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堂々たる演技で自己ベストを更新した中野

スケート部(フィギュア部門)  14位中野らFS進出/全日本選手権

◆12・22〜25 第85回全日本選手権(東和薬品RACTABドーム)
▼男子SP
 14位 中野  60.25点
 20位 鎌田英 54.53点
 23位 佐上  53.27点
 29位 鎌田詩 39.81点
 全日本の大舞台に鎌田英嗣(営2=獨協)、佐上凌(商2=私立武蔵野)、鎌田詩温(商1=札幌一)、中野耀司(営1=横浜創英)が出場した。ショートプログラム(SP)からハイレベルな戦いが繰り広げられ、鎌田詩はキャッチーなプログラムで観客の心を奪うもジャンプでの精彩を欠きSP落ち。鎌田英、佐上、中野の3人にもミスはあったものの最小限に抑え、フリースケーティング(FS)進出を決めた。

 しっかりと自分の滑りを披露した2分50秒だった。中野は田中(倉敷芸術科学大)がスタンディングオベーションを受ける圧巻の演技を披露した直後での滑走となったが、周囲を気にすることなく演技に集中。冒頭のトリプルアクセルは「思いっきり跳びに行けなかった」と転倒してしまうもすぐに気持ちを切り替え、その他のジャンプは着氷まで丁寧に決めた。ステップでも「思いっきり体を動かして滑れた」と大勢の観客を前に伸び伸びとした滑りを披露。自己ベストとなる60.25点をマークして14位でFS進出を決めた。FSでは2本のアクセルジャンプをプログラムに組み込んでいる中野。SPでの反省を糧にFSに挑む。

 今季は層の厚さが際立つ明大男子勢。1年生の中野に負けまいと2年生の鎌田英、佐上も自身初のFSに意気込みは十分だ。FSでも全日本の舞台に明大の名を轟(とどろ)かせる。

[秋山祥子]

ケガからの復調を見せた鎌田英
「一昨年はチャレンジという形で勝ち取ったが、その時は真っ白になってしまって全然自分の演技ができずに終わってしまった悔しい試合だった。今回は真っ白になることもなく、観客の方も見れてあまり緊張しなかった。今年はケガして自分の持っているパフォーマンス、実力が出し切れなかったわけだが、それでも今できることだけでなく、緊張したがこの場で堂々と自分の演技をしっかり真っ白にならず、自分のSPを楽しめたことがよかった。正直ここまで来るのも奇跡だと思っていて、足も痛かったので。できなくても仕方ないと思っていたので、1個のミスは自分の中で許せるというか(笑)。とにかく、自分の演技ができたことが、最大に全日本を楽しめたということが、とてもうれしかった。(試合前に肩を叩かれていたが)いつものローテーション。背中を叩かれて、『頑張ってきてね』『いってらっしゃい』って感じ。(ケガの回復は)順調にはきているが、ルッツ、フリップとか右足をつけるジャンプだと痛みが出たりする。あと、練習しすぎると次の日痛かったりするので、1日1日休みながら短期集中で頑張ってきた。ケガ前に比べて7割くらい(完治している)。どうしてもジャンプが痛いのと、練習ができていないのと。やっぱり体の切れというか、体力面で難しい部分はある。でも、体幹とかがしっかりしたのでジャンプが止まる。決めるときと、軸としっかり感じて跳ぶことができるようになってきたので、そこはだいぶ成長したところ。ばっちり鍛えて、十分すぎるくらい鍛えてきたので。あとはそれをスケートにどう生かすか。応用力が試されるという感じ。練習とかもして培いたい。ジャンプの軸とかも注目していただけるとうれしい。(FSの見どころは)中盤の踊りのところももちろん、ステップ。曲がしっとりしたところから、盛り上がる場面へ変わるので、そこの変化にも注目してもらえるとうれしい。ケガの分ジャンプができなかったので、ステップに時間を使うことができた。(明日は)自分の演技がFSでできたらうれしいし、できることしか入っていないので、FSは最大限に今のジャンプを全部跳ぶ目標にして頑張っていきたいと思う」

ジャンプでのミスに悔しさをにじませた佐上
「6分間と公式練習から全然ジャンプの調子は良くて、うまくいっていた。試合のミスが今日初めてミスしたくらいで、それだけにすごく悔しくて。でも、去年通れなかったFSをとりあえず通れたのはよかったかなと思う。コンディション的には全然悪くなかった。ミスが続いて、FS通るのが結構ギリギリな順位だったので、ちょっと悔しい部分はあるので。でも終わったことなので。しょうがないかなという部分はありますけど。良い練習、良い形で持っていけていただけに、しかも今シーズンSPでこれだけ失敗したのは初めてくらいなので。ちょっと悔しい。(GOEに重きを置いていたが)多分、ジャンプ二つミスしてもあのくらいの点数が出たので、その他の部分で取れるところは取れたのかなと思う。ジャンプは跳んで当たり前で、ジャンプよりもステップだったり、スピンだったりをやった。スピンとステップだけで曲をかけたりなど、練習の半分以上はそれに費やした。全日本に向けてそっちの方を中心的に練習でやってきた。去年滑っていたので、緊張というものはあまりなかった。自分でもよくわからないが、頭ではわかっていても体がちょっと違ったのかなと思う。(前の選手の存在も)あんまり気にはならなかった。ここまで来たら自分の演技をやるだけなので、最終グループだからとかは関係なしにすぐ切り替えてやれたのでよかったかなと思う。(FSの見どころは)去年と違って踊るという部分をたくさん取り入れたので、そこを見てもらえたらなと。去年自分のFSを見てもらえなかったので、今年こそはと。見てもらいたいなと思う。(意気込みは)SPでこれだけミスしたので、明日はノーミスくらいの勢いでやっていきたい」

緊張から思うような演技ができなかった鎌田詩
「楽しんで自分の出せる力を全て出していこうと、そういう気持ちで臨んだのだけど緊張してしまって自分の力を全て出せなかったのが素直に悔しい。(コンディションは)悪くはなかった。自分の経験不足というか、どんな状況でも落ち着いてしっかり自分のジャンプをできなかったというのが自分の甘いところだと思う。コンディション自体は悪くなかったのでそういうメンタル面でいつも通り跳べなかったというのはあった。(全日本という大舞台について)お客さんが多いというのが普段の試合とは違ったところだと思う。やっぱり雰囲気というか。でも、僕は本当に楽しく滑れたと思う。(結果について)やっぱり結果が付いてきてこその競技だと思うのでそこは悔しいなと思うが、自分自身は楽しんで滑れたかなと思う。(1年生での出場)これから4年間やっていく中で良い経験ができたので、また来年再来年と全日本に出られるために頑張りたい」

自分の演技に集中し明大最上位になった中野
「一発目のトリプルアクセルに思いっきり跳びに行けなかったのがすごく悔しい。ただ転倒の後に一回気持ちをリセットして残りの二つを落ち着いて跳びに行けたので点数は伸びてくれたと思う。(コンディションは)緊張はしないタイプで、今回も全然しなかった。お客さんいるなとか、もう始まるんだっていう感じで緊張というよりも怖がっているところはあった。(怖がっているとは)跳べるかなとかSP通れるかなとか余計なことを考えていたので、一発目に思いっきり跳びに行けなかったと思う。(田中選手の後の演技だったが)プレゼント投げ込み有りの試合が初めてだったのでそこは戸惑っていたが田中選手はすごい選手だし、それはもうすごいって思って自分の演技に切り替えられたので順番的には気にならなかった。(東日本選手権の時のような思い切りは)ジャンプの面では結構落ち着いてできたかなと思うがアクセルは落ち着きすぎて、他のジャンプは思いっきり落ち着いてできた。ステップはいろんな人が見てくれていたので思いっきり体を動かして滑れたと思う。(FSの意気込み)まず通れてよかった。第3グループに入れたらよかったが、それは失敗してしまったので仕方ない。第2グループからでもアクセルを2本入れているので、この失敗をどこが悪かったのかを考えてFSに挑みたい。あとは、もののけ姫の物語を1から全部振付に入れているのでジャンプ以外にも見てもらいたいと思う。(自己ベスト)東日本で自分が結構頑張れたのでこの最終グループに入ることができて、それで点数が少し伸びたのもあったと思うがいつもよりは全体的に演技はまとめられたかなと思う。スピンもしっかりと取れたと思うのでそこはすごくよかった」

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