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就任3年目で初優勝を狙う


東京六大学野球 2017〜春〜  (15)法大戦事前インタビュー@ 青木監督、森主将、熊谷選手  

 「新生明治」で戦後初のリーグ3連覇だ! 昨年は3年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成し、明治神宮大会で5年ぶりの日本一を飾った。今季は戦後初、1938年以来となるリーグ戦3連覇に挑む。柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)ら主力選手が抜け、顔ぶれが一新したチーム。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが展開されているが、投打ともに選手層の厚さは六大学随一。悲願の瞬間へ向け、準備は万全だ。
 連勝街道を突き進む。東大、早大戦で勝ち点をつかみ波に乗る明大。続く第3カードは法大戦だ。現在5位と順位こそ低いが、昨季新人戦優勝が示すように粒ぞろいの若手も多く決してあなどることはできない。未だ優勝を知らない4年生世代をはじめ「勝利への執念というのはどこよりも強い」(法大・森主将)と自負するほどチームの気迫も十分だ。血の明法戦≠ニ言われるように、数々の名勝負を繰り広げてきた両校。今季も神宮の地で熱戦が期待される。(この取材は3月16日に行われたものです)

青木久典監督
――昨季は5位という結果でした
ふがいないシーズンだったなと。開幕投手からエースと4番という核にならなければいけない人間がケガで不在になったというのが一番の低空飛行になった要因かなと思いますけどね。

――「(一昨年は)就任1年目で遠慮があった」と以前おっしゃっていましたが、2年目となった昨年度はいかがでしたか
色んな意味で物事は伝えてましたし、2年目ということで選手の方ともコミュニケーション図りながらやってこれたと思います。もちろん野球の話もしますし、それ以外の世の中のことだったりとか、まあ人生の話もしたりとかしますよね(笑)。

――今季のチーム構想をお聞かせください
就任当初から変わらず、構想としてはセンターラインを固めて、守りの方をしっかりしたチーム作りを考えています。

――森選手を主将に任命された理由は何でしょうか
昨年度から副キャプテンをさせてるわけです。キャプテンというのはすぐやれと言ってできるものでもないと思いますし、役職も育てていかなければいけないと思っているので。そういう意味で昨年1年間は副キャプテンとして育ててきて、3年生ではありますが側面からチームのことを見たりとか、キャプテンと選手とのパイプ役としていろいろ動いたことによって彼自身も色んな勉強をしたと思いますし、そういうの全部含め彼しかいないなと思って任命させていただきました。

――今季カギとなると思っている選手はどなたですか
カギは、みんなカギなんですけれど。投げるべき人が投げて、それがやっぱり熊谷だったり菅野でしょうか。打つべき人が打つ、それはやっぱり今季から4番を任せようと思っている中山がどれぐらい機能するかというところですかね。その前の打順がどれぐらい質を上げられるかというのも大事だと思いますし。今お話した名前の者が一つカギとなるんじゃないかと思いますけども。

――小林選手、大西千選手にはどのような期待をされていますか
彼らの役割、彼らの特性が生きる、チームが勝つ方向に向けて生きるポジションで使っていきたいなと思ってるんでね。そこはまだ試行錯誤、打順をまだ見極めてるところですね。ただ彼らは必ず出てもらわなきゃいけない、結果を出してもらわなきゃいけない人材なんで期待してます。

――法大は若手選手の活躍が目覚ましいですが伸びてきていると思う選手はいらっしゃいますか
みんな伸びてきてはいるんですけども、その中でも外野手でいえば舩曳(法大)という天理高校から来た2年目ですか、彼は非常に伸びてきているんじゃないかと思います。やっぱり一番魅力は足という部分でしょうかね。

――昨季新人戦優勝を成し遂げていたりと、若手の育成に力を入れているように見受けられます
そうですね。私の中では選手は育てていかなければいけない。そしていい素材が法政大学の方には入っていただけるし、それをしっかり責任を持って育て上げて卒業させていくのが私の役目だと思っているので、この過去2年間はそこをしっかりやってきたつもりもあるのでね。本当に躍動して育ってきていると思っています。

――今季の六大学野球で重要になると思っている点はどこでしょうか
まあ全試合重要になると思うんですけどね。他大学全て戦力も整っていると思いますし、今東京六大学も団子状態だと思っているので、全てですね。そういった意味でも初戦の早稲田大学のゲームをどう我々が取っていくかというところが非常に大事じゃないかと。

――現在のチームの調子はいかがでしょうか
例年よりも仕上がりは早くきてるんじゃないかなと思いますし、現状ではまだまだやるべきことはたくさんあるんですけど、まあまあの状況下でやってるんじゃないかと。

――今年の明大についての印象をお聞かせください
そりゃ明治大学さんは強いですよ(笑)。(柳選手のような大きな戦力が抜けたことについては)まあプロに行かれるような選手も大事だと思うんですけど、野球というのはチームスポーツでもありますし、そういう意味では組織力が大事だと思うのでね。抜けたからといって明治さんが弱いとは決して思っていません。やっぱり人間力野球というんでしょうか、善波さん(達也監督)の野球も素晴らしいものがありますし、そこで強みもつくってこられると思いますし。出てくる選手がたくさんいると思うので、油断せず戦わせてもらわなきゃと思いますね。

――最後に今季の意気込みをお願いします
私自身3年目になりますし、勝負の年だと思ってますし学生もそういう思いでやってます。なのでまたすごい混戦、厳しい試合が続くと思いますけど一戦一戦しっかり勝ち点取って優勝したいと思っています。
――ありがとうございました

立大戦では中軸も務めた
立大戦では中軸も務めた


森龍馬主将
――昨季5位という順位についてはどのように思っていますか

ある程度の手応えというか、昨年の夏に目いっぱい練習していけるんじゃないかというところで臨んだ秋だったんですけど、悔しい結果に終わってしまって。本当に六大学リーグで優勝する難しさを改めて痛感しましたし、それと同時に本当に悔しいなという思いが強いです。

――ご自身としてはどのようなシーズンでしたか
副キャプテンという立場だったんですけど、あまり勝利に貢献することができなかったというのが正直な思いです。

――主将に任命された時の思いをお聞かせください
正直1年生の頃からそういう自覚を持ってやってきましたし、昨年も副キャプテンとしてチームを引っ張っていて絶対そうなることはわかっていたので、驚きもないしやってやるしかないというか、優勝するために何とかしようという気持ちでした。1年生の頃から学年の責任者とかもやってきましたし、個人的にはそういう自覚を持って任命された時にはできるようにと思っていました。

――監督さんから頼まれたタイミングはいつでしたか
監督との話で正式に決まったのはリーグ戦終わってからでしたけど、昨年副将に任命された時に、はっきりではなかったですけど「チームを引っ張っていく上では、1年間で引っ張るというよりは副将として2年間かけてやったほうが最後の1年は絶対やりやすくなるんじゃないか」みたいな内容の話はされてたので、その時点では自分の中では確信していました。

――監督さんから多大な信頼を受けていることに関してはどう思っていますか
それは本当にありがたいことです。もちろん監督、コーチ、スタッフと選手間の信頼関係というのは優勝するためには必要不可欠だと思うので、自分も何かあれば監督に話しますし、監督からもいろいろ話を聞いてくれるのでこれからもチームを良くしていくという上で一緒に頑張っていけたらなと思っています。

――前主将の森川大樹選手(明治安田生命)と比較して自分はここが違うという点はありますか
森川さんほど言葉に説得力がないです(笑)。今までケガばかりだということもありますし、まだまだリーグ戦でも全然活躍できてないので。

――今年のチームスローガンを教えてください
「PRIDE」と「王者復活への第一歩」がスローガンです。最初はチームの幹部で考えて、監督との照らし合わせて決定しました。

――今年のチームカラーはどんな感じだと思われますか
とにかく勝利への執念が強いってところですかね。今までずっと負け続けてきてるので。

――ここが強みというところはありますか
得点力がありますし、ビッグイニングもつくれるので勢いにまずは乗れるように。守備からリズムを作るということが課題ではあるんですけど。

――主将の一押し選手はどなたでしょうか
熊谷、中山です。その2人が中心になってくれればという期待をこめてます。

――チーム内での流行はございますか
基本僕はチームの流行に乗れてないので(笑)。ちょっと遅れ気味なのでいまいちわからないです。

――主将として一番意識していることをお聞かせください
どんなことがあっても動揺せずに常に前向きな姿勢を見せようとは意識してます。

――副将である清水雄選手と俵積田選手とはどのような働きをされていますか
(自分が)ケガが多い中でチームを離れることも多々あったりしたんですけど、そういう時でも常に声出して。清水雄二に関しては外野手責任者になってるんですけど、監督から言われなくても練習が終わった後に課題が残っていれば外野手集めて全員で練習しに行ったりとかしてたりして。俵積田に関してはグラウンド内でいるだけでちょっとピリッとするところがあるので、存在感のある選手なので本当に助かってます。

――理想とするチーム像はどのようなものですか
さっきも言ったように勝利への執念というのはどこよりも強く持って、そのために自分たちは何をしなきゃいけないのかっていうのを常に考えて、野球以外の場面でも強くあってほしいというかそういう集団でいてほしいと思っています。

――ご自身の今季の目標をお聞かせください
スタメンでレギュラー取って勝利に貢献できればいいですけど、それ以上にキャプテンとしてチームを勝利に導けたらいいなと思います。

――最後に今季の意気込みをお願いします
4年間優勝から遠ざかっていて、その苦しい状況の中でも応援団をはじめ応援してくださってる方々がいるので、何とか優勝、日本一を成し遂げてそういう方々と一緒に喜べたらなと思っています。

――ありがとうございました

今季は既に2試合で先発登板
今季は既に2試合で先発登板

熊谷拓也選手
――昨季はどのようなシーズンでしたか

なかなか勝てずに、ずっともがいてたシーズンかなと思います。(失点の原因は)一番は技術的なものだと思いますね、フォームとか。

――この冬どのような練習をされましたか
フォーム矯正はすごいしました。ちゃんと下半身を使って投げるということですかね。ほぼほぼネットスローで下半身を固めました。変化球の少なさは課題だったので増やしました。スライダーは確実に投げれるかなと思います。

――監督からの期待はどのように受け止めていますか
昨年から先発で投げさせて頂いているのに勝てなかったってのが事実なので、その期待に今回は応えられるようにしたいなと思っています。

――今年は投手責任者も務められるそうですが、どのようなことをされていますか
ピッチャーを練習も試合も仕切る。自分だけじゃなくて周りを見るっていう幹部的な役割ですね。(現在の投手の雰囲気は)全員がちゃんと一つの方向に向かっていってるって感じは。まあいい方向じゃないですか。

――この投手が伸びていると思う選手はいますか
河野じゃないですかね。ピッチャーとして練習も頑張ってたので、これから試合出されていくうちにもっと伸びていくんじゃないかと思います。

――最終学年ということで、気持ちの入り方は昨年までと違いますか
そうですね。将来決まるリーグ戦でもあるので。3年生の春秋は自分のことばかりっていう感じもあって、でも4年になったらそうもいかず。周りを見ながらチームのことを優先して、最後に自分のことが続いていけばいいなと思います。

――4年生の代は優勝を経験していない世代ですが意識はしていますか
そうですね、相当してますね。チームとしてそこはブレずにやっています。

――今年の明大の印象をお聞かせください
齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)、水野匡貴投手(農4=静岡)とピッチャーを軸に野手はわからないですけど逢澤崚介外野手(文3=関西)とか竹村春樹内野手(政経4=浦和学院)とかがいて。ピッチャー陣はいつもそうなんですけど豊富だなと思います。

――今季の目標を教えていただきたいです
チームとしてはリーグ優勝じゃないですか。個人としては5勝ですかね。先発か救援かまだわからないですけど僕自身は先発でやりたいなと思っています。

――最後に今季の意気込みをお願いします
2、3年とくすぶってたので、4年は周りも見ながらしっかり活躍できればいいかなと思います。

――ありがとうございました

[三ツ橋和希]

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