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史上初優勝を遂げた

ラグビー部  練習たった1日で遂げた史上初優勝 決勝で王者東海大下す/東日本大学セブンズ

◆4・9 第18回東日本大学セブンズ(秩父宮ラグビー場)
▼1回戦
 ◯明治26{19―7、7―5}12拓大
▼チャンピオンシップ1回戦
 ◯明治21{14―0、7―7}7流経大
▼チャンピオンシップ準決勝
 ◯明治24{14―0、10―0}0大東大
▼チャンピオンシップ決勝
 ◯明治26{14―7、12―14}21東海大
 春シーズン開幕戦となったセブンズで関東4チームを蹴散らし王座に輝いた。対戦した4チームはいずれもフィジカル自慢の外国人選手を擁していたが、それらを上回る突破力とディフェンス力でトーナメントを登った。さらに昨年は決勝で敗れた東海大に決勝で5点差を付け雪辱勝ち。シーズン開幕を最高の形で迎えることができた。

リベンジ完了
 展開ラグビーで王者を翻弄(ほんろう)した。前半3分に東海大に先制点を献上するも、その後すぐに2トライを取り返し14―7で折り返す。後半開始直後も敵陣10メートルラインから展開し竹田直輝(情コミ4=明大中野八王子)、ゲームキャプテン・渡部寛太(文4=北条)とつないで最後は山本龍亮(情コミ1=桐蔭学園)が左中間にトライ。さらに後半4分には、自陣から放ったチップキックを敵陣ゴール目前で奪われるも山本龍が奪い返しインゴールへ押し込こみ26―7と引き離す。しかしその後2トライ奪われ、26―21に迫られたところで制限時間を告げるホーンが鳴った。明治のキックオフボールで始まったラストプレー。自陣ゴール目前まで迫られるも「去年と同じ相手に絶対に負けられない」(渡部寛)と東海大の猛攻をしのぐ。最後は激しい攻防に耐えきれなくなった東海大のノックオンで試合は終了。ベンチにいた選手たちが一斉に駆け出し、グラウンド内にいた選手と抱き合い優勝の喜びを分かち合った。
持ち前のランスキルで6トライを獲得した宮嵜"<"align=left
持ち前のランスキルで6トライを獲得した宮嵜

短い練習時間
 毎年、短期間練習で挑むセブンズだが、今年は例年以上に短い時間でチームを仕上げた。今年の練習時間は試合前日の朝練40分のみ。それでも「一人一人が思い切ってアタックして前に出てディフェンスもみんなでコミュニケーションを取ってコネクションを保ちながら組織で守れた」(渡部寛)とチームワークには自信あり。15人制よりも少ない人数で行うため展開が遅れるチームが多い中、明治は福田健太(法3=茗渓学園)と松尾将太郎(商3=東福岡)が素早い球さばきでチームを動かした。さらに同じく3年生の宮嵜永也(営3=長崎北陽台)もチーム最多の6トライを挙げアタックのテンポをキープ。「チームみんなが勝ちたいという気持ち一つだったので勝利につながった」(宮嵜)とチーム力を見せつけた。

 春シーズン開幕で上々の滑り出しを見せた。丹羽政彦監督(平3文卒)は「春からずっとマインドを変えることを意識してきて、東海大戦の最後に全員が必死でプレーして抑えられたところに現れている」とセブンズ選手たちを好評価。また、紫紺デビューを飾ったルーキー3人の今後の活躍にも期待ががかる。決勝で2トライを決めた山本龍は「明治の紫紺には昔から憧れがあったのでまず着れたことに感謝しかない」と紫紺デビューを喜んだ。今後のレギュラー争いに新人が名乗りを上げる日も遠くない。
 スローガンである“NEW MEIJI”を掲げ新たにスタートした明治。昨シーズンは全国大学選手権を初戦敗退で終えたが、春シーズン早々に“優勝”を勝ち取ってみせた。この春、“新しい明治”がやってくる。

[長谷川千華]
◆出場メンバー◆
佐藤 諒(政経2=国学院久我山)
12石川 貴大(政経1=報徳学園)
成田 慎一郎(文2=三本木農)13山沢 京平(政経1=深谷)
渡部 寛太(文4=北条)14宮嵜 永也(営3=長崎北陽台)
福田 健太(法3=茗渓学園)15高橋 汰地(政経3=常翔学園)
10松尾 将太郎(商3=東福岡) 20山本 龍亮(情コミ1=桐蔭学園)
11山崎 洋之(法2=筑紫)22竹田 直輝(情コミ4=明大中野八王子)


試合後のコメント
ゲームキャプテン・渡部寛太(文4=北条)

「最後はもう必死だったので、最後笛が吹いた時にはすごくうれしかったです。去年も準優勝で決勝で同じ相手に負けていて絶対に負けられないという思いがあったので、その結果優勝できてうれしいです。チームとしてはセブンスの練習はあまり時間を取れていなくて15人制と同じで一対一で勝負するというのを全員で意識してやっていたので、アタックは自然と良くできていたと思います。個人としては、アップの時とか準備の段階で良い雰囲気を持っていけるように頑張って、自分を盛り上げて意識してやっていました。僕らが2年生の時もたぶん東海と当たって負けて去年も負けたので、やっぱり負けられないなというそこに懸ける思いは去年のメンバーとかは特に強かったと思います。一人一人が思い切ってアタックして前に出れて、ディフェンスもみんなでコミュニケーションを取ってコネクションを保ちながら組織で守れたことがこのような結果につながったと思います。周りが結構良い形を作ってくれて、自分も行こうというのはあったけどチームが勝つことが一番だったので、一対一で勝負できるところはして厳しいところは周りにつなぎました。山本も石川も山沢もみんなすごく心強くて、1年生のプレーでチームに助けられる場面もありました。最初の公式戦を優勝という形で取れたということは明治としてはすごく良いスタートを切れたと思うので、それを春のシーズンもそうだし夏も秋も継続してどんどん上がっていけるようにしていきたいです。そのためには4年生が大事だと思うので、しっかり自分たちでやっていきたいと思います」

成田慎一郎(文2=三本木農業)
「初紫紺だったので緊張しました。試合もあまり出たことがなくて昨年はケガでシーズンを棒に振ってしまったので。試合でしか得られない反省があると思うので、良い経験になりました。今年は春から出続けて、秋に紫紺を着て出られるように頑張っていきたいです」


福田健太(法3=茗溪学園)
「大学入ってから初のタイトルだったので素直にうれしい気持ちが強いです。他の人からも頑張ったとかよくやったとかって声を掛けてもらって優勝したことをさらに実感していきました。昨日の午前中1時間くらいしかセブンスの練習はしていませんでした。京産大に負けてから3カ月積み上げてきたものがあってそれを基本的なプレーのところで出せたのは本当によかったです。体作りもしっかりとしてきてそれを出せば大丈夫だからと信じてやってきただけです。冬の成果が早くも出てきたのかなと思います。ゲインの部分とかチームに貢献することができたこともあったけれどマイナスな部分ももちろんあって迷惑をかけたところもありました。そのマイナスな部分をシーズン始まったばかりなので修正していきたいです。1年生もメンバーに入ってきてその3人にしっかりプレーさせてあげることが先輩としての役目だと思ったのでなるべく入りやすい状態には持っていきました。今日は全試合苦しくて始めの拓大も強くくるし流経も外国人選手中心に攻められたのはきつかったです。特に東海大との最後の5分間は逆転されることもありえたし気持ち張って守っていきました。7人制ということで一人が守る守備範囲も当然広くなっている中で自分は後ろのディフェンスで抜かれたところのバックアップを中心に外国人選手ともぶつかっていって止められたというのは少し自信にもなりました。今日は後ろからのコールとキックへの対応を意識しました。今年は『NEW MEIJI』というスローガンがあってそれを中心に4年生が引っ張ってくれているので、下級生がその背中を見て日本一になるために良い雰囲気が出てきている。まだチーム練習ではなく個人の基本的な練習が多いですが、これからどんどん実践に入っていくと思います。セブンズでいいスタートが切れたのでこの調子で春もやっていきたいです」

松尾将太郎(商3=東福岡)
「今年は『NEW MEIJI』っていうのを掲げて、今は体を大きくしようということでフィットネスだったりS&Cの部分をずっとやっています。セブンズの練習も昨日の40分間しか合わせてなくて、どうやってディフェンスしていくかっていう確認とアタックでどう攻めるかくらいで、本当にちょっと汗流したくらいです。それでもマインドで変えていこうと。気持ちがあれば大丈夫だと思って試合に臨みました。一試合一試合勝っていくごとに、どんどん選手たちのマインドも変わっていったし、勝てるという気持ちが上がっていきました。準決勝から来てくれた応援も力になって、優勝してチームが一つになった瞬間だったのかなと思います。ボールをずっと持っていようというのは言っていて、あとはディフェンスの部分でしっかりコネクションを保ってコンパクトに。外国人選手も多かったのでそこは2人でとらえて、トライを取られないようにしました。グラウンドもウェッティーで結構雨降っててという状態でしたが、新体制になってからファンダメンタルの基本の部分をやってきたので、そこは雨でも雪でもどういう状況でもミスしてはいけないところ。今日はその基本のところが忠実にやれたんじゃないかなと思います。(試合数が多い中で)基本的に今はきつい部分の練習で走り込んだり、ウエイトだったりなので他のチームよりは体力の消耗も少なく走り勝てたと思います。リカバリーでも試合終わってすぐアイスバスに入ったり、スタッフのサポートというのも大きかったです。(3年生の活躍)4年生が2人しかいなかったので、健太(福田)とも話して自分たちが引っ張っていこうと。プレーでそれを示せたと思います。セブンズは個人技の部分が赤裸々に出てしまうのが難しいところ。だけどそこを個人技だけで終わらせないチームワークで明治はやれたので、相手に外国人選手だったり個が強い選手だったりたくさんいましたが、しっかりそこをリカバリーできたから勝てたと思います。(大学初公式戦の1年生には)緊張せずに普通にと。選ばれたということはそれだけの技術、強さがあるということなので気負わずやっていいよと。試合前も試合中もずっと声を掛けていたので、本当によく活躍してくれました。(シーズンオフの間は)自分は体がやっぱり小さいので、ウエイトに重きを置いてやってきました。小さいけど当たり負けないように。技術面ではキックの基本のところをずっとやってきて今良い調子なので、今後15人制が始まってからもそこを出していけるようにしたいです。今日優勝できたことは『NEW MEIJI』として良いスタートを切れたということ。このまま勝ち癖をつけていきたいです。みんなが新しい明治としてマインドチェンジをしているから今日も勝てたと思うし、全員の意識がどんどん変わって良い方向に向かっていると思います。昨年は春にU20に行って出場機会があまりありませんでした。秋も結局レギュラーを取れず、リザーブで最後ああいう負け方をして悔しい結果で終わったので、今年は10番にもっとこだわって勝ち取れるように。大学日本一に向けて自分がチームのプラスになれるようにやっていきたいです」

石川貴大(政経1=報徳学園)
「1年生で出させていただいて、最後勝って優勝できたのでとても満足しています。絶対に今年は勝とうという気持ちで全員の気持ちが一つになったので勝てのだと思います。みんなが気持ちを切らさずに走り切ってディフェンスやオフェンスをしたというのが勝因だと思います。(自身のトライシーンは)前が空いていたのでパスを放ってもらってトライできたという感じです。でも前が空いていたのでパス頂戴ということを言って狙っていた部分もありました。前の試合(大東大戦)でシンビンとか出してしまって全然活躍できなかったので、最後の試合は絶対頑張ろうという気持ちでやりました。プレッシャーもあったけどやっぱりプレッシャーより紫紺のジャージーを着れたという嬉しさが大きかったです。紫紺のジャージーを着て恥じないプレーをしようというのを心掛けて試合には臨みました。高校でセブンスの全国大会には1、2、3年生とも出て、そこでセブンスに関しては多少の経験はありました。練習には一生懸命取り組んでいたので、今回メンバーに入れさせてもらったのかなとは思います。最後の東海大戦とか山本くんが2トライ取ったりしていて、僕も負けてられないなと思ったし試合の中でも他の1年生には刺激を受けました。今後の目標は、できるだけ早いうちにメンバーに絡みだして、スタメンとか取りたいなと思っています。プレー面ではラインブレークが自分の強みだと思うので、そこで目立てる選手になりたいと思います」

山沢京平(政経1=深谷)
「今日はプレーがあまり楽しめなかったです。雨で難しい部分もあったけど全員で走って基本的なラグビーができました。外国人選手は何度か試合したことがあるので特別ではなかったです。アイルランド遠征で戦った外国人選手とは違うタイプだったけど、もっと簡単に止められるようにしたいです。高校よりもレベルが高いので、今後は楽しみです。周りの先輩はとても良い人ばかりで、ミスしてもすぐにカバーしてくれて尊敬しています。昨日は学校の行事があって途中から練習に参加しました。正直練習が1日だった部分は不安でした。試合に出ていた他の1年生も体を張っていたのですごく頼もしいです。Aチームとして出られるように毎日頑張りたいと思います。他のチームで出ても一つ一つのプレーを大切にしていきたいです」

宮嵜永也(営3=長崎北陽台)
「チームみんなのマインドが勝ちたいという気持ち一つだったので、その気持ちが勝利につながったと思います。楽しもう、みんなも応援に来てくれているから優勝しようという一心でした。試合前も笑みが出るくらい良い雰囲気でした。春は、走ること、体を作ることなど個人個人の基礎的なことを磨いていた時期でした。その成果として、7人制で優勝できたと思います。ヘッドコーチが変わって、マインドという言葉を使うようになりました。何をやるにしてもマインドを変えて、自分たちがどうなりたいか目的をしっかり持って練習できていると思います。意識の高さが昨年と違っていて、今はとても良い雰囲気です。自分はディフェンスが得意でスピードも持ち味なので、一対一のディフェンスだったり、外に走るスピードだったり7人制で出せるとこがたくさんありました。(6トライと絶好調)トライはみんながつないでくれたボールをフォローした結果なので、みんなのトライ。昨シーズン終わってから体重をかなり増やして、フィジカルが強くなったと思います。7人制で優勝したので、15人制でも秋優勝できるように春から準備して春全勝を目指します。自分もAチームで出れたらアピールして、ずっとAチームに出続けられるように頑張っていきたいです」

高橋汰地(政経3=常翔学園)
「練習時間が例年よりも短くてしんどかったが、試合をしていくにつれてみんながひとつになって良い雰囲気になっていったので、優勝できてすごくうれしいです。昨シーズンはケガで終わってしまったので悔しかったが、今シーズン初めての公式戦でケガとか関係なく良い動きができたのでよかったです。今日は周りとコミュニケーションがよく取れて、ディフェンスも両サイドの(松尾)将太郎と(宮嵜)永也とずっと話しながらできたので良い雰囲気でできたと思います。(練習時間が短い中で結果を残せたのは)一人が抜けた後にみんなが走ってフォローについて行ったからだと思います。その結果トライにつながったプレーがいくつかあったし、人任せにならずにみんながしっかり走れました。流経大戦で将太郎が裏に蹴って飛び出してトライしたプレーは、試合中に状況判断で将太郎と話し合っていたのでそこはよかったかなと思います。どのチームも外国人がいたのでそこは警戒していました。外国人は結構手を使ってパワーで向かってくるので、それより低いタックルで入ったりハンドオフを弾いてタックルに入れれば蹴って止められるシチュエーションが今日あったので、そういうところは15人制にもつなげていけると思います。(2本トライを決めたが)もう少しトライを取れたらいいなと思ったし、最後決められるところで捕まってしまったところがあったので、走るコースを考えてスピードを上げたりしてトライを取り切れるようにしたいです。今体重が増えてスピードが落ちてしまったので、そこは春シーズンの課題だと思います。(今日3年生の活躍が目立ったが)上級生になったしチームを引っ張っていく立場になるので、意識を変えて頑張っていきたいと思います。大学日本一になれるチャンスがあるので、しっかりみんなで頑張って日本一になりたいです」

山本龍亮(情コミ1=桐蔭学園)
「優勝できてとにかくうれしい気持ちとほっとした気持ちでいっぱいです。自分はセブンスがとても苦手で高校の時から全く良い思い出がありません。なので優勝に貢献できたかはわからないけどその一員になれてとにかくうれしいです。決勝でトライを挙げたのはいろんな人に声をかけてもらいました。あのトライはとにかくがむしゃらにやった結果だと思います。紫紺は初めてでとにかく重かったです。明治の紫紺には昔から憧れがあったのでまず着れたことに感謝しかありません。自分は派手なプレーで沸かせることはできないので地道に小さなことをやっていこうというのを決めていてそれが出たのかなと思います。今日の動きには全く満足はないです。タックルが甘く、抜けられることもあったのでビデオなどをもう一度確認して詰めていきたいです。今日は外国人選手も多かったけどビビったら何もできないので自分から攻めるという強い気持ちでいきました。もちろんAチームで出ていくことを春の目標としていきます。試合に出て活躍をするというよりチームの勝利に地道に貢献していくプレー、相手の嫌がるプレーをしていきたいです。地道に貢献していきたいと思います」


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