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4度目の新人戦で初優勝を果たした永井

レスリング部  永井と二ノ宮が悲願の初優勝! 5人が表彰台へ/東日本学生秋季新人

◆12・5〜6 平成28年度東日本学生秋季新人選手権(駒沢体育館)

[フリースタイル]
▼57kg級
 平嶋――準々決勝敗退
▼65kg級
 仲田――準々決勝敗退
▼74s級
 深谷――3位
 奥田――準々決勝敗退
▼86kg級
 永井――準々決勝敗退
▼125kg級
 二ノ宮――1位
 米川――2位
[グレコローマンスタイル]
▼59kg級
 由良――3回戦敗退
 喜多大――2回戦敗退
 平嶋――1回戦敗退
▼66kg級
 仲田――3回戦敗退
 菊池――2回戦敗退
 杉山――2回戦敗退
▼71kg級
 奥田――2位
 近藤――3回戦敗退
▼80s級
 深谷――棄権
▼85kg級
 永井――1位
▼130kg級
 米川――1回戦敗退
 両スタイル合わせて5人が入賞を果たした。大会2日目はフリースタイルとグレコローマンスタイルの全試合が行われた。フリーでは125s級で二ノ宮寛斗(営1=岐南工)、米川優人(農2=八千代松陰)がワンツーフィニッシュ。深谷允哉(営1=名古屋工)も74s級で3位と健闘した。グレコでは85s級で永井基生(営2=八千代松陰)が4度目の新人戦で初の優勝をつかんだ。優勝が期待された71s級の奥田海人(政経2=霞ヶ浦)は惜しくも準優勝。昨年度の3人を上回る5人が表彰台に上り、チームの成長が見て取れる結果となった。

グレコで永井が優勝 奥田は悔しい2位
 うれしい大学初タイトルだ。永井にとってケガからの復帰戦となった今大会。決勝ではまさかの展開で優勝を決めた。開始から一進一退の攻防が続き、試合終了10秒前にバックを取られ2―4。そのまま試合は終了かと思われたが、セコンドがチャレンジを要求。チャレンジが成功し判定が覆ると、スコアは2―2のまま時計は15秒戻って試合が再開された。「セコンドに助けられた」(永井)。相手よりも警告が少なかったため判定勝ちで見事優勝を果たした。今大会の優勝で天皇杯への出場権を手に入れた。本職のフリーでの出場ではないが「スタミナを強化してグレコの結果も伸ばしていけたら」(永井)と優勝を弾みに並みいる強豪へ挑戦者の気持ちで挑む。
またしても2位と悔しさがにじんだ。準優勝したインカレから着実にグレコの実力をつけている奥田。決勝の相手は専大の下地。以前敗れた相手にリベンジを挑むも1―3で惜しくも敗れた。「優勝以外は同じ」(奥田)と表彰台では笑顔はなかった。トップ選手が集う天皇杯ではグレコでの出場が決まっている。「年内はグレコだけで頑張ろうと思っている」と更なるレベルアップを図る。

決勝で海老固めを決める二ノ宮
決勝で海老固めを決める二ノ宮
1年生がフリーで奮闘 二ノ宮は悲願のV
 念願の金メダルをようやく手にした。フリースタイル125s級に出場した二ノ宮。準決勝ではテクニカルフォールで相手を下し、危なげなく次戦に駒を進めた。決勝の相手は1つ上の先輩である米川。開始直後にバックポイントで2点を先制すると一気に畳み掛ける。狙っていったという海老固めでフォール勝ち。開始22秒で試合を終わらせ、圧巻の強さを見せつけた。大学に入って行われた学生大会全てで3位以内入賞、7つのメダルを獲得しながらいまだ優勝のなかった二ノ宮。「ここでの優勝は大きな意味がある」(二ノ宮)。本職の階級97s級で出場する天皇杯に向け、確かな自信を付けた。
 嬉しい3位入賞だ。74s級の深谷が見事表彰台に上がった。12sの減量を経て挑んだ今大会。持ち前のスピードを生かし、入学後初のメダルを獲得した。優勝こそ届かなかったものの「素直にうれしい」と喜びをあらわにした。ここでの勝利を糧にさらなる飛躍を誓う。

 下級生の成長が目覚ましい。これまであと一歩のところで優勝を逃してきた永井、二ノ宮がそろって入学後初となる優勝を果たし、5人が表彰台入りと収穫の多い2日間となった。3日目は3、4年生を対象としたオープン戦が行われる。先日世代交代を終えた明大レスリング部。好成績を残した後輩たちを前に上級生も負けてはいられない。「明日からが勝負」(多賀恒雄副部長)。満足のいく結果を残し、先輩の意地を見せる。

[柏崎涼介・谷山美海]

試合後のコメント
多賀恒雄副部長

「(複数での入賞)今年は結果としては良かった。今までも結構グレコでは勝ってたと思うんだけど、フリースタイルで勝てたのが良かったよね。二ノ宮も優勝したし。あとは深谷が3位に入った。これは褒めてやらなきゃならんね。(2年生4人がフリーでベスト8)よく頑張ったと褒めてやるべきなのかね。永井と奥田は実績のある選手なんだから、もっといかなきゃ駄目だね。もっと伸びるはずなんだから。永井は力はあるし、あとは足さばきと手さばきを覚えれば5割も6割もアップするよ。今はあまりにもレスリングが単調すぎるから。奥田の場合はもう少し基本に忠実なレスリングを覚えないと。とにかく上から上からいこうとするのが気になる。仲田はよくここまできたかなと。ただやっぱり力の面、筋力と体力といったところがまだ足りないな。ここ最近ずっとやってきたんだけど、勝ち進めたってことはちょっとは力が付いてきたってことかな。平嶋は何回も言うけどレスリングの形自体はいいんだけど、威圧感がまるでない。あまりにも綺麗にやりすぎてるから、もうちょっと荒々しいレスリングをやってもらいたい。なんせうちのモットーは『剽悍(ひょうかん)なレスリング』なんだから。自分と同じ構えのやつに勝てないっていうのは力で負けてるんだよ。反対構えだと多少力がなくても、足が目の前にあるからね。足技も使える選手だし。そういう部分では組手なり崩しを覚えていかないとね。もうちょっとそこができれば、あいつだったら勝てるのにね。レスリング上手いよ、彼は。(リーグ戦に向け、永井と仲田を強化中だとお聞きしました)来年は青学とやるんだけど、相手の57と61が強いからね。二人とも学生チャンピオンだから、攻略するとしたら65なんだけど。奥田は多分いけるし、永井も力あるしいけると思うけど試合運びは向こうの方が上だね。一番上はおそらく二ノ宮が勝つし。青学は厳しいかもしれないけど、来年は57に強いやつが入るしね。平嶋は減量しない方がいいのかな。リーグは61で出すつもりだったけど、65でも面白いかもね。かと言って階級上げても力負けするかもしれないし、これから考えていかなきゃね。やっぱり永井と奥田がカギを握るね。(今大会ではそのお二人が結果を残しました)でも、グレコだからね。リーグ戦はフリーだから。まあ、グレコで勝てるっていうのは力がある証拠だよ。永井に関しては課題は完全に試合運びだな。(今回の試合から見えたこと)やっぱり、レスリングはまずタックルを基本にやっていかないとなかなか上には行けない、それを再認識したね。決まらなくてもいいんだよ。形を見せるっていうのも大事だしね。最初から投げにいったりしても墓穴を掘ることになる。仲田はそれができている、タックル主体だから。彼の場合は逆にがぶりが下手なんだな。戦える力があることはもうみんな分かってるんだから、2年生にもっともっと頑張ってもらいたいな。(明日のオープン戦について)明日が勝負だよね。試合を見たかった曽根川が出られないのが残念だな。あいつも来年の70でどんな試合するかっていうのが重要になってくるから。ここのところ調子も悪いみたいだしね。あとは本多かな。あいつは力はあるんだよ。でも、彼の場合は連続的な動きができない。せっかく崩しても断ち切って、五分の体勢から始めちゃう。そこを直せていけば勝てる選手になれる。なんにせよ、明日のオープン戦が楽しみだね」

安西信昌コーチ
「チームの結果としてはまずまず。勝ってほしい人がまあまあ勝ってくれて、やってくれるかなって人が入賞した。あとは『お、お前やってくれたか』っていう選手がもうちょっと出てきてくれればね。(深谷が3位入賞)良いもの持ってるし、むしろ表彰台に上がるのが遅いぐらいだよ。これをきっかけに勝てるということを自信にして、主軸になれるように頑張ってほしい。(フリーでは2年生4人がベスト8)全員があとちょっとって感じだよね。くじ運とかもあるけど、それでも強いやつは上に上がっていくんで。どんな状況でも勝って、上位に勝ち進んでほしいなと思う。2年生でリーグ戦を戦う選手もいるんで、そういう選手は特にきっちり勝ってほしかった。(インカレ、全グレに続き奥田がグレコで2位)毎回負けるところが変わってないから、あと一歩のところで勝ちきれないというのが惜しい。(永井が初優勝)前からみんなの評価は高くて、勝てる勝てると言われながら優勝には届かなくて。練習の中で『今までできなかったところをどうやって直していくか』というのを本人も理解して取り組んできたから、今まで立てなかった1番の位置に立てたんじゃないかな。(次に向けて)ほとんどの選手が一年間、シーズンが終わったわけなんで。『なんで今年この結果だったのか』っていうのをおのおの考えてもらいたい。来年も同じペースで頑張ったところで、周りも同じぐらい頑張ってくるし結局変わらないんで。自分で何が良くて何が悪いかを理解して、練習で何をするか、今とどれだけ変えられるかっていうのを理解してほしい。じゃないと勝てない。当然、勝ちたいと思わないと勝てないし。自分が目指す位置によって練習も変わってくる。『この大会でここまで勝ちたい』とか明確な目標を持って、そこに合わせた練習をやっていってほしい。自分の目指す場所にいくためには何が必要なのかということを考えながらやっていかないと、また同じ一年を繰り返すことになる。逆にそれができるようになれば、来年は『ああ、今年は勝てた。良い一年だった』って感じられるはず。(勝つために必要な練習とは)勝てない相手に勝つための練習をしてほしい。道場の中で同級生、下級生の間で勝った負けたの試合をしたところで、試合で勝てなければ何の意味もない。練習では率先して自分より強い相手に挑んで、やられてしまえばいい。ここでいかに1ポイント取れるかといった練習を道場でもするべき。自分より強い相手、例えば軽量級なら軽量級を全員倒したら中量級、中量級を全員倒したら重量級、重量級を全員倒したら俺を倒しにくればいい。実際にここで勝ててないんだから、自分の尺度で狭い世界に閉じこもってないで常に上の選手と戦ってほしい。試合で負ける方が100倍悔しいんだから。小さなプライドなんて捨てて、練習ではいくらでも負けてくれていいから、試合で勝てる選手になってほしい。そういうふうに開き直るのも大事。勝てる相手に勝つのは、目的じゃないから。あくまでも通過点。勝てない相手に勝つのが目標なんだから。組み合わせだって、強くなったらくじ運なんて気にならなくなる。どこに入っても『ああ、勝てるな』って思うようになるんだよ。まずはみんなそのレベルまで強くなってほしい。見える世界もまったく変わってくるから。みんな負けず嫌いなはずだし、負けたら悔しくて勝つ努力をすると思う。道場での練習なんてそのためにあるんだから、これからの練習ではみんなが『自分が試合で勝つための練習』を意識してやってほしい」

グレコで快進撃を見せる奥田
グレコで快進撃を見せる奥田
奥田
「今回の試合は優勝を狙っていたので、優勝以外は同じ。悔しい。相手は声出すチームなので、アピールで細かい反則とかとられて僕のやりたい技ができなかった。相手に流れがいってしまった。試合は僅差になるとセコンドが大事になると思う。みんなサイドまで来てくれて応援してくれたけど、相手セコンドも声出してて審判も押されちゃったと思う。まあそういうせいにしては駄目だけど。雰囲気は相手寄りかなとは試合中に感じた。決勝の相手は以前も負けた相手なので強かった。この試合は全日本に向けて頑張っている中で、勢いづけるという位置付けだと思っていた。ここの優勝をバネにして頑張ろうと思っていたので、鼻くじかれましたね。また頑張んないといけないなと。今のままでは技にムラがあるので、もっと堅実にしないと高いレベルでは勝てない。僕は試合前から気持ち高めて勢いで持っていくタイプなので、ブレイクタイムが入ったりすると気持ちが途切れちゃう。(反則を取られたのは)圧倒的に勝てる力がないと負けは負けなので納得している。まだまだ力が足りない。練習はほとんどグレコに力を入れてやっている。年内はグレコだけで頑張ろうと思う。部の雰囲気は大山先輩から引き継いで本多先輩が頑張ってくれているのでとても良いですね。仲良く練習できている。天皇杯では優勝とはいかなくてもトップレベルに少しでも食い込める戦いができるように、記録よりも記憶に残る試合をしたい」

永井
「(大学入学後、初のタイトル)嬉しい。(過去3回の新人戦では全て3位入賞)今回は優勝を狙っていた。組み合わせを見てもチャンスだと思って、それなりに気合いを入れて臨んだ。(試合終了間際にこちらのチャレンジが適用され、2ー4が2ー2となり試合が再開しました)ラスト30秒ぐらい負けてると思ってて、なんとかしなきゃと思って首投げにいって取られて、みんなからも『バカだな』って言われた。セコンドに助けられた。(後半2分45秒からの再開)チャレンジで休めてたし、あと15秒だけと思って守り切りました。安西コーチや森コーチも上から応援してくれて。(優勝した瞬間は)『俺が勝ったの?』って感じだった(笑)。(多賀先生にしごかれているとお聞きしましたが)今回は全然グレコをやってなくてフリーしかやってこなかったので、本当はフリーでもう少し活躍したかった。これからもしごかれると思うので、結果もついてくるかなと。(嬉しい入賞?)嬉しいですね。今回は組み合わせ出たときにみんなから『勝てるよ』って言われて、プレッシャーもあった。しっかり勝ち切れたのは自信になる。(次は)今回の結果を受けて天皇杯にも出られるみたいなんで。グレコだけやってても駄目だし、博貴さん(大山・営4=仙台育英)の代わりにリーグ戦にも出るので、フリーを中心にスタミナを強化してグレコの結果も伸ばしていけたらと思う」

重量級としてさらなる活躍を誓った米川
重量級としてさらなる活躍を誓った米川
米川
「個人的には優勝したかったが、二ノ宮がいていつも練習している中でも全然勝てなくて、試合では無理だなって思いながらマットに上がって、結果負けてしまった。練習みたいに手も足も出なかった。試合が始まったら1ポイントでも取ってやろうとは思っていた。でも、本音は1位を取りたかった。決勝までの間、結構時間が空いてしまって集中力も切れてしまった。二ノ宮に勝ってるところは力ぐらいだと思う。スピードだとかテクニックだとか全体的に上げていかないと勝てない。(同校対決は意識したか)トーナメント表見たときから決勝でやろうなって話はしていた。(新チームの雰囲気は)チームの雰囲気は悪くない。みんな前向きに練習に参加している。重量級となると二ノ宮がやっぱり一番強い。二ノ宮が1人だけ強くてもチームとして強くなれない。僕も自力を付けて二ノ宮を助けられるようにしていきたい。勝てなくても行動で、普段練習から引っ張っていきたい。結果がついてくるように努力していく。来年はインカレで上位3位に入って天皇杯に出れるように頑張っていきたい」

二ノ宮
「今回は125での出場だったけど、ここでしっかり勝って天皇杯につなげられればと思い試合に臨んだ。(今の気持ちは)嬉しい。大学に入って2位や3位ばっかりで、去年の高校の国体以来優勝から遠ざかっていたので、ここでの優勝は大きな意味があると思う。今日でちょうど入寮から9カ月経って、ここで1位を取れたのは良かった。(全日本合宿に参加されて)まず9月にあった合宿はインカレ3位入賞した選手は全員が参加できたけど、今回はそうではなくて自分が内閣で負けた相手とかも参加していなくて。全日本の協会の方が自分のことを認めてくれて、そこに呼ばれたというのも自信になった。高校の時から大学に入ったら全日本合宿に参加するというのが一つの目標でもあったから評価されたのも嬉しかったし、今レスリングで伸び悩んでいて模索しているところだったので高いレベルの選手と練習できたのは励みになった。2日間参加して1点も取れなくて、悔しい気持ちと同時に現状を知れたっていう点では為になったと思う。(天皇杯に向けて)ナショナルチームに入れるのは3位以内なので、明治杯が終わってそこを目指してやってきたけど、今の力では勝つ要素は運しかないと思う。でも、軽量前の金曜日に博貴さんとスパーリングをして全然点数が取れなくてアドバイスをもらって、土曜に少し戦い方を変えてみたら手応えを感じたので、外からの刺激を素直に受け入れてここから20日でレベルアップしたい。強い人としか当たらないが、今日の優勝をプラスにして天皇杯では誰と当たっても勝てるように頑張る」

1年生ながら見事表彰台に上がった深谷
1年生ながら見事表彰台に上がった深谷
深谷
「(今日は)一度勝てばメダルが取れるということで、いつもより慎重に戦った。準決勝も確実に勝ちたくて慎重にいったが、攻め手が上手くいかなかった。もう少し結果が出てほしかったという気持ちもあるが、3位でメダルが取れたというのは素直に嬉しい。(普段の練習は)いつもは一つ重い階級に出ていることもあって重量級の選手とやることが多い。(今回は)12s減少した。重量級では動きが速い方だが、いつもは上手く自分をコントロールできなくて組手が上手くできないこともあった。そういった面ではいつもよりやりやすかったかもしれない。(これからに向けて)ディフェンスが苦手でそこも強化していかないといけないし、体つきも体力もまだまだなのでそっちも頑張っていきたい」



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