれしかった。本当に、いろんなやつらがいたからこそ、自分が一皮むけなきゃいけないと思えた。問題児たちに感謝ではないが、今となれば問題児たちのおかげで自分も成長できた。個性豊かなチームだったので、どこの大学よりも楽しい四年間を送れたと思う。本当に楽しかった。後輩たちは自分たちよりスキルもあると思うので、チームのまとまりと自分たちのプレーに溺れないこと。そこを心して練習すれば、必ず今年以上のチームになる。良い結果を残せるように、頑張ってほしい」

山中奏(法4=駿台学園)
「今年1年副将を務めたが、特に何もできなくて。濱中に負担をかけてしまったというのがある。濱中が一人で悩んでいた時期もあったが、なにをすればいいかわからなくて。本当にいつも通り一緒に帰ることしかできなかった。申し訳ない気持ちと、逆にここまで本当によく頑張ってくれたなと思う。わがままなやつが多くて言うことも聞いてくれないし。自分のやりたいことだけやるやつが多かったから悩むことも多かったが、その中で一年間最後までみんなでできて良かったし、自分も成長できた。(同期は)なんでも言い合えたし、良い関係を築けていた。でもその中にもう少し厳しさがあったらもっと締まった一年になったかもしれない。わがままな3年生が次は引っ張っていかなきゃいけない立場になる。乗り越えていかなきゃいけない壁が絶対にいくつも出てきて大変だと思うし、考えるだけでめんどくさいことや辛くなることもあると思う。でもそれから逃げないでちゃんと向き合って、みんなで乗り越えていってほしい」

安井
「(2回戦の大体大戦を振り返って)まず自分たちはサーブで攻めるスタンスがない。それもあって相手を崩せず、相手にいいキャッチが返って好きなように、思うように相手にバレーをさせてしまった。そのうち僕たちがサイドアウトを狙っていくっていう我慢ができなくなって、いままで取られたら取り返すみたいな感じだったけれど、終わりがけについに一本抜かれてしまったという感じ。前の試合フルセットやった後に連続でってことで、疲れはもちろんあった。けれどやっぱり、二試合ともみんな集中はすごかった。疲れとか気にする暇もなかった。(リーグ戦から全カレまで)やっぱり一番意識したのは気持ちの面。時間も言うほどないし、やれることも決まってたし、あとはもう一人一人の全カレへの気持ちの持って行きかただと思っていた。チーム競技ではあっても、最終的にはやっぱり個人がどうするか、どういう気持ちでやっていくかっていう側面も大きい。でも最後、全カレで一番の試合ができた、みんないいプレーができたと思う。だから悔いはないです」

小林凌
「この1年間通しての結果がベスト16だということを真摯(しんし)に受け止めるべきだと思うし、でも最後は1年間通して1番いい試合ができたと思う。個人的なプレーも明治としても。大体大には僕らも下と見て試合をしていたわけではなかったけど、全日本インカレという大会は4年生は捨て身でくるのでそれに終始押されてしまったというのもある。次の試合というのが頭の中にあったのでそういうゲーム展開にしてしまった。勝ちたい気持ちもそうだが、最後は4年生がピンチサーバーに入ってくれたときとかは安心感もあったし、こっちも強気になって相手のミスを誘えたというのもあった。2試合目はそのままの勢いでいきたかったけど、メンバーも代わったりしてしまったので層の薄さがあった。雰囲気は悪くはなかったけど、結局気持ちが第一になるのであれば、練習試合や練習から試合の雰囲気を出してやっていけてたらと思う。少し心残り。ずっと僕は試合に出るような選手ではなくて、僕がまさかレギュラーになるとは思わなかったし、最後の試合で4年間で練習してきた全てのプレーが出し切れたと思う。3年連続センターコートにいけて、今年1年苦しい結果だったけど4年生はやることは全部やってくれたと思う。みんな個性が強いけど同期とはバレーをやっててすごく楽しかった。主力が残ってくれているので来年は安心してみれる。やればできるということが今日わかったと思うので、普段から頑張って欲しい。最後のバレーで最高のプレーができたので悔いはない」

政井
「1試合目は後輩に助けられた試合だった。2試合目は2試合目でやっぱり明治の弱い所というか、レフトが決まらないライトが決まらないという時のセンター攻撃。安井が決まっても、裏が決まらない。何か一つが欠けた時に他の周りがカバーできないというという所で、足りない部分があって、1セットも取れず後輩にかっこいいところも見せられず負けてしまったのかなと思う。(フルセットになった要因)気の緩み。見えないプレー、パス1本にしろ、触らない時の動きにしろ欠けていたというか、雑になっていたのかなと思う。(2試合のコンディション)僕はコンディションの面では別に。僕、ブロックも飛べていたし。個人個人で見た時は、確かに良くはないかもしれない。だからチームのコンディションが良かったというのもはっきりそうでもなかったと思う。もっと試合前になった時にチームで熱いミーティングをすれば良かったと今、思う。(引退だが)楽しかった。4年間色々あったが、楽しかった。このチームでプレーできて本当に良かった。(後輩にむけて)来年の代はそろっていると思うので、絶対悔しい気持ちを糧にして、僕らよりも良い結果を残して欲しい。好きな後輩なので、応援している」

小林弘暉
「(秋リーグからピンチサーバーになった経緯)チーム状況が悪かったのが1番の要因だと思っている。コート内であったり、コンビの組み立てだったりが、どうも上手く回らなかったり、上手く回らないから、声も出せていないし、チームも盛り上がらないという状況が続いていた。大博打のような感じで、僕が入って盛り上げるということを第1条件に置いた起用を考えてもらって実行してきたという感じ。できたのは、80点位。盛り上げることで入っているような人間だったので、技術という部分がどうしても追い付かなかったというのがあった。4年の前半までずっとメンバー外だったので、技術力というのが全然追い付かなかったというのがあったので、声を出して盛り上げて、1点でも多くこっちに持ってくれば、僕の中では良い仕事ができたかなと思っているので、そういった面では今日の試合は1試合目がしっかりできたかなと思うし、最後の試合でできなかったというのが、1番の悔しさとしてあったので80点位だと思う。(1試合目の最終セットでのピンチサーバー)安井といつも代わるが、安井に回ってこいという気持ちをずっと持っていて、最後相手に14点のマッチポイントを取られた時に回ってきたので、ここしかないと思って、盛り上げるということしか考えていなくて、チームを勢いづかせることしか考えずに思いっきり入って、それで結果として追い付いて点数につながったのは、1番の良かったところなのかと思う。(明治の4年間)4年の前半まで、スポットライトも当たることもなく、皆試合に出ているのに、俺だけ試合に出れないというすごい悔しさもあったし、チームのために腐らずに、何か役にたてることがあるのではないかなと、ずっともがき続けた4年間だったと感じる。最後はこうして皆の力も借りて、コートに立てた。コートの中で、同じ勝ちということにどん欲にプレーで貢献することができたということに関しては、僕の中で4年間頑張ってきた中で、諦めずに頑張ってきて良かったな、報われたのかなと思える瞬間だった。本当に4年間はずっと苦しんだけど、こうやって結果が出て良かったなという、そんな4年間だった。(後輩たちに一言)いっぱいあるが、1番は勝ちに対してどん欲であって欲しい。練習でもそうだが、練習で手を抜いたらそのまま試合に出ると思うし、人生そんな簡単に結果を残せるような甘い世界ではないと思うので、一人一人が勝ちに対してどん欲で、練習から常にどん欲で一生懸命という高校の時からやってきたはず。だが、それが大学に入ってから忘れている部分なのかなと思うし、もう一度そこをしっかりと突き詰めて、勝ちに対してどん欲であって欲しいと思う。それが言いたいと思う」

川村
「こっちの負けたくないという思いが、どっちの試合でも強く出たと思う。各々が練習以上のパフォーマンスの人もいたし、練習通りの人もいた。自分の調子は最高だった。(4年生に対して一言)今まで引っ張ってきてもらったので、お疲れ様ですとすみませんでしたと。今の4年生で1年やってきて、成功例も失敗例もあったので、そこを情報の切り取りをして、負けないようなチームを作っていきたい」

加藤
「(全体を振り返って)4年生のみなさんはよくやってくれたなって一番思っている。強いて言ったら、もうちょっとこのチームでやりたかった。明日も明後日も、このメンバーでバレーがしたかったです。一試合目の大体大も最終的にフルセットになって、大産大もいつもの僕たちらしい、ベストバレーをしていたら全然勝てない相手ではなかった。そんなに固い状態で向かっていったわけでも無いのに、相手より先に自分たちが崩れてしまったのが敗因かなと思う。大産大もすごいいいチームで、今回は自分たちのディフェンス力に問題があった。でも4年生が中心となって頑張ってくれたので、いっしょに最後戦えてよかった」

小川
「悔しいです。相手も関西のチームで展開が速いバレーなのでやりづらかったというのもある。いつもの雰囲気と技術が噛み合わなくて相手のチームにのまれてしまった。それでもフルセットで勝ち切ることができたのは、4年間の力だと思う。最後負けてしまった大阪産業大学戦ではレシーブも拾えず4年生には迷惑をかけてしまった。試合後は4年生から『来年頑張って』と言われて、来年頑張ろうと思いました。今年1年間本当に楽しくやらしてもらったので4年生にはありがとうございましたと言いたい。これから上級生になっても下級生の自分がチームを盛り上げるというのを忘れずにプレーしたい」


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