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神宮外苑を走り抜ける野本

自転車部  野本RCS年間優勝! 小林、富も表彰台に/明治神宮外苑クリテリウム

◆3・12 全日本学生ロードレースカップシリーズ最終戦 第11回明治神宮外苑クリテリウム(明治神宮外苑外周コース)
▼クラス1
眞砂――10位
野本――11位
松本――19位
▼大学対抗
明大――4位
▼クラス2A
小林――2位
池西――10位
竹村――11位
▼クラス2B
隈園――13位
田川――26位
川邉――45位
▼クラス3B
谷口――22位
▼クラス3C
富――1位
▼年間総合順位
野本――1位
小林――7位
 王者のまま、1年間を走り切った。全13戦のポイント数で競うロードレースカップシリーズにおいて、野本空(政経2=松山工)が1位を守り抜き優勝を手にした。また、前年のRCS王者である小林和希(政経4=祐誠)がクラス2Aで準優勝、富武大(政経1=三田尻学園誠英)はクラス3Cで優勝を果たした。
 
 絶対に優勝させる。チームの思いが強く出たレースだった。最終戦の時点で2位・石原(順大)との差は43点。眞砂英作主将(政経3=高松工芸)と松本祐典(法3=北桑田)が石原を徹底マークする確実な手を打った。2人は石原が逃げに出てはつぶし、もし逃げられても後方集団をコントロールと、とにかく負けないための試合運びを行う。野本の方は中心集団で好機をうかがいながら、残り3周から徐々に前方を狙いだした。「ここで落とすわけにいかない」(野本)と賭けのような攻めはしなかったものの11位で無事ゴール。累計ポイントで逆転を許さず王者の座をつかみ取った。「大学来て2回目の全国優勝なので本当に嬉しい」(野本)と喜びはひとしお。自転車競技の核であるチームプレーを遺憾なく発揮した、まさに本年度の集大成といえる展開となった。
 
表彰台でほほ笑む富
表彰台でほほ笑む富

 前年王者が有終の美を飾った。「優勝杯を返しにくるなら出ようと思った」と、今回小林もクラス2で出場。今まで通り、安定感のある走りで好位置を常にキープし続けた。後輩をアシストし明大でトップ3を埋める計画は倒れたが、自身は得意のスプリントを生かし2位に入賞。表彰台の常連だった現役時のように、最後も好成績で終えた。
 若手も芽を出し始めた。クラス3Cを走った富が見事優勝。途中までトップを走っていた鹿屋体大の選手が落車したところで先頭に躍り出ると、そのままゴールまで走り抜けた。2カ月前、行田第3ラウンドでの17位から一気に躍進。「まさか優勝するとは思ってなくて」と自分でも驚きつつも初の表彰台で笑顔を見せた。

 今シーズンの試合はこれで全て終了。秋からの新体制も板に付き始め「他のチームと比べても仲が良い」(松本)と思えるほどに結束は強くなった。インカレ、国体とそれぞれの目標は多少違えど勝利への思いは通じ合う。来シーズンの自転車部も、これまで以上に期待できる。

[三ツ橋和希]

試合後のコメント
小林
「神宮クリテリウムはあんまり4年生が出ないが、優勝杯を返しにくるなら出ようと思ってエントリーしました。グループ2で出たのでアウェーな感じはしましたが、出るからには頑張ろうと。スプリントで後輩のアシストをしようとしましたが、後輩がいなかったので自分がいくしかないと思って自分でいきました。最初は明治でワンツースリーとれたらと思っていましたが作戦通りにはいきませんでした。個人的には楽しみながらも、いくところはいこうとしていました。後輩たちを勝たせてあげられなかったのが心残りです。(代が変わってからの自転車部をどう見ているか)自分らの代は強くて、何も言わなくてもついてきてくれました。森本(尊也・営4=岡豊)もバシバシ言ってくれていました。今の新4年生には言える人がいないので、苦戦しているみたいです。それでもみんな仲良くまとまってやってくれてる印象はあります。とにかく仲良い雰囲気です。(明治から2年連続の王者が誕生したが)自分が2年生の頃、連覇の流れを止めてしまいました。今回、野本がその流れを取り戻してくれました。来年も野本が王者になることを願っています。レース前は変に緊張させないように『頑張れ』ぐらいしか声をかけてないです。普通に走れば大丈夫だと思っていたので、そんなに心配はしていなかったです。(4年間を振り返って)きつかったというのと早かったというのがあります。あのときこうしてればって思うこともありました。それでも最後の年に成績も残せたので、特に悔いを残すことなく引退できます。新4年生には今年が一番集中できるということを伝えたいです。自分は社会人になるので、1年目に自転車に乗るのは厳しいかなと。2年目、3年目に実業団でレースに復帰できたらなと思っています。仕事との両立を頑張っていきたいです。自転車部で4年間やってこられてよかったです。最後の年に主将もやらせてもらえて本当に良い経験になりました。みんなに感謝です」

眞砂
「(今の気持ち)野本の総合優勝は死守できたので僕としても松本としても野本としてもそこに関して何も言うことはなく、そこそこ仕事はしたんじゃないかなと思います。(作戦)年間2位の石原(順大)が1位か2位取ると逆転される恐れがあってそれさえ回避できればよかったので、それをさせないように動いてました。(野本の努力)勝たなきゃいけない相手が分かっていたので、そいつより先にゴールするということですね。野本は1年間通してコンスタントに調子を保っていてメンタルも強かったのでその辺に関しては心配することもありませんでしたし、信頼していました。(野本に対するサポート)僕と松本がやることは知っているので、基本的に順大の石原くんが逃げたらつぶしに行き、石原くんの逃げに乗れなかった場合はその逃げを容認するか逃げられてもいいように集団をコントロールするというような感じですね。(チームの状態)全体的に仲が良くてまとまりもあるので、しっかりメリハリつけて練習できれば前年度以上に結果も出せるかなと思います」

松本
「レースが4、5カ月ぶりぐらいでかなり久しぶりだったんですけど、まあ楽しもうかなっていう感じでスタートしました。(レースに出なかった理由)あまりシリーズ戦に出ようと思ってなくて、ずっとウエートとかオフシーズンの練習を繰り返してた感じでケガとかではないです。久しぶりのレースでちょっとワクワクしてました。(レース)就活も始めてて自転車に乗れてなくて結構きつかったですけど、とりあえずは走り切れて良かったです。野本は2位の石原と差が開いていたので、普通に走れば勝てるっていう状況でした。できれば学校対抗で入賞狙いたかったんですけど、3人とも上位入れなくて去年と同じ4位ですかね。まあ学校対抗で入賞できればなお良かったですけど、野本が勝てたので良かったです。あいつは4月からチャンピオンジャージー着て毎戦頑張っていたので、努力が報われて自分たちとしても良かったです。(近くから見ていて)自分も結構自主練する方なんですけど、そういう時あいつはいつもいてまあ努力している姿を見ていたので結果が出て良かったです。(アドバイスなどは)まあすることもあるんですけど、明治はみんなそれぞれがしっかり考えてやっているのでそんなに口出しすることはなかったですね。自分たちの代としても後輩たちの自主性を尊重する方針でやっているので、そこは自分たちのやりたいようにできているんじゃないかと思います。(野本の成長)自信が付いてきたかな。今までは入賞しかできないみたいなのが自分の中であったみたいなんですけど、インカレ優勝してから考えも変わって、全国トップレベルだということを自覚して走るようになったかなと思います。今年からあいつも日本代表の強化指定になったので、そういう自覚も持って、今度またそこで学んだことを後輩たちに伝えていってくれればなと思います。(次の1年副将として)去年は総合優勝狙ってたけど全然ダメで、そこを考えた時に1、2年の意識をもっと変えたいなと思っていて、やっぱり1、2年はインカレ初めてだったり1回しか経験してなかったりするので優勝と言われてもビジョンが見えにくいと思うんです。だからそこでしっかり自分たちの経験を伝えるなりしていって、全員がもっと一つの目標を見れるようにしたいなと思っています。明治は他のチームと比べても仲が良いと思うので、その良さを今シーズンも生かして、目標のインカレでまずはロードレースの二連覇をとりたいと思います」

野本
「(どんな思いで試合に臨まれましたか)ここまで1年間せっかく1位だったので、最後まで守り抜きたいと思って走りました。2位が順大だったので、そこをしっかりマークして、いかに僕らが前に行けるかってのを最初から計画して走りました。(レース中の動き)もっと積極的に動きたかったです。年間王者が懸かってて、OBや期待されてる方もいるので、ここで落とすわけにはいかないという考えで。積極的に行きたかったんですけど万が一落とすと周りの期待を裏切ってしまうので、そういうとこも葛藤しながら今回のような中途半端な走りになったのかなと思います。(1年間1位をキープしてきて、追われる立場としてプレッシャーはあったか)前半は僕の得意分野のロードレースが比較的あったんですけど、後半はほぼクリテリウムなので、スピードある選手にはどうしても一歩およばない。そういうプレッシャーはすごく大きかったですね。(優勝した心境)高校時代はあまり全国優勝とかなかったんですけど大学来て2勝目の全国優勝なので本当にうれしいです。(優勝において一番感謝したい人は)チームメイトと家族かなと思いますね。父が自転車好きなので、父も一番僕を応援してくれたのでその期待にも応えられたのがやっぱり一番嬉しいです。(自転車を新調した)TCRっていうエアロロードじゃないロードを使ってたんですけど、練習中自転車がトラブルで壊れてしまったので。今回エアロロードが間に合ってよかったんですけど、性能は良かったんですけど僕の整備不足が目立ったかなと思いますね。スタートが遅れたのも僕の整備不足ですね。(愛媛カラーの自転車)インカレも王者の色ということで黄色だったんですけど今度は愛媛カラーでオレンジにしたのが功を奏したくれればいいなと思います。偶然もあるんですけど縁起を担いでしっかりと取りたいと思います。(2017年はどんな年にしたいか)愛媛国体が地元で開催されるので、それで優勝したいと思います。愛媛国体は団体種目が一番点数が大きいので、トラック種目の団体追い抜きもしっかりと走って上位を狙い、かつロードレースで優勝を狙いたいと思います。もう今シーズンは終わったので次のシーズンに向けて気持ちを切り替えて春合宿で体を作って行きたいと思います。(チームの皆さんに一言)チームメイトの皆さん本当にありがとうございました。眞砂さん、松本さんのおかげで優勝することができました。なかなか自転車競技は一人で勝てる競技ではないので、学校対抗を取った日大とかも間違いなくチームの力で勝ってたので明大もそういうとこがあって、僕が年間王者に輝けたのかなと思います」


「鹿屋体大と日大は強敵だったんで、鹿屋はクラス3でもクラス1レベルの選手が多いです。鹿屋の方がたまたま落車して先頭に出られたので、高校まで一緒にやってた渡口くん(日大)とゴール前でワンツー決められたのでうれしかったです。完走しないといけないのでとにかく完走を意識しました。(初めての神宮)応援団の声援も力になりました。よかったです。調子はいつも通りです。まさか優勝するとは思ってなくて、練習の一環として完走できればいいと思って走りました。(今後に向けて)下の学年も入ってくるので、がむしゃらに追いつけ追い越せでやっていきたいと思います。(野本について)去年1年間同じ部屋でお世話になった先輩なので頑張ってほしいと思います」


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