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2位と躍進した野田

競走部  野田が自己ベスト更新で2位 ユニバーシアード代表に大きく前進/全日本競歩能美大会

◆3・19 第41回全日本競歩能美大会(能美市営20kmコース)
▼男子20km競歩
2位 野田 1時間20分04秒
13位 大楽 1時間25分18秒
23位 斎藤 1時間29分01秒
31位 塩入 1時間31分33秒

◆3・19 第11回日本学生20km競歩選手権(能美市営20kmコース)
▼男子20km競歩
2位 野田 1時間20分04秒
8位 大楽 1時間25分18秒
17位 斎藤 1時間29分01秒
25位 塩入 1時間31分33秒
 学生日本一を決める日本学生20km競歩選手権を兼ねた全日本競歩能美大会。明大からは4人が出場し、野田明宏(商3=清風)が自己ベストを4秒更新する1時間20分04秒で2位に入った。今大会は8月に台湾で行われるユニバーシアードの代表選考も兼ねており、出場資格を持つ選手でトップのタイムをマークした野田は出場に大きく前進した。また、大楽亨平(文2=滋賀学園)も自己ベストを更新し、8位入賞を果たした。

 得意の舞台で復活を遂げた。前回大会は故障明けの影響で7位に終わった野田。今季も1カ月前の日本選手権で11位に終わっており、状態面が心配された中で迎えた今大会。レースは序盤からリオデジャネイロ五輪7位入賞の松永(東洋大)、日本選手権3位の山西(京大)が飛び出し、野田を含む集団は5kmで早くも20秒近く離される展開となる。しかし「自分のペースで最後まで行く」(野田)というレースプランを思い描いていた野田に焦りはなかった。13km過ぎにペースが落ちてきた山西を捉えると、14km過ぎにはロンドン五輪代表の西塔(愛知製鋼)も振るい落とし単独2位に浮上。その後も大きくペースを落とすことなくフィニッシュした。「自己ベストを更新できたのがうれしい」(野田)。おととしにこの大会でマークした明大記録を更新し、喜びの表情を浮かべた。

 自らの歩きを見つめ直したことが躍進につながった。惨敗に終わった日本選手権では終盤に大きくペースダウン。その原因は歩形の乱れだった。「この1カ月は歩形をしっかり見直した。歩形を見直したら最後までスピードが出ると思っていた」(野田)と最後まで歩形がぶれることなく完歩。ラスト5kmでは全体トップの20分12秒の歩きで、優勝した松永にも一時15秒差に迫った。学生では2番手だったが松永は4年生のため、ユニバーシアードの出場権を所持している選手ではトップでゴール。2大会連続の出場を手中に収めたと言っていい。「金メダルを取る」(野田)と8位に終わった前回のリベンジへ燃える。強さを見せた野田が世界に名をとどろかせる日も近い。

 
8位入賞を果たした大楽
8位入賞を果たした大楽
部内競争も激化する。5月に迫った関東インカレの1万mWの出場権は各大学三つまで。野田が当確のため、残り2枚の切符を争うこととなる。今大会で存在感を示したのは大楽。自己ベストを1分以上縮めて8位入賞を果たし、自信を深めた。「今年も当然3人入賞狙い」(田村厚監督)。エース野田を中心に競歩王国・明治を築き上げる。

[加藤真人]

レース後のコメント
田村監督

「野田が頑張って2番に入ってくれて、レース前はなんとかユニバーシアード行きたいなとは言ってたんだけど学生でトップで、ほぼユニバーシアード行けるだろうというところで、良かったです。(レース内容は)神戸の時は後半落ちたんだけど、今日は落ちずにそのまま行けたんで、なんとか一生懸命粘ってくれました。意気込みだったり気持ちがたくさん出ましたね。それの成果だと思いますね。(ユニバーシアードに向けて)結構期待できると思うんだよね。彼も一回ペースが落ちてたけどまた戻ってきていて、記録が充実していて、とても楽しみですね。(大楽も自己記録を更新)相当調子がいいですね。今度関東インカレもあるんですけど、しっかり点を取るぞと彼らも盛り上がってるので、楽しみですね。今年も当然3人入賞狙いです。野田、大楽、あと誰が出てくるかというところですね。(今後の競歩陣に期待すること)村尾っていう1年も入ってきて、彼も素直ないい子で一生懸命練習してるんで、盛り上がってるので、まだまだ行けると思いますよ」

吉澤永一コーチ
「(野田)しっかり練習できていたので日本選手権がなぜ結果出なかったのだろうと思っていたのですが、記録的には2年ぶりくらいに出たので良かったです。(歩形)良かったと思います。終盤まで落ち着いてペースを守れていました。いつも行けるところまで行って粘るというのでしたが、今日は抑えたというのが今回良かったのではないかという気持ちです。落ち着いて行けば山西らも交わすことができるので、今後世界で戦う時は次のステップとして先頭が早くてもそのグループで行くという練習をしていかないとなと思っています。20分切りを目指しペースの上げ下げがあっても今日のタイムで行けるというのを目指したいです。今日は安定して自分で20分切るというのを設定していたと思うのでそれはそれでこういうレースができるということです。(ユニバーシアード)2年前に出場してそこを入賞しています。その時は体調が悪い中でしたので、今回はメダルは最低限を目指すのではないでしょうか。(大楽)自己更新したが正直にいうともっといくかなと思っていました。あと2分くらい早く歩く練習ができていたので。ただこの1カ月くらいコンディションが良くない中ではよく歩いたと思います。もっと行けます。(関東インカレ)競歩が取らないといけません。まだ誰が出るというのは決めていないので練習の中で決めていきたいです。(今後)いま、野田という日本のトップクラスの選手が引っ張ってくれている状況なのですが、彼が卒業しても強い部分を引き継いでいけたらなと思います」

野田
「2年ぶりに自己ベストを更新できたのがまずうれしいです。でも、19分台はしっかり出したいと思ってたんで、タイムとしては全然満足できる結果ではないですね。(内容は)自分のレースができたなと思います。最初から自分のペースでしっかり、前が出ましたけどそこには付かず、自分のペースで最後まで行くっていうのが今回のレースプランだったので。(松永と山西が飛び出したが)焦りはなかったです。自分で今日は1時間20分ぐらい出せれば上に行けると思ってたので、最初から焦らず自分のペースで行きました。(13kmに山西、14kmに西塔を交わしたが狙い通りだったか)山西は落ちてくるか分かんなかったんですけど、西塔さんは落ちてくると思ってたので、焦りもなく自分のペースでしっかり前を追い上げれればと思ったので、良かったかなと思います。(神戸からの調整)神戸はかなり歩形が悪かったので、まず歩形を見直しました。歩形を見直したら最後もスピード出ますし、後半も無駄なく行けると思ったので、まずこの1カ月は歩形をしっかり見直してきました。今日はその点ができたと思います。かなり良かったと思います。(終盤までペースが落ちなかったが)最初に一気に先頭について行くっていうレースプランもありますし、これはこれで今回のレースプランというのもありますし、またレースをどう持っていくかっていうレースプランを立てて、出るなら出る、後半勝負なら後半勝負っていうのをやっていけば自然と19分台が出てくると思います。(ユニバーシアードに向けて)ほぼ間違いないと思います。前回出た時は松永さんと一緒に出させていただいて、松永さんも3番で、自分も8番で優勝できなかったので、自分がしっかり優勝して、金メダルを取るっていうのが一つの目標です。(4月の50kmにもエントリーしているが)一応またコーチと相談して、50kmどう対応するか、多分出るとは思います。世界選手権というよりかは前回出た時は途中棄権してしまったので、完歩っていうのが今回の目標だと思います。(今後の目標)50km出るか分からないですけど多分出ると思うので、そこをしっかり歩くっていうことと、その後には関東インカレとかユニバーシアードも控えてくると思うので、しっかり一つ一つレースを自分の目標を持ってこなしていくっていうのが目標です」

塩入
「日本選手権の時より調整の段階で練習を落としたので今回の結果になったのかなと思います。試しに練習を落としたのですがガクッと来ました。もうちょっと足に硬さを作っておくべきでした。(レースプラン)日本選手権はイーブンペースで自己ベストが出たのですが、今回は少しベースになるスピードを早くして臨んだのですが、5kmの段階で日本選手権の時とタイムが変わらず、かみ合わず粘れませんでした。足が冷えて動かなくなるという悪循環になりました。一旦ペースを落ち着かせてからまた程々に上げれたのですが全体的には駄目でした。自己ベストも更新できませんでした。(関東インカレ)他の明治の選手に比べてスピードがないのでまずは1万を速くします。そこをベースにほかも速くしていきたいです」

大楽
「学生で入賞の8番を狙っていました。山西がいなくなっての8位なので気持ちは微妙です。ただ、形に残った結果を得られて良かったです。(レースプラン)いつも20kmは1年生の頃から突っ込んで耐えてという感じだったのですが、今日は落ち着いてタイムを維持していこうと思っていました。実際はちょっと速いかなと思いましたが落ち着けたのでそれがベストにつながったのかなと思います。ただ、自己ベスト自体もともと速いものではないので更新して当たり前という感じです。うれしいというよりほっとしました。(関東インカレ)明治は全員が強いのでとりあえずメンバーに入って選ばれたからには代表としてしっかり一部残留に貢献したいと思っています。あと東洋が前に何人もいたのでそれを抜かして野田さんと表彰台に上るのが目標です。今日は全力を出し切ってこの結果なので実力を上げるしかないのかなと思います。これ終わって自分だけ合宿があるのでそこで弾みをつけたいなと思います」

斎藤
「11月の終わりくらいにケガをして練習を再開できたのが2月の始めです。練習量の差が出ました。第二集団くらいまではついて粘ろうと思っていたのですが10km手前から足に来てしまって思うようなレースができなかったです。粘るということは割とできたと思うのでスピードをつけたいです。春先の10kmのレースに備えたいです。関東インカレではまずメンバーに入れるように練習もしっかりして入賞狙いたいです」


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