検索
 HOME > フェンシング部

空中から一突きを決めた道脇(左)

フェンシング部  男子フルーレ2部全勝 3年ぶりの入替戦へ/関東学生リーグ戦

◆5・11〜12、15〜16、23〜24 第70回関東学生リーグ戦(駒沢体育館)
▼<男子>
▽2部フルーレ――1位
  ◯明大45―18東北学大
  ◯明大45―19青学大
  ◯明大45―24立大
  ◯明大45―38専大
  ○明大45―36日体大
※この結果、1部2部入替戦出場が決定
 1部昇格へ、あと一歩だ。昨年は惜しくも2部2位で終わった男子フルーレ。リベンジを懸けた今年は順調に勝利を収め、最後は昨年1部から降格した日体大を下し全勝となった。これにより2部1位となり、入替戦の出場権を獲得。2部降格から丸3年、ついにリベンジの切符をつかんだ。

 最後の1点は“空”から決めた。日体大戦、44―35と点を取れば1位が確定する最終盤。道脇啓太(営4=熊本県立翔陽)が意外な策に出た。相手の動きを見定めると、高くジャンプ。相手のはるか頭上から背中に向かって一突きを入れた。「向こうも点数取ろうとしているので、逆に入るかな」(道脇)と持ち前の高身長と勝負勘を存分に発揮。鮮やかな決勝点で大一番を勝ち切った。
 因縁の場に舞い戻る。2部への降格が決まった入替戦、8人目を任された道脇の6失点が響きチームは敗北を喫した。それから苦節3年。当時ルーキーだった道脇は周りにも認められるエースに成長した。「勝負強いし、負けず嫌い。それと自信を持っている」と長尾康司監督も最大限の信頼を寄せ、しんがりを務めさせている。待ち受ける入替戦でも、その活躍に期待が寄せられる。

 助け合えることがチームの強みだ。日体大戦は6セット目まで2点ビハインド。先の見えない展開だったが、久米春貴(営2=愛工大名電)が気を吐いた。1分もせず2点を詰めると、一気攻勢で9点を獲得。「ここで広げた方が先輩が楽になる」(久米)と、状況を打開し勝利への足掛かりをつくった。一つ前の専大戦では、出足でつまずき5―10と苦戦したところを岸貴範(営3=埼玉栄)が連続7点で逆転。「誰かが取られても誰かが取る」(久米)と、スキの無い連携で全勝に導いた。

 「絶対に勝つしかない」(道脇)。4年生である道脇、同じく団体メンバーの池畑亮太郎主将(理工4=三重県私立海星)にとって入替戦はリーグ戦の幕引きとなる。また、昨年の男子サーブル降格による男子3種目とも2部という現状を打破するチャンスでもある。試合は2週間後。これまでの全てが報われるように、全力をぶつけるのみだ。

[三ツ橋和希]

試合後のコメント
長尾監督

 「(1日目の総括)勝つには勝ちましたが、岸の調子が悪くてポイントがつかないというところがありました。本人も試合最中から調子が悪いと言っていました。こっちから見ているとそんなに悪くないのに、ランプがつかないだけで調子が悪いと思っていた。だから気持ちだけの問題だとこっちは思ったので、とにかく自信を持ってやりなさいとだけ伝えました。スコア的には大勝という形でしたが、それだけが今日に向けて心配な点だったかなと思います。(今日の岸選手は)切り替わったね。ヤマ場の専大との試合、向こうも弱いチームではないから5ー10のビハインドは大きいなと思ったけど岸が大きく挽回してくれて、チームのスコアをひっくり返してくれた。昨日、自分なりに頭の中で不調だと感じてたことを整理してくれて普段通りの力が出たと思います。(久米選手の活躍)みんなそれぞれよく似たフェンシングになってきているのですが、久米も道脇もね。それぞれが大きく穴がない、みんなそれぞれが高い実力持っている。だから対戦するチームは明治を穴がないチームだと思っています。なのでその日の気分であったり、メンタル面、些細なことが影響するものですから、メンタルだけ鼓舞してあげれば勝てます。勝ちたいという気持ちが出過ぎると、体から突っ込んで相手にカウンターを出されて突かれてしまうということがありますから普段通りの動き、距離、剣さばきができればいいのですが。ピストの上が特別な場所ということですね。久米がターニングポイントで順番回ってきてやってくれたのは、彼の持っている実績とか能力からすればあのぐらいはできるはずだと思います。(道脇選手がチームの中心的存在)一番最後に出てくる選手はエースですから、どこのチームも。彼はうちのチームのエースです。必然的に全ての試合、彼に託すと。勝負強いし、負けず嫌いだし、それと自身を持っている。あの選手には自分は負けないよ、という気持ちで挑む。そのメンタル面が彼にはあると、大将として任せられるということですね。(ようやく2部1位をつかんだ)昨年も1部クラスの力はあった。1年たって個人も底上げができているから、メンバーも変わっていないし。下馬評でも明治が上がってくるのは当然だというふうに周りの人は見ていたから、逆にそれが自分自身に対するプレッシャーとなって動きが硬くて出だしが悪かったというのもあるかもしれないですね。(女子エペの意気込み)核になる古俣と上田は昨年より一段と円熟味を増したし、古俣も最後のリーグ戦ですから、そういう点では昨年よりは強いチームだと思います。他大は主体であった4年生が卒業していますからそういう点では勢力図は大きく変わっているので、1位か2位には入って王座に行ける権利を取って王座でも頑張りたいと、そういう気持ちです」

道脇
 「(日体大戦への意気込み)最後ちゃんと1勝して入替戦に行こうと思っていたくらいです。最後はちゃんと取ろうと。(エースの自覚は)トータルで点数負けていても、最後45点目を取れれば自分はいいのかな、そういう役目かなと思ってやっています。(日体大戦の決勝点)あれは、向こうも点数取ろうとしてるので、逆に入るかなという。(1位が決まった瞬間)やっときたな、と。(入替戦)自分が1年生の時に入替戦で落ちたので、それで4年生になって上がる入替戦なので、これは落ちて上がってで終わらせたいですね。絶対に勝つしかないなという気持ちだけです。勝って終わろうという」


 「(1日目は調子が悪かった)そうですね。結果として足を引っ張ってしまったので、良くはなかったです。(今日は挽回できたか)立教の時はあまり良くなかったのですが、次の専大戦は切り替えて思い切りできたような気がします。(専大戦、逆転のシーン)負けているので取りあえず前に攻めていこうと思ったのですが、うまく試合展開をつくれたのでよかったかなと思います。相手も焦っていたので、こっちが思い切り詰めて前にいこうと思いました。(日体大戦はどういう意気込みで臨んだか)専大と良い勝負をしていたので、そこで気が抜けないようにもう一回気持ちを引き締めて臨みました。(日体大戦では追い上げられてしまう場面も)でも団体戦だったので、自分が無理に行き過ぎて点差を広げられるよりは粘って後ろにつなげようと思っていました。(入替戦への意気込み)自分が1年生の時からずっと1部昇格を目標にやっていて、やっと3年目にして初めて入替戦に入れたので、このチャンスを生かして来年1部でできるように頑張りたいです」

久米
 「(専大戦では追い上げられる場面も)流れが断ち切れないのが多くて相手のペースでやられて、流れを変えられなかったから取られてしまいましたね。(日体大戦、中盤一挙9得点)その前の試合とか結構先輩方に助けられたので、ここで広げた方が先輩が楽になるなと思って自分がいこうと思いました。(今のチームの雰囲気)良いと思いますね。誰かが取られても誰かが取って、みんなが助け合うチームで良いと思います。(ルーキーで出場した昨年度と比べて、成長した点)ないですね。これで入替戦勝てれば成長したなと思えると思いますが、それで負けたら昨年と一緒の結果になるので。(入替戦への意気込み)ここまで専大とか日体大と厳しい試合をして勝ったのが無駄にならないように、1部に上がるためにも勝っていきたいと思います」

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: