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競走部  号砲直前! ノーブレーキで次こそシードだ/箱根駅伝

 
 箱根の借りは箱根で返す。昨年の箱根では8年ぶりのシード落ち。今季は射場雄太朗主将(政経4=大阪私立明星)を軸にまとまるも、三大駅伝で結果は残せていない。出雲駅伝未出場、全日本駅伝もシード落ちの11位。何度も逆風にさらされた。それでも、11月の1万m記録挑戦会では12人が自己ベストを更新し、勢いが増してきた。主力の坂口裕之(政経2=諫早)も夏以来の復調。エントリーメンバーに故障者ゼロとチームも順調に仕上がっている。箱根を前にして、明るいニュースばかり。シード絶対死守へ視界は良好だ。

往路勝負
 往路が正念場だ。12月29日に区間エントリーが発表。予想通り、江頭賢太郎(商4=浜松日体)や籔下響大(営4=須磨学園)など主力を往路に集中させた。しかし、末次慶太(理工3=山口県立西京)の1区起用はかなりのサプライズだ。近年はエース多用によるスピード化が進んだ往路。特に1、2区は顕著だ。6強相手にどこまで食らいつけるかが肝となる。
 末次はこれまで期待と裏腹に結果を残せていなかった。しかし、1万m記録挑戦会でチーム2人目の28分台を叩き出した。実力でいえば、区間10位以内で襷をつなげる見込みだ。続く「花の2区」は各校エースがそろう。明大は江頭を起用。持ち味の安定感ある走りで大崩れはないだろう。「1、2区は二桁でもいい」と西弘美駅伝監督も大きく出遅れないことを最優先に考えている。
 そして、鬼門・5区はもう一度籔下に託す。近年、明大は5区のブレーキに泣くことが多く、昨年も籔下が脱水症状を起こし区間最下位と苦しんだ。それでも、籔下しか箱根の山は制せない。幸いにも、5区は今大会から区間距離が短縮され、ランナーへの負担が軽減。これは籔下にとって大きくプラスに働く。リベンジを果たす走りを見せる。

主砲復活
 命運はこの男が握っている。チーム最速の男、坂口。13分ランナーとして明大の門をくぐり、5000mの自己ベストは13分45秒73を誇る主砲だ。しかし、昨年の箱根は臀部(でんぶ)の不具合を抱えたまま走り、区間最下位となった苦い記憶もある。さらに苦難が重なり、夏合宿明けから真性多血症を発症。ようやく11月に練習復帰を果たした。そんな坂口に対し、西駅伝監督は「坂口が走るか走らないかで随分違うし、どの区間にしても走れればいい」と語った。箱根では実力通りの走りは望めない。それでも、シード権獲得には坂口は外せない。現に区間エントリーでは10区に起用。5年前の第88回大会、不調ながら10区を走った鎧坂哲哉(平24営卒=旭化成)と同じ采配だ。区間4位でゴールテープを切った鎧坂のように、しっかり仕事を果たすことに期待される。

 「堅実につないでいき、悪くても区間10位」。この西駅伝監督の言葉に今年の戦い方が象徴されている。今の明大に流れを変えられる選手はいない。先の全日本駅伝では1区阿部弘輝(政経1=学法石川)で大きく出遅れた。単独走となった2区の江頭も悪い流れを断ち切れなかった。後半に巻き返すも、シード圏内の6位から大きく外れる11位に終わった。大きく崩れると修正が利かない。だからこそ、全員で戦わなければいけない。「悪くても区間10位にしてほしい。悪い流れに入らないようにするのが第一条件」(西駅伝監督)。おのおのがミスなく走り切れば、自ずとシードへの道は開けてくる。

[渡邊弘基]

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