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岸は強敵相手に自分のプレーができず

フェンシング部  男子フルーレ 強敵に阻まれベスト8入りならず/全日本選手権(個人戦)

◆12・1〜4 第69回全日本選手権(個人戦)(駒沢体育館)
▼男子フルーレ
  岸 ――3回戦敗退
 池畑――2回戦敗退
 ベスト8の壁は高かった。日本一を決める全日本選手権(個人戦)の最終日、男子フルーレの2回戦以降が行われた。日本のフェンシング界の中でも特に層が厚いと言われる男子フルーレにおいて、最終日まで残ったのはいずれも歴戦の猛者ばかり。明大からは池畑亮太郎(理工3=三重県私立海星)と岸貴範(営2=埼玉栄)が勝ち進んだが、どちらも新田(日大)、松山(早大)といった強敵とぶつかりあえなく敗れた。

 「正直勝てないみたいな感情を持ってやってしまった」(岸)。3回戦で当たったのは、インターハイ3連覇、今大会でも優勝を果たした松山。場数を踏んできた相手に対し、開始から一気にペースをつかまれた。フルーレ特有の攻撃権も満足に取れず、次々と技を決められる。1セット目で12点を取られると、もはや逆転は厳しかった。2セット目も1分足らずで3点を決められ5―15で敗北。2回戦では昨年の日体大の主力選手に対し相手の長所を見抜いた上で攻略したように、岸自身のスキルは申し分ない。「全てにおいてちょっとずつ敵の方が総合力では上だった」(長尾康司監督)と実力差が得点に反映した。

 同じく最終日に進出した池畑は2回戦で敗退した。こちらも日大のエース・新田という格上との勝負。スタイルを崩さなかった相手に対し、合わせるようにプレーしてしまったことが失敗だった。点差はどんどん離されていき、結果的には5―15に。試合後、自分の動画を見直して距離の近さや相手の剣への対応などの欠点を発見したが、それらを試合中に気付き改善することはできなかった。「改善できるようにならないと駄目、それを次の試合で頭にインプットできたら」(池畑)と反省し今後につなげる。最高学年を迎える前にさらなる飛躍の糧を得た、実りのある大会となった。

 レベルの高い選手と相対して、必要となるのは基礎の力。「日頃の練習内容の質と量を今まで以上に上げていくことが必要だということを、選手自身が自覚してもらえれば」と長尾監督は望みをかける。全日本選手権の個人戦は終了したが、団体戦やJOCジュニア・オリンピック・カップなどフェンシング部の冬はまだまだ続く。練習と試合を重ね合わせ、さらなる成長が期待できる。

[三ツ橋和希]

長尾監督
「(今回の結果について)池畑は昨日のベスト32入りを懸けた試合では朝日大学の大崎って選手だったけど、よく粘って今日につなげたと思う。今日は日大のエースと当たってしまったので、もうちょっと本人は取りたかったと思ってて。悔しそうにしてたからこの次の団体戦や来年のリーグ戦に向けてまた一層練習に励んでもらってそれにつなげてもらいたい。岸については鈴木選手に勝って駒を進めたから、鈴木選手も昨年の日体大のエースで1部にとどまる主力選手だしインターハイのチャンピオンだったからよく勝ったと思う。その次の松山恭助はね、大田の後継者と言われてインターハイ3連覇してる、並の選手じゃないから。もうちょっとほしかったかな。ただ試合慣れと技の多彩さ、全てにおいてちょっとずつ敵の方が総合力では上だったので、もうちょっと粘りたかったけどよく頑張ったと思う。(お二人のコンディションは)特に問題なく普通にパフォーマンスはできてたと思う。(全日本選手権は選手の成長となる)数年前までは全日本選手権に出るのが一つの目標で、出ただけで満足してしまってた時期が長くあって、出られない時代も当然あって。それが昨年あたりからは「全日本に出て勝つ」と、勝つために出ると。そういう心の持ちように選手が変わってきているから、これが一番求めていたことなのでもうちょっとここで結果が出ればなおいいと思う。周りの人間が強制しなくとも自分たちが勝つために練習をする、良い方向に少し回り始めたかなと。その兆しはあるかなという感じは受ける。(試合の結果を受けて見えた課題)こういうレベルの高い試合に出ることによって、日頃の練習内容の質と量を今まで以上に上げていくことが必要だということを、選手自身が自覚してもらえれば、団体戦もしくは来年のリーグ戦、その先にずっと続く試合に向けて非常に頼もしいと思う」

池畑
「(2回戦で当たった新田選手と差があると感じた部分は)相手は自分の形で常に最後までできてたなっていう。こっちが相手に合わせる感じで試合やっちゃったなと。そこが一番点差が開いた要因だと思う。(見つかった課題)後で動画見返したときに、距離が近かったり、相手の剣に構えすぎてたりが見えたけどそれを試合中に改善することができなくて。気づいたのが遅かったので、試合中に改善できるようにならないと駄目だなと思う。(練習でそれをどのように解決していきますか)そこに関してはそれを次の試合で頭にインプットできたらいいなってぐらいで。練習では結構自分の技が通用しなかったりもしたので、そっちに磨きをかけなきゃ駄目だなと思う。(2回戦敗退という結果)悔しい。具体的にベストいくつ入りたいとかいう目標は立ててなかったけど、一つでも多く勝ちたいと思ってて、今日も勝つ気で挑んでたので。大差ということもあって悔しい」


「(3回戦敗退という結果)結果はよかったけど最後の試合の内容があまりよくなかったのが悔しい。(2回戦、鈴木選手との試合で心掛けていたこと)相手の特徴とかは試合で見てたので、そういうとこでやられないようにってのを気を付けて。後は自分のしたいことをしようと思ってやった。(1セット目でリードされていたのを2セット目で逆転し勝利した)道脇(啓太・営3=熊本県立翔陽)先輩のアドバイスをもらって、そこから前にいくときにもうちょっとプレッシャーをかけて打つときは思い切り打つっていう。リーチを使ってくるのが得意な選手だったので、そこを気を付けて組み立てていったらうまくいった感じ。(3回戦、松山選手との試合に対する意気込み)もう何回もやってる選手なので、正直勝てないみたいな感情をもってやってしまった。一矢報いてやろうぐらいの勢いでやってたのがよくなかったのかなと感じる。敗因はそこだけじゃなくて色々あるけど気持ちの面でも既に負けてたのかなという、迷いながら試合もしちゃったのでそこが悔しい。(松山選手と一番差があると思った部分はどこか)展開の仕方とか権利の取りとか方が相手の方が上で、終始攻められてる状態があったので、そういうゲームの組み立てみたいな部分でだいぶ差があったなと思った。(今回見つかった課題)うまい選手とかは組み立てるのがうまくて、自分がそれに飲まれちゃうとずっと相手のペースで試合を進めてしまうので、自分のペースを作れるようなことを課題としてやっていきたいなと思う」


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