検索
 HOME > ラグビー部

貴重なトライを決めた渡邉弐

ラグビー部  Bチーム 東海大相手に1トライ差で敗戦も手応えつかむ/練習試合

◆5・13 練習試合(東海大湘南校舎ラグビー場)
▼Bチーム
 明治14{0―14、14―5}19 東海大○
 惜敗を喫した。終始降りしきる雨の影響で、試合序盤からボールがうまく手に付かず、ハンドリングエラーが目立った。軸となるセットプレーでも優位に立てず、先に2トライを献上。0―14のノースコアで前半を折り返した。後半になると明治自慢のFWが徐々に機能し始め、スクラムでは互角に張り合う場面も見られたが、肝心なゴール前でペナルティーを連発。終盤に2トライを返上するもわずかに届かず、最終スコア14―19と1トライ差での敗戦となった。

 決め切れない時間が続いた。開始直後から主導権を握り、ゲームを支配するもなかなかスコアに結びつかない。「良いアタックをして相手のゴールまで攻めたが、そこで取り切れなかった」(左ウイング宮嵜永也・営3=長崎北陽台)。敵陣深くまで攻め込むチャンスシーンを幾度となく演出したものの、ノックオンを頻発。前半25分には、自陣ゴール前での相手ボールラインアウトからモールを形成され、先制トライを奪われてしまう。その後も、コンディションの悪化していくグラウンドに苦しめられ、両者攻めあぐねる時間が続いた。しかし前半終了間際、再びラインアウトモールから抜け出した相手選手にゴール左中央へ押し込まれ失トライ。「チャンスで点を取り切る力がなかった」(フッカー大塚健太郎・商3=佐賀工)と流れをものにできないまま、前半を0―14で折り返した。

 意地の追い上げを見せた。後半開始早々にトライを許し、0―19と突き放されたが「一つ一つのプレーに集中してボールを大事にしていこう」(大塚)と焦る気持ちを抑え、落ち着いた試合運びを展開。後半20分には、敵陣22メートルでのマイボールラインアウトからFW陣が粘り強くフェーズを重ね、最後は渡邉弐貴(営3=国学院栃木)が中央に走り込み、この日初のトライ。続く後半35分には、ルーキー森勇登(政経1=東福岡)と石川貴大(政経1=報徳学園)の連続タップキックを起点に、敵陣ゴール前まで一気に攻め込む好ゲイン。パスを受けたカヴェナー聖也(文4=大分舞鶴)から朴成浩(政経4=大阪朝鮮)につなぎ、そのままインゴールへ抑え込むと2トライ目を決めた。リザーブ陣の奮起もあり、怒涛(どとう)の盛り返しを見せたが時すでに遅し。反撃及ばず14―19で無念のノーサイドとなった。
 
 敗戦の中にも価値を見出した。この試合のフォーカスポイントは『Win the Physical Battle』。「一対一のフィジカルでは負けていなくて、一人一人前に出られていた」(宮嵜)とフィジカルを強みとする東海大相手にも、通用する部分は多く見られた。今後の肝となるスクラムでは「8人全員がもっと我慢し続けることができたら」(大塚)。低く、粘り強く押し続けるスクラム、さらにはどんな相手にでもゲームの中で対応する修正力が求められる。この試合で得た自信と課題を生かし、Aチームへのメンバー入りを目指す。

[清水康佑]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・右フランカー石川卓(法4=明大中野)

「チームの東海大戦に向けてのテーマとしてフィジカルがあったんですけど、フィジカルの面でも負けているところがありました。春は結構フィジカル重視の練習をやってきましたけど、まだまだなのでこれからも続けていこうと思います。個人としてはマインドチェンジを意識しました。(後半で立て続けに点を奪った点に関して)結構いいアタックが前半からできていましたが、あともう少しで取りきれない部分があったので、後半はそこを少し修正できていました。そのおかげで点が取れたのかなと思います。スクラムは結構負けていたので、そこが次の試合に向けて修正すべき点かなと思います。今のチームは雰囲気が良くて、結果、負けてしまいましたがポジティブに考えて次につなげていこうかなと思います。今日は雨で結構ミスが多くて、無駄なプレーとかフィフティーフィフティーのプレーとかが多かったので、そういうところをもう少し考えてプレーしていこうと思います。(今後こだわっていきたい点は)FWはスクラムが一番大切だと思うので、スクラムを徹底して今後の試合に向けてやっていって、あとはフィジカルで絶対負けないチームを目指して頑張っていきます」

左プロップ久原綾眞(政経4=佐賀工)
「今日はFWのスクラムの部分が相手より劣っていました。そのためセットプレーで相手よりも一歩引いた形でボールが出てしまい、BKに良いボールが供給できませんでした。(ゴール前で決め切れず)そこは一人一人の責任だと思います。ゴール前5メートルに入った所でFWのメンタルをマインドチェンジする部分で、自分たちがチャンスにいるというのをもっと自覚しておきたかったです。そうすれば考え方や視野も広がり、BKからの声ももっと聞こえるようになると思います。そういう小さなところを拾っていければいい結果になったかなと。(相手のスクラム)相手もそういうところが上手いなと感じました。そこで自分たちがコントロールされずに、逆にゴール前に行ったら自分たちがコントロールするというイメージで行けば、もっと自分たちで押せたと思います。途中までは良かったのですが、最後の最後で行けなかったです。あとは、相手のスクラムの組み方が特殊な組み方という印象を受けました。そこを自分たちが対応して動くべきだったところを、自分たちが今までやってきたことをやろうとしすぎて、対応が遅れてしまいました。そこは臨機応変に自分たちがしっかりやることはもちろんですが、相手も人間なのでいろいろ変わってくるところにしっかり8人で話し合って『こう来たからこうしよう』などの声を、フロントローから提案していく声が少なかったです。雨の日なのでどうしてもミスは起きてしまうんですけど、それをどれだけ少なくするかというコミュニケーションが必要だったと思います」

フッカー大塚健太郎(商3=佐賀工)
「スクラムで優位に立てなかったことが、試合を良い方向に持っていけなかった一番の要因だと思います。ゴール前とかチャンスの時に、スクラムでペナルティーを取られてしまったりして、チャンスで点を取り切る力がなかったです。8人全員がもっと我慢し続けることができたら、また違ったと思います。ラインアウトは、マイボールはそんなに悪くなかったんですけど、もっとヤンボールで相手にプレッシャーをかけることができたらよかったです。(ハーフタイムは)前半、自分たちのミスでペナルティーから点を取られるっていう失点だったので、雨が降ってましたけど一つ一つのプレーに集中してボールを大事にしていこうと。フッカーとして、試合中にスクラムを修正してリードしていけるようにならないといけないし、これからもっとスクラムで強くならなきゃいけない。セットプレーの安定と持ち味のフィールドプレーで、ボールタッチを増やして走り勝つというのを、この春は心掛けてやっていきたいです」

右プロップ吉岡大貴(農4=日向)
「春はずっとセットプレーのところをこだわってやってきたんですけど、今日はスクラムでやられてしまって、そこから崩れてしまいました。でもそれにしては結構いい試合できたと思います。あとはゴール前のペナルティーマネジメントですね。そういった部分を修正しながら、セットプレーで劣勢になってもゲーム修正できるように調節していく必要があります。自分たちでスクラムを見た時にまだまだ低くなれますし、個々が押そう押そうとし過ぎてまとまりがなかったので、全体のプッシュ力がなかったのかなと。あとはロックもまだ軽いですね。相手の2番がコントロールしてきて、かなり左右にプッシュしてきたんですけど、そこに対応し切れなかったです。(チャンスで点を取り切れない)僕自身も大事なところでノックオンしてしまいましたけど、明確に課題が見えたので。もう一度ワンチームとしてゴール前でのスイッチを練習中から意識してこだわってやっていきたいです。(ラインアウトは)雨の中でサインチョイスも限られてきて後ろボールはミスしやすいということで、前とか中盤のサインになって。そこで勝負したんですけど、クイックセットができていなくて、相手がセットした状態で自分たちも始めてしまっていたので、そこのテンポをもう少し上げていけたらよかったのかなと。サインチョイスしてそこからのムーブのところでもまだまだ遅いので、Aチームともクオリティーが全然違いますし。自分としては、キャリーは割と通用していたと思うのでそこは自信持っていきたいです。あとは80分フルタイムで出たんですけど、まだまだフィットネス足りてないのでそこを上げていくことですね。でもやはり一番の課題はスクラムです。いくら自分たちが噛み合わないスクラムを組んだとしても、戦えるような強いスクラムを目指して頑張っていきたいです」

右ロック中尾将大(商3=つくば秀英)
「天候が悪かったのもあってミスが多くて、セットプレーからやられてしまいました。スクラムは相手のペースで組まれて、そのまま押されてしまいました。そこから全体の流れも悪くなってしまったので、試合中でも修正していけるようにならないといけないです。ハーフタイムでも阮(FWコーチ)さんに言われたんですけど、自陣のゴール前でのマインドチェンジより、敵陣で自分たちがトライを取りに行く時の気持ちの切り替えが足りていませんでした。そこで点につながらなかったのかなと。ゴール前で自分勝手なプレーをしてしまったので、次の試合ではそこを修正していきたいです」

スクラムハーフ安部耕平 (法2=大分舞鶴)
「今日の試合は、前半良い流れで攻めていたところで得点が取れなかったことが後半の負けにつながってしまいました。チームとしては、やろうとすることが明大より東海大ができていたので、今日の結果につながってしまったと思います。東海大は、我慢することがしっかりできているチームだと思いました。今日は、取れるところが取り切れなかったというところが反省点です。雨だったので、攻めにくいところはあったと思うのですが、もっと工夫して攻めたらよかったと思いました。これからのチームの課題は、スクラムとラインアウトを徹底することです。BKとしては、もう少しFWとゲームをコントロールして80分間で勝ち切りたいです。自陣でのプレーが多かったのは、相手のキックに対しての処理が上手くいかなかったからだと思います。取れるところで焦らずに得点を取っていけるようにしたいです。『Win the Physical Battle』というフォーカスポイントで、フィジカルは合格だったのですが、気持ちの部分が落ちてしまったのと、トライされたときのマインドセットが甘かったので直して次の試合につなげていきたいです。今回出た反省を生かして、相手に点を取られたときもマインドセットと敵陣に入ったときに焦らずに得点を取り切ることを意識して次戦は頑張りたいです」

スタンドオフ二浦瑞樹(営2=明大中野)
「チームとしては勝てた試合かなと思います。個人としては、雨だったのでミスを減らすことと、あとはキックをしてスペースを見つけて、敵陣で戦うことを意識していたんですけど、ちょっとミスが多くなってしまって、相手の得意なセットプレーを与えてしまいました。セットプレーでは劣勢になっていたので、勢いがだんだんなくなってしまったなと思います。今後の試合に向けては毎週毎週試合が続くので、今やっている練習を積み重ねて基本的なことを地道に重ねていったら勝てると思っています」

左ウイング宮嵜永也(営3=長崎北陽台)
「今日のキーワードが『Win the Physical Battle』で、フィジカルで勝とうということでした。一対一のフィジカルでは負けていなくて、一人一人前に出られていたと思います。(前半ノースコアに終わりました)良いアタックをして相手のゴールまで攻めたんですけど、そこで取り切れなかったっていうのが大きかったので、そこを取り急ぐんじゃなくてもっと落ち着いてやれば取れると思うので、東海大との差はそこだったと思います。ゴール前だからどんどん球を出して早く早く行こうとしてミスをしてしまったり、東海大のディフェンスがとても粘り強くてそこの我慢比べで負けてしまったなという感じでした。雨でボールが滑る分、ファンダメンタルのキャッチとかのミスが多かったなと思います。ゴール前での我慢強さであったり、FWのスクラムのところであったり東海大に負けていたなと思いました。ゲーム内容は悪くはなかったですけど、修正するべき点がたくさんあったので、来週の練習から反省点を生かして練習の精度を上げていきたいです。FWだとスクラムとかセットプレー、BKだとファンダメンタルのキャッチとかコミュニケーションとかをどんどん修正していけば、良いゲームになると思います。アタックに関しては、外のスペースを見たりできていたと思います。今回の反省点を生かして、コミュニケーションを密にして勝ちにこだわって頑張っていきたいです」

フルバック山沢京平(政経1=深谷)
「今日の試合は、東海大のやりたいことがしっかり明確になっていたんですけど、自分たちはやりたいことというのがチームとしてうまく連動できていなかったと思いました。個人としては、コミュニケーションや一つ一つのスキルがまだまだ全然足りないと思ったので、日々の練習から頑張っていきたいなと思います。東海大はスペースを見ていて、ディフェンスなどがとても粘り強いという印象でした。今日の試合のフォーカスポイントは、タックルをしたらすぐに起き上がるなどのスキルの部分を意識することでした。今日のチームの雰囲気は、試合の中で負けはじめると、沈んで元気がなくなる時もあったのですが、後半の最後ではみんなが気持ちを切り替えられていたので、最初からもっと元気のある状態でやれていたら良かったのではないかと思います。今日はタックルに関しては、ゲインが切れていて一対一のところで勝てていたりはしたのですが、前半や攻めている時などに取り切れなかったり、二人目のサポートが遅れてしまったことが課題でした。ディフェンスのところで、キックの処理や、粘ってディフェンスすることをもっと向上させていけば、違った結果になっていくのではないかと思います。チームの課題として、練習からもっと意識して頑張っていきたいです。次戦では、自分のやるべきことをしっかりやって、チームが勝てるように自分がすべきことをしっかりやっていきたいです」

朴成浩(政経4=大阪朝鮮)
「自分たちがやろうとしているセットプレーで圧倒しようと思っていたのですが、相手のスクラムに押されてしまっていい流れをつかみ切れずに前半と後半の途中まで押して、最後もどんどんみんな前に出て追い付きそうだったのですが、東海大の粘り強い執念でゴールラインを通させてもらえなかったので、そういうところを見習いたいです。個人としては、プレータイムが短かったので何かしてやろうと思って臨んだのですが、スクラムが悪かったことを意識して組みたいです。最後のゴール前はそこまで悪くはなかったと思いますが、もう少しプッシュできたところもあったので、仕上げていかないといけないと思いました。東海大はセットプレー、特にスクラムとモールがすごく良いチームでした。でも、その他のアタックもディフェンスも明治は負けていなかったと思います。チームとしての課題は、こだわってきたスクラムを、相手が強くても出していけるようにもっと強化していくことだと思います。相手のゴール前まではしっかり行って攻めるのですが、最後にやはり焦ってしまって、グラウンドも濡れていたのでミスで終わってしまう場面が多かったです。ディフェンスに関しては、スクラムから押されて崩されていたイメージなので、ディフェンスだけを振り返ると、そこまで悪いイメージではなかったです。次戦でも、明治のやることは同じなのでFWはスクラムを押して、フィジカルバトルでしっかり勝てるようにやっていこうと思います」

カヴェナー聖也(文4=大分舞鶴)
「前半負けていて、後半からの出場というとこでエネルギーを与えられるように声を大きくして引っ張っていこうと思いました。前半は受け身なところが多かったので、しっかり敵陣に行ったら取れるところで取り切れるように、ゴール前で落ち着いてトライを取り切ろうと後半で修正しました。ゴール前で8人みんな落ち着いて、一人で孤立せずにみんなで声掛け合えたと思います。スクラムはまだ向こうをリスペクトする部分があって、我慢強さは向こうの方があったので、まだ春なので秋は絶対押せるように修正したいなと思います。最初のヒットは良いですが我慢がないので8人で固まって、8人でぶつかった後でもしっかり我慢できるようにしていきたいです。ディフェンスのPXYのところのコネクションをしっかり切らさずに前にロータックルに入っていけたのでディフェンスは良かったですし、アタックは継続してできたので一人一人がフィジカルファイトで勝てたと思います。春試合が続いていくので、みんなで一つになって勝っていけるように頑張りたいです」

澤田陵(文4=明和中央)
「後半はかなり明治が押していましたが、大事なゴール前などでミスがあり、取り切れずに負けてしまいました。得点を最後まで取り切る集中力が足りなかったです。(雨天の試合で)雨は滑るので、相手選手をしっかりバインドしないと一発ですぐ抜かれてしまいます。そういう所で何度か質の悪いタックルがあったので、そこは雨は関係なくしっかりとやりたかったです。(個人的な反省)何度かもらえばチャンスという場面があったのですが、ボールを呼び込むことができずにボールが回ってこなかったです。そこはコミュニケーションを取ってしっかりボールが回ってくれば、ゲインも出来た場面が何度かあったので、そこは次の試合では呼び込めるようにしたいです」

矢野湧大(文2=大分舞鶴)
「出場時間が80分じゃなくて40分で短かったので、積極的に自分のプレーをしていこうと思いました。ディフェンスの部分で一対一で抜かれる部分が多かったので、アタックは攻められたので、失点は抑えていこうと後半で修正しました。試合の目標はフィジカルバトルで勝つということでしたが、前半フィジカルで勝てていなかったです。スクラムで圧倒されていたので、そこから全然駄目でした。トライまでは行かなかったんですけど、ビックゲインを切られるシーンが何本かありました。BK自体は悪くなかったし、トライも取れていたので次にもつなげていきたいです。東海大との差はセットプレーだと思います。スクラムでもっと良いボールを出せたら、明治も良いアタックができたと思うし、耐えられたら逆に良いディフェンスができたと思います。前半で結構点を取られて後半も最初点を取られてしまったんですけど巻返していたので、そういう力は今年のBチームにはあります。次こそはしっかり勝利したいです」

石井雄大(政経3=国学院栃木)
「前半攻めれた部分はあったんですが、ゴール前まで行って点を取り切れなかったということ、そこの精度の低さが今日の勝ち切れなかった部分だと思います。チャンスの時にもう一段階ギアを上げて集中力を持ってやること、これからもこういう試合があるので、そういう時にどうやって自分でギアを上げて取り切るという意識を共通して皆でやれるかというのが大切だと思います。(雨天の試合)極端に違うことはありませんでした。ですが、一つ一つのプレーの所でボールが滑るためにワンテンポ意識が遅れるということがありました。その面でミスを恐れてプレーしてた所がありました。取り切れる時に取り切らないとこういう試合になってしまうというのが分かったので、そこをこれからの練習でコミュニケーションの部分など含めて改善できるように頑張っていきたいと思います」



ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: