検索
 HOME > レスリング部

逆転勝利でチームを盛り立てた金子

レスリング部  好敵手・青学大に執念の粘り勝ち! 順位アップに向け一歩前進/東日本学生リーグ戦

◆5・17〜19 東日本学生リーグ戦(駒沢体育館)

[出場選手]
天野、本多、宮口、奥田、永井、仲田、平嶋、米川、菊池、二ノ宮、由良、金子、斎藤、佐々木雄、土橋、松尾

予選グループA
▼明大――2位
予選グループA
○明大4―3青学大○明大7―0慶大 明大2―5山梨学大○
57s級○松尾洸希10―3
○由良英二10―0
●松尾洸希0―8
61s級●平嶋礼智4―7○天野瑠紀10―0●平嶋礼智0―10
65s級●斎藤一樹0―6○仲田滉13―2●斎藤一樹0―10
70s級○金子泰士5―2○宮口太輔10―0 ●菊池寛汰0―10
74s級○奥田海人6―1○本多正龍10―0●奥田海人1―12
86s級●永井基生0―2○土橋雄太10―0○佐々木雄大3―0
125s級○二ノ宮寛斗10―0○米川優人不戦勝○二ノ宮寛斗10―0

 1年間の奮励が実った。3日間にわたる東日本学生リーグ戦が開幕。初日はグループごとに4チームでの総当たり戦が行われ、3年連続で予選グループ2位通過を果たした。初戦の青学大戦に照準を合わせ、昨年度からチーム一丸となり練習に励んできた明大。ルーキーの活躍も光り、4―3で勝利を収めた。大会5連覇を目指す王者・山梨学大にこそ敗れるも、上々の滑り出しで順位決定戦に駒を進めた。

土壇場での大逆転劇
 ルーキーが値千金の一勝を挙げた。初戦の相手は昨年度9位の青学大。ほぼ互角の相手との一戦はチームにとって絶対に負けられないものだった。3階級を終え1―2。マットには70s級のルーキー・金子泰士(営1=館林)が上がった。バックを奪い先制するも、同点に追い付かれ後がない状態。「どんどん崩して相手の嫌がることをしろ」。試合時間残り10秒、2―2。仲間から聞こえた言葉に最後の力を振り絞った。バックポイントを取ろうと攻めてくる相手をスイッチで切り返し、2ポイントを追加。試合時間残り4秒での劇的な逆転だった。終了を知らせるブザーが鳴り響くとチームからは大歓声が上がり、応えるように金子も右拳を天に突き上げた。その後、相手がチャレンジを試みるも判定は覆らず。勝利を一気に手繰り寄せる一勝にチームは勢いづき、ヤマ場の青学大戦を4―3で物にした。

自分らしい戦い方を徹底した佐々木雄
自分らしい戦い方を徹底した佐々木雄
起爆剤となる若い力
 同期の勝利に奮い立った。3試合目の相手は山梨学大。大会4連覇中の王者に手玉に取られ、息つく間もなくチームカウントを0―5とされた。何とか一矢報いたい場面。86s級の佐々木雄大(政経1=野田中央)に出番が回ってきた。「泰士が勝ったなら、俺も勝たないと」(佐々木雄)。青学大戦での金子の勝利が刺激となった。4月末に行われたJOC杯全日本ジュニア選手権では足を取られ敗戦。その経験から、できるだけ構えを低くすることを意識した。相手からの攻撃を切れるだけでなく、プレッシャーをかけることに成功。相手をマット際に追い込み、小刻みに得点を重ねた。山梨学大から奪った2つの勝利は佐々木雄と二ノ宮寛斗(営2=岐南工)の2人がもたらしたもの。勢いある下級生の躍動がリーグ戦攻略のカギを握る。
 
 厳しい戦いが続く。明大と同じ5〜8位決定リーグに進んだのは国士大、早大、専大の3校。いずれの相手も昨年度明大より上位の成績を収めた格上校だ。「挑戦者なので、臆することなく戦ってほしい」(安西信昌コーチ)。第一関門であった青学大を破り、昨年度の順位を下回ることがなくなった今。次の目標は2年連続で阻まれている8位の壁を破ることだ。一つでも多くの白星を勝ち取り、上位校に食い込んでみせる。

[谷山美海]

試合後のコメント
多賀恒雄副部長

「(青学大戦)勝っても負けても4対3で、上手くいけば5対2かなと。3対3になれば勝てると思っていたので、よく1年生が頑張ったと思います。松尾は少し慎重すぎたかな、積極的にいけばもっと楽に勝てるはず。(後がない状況で金子が勝利)金子が押していたから相手も最後は焦ったんだと思います。まとまった選手ではあるんだけど、もっとがむしゃらさが出てくるといいね。あとは永井が誤算だったかな。動きが単調で前にしかいけないから、横に動いたり上下に動いていかないといけないね。(山梨学大戦の84kg級では佐々木雄が勝利)山梨学大はあの階級に3人いて、その3人も永井も佐々木もだいだい同じくらいのレベルで。相手は石澤くんが出てくると思って佐々木なら勝てると思って出した。(1年生の活躍が目立った)本当は4年生が出て活躍してくれないと困るけど、今年は1年生がよくカバーしてくれているよね。(全体的な課題は)攻めが鋭くない。攻めっていうのはタックルとかがぶりとか投げなんだけど、特にタックルね。がぶりももう少し覚えていかないといけない。あと攻めるためにはしっかりした構えで相手にプレッシャーをかけないとだから、しっかりした構え方。そういった勝つための要素がまだ足りていない。(明日に向けて)明日からの戦いはものすごく厳しくなる。対戦相手を考えると二ノ宮は全部勝ってくれると思うけど、その他の人間、特に真ん中の階級が一つでも多く勝ってくれるといいね」

安西コーチ
「とりあえず青学に勝てて安心しました。(金子の劇的勝利)あんな勝ち方をするとは思いませんでしたが、部内戦をしてあの階級のレギュラーを勝ち取ったので期待はしていました。勝ってくれてよかったです。(下級生の活躍が目立ちました)そうですね。逆に青学大戦で永井が負けちゃったり。試合は思い通りにはいかないんだなと改めて感じました。勝つと思っていた人が負けた時に別の誰かが救ってくれるのが、団体戦なんですよ。(これで昨年度から順位が下がることはない)順位が下がらないというので、やっぱりみんな一安心ですよね。この先は次の目標として順位を上げるというところになってくると思うので、そういう気構えで臨んでもらいたい。普段と階級が違ったり、試合の流れがあったり、個人戦とは全然違いますね。金子だったり雄大だったり、下級生が最後まで諦めずに戦えたのは良かったです。やっぱり団体戦なので、試合に出るっていうのも誰にでもできることではないので。青学に勝っても、山学での負け方に思うことがある選手がいたり、どん欲になってきたかなとは思いますね。(先日のJOCでは悔しい負けも多かった)このあいだよりは落ち着いて試合ができていたと思います。今日の方が勝ちに執着していました。(前々から青学大戦に向けて練習してきて、勝たなくてはいけないという思いも強かった)そうですね。初戦ということもあって集中して戦えていたと思います。(明日は)どこが来ても一緒ですね。ここからは昨年順位が上だった選手がくるので。挑戦者なので、臆することなく勝ちにいってほしいですね」

奥田海人(政経3=霞ケ浦)
「(青学大戦でコーションを取られた後の切り替え)自分はあまりガツガツいくタイプではないので、いつも先にコーションを取られてしまうけど、それはいつものことだから、ここから取り返そうという気持ちでやりました。(リーグ戦での自分の役割は)本多主将も同じ階級なので、主将を補佐できるように、戦力面でうまくサポートしていきたいと思います。(天皇杯から期間があったが試合感覚は)半年くらい空いていたので実戦の感覚は忘れてたけど、長くレスリングをやってきているのでマットに上がってしまえば思い出します。(下級生の活躍は)1年生は勢いがあるのでリーグ戦は強いです。その勢いを保って明日からもしっかりと活躍してもらいたいです。(明日からの意気込み)今日の青学戦は勝てたが、山梨学大戦では不甲斐ない試合をしてしまったので、明日からも一つでも自分が勝ち点に貢献できるように頑張りたいと思います」

二ノ宮
「(青学大戦)1年生が3人出て結果的には1年生任せになってしまいましたが、チーム力としては上がってるということだと思います。金子がラスト2秒ぐらいで逆転して、あいつは真面目に練習しているのでそこが結果につながったんだと。あの試合を全員が見て感じ取れたら、もっとチームは良くなると思います。(自身は)3対3なら勝てるだろうと周りにも思ってもらっていたので、負けられないというのがありました。相手は柔道上がりの選手で、投げ技が得意でどんどんくっ付いてくるんですけど、その中でも自分のやるべきことをやろうと腰を落としてしっかり戦えたと思います。(山梨学大)3月にケガをして、今回もまだ完治している状態ではなくて多賀先生にも自分は使わないという予定だったんですけど、個人的に高校1年生の時のインターハイで貝塚選手に負けていて。リベンジしたいという気持ちもあって、強い選手とやることが自分にとってはプラスになると思ったので試合に出ました。一番最初にタックルを取れて、それのおかげで2回目のフェイントが効いてフェイントからバックが取れて、僕にとっては理想的な形でした。簡単に相手が崩れたっていうだけじゃなくて、自分の中での組み手ができたっていうのは前よりも良くなっているかなと思います。(JOCが終わってから)本格的にフリーに復帰したんですけど、その中で練習中になかなか思うようにできないこともあって。でも徹底してやってきたのは相手の頭よりも自分が低く構えることでした。ケガしてタックルが入れない分、ディフェンスとかを組み手とかで成長できたと思います。(1年生の活躍)1年生には思い切ってしっかりやってほしいです。普段の練習や生活が全部レスリングの結果に出てくると僕は思っていて、そういうところで1年生が考えられるようになったらそれに刺激されて上の代も良くなると思うので、自分を含めて下の学年からどんどん雰囲気を良くしようと練習に取り組んでいます。(明日以降)個人的には勝ち負けよりも自分が何をやりたいのというのを考えながらレスリングの幅を広げる試合をしていきたいです。チームとしては順位を一つ上げたいという気持ちで明日明後日は勝負だと思っています。まずは自分が全勝して、声掛けもしっかりしていきます」

金子
「(青学大戦で勝った瞬間は)本当にうれしかったです。(ラスト4秒で2点を追加)最後は本当にがむしゃらでした。(最後にバックを取りましたが、仕掛けてきたのは向こうの方だった)スイッチは元から得意な方なんですけど、反射で取りにいって、相手も疲れていたのでラッキーでした。(向こうのチャレンジを見守っている時は)周りにいる先輩たちも自分が勝ってたという雰囲気を出してくれていたので、そうなんだろうなと思って待っていました。(あそこで負けたらチームは残り4戦を全勝で終えなければいけませんでした)4年生の曽根川さんが出る予定だったのがケガしてしまって、急遽出ることになって。ゴールデンウィークの練習もここに合わせて追い込んできたので、最後のがむしゃらさはそのおかげかなと思います。勝たなきゃいけないっていうのがあったので。(ゴールデンウィークの練習では)先輩たちも連続でスパーリングの相手してくれたり、ウエイトも『一緒にやるぞ』って付き合ってくれたりして。そういう雰囲気もあって、自分も勝たなきゃいけないんだっていう実感が湧いてきました。(先輩たちは昨年から今回の青学大戦に照準を絞ってやってきていました)1年生にもそれはすごく伝わっていました。でも、自分ができることをやって、試合に臨むだけだと思っていたのでプレッシャーには感じませんでした。(リーグ戦独特の雰囲気に緊張は)しました。飲まれそうにもなったんですけど、同級生の洸希が初戦を取ってくれたので、そこは心強かったです。(攻めながらも耐えて耐えてという試合でした)自分は崩しが得意なんですけど、残り10秒ぐらいでアップになった時に先輩たちからの応援で『どんどん崩して相手が嫌がることをしろ』って声が聞こえて。ここで負けちゃいけないって気持ちがあったので、その時に気持ちを入れ直して攻めました。(先日のJOC杯では最後の最後で逆転負け)高校の時は60s級だったのを、74sまで上げた最初の試合だったので、勝ち負けよりも試合内容を重視していました。あそこで逆転負けしたことで課題が見つかってリーグ戦で直そうと思っていたので、今回勝てたのもあそこで負けて自分に何が足りないのか気付けたからかもしれません。(階級を上げて)力の差は感じますけど、下の階級でやっていたおかげで自分は動けるので、そこは武器だと思っています。(明日からの試合に向けての意気込み)相手の気迫に負けることなく、攻め続けるレスリングができればと思います」

佐々木雄
「(コーションと場外でポイントを入れる耐えながらの試合でした)自分のいつも通りの試合です。相手が退がっていたので、プレッシャーをかけて前に出ていきました。(JOC杯からの戦い方の変化)シンプルに構えを低くしました。JOCではめちゃくちゃ足を取られていたので。構えを低くしたおかげで足を取られそうになっても、しっかりと切れたのでそこが良かったです。(高校時代は)インターハイの時も構えを低くしてプレッシャーをかけてっていう戦い方で3位に入賞したので、自分にはその戦い方が合っていたんだと思います。(リーグ戦の雰囲気)緊張はしましたけど、ノリで何とかなりました。(相手はリーグ戦4連覇中の山梨学大)やる時は1対1なので、相手の大学が強くてもあまり関係ないですね。(石澤は)やりやすかったです。あんまり組まずに飛び込みタックルを狙ってくる相手だったので、プレッシャーかけて少しずつ外に追い込めました。(唯一の団体戦)楽しいですね、雰囲気が。点を取っただけで盛り上がってくれるので、うれしいですね。みんなが応援してくれているので、勝つとうれしいです。(同級生の活躍は)びっくりしましたね。泰士(金子)が勝った!って。自分も負けてらんないなって思って、頑張りました。泰士からも『俺勝ったよ』って言われて、自分も『じゃあ、俺も勝たないとな』って。(これからの試合への意気込み)勝ったら多賀先生に握手してもらえるので、明日も握手してもらえるように一生懸命頑張ります」

初戦を勝ちチームを勢いづけた松尾
初戦を勝ちチームを勢いづけた松尾
松尾洸希(営1=岐南工)
「(初めてのリーグ戦を終えて)初戦の青学戦が勝負だと思っていて、勝たなきゃいけないという中で、しっかり勝てて良かったです。山学戦は、思いっきりやろうと思っていました。全然話にならなかったけど、いい経験になりました。(初戦の緊張は)それほど緊張はしませんでした。(1番手として)先輩が後ろにいるので、思いっきりできたのかなと思います。そこが団体戦の良いところでもあると思います。(団体戦は)高校の頃の団体戦を思い出しました。みんなで、協力して勝つということは楽しかったです。(青学大戦で先制して、気持ちに余裕は)6点取れたので、焦らずにしっかりできました。(青学大戦の良かったポイントは)いつもだと緊張して焦ってしまうんですけど、今日はそんなに焦らず、自分の動きが出来たのかなと思います。(第2ピリオドで、相手の攻めにあったときの気持ちは)相手の動きが見えていたので、余裕がありました。(試合前、先輩からの声かけは)二ノ宮さんに背中を叩いてもらって、気合いをいれてもらいました。(思うような結果を残せなかったJOC杯から、今日までどのような練習を)今までのレスリングだと、左手を曲げすぎることが多くありました。また、階級を上げて自分より大きい相手も多くなって、怖いからかは分からないんですけど、下がってしまう癖がありました。JOC杯のときも、下がってばっかりだったのでそこを直すように前に出るレスリングを練習してきました。(練習の成果は)出ました。初戦も前に出ることが出来たので、良かったです。(山梨学大戦は)強い選手と聞いていたので、正直、怖かったです。でも、自分が思っていたほどではなくて、タックルも取れたんですけど、安西コーチが言っていたように、フィジカルやパワーの差を感じました。(大学のレベルとの差は)山学大の選手は特に強かったので、これがトップの選手なのかと差を感じました。(明日への意気込み)落ち着いて一点一点を大事に、勝ちにいきたいです」


ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: