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延長戦の末、指導差で垣田に敗れた小川

柔道部  小川が2年連続出場も、無念の3回戦敗退/全日本選手権

◆4・29 全日本選手権(日本武道館)
小川――3回戦敗退
 シニアの壁は厚かった。無差別級の日本一を決める今大会。出場選手44人中、学生が6人と少ない中、明大からは小川雄勢(政経3=修徳)が出場。しかし、3回戦で垣田恭兵(旭化成)に延長戦の末敗れ、昨年のベスト8以上の成績を残すことができなかった。また、昨年度本大会で敗れた七戸龍(九州電力)へのリベンジも目標に掲げていたが、対戦すらかなわなかった。

 予想外の結末となった。2年連続で今大会に駒を進めたものの、まさかの3回戦敗退。「優勝しか狙っていなかった」(小川)。それだけに苦い経験になった。今大会小川は、シードのため2回戦からの出場となった。延長戦にもつれ込みながらも、一本勝ちで初戦を突破。迎えた3回戦は、自身より2つ階級が下回る垣田(旭化成)と対戦した。試合開始直後は組み手争いで一歩も譲らなかったが、徐々に垣田に背負い投げ、大外刈りを中心に攻められ、優位に立たれる。得意な組み手にさせてもらえず、終始相手のペースで試合を運ぶしかなかった。しかし、3分6秒に内股を掛けるなど息を吹き返すと、均衡した試合展開のまま延長戦に突入。ゴールデンスコア方式の延長戦では、2つ目の指導をもらった時点で勝敗が決まってしまう。そのため、指導を1つもらっていた小川は攻めるしかなかった。しかし、優位な形に持っていくことができず、最後は小川に2つ目の指導が入り、試合終了。3回戦で敗れた。ここで勝利すれば、昨年同大会で敗れた七戸(九州電力)にリベンジできる可能性があった。再戦を熱望していた小川にとっては悔しい敗戦となった。

 しかし、まだまだ小川が飛躍するチャンスは残っている。今大会は残念な結果になってしまったが、小川はまだ大学3年。父・直也氏(平2営卒)は「全然伸びしろはある」と今後の活躍に期待する。また、猿渡琢海監督(平11営卒)も「今回、負けはしたけど、今後につながる大会だった」と前向きに捉えている。来月に行われる東京学生優勝大会で、この悔しさを晴らす。

[高橋昇吾]

試合後のコメント
猿渡監督

「重量級だけとの練習をするのではなくて、もう少しいろんなタイプとの練習が必要だと思いました。一回戦、二回戦と自分より軽い階級の選手と対戦して、結構苦戦していたし、満足のいく戦いはできなかったと思います。今日の結果を踏まえて、無差別の大会である優勝大会では、しっかりと勝てるような柔道を身に付けさせたいと思います。一つ一つしっかりやっていかないといけないということを感じた大会でした。(最後の試合は)もともと実力のある相手でした。根本的に小川の組み手の未熟さ、まだまだパワーが必要だと思うし、いろんなことを総合的に見直していくしかないと思います。垣田については投げ切れなかったことが敗因の一つだったと思うし、また投げ切る前に組み勝つ場面も少なかったと思います。そういった今日できなかったこと、やらせてもらえなかったことを今後の課題としてしっかりと練習させていきたいです。(対策は準備していましたか)あのブロックは誰が上がってくるか微妙なところがあったので、誰を対策したということではなくて、こういう時にはこういう風にすると、ピンポイントで対戦相手を選んでの対策はしてなかったです。強いて言えば、ベスト8以上で当たる可能性があった七戸だったり、王子谷を視野に入れていたところがありました。結果的にそれ以前の問題で、それが敗因につながりもしました。(今大会への小川の意気込み)もちろん優勝を目指していたと思います。優勝の前に七戸へのリベンジというものが大きなものだったと思いますし、そこまで辿りつけなかったことで本当に悔しい思いをしたと思います。ここでもう一度新しい気持ちを持って、新鮮な形で次の大会に向けて入っていけたらいいです。今年は結果的に負けたけれどもその負けが今後に影響するものではないので、来年以降の世界選手権を目指していく中で負けられない戦いというものは増えてくると思うので、今回は、負けはしたけど今後につながる大会だったと思います。(これからは)学生の大会は連覇しているので、来年の世界選手権だったり、日本を代表した大会を視野に入れて大会に出場させたいと思います。もちろん小川はチームの柱なので、団体戦は出場させます。それはしっかり戦ってもらいたいと思います。彼に『しっかり一本を取らないと負けるんだ』という気持ちを持たせながらやっていきたいと思います。彼自身は恐らく世界チャンピオンやオリンピックメダリストということを目指していると思うので、そこを目指すにはまずは国内でしっかりとしたチャンピオンになるということが大事です。国内のチャンピオンになるには、内容も大切です。結果だけではなくて内容も自分で考えられるような選手にしていきたいと思います。今日はまだまだ弱い部分たくさん見つかった日でもあるので、これからは小川の弱点を消しながら、また弱点を武器にできるように指導していきます。(弱点というのは)1回戦、2回戦もそうだったけど、小川が相手にしたことへの返しや透かしです。あと正当な柔道ではなくて、組んでもらえない柔道に対しては若干苦手意識があるので、その時の対応というのもやらないといけないと思います。これから団体の大会では彼がポイントゲッターになるので、そういう相手というのはたくさん増えてくると思うし、それを確実に仕留める上では自分の形が作れないのではなくて、自分で形を作る強引さというのも覚えておかないといけないです。さらにもう一つレベルアップさせたいと思っています」

小川直也氏
「ああいう判定になってしまいました。これはまた来年ですね。悔やんでもしょうがないです。(試合後、小川選手に声はかけましたか)やっぱり強くならないと。本当に力がないと勝てないと言いました。そういう風にやっていくしかないです。(日本一に必要なことは何ですか)やっぱりもう一年一年頑張って、全てにおいて日々進化することです。確かにまだ完成もしてないし、発展途上です。でも、大学3年でまだ20歳なので、まだ強くなる要素はあります。それを考えて練習していけばいいと思います。他の選手との伸びしろを考えたら、トップレベルの選手です。そこを生かして頑張ってほしいです。全然伸びしろはあるから、それは期待してもらってもいいと思います。(これからはどんな選手になってほしいですか)俺の柔道になんとか近付こうとしているので、俺の柔道を継ぐのであれば、もっともっと力を付けて欲しいと思います。取り組む時はしっかりアドバイスも応援もします」

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