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東京六大学野球 2017〜春〜  (26)立大戦事前インタビューA 田選手、田中誠選手、手塚選手  

 「新生明治」で戦後初のリーグ3連覇だ! 昨年は3年ぶりのリーグ戦春秋連覇を達成し、明治神宮大会で5年ぶりの日本一を飾った。今季は戦後初、1938年以来となるリーグ戦3連覇に挑む。柳裕也選手(平29政経卒・現中日ドラゴンズ)ら主力選手が抜け、顔ぶれが一新したチーム。熾烈(しれつ)なレギュラー争いが展開されているが、投打ともに選手層の厚さは六大学随一。悲願の瞬間へ向け、準備は万全だ。
 意地の見せどころだ。慶大戦で敗れカード2連敗を喫した明大。法大と同率のリーグ4位に沈んだ。自力優勝こそ消滅したものの、望みが消え去ったわけではない。未だ5校が優勝候補として残る今季リーグ戦。明大が優勝するには、現在首位の立大から連勝で勝ち点を奪う必要がある。4番・笠松(立大)を中軸に据えた打線は、チーム打率3割8厘を誇る強敵だ。投手陣も今季エース格に上り詰めた田中誠(立大)や手塚(立大)といった若い力が躍動する。明大としても、これ以上の負けは許されない。21世紀初の優勝を狙う立大との紫合戦≠ェ開幕する。(この取材は3月21日に行われたものです)

4年生捕手としてチームをけん引する
4年生捕手としてチームをけん引する

田涼太選手
――昨季を振り返っての感想をお願いします

チーム的にも個人的にも結果が出てなかったので、悔しいの一言です。スタメンマスクという自分が掲げた目標を達成できなかったことが一番悔しいと思ってます。

――昨季見つかった課題がありましたら教えてください
試合に出た中で自分の課題を見つけられるのが一番よかったんですけど。出れなかった原因は捕手としての信頼感であったり、スローイングの安定感というのも自分にはまだ足りてなかったので、そこは課題かなと思います。

――昨季正捕手だった上野敦大選手(現Honda鈴鹿)とご自分を比べて足りなかったものは何でしょうか
チーム全体が上野さんへの信頼が大きかったのかなと思います。あまり自分で負けたとは思いたくないんですけど、みんながそう思ってたと自分では思います。

――捕手というポジションは責任感も求められると思います
自分はもちろん責任持ってますし、あとは周りがどれだけ信頼してくれるかと思うので、常にみんなに安心感を持ってもらえるような姿を求めて練習に取り組んでます。

――今年の冬はどのようなトレーニングを積みましたか
ずっとスローイングは入学してから求めているので、安定感、強さを磨いていました。ランナーがいないとある程度投げれるんで、ランナー付けて。あとは秒数ですね。タイム計ってもらって投げる練習をしてきました。0点何秒の世界ですけど、春よりはタイムは良くなってますし、送球の安定もできてると思います。他には技術以外の部分で、キャッチャーとしてどれだけチームに影響を与えられるかってところで、声かけであったり野球での周りへの気配りを意識してやってきました。

――昨年11月に開催されたバッテリーキャンプの内容を教えていただきたいです
野球は一切やらずに、ランニングとかトレーニング系中心に、投手陣との会話であったりバッテリーとしてどういうふうに戦うかってのをミーティングしたりして。普段なかなか話さない奴と多く話してみたりとか、そういう意味ではいいコミュニケーションが取れたかなと思います。

――春季キャンプではどのような練習をされましたか
守りとバントの向上ということを。9回の緊張した場面でのバントであったり、そういうところを追求しながらチーム全体で取り組んできました。

――捕手の立場から見て現在の投手陣の調子はいかがでしょうか
非常にいいと思います。球の強さであったりコースも投げれてると思うので、あとはリーグ戦でどれだけ抑えられるかだと思います。(投手陣で一番伸びていると感じる投手は)藤田(立大)ですかね。やっぱりケガもあって悔しさというか、このシーズンに懸けてる思いは一番伝わりますし。やっぱりマウンドにいて、安心感とかそういう部分はずっと見てきたので、一番藤田が成長してると思います。

――溝口智成監督とはどのようなことを話されていますか
やっぱり求められるのは捕手としての信頼感ってのはずっと言われている。野球終わるまでそこは求めていきたいと思います。

――現在の立大の強みを挙げるとしたらどこでしょうか
守備からリズムをつくれるところだと思います。ここ最近でも例えばフォアボール出してから崩れるということは無かったですし。見ていても大丈夫かなと。

――逆に課題だと思う箇所はどこでしょうか
やっぱり毎年課題なのは打撃だと思います。チャンスでの一本は打ちたいですね。

――高田選手にとっては今年が最後ですが、気合いの入りは違いますか
そんなに意識はしてないですけど、最後っちゃ最後なので、悔いは残さないようにやりきりたいと思います。(現在のご自身の調子は)まだっすね。まだまだ詰めるところもありますし、あまりそういう気持ち持っちゃうとリーグ戦前に尽きちゃう感じがするので緊張感を持ちつつ求めていきたいと思います。

――今季のご自身の目標を教えていただきたいです
打撃3割、盗塁阻止率4割が目標です。

――最後に意気込みをお願いします
何だかんだ明大にも負け、東大にも1敗はして慶大にも負けてって流れで、結局18年で優勝できないのが立教なので、そこを言われたくもないですし悔しい気持ちもある。2位から6位までは変わらないと思うので。優勝のみだと思うので、チーム全体で勝ちを取りたいと思います。

――ありがとうございました

既に2完投を挙げている立大の若きエースだ
既に2完投を挙げている立大の若きエースだ

田中誠也選手
――昨年度を振り返っての感想をお聞かせください
昨年も1年生の春からリーグ戦経験させてもらったんですけど、その時はすごい圧倒されたというか。六大学のレベルの高さを知って、春は思い通りのピッチングもできずに、経験ってだけで終わってしまって。秋のリーグ戦は登板機会は増えたんですけど、まだ自分の中では全然力を発揮できなかったという印象です。バッター一人一人のスイングとか、ピッチャーの球とか全然違うと思いました。

――上級生の中に混ざることに物怖じしたりはしませんでしたか
そういうのはあまり、自分の中ではないですね。いつも思い切って。精神的な問題では大丈夫だと思います。(先輩とはどのようなコミュニケーションを取っていましたか)ベンチとかブルペンにいることが多かったので、ベンチにいる時は試合の状況に応じた声を出したり、チェンジの時にはベンチワークであったり。ブルペンではいつ肩をつくるかとかそういう話をしたり。しっかり試合に入っていった中での声かけはたくさん取ってました。

――リーグ戦で得られた一番の収穫は何だと思われますか
1年目から投げさせてもらった経験というか。六大学はこういうレベルなんだというのが分かったので、自分でもどういうことをすればいいかを大体は分かってきましたし、あと3年間あるのでしっかりとやっていきたい。

――リーグ戦の経験を周りに伝えていきたいと思ったりはしますか
そうですね。でもAチームには自分と同じ新2年生が結構多くチームに残っていて、今年からリーグ戦出る同期が増えると思うんですけど。先に1年の春から早く出させてもらった身としては経験を伝えられたらいいなと思います。

――リーグ戦で見つかった課題があったら教えてください
自分はスピードとか力で抑えられるピッチャーじゃないので、コースに丁寧に投げるということをしなければいけないと学んだので、今そういう練習をしています。(どのような練習)セットポジションの練習が大半を占めていて。カウントをしっかり想定してバッターを立たせたりして、コースを狙ってバッテリーと話を一球一球しながらやっています。

――春季キャンプではどのような練習をされましたか
実戦に近づいたというか、リーグ戦前ということを意識して。対バッターというか、ピッチングだけじゃなくてシートバッティングだとかオープン戦だとかそういうの登板して、実戦感覚を戻していくということをやりました。(練習以外の思い出)部屋での先輩との会話とかはとても楽しかったです。そういうタイミングが自分の中では息抜きになったと思います。(相部屋は)笠松さんと石垣さんですね。たわいもない話というか、ふざけた感じの話をしました(笑)。

――自分の中ではどのような形で登板していくおつもりですか
自分の中では先発したい気持ちは強いですね。まだ先発するかリリーフで投げるか決まってないんですけど、どっちかになれば準備も変わってくると思いますし。役割が決まれば対応して試合に向けてつくりたいと思います。

――今季は投手陣の柱であった田村伊知郎選手(現埼玉西武ライオンズ)や澤田圭佑選手(現オリックス・バファローズ)が抜け、エース争いも苛烈になると思います
昨年の4年生のリーグ戦に入ってたピッチャーは3人いて、全員すごいピッチャーでそれを見て一緒にやってきた身なので負けたくないと思います。後からベンチに入る選手よりは経験もあるので、それを生かして自分が先頭に立てるように。今年は新4年生の藤田さんっていうピッチャーがいて、その人は自分も尊敬していてエースと思ってるんですけど、来年は3年生でエース目指してやってるので。今年1年間みっちり経験積んで、来年18番付けれるようにしたいと思います。(チーム内での競争は)特に自分の中ではそういうのは意識してなくて。チーム内での争いもあるんですけど、結局対戦するのは相手チームなので。自分のやることをしっかりやれば信頼されるというか、チャンスが回ってくるという気持ちでずっとやってました。

――他大でライバル視している選手はいらっしゃいますか
ライバルというか、高校の同級生の福田(法大)ってやつがいるんですけど、そいつとは一回勝負してみたいなと思います。

――今季の明大に対する印象をお聞かせください
昨年はめちゃくちゃ強くて。秋のリーグ戦、ベンチで1イニングだけ放らせてもらったんですけど、これは勝てないなと、そういうイメージが強かったです。すごい人が入れ替わって、どういうチームになってるか今はわからないんですけど。六大学で一番きっちりしている大学で、春のリーグ戦に向けてチームつくってきてると思うので、そこは自分も気合い入れて練習して立ち向かいたいと思います。

――立大の現在の調子はいかがでしょうか
オープン戦を見る限りではピッチャーは全体的に少ない失点で終わってるんですけど、バッターがまだいまいち爆発できてないと思います。自分の中ではこのままピッチャー陣は調子上げていって、バッター陣はここからしっかり調整してリーグ戦で打てるような練習をして。オープン戦残りあるので、そこでしっかりやってくれてると思います。(ご自身の調子は)全体的にコンディションも良くて。ストレートも調子いいと思います。

――今季のご自身の具体的な目標をお聞かせください
目指してるのは先発なので、他大と戦う時に自分のピッチングをして、完投っていうのを意識してやりたいと思います。

――最後に今季の意気込みをお願いします
しっかり一球一球昨年の経験を生かして自分の悔いのないシーズンを迎えれるように頑張ります。

――ありがとうございました

先発、リリーフをこなしチームに貢献する
先発、リリーフをこなしチームに貢献する

手塚周選手
――昨季を振り返っていかがでしたか
プロもかなり出ましたし、個人の能力がすごく高いチームだったので、今のチームとは柄の違う戦い方ができるチームでした。いい意味で勝負に対して楽観的というか、切り替えがすごい早いチームだったので、リーグ戦を戦う上では良かったと思います。自分の初勝利の試合は竜彦さん(佐藤選手・現Honda)のホームランであったり、劇的な逆転勝利だったのですごい印象に残っています。(明大戦でも登板)すごく徹底力のあるチームで1番から9番まで状況に合ったバッティングができていたので、そういうところはチームに還元できたらいいなというのがありましたね。

――個人の成績では
そこまで良くはなかったですし、右も左も分からない状況だったので、本当にあっという間だなという印象でした。でも浪人明けで自分なりにトレーニングして間に合ったというのは、今後の大学人生で良い糧になると思います。(神宮球場でプレーすること)難しさは特にないと思うんですけど、気も引き締まりますし、思っている以上のものが出せる舞台であるのですごい幸せです。(課題は)調整がまだまだですし、試合展開も難しくてブルペンで投げすぎてしまったりということがありました。収穫としては試合の中でどう自分をつくっていくのが見えたのが一番の収穫かなと思います。

――昨年の4年生の存在がチームに残してくれたことは
自分が入った時の4年生だったので、あの方たちに立教の野球部の色というのを教えてもらいました。それを自分たちが下に受け継いでいかないといけないですし、もっとよくできるところもあったのでそこは自分が在籍してる期間でより良くしていきたいと思います。

――特に刺激を受けた選手はいらっしゃいましたか
澤田さん、田村さんはずっと本当に近くにいてくれて、日ごろから勉強になりました。2人はすごくマウンド整備にこだわりがあって…(笑)自分も誠也もよく怒られていたんですけど、そういうところからやることが大事だなと思いました。砂の角度ですね、自分らにはまだ分からないんですけど…(笑)そこは4年間で勉強したいと思います。(2人から吸収したいもの)最近すごく思うのは、反省の時に2人はすごく発言されていて、自分は野手が打てなくてもなかなか言えなかったんですけど、2人は率直に意見を言えていたのでそういうところは自分も頑張って意見を言っていかないなと思います。

――オフシーズンに取り組んできたことは
よく走りました。昨年のチームよりもボリュームはかなり増えたと思います。(他は)自分はすごく澤田さんを見ていて、澤田さんはピッチング以外のところもしっかりやられていました。フィールディングであったり牽制であったり、マウンドさばきとかピッチング以外のところもできると引き出しも増えて、試合中に良いリズムになったりするので細かい部分も重点的にやってきました。

――春先の手応えは
結果を求めすぎているわけではなかったんですけど、最初は飛ばしすぎた部分もありました。そこから原点に戻っていい意味でフレッシュな気持ちでやることができています。やっぱり真っすぐを低めに投げ切るというのをすごく言われているので、そこは自分の一番の課題です。今季は後ろでの起用になると思っているので、短いイニングだったり、ロングリリーフだったりと難しい調整になると思いますけど、自分の与えられた役割を責任を持ってやりたいなと思います。(リリーフの理想像は)まだまだですけど、齊藤さん(大将投手・政経4=桐蔭学園)のように相手が嫌がるような投手になりたいですね。

――チームの雰囲気はいかがですか
すごく明るくて一体感のあるチームです。やっていて楽しいですし、先輩方も気を使ってくださるので後輩ものびのびできていると思います。(熊谷主将は)良い意味で野球小僧だと思います。幼いというか、すごく若いです(笑)。(自身は2年生になって)やっぱりリーグ戦を経験して選手が少ないので、そういった部分では自分がしてることをチームに還元していかないなという気持ちはあります。

――今年の立教の試合は
大差で勝てるチームではないので、いかに粘って競り勝つかの戦いになると思います。ピッチャーも頑張らないといけないですし、野手にも助けてもらわないといけないので、粘り強く明るく勝負強い野球ができればいいと思います。(キーマンは)凌司さんですね。ピッチング以外でもすごくリーダーシップのある方でみんなが付いていきたいと思いますし、最後の年で何とか良い思いをさせてあげたいという気持ちは強いです。

――明治の印象はいかがですか
柳さん、星さん(知弥選手・平29政経卒・現東京ヤクルトスワローズ)が抜けて中でも投手力もありますし、野手もかなり残っていると思うので厳しい戦いになると思います。(打ち取りたい選手は)渡辺佳明選手(政経3=横浜)はすごい良い選手だなと思いましたけど、1試合通して抑えて勝てればいいかなという感じですね。一人一人の打者に集中して打たれたというのが昨季だったので、明治打線に挑むというの今季はテーマに置いています。自信を持って、準備を怠らずに挑戦者の気持ちを持って戦いたいです。

――最後に今季の意気込みをお願いします
ピッチャー陣のテーマとして1試合3点というものがあるので、状況に合わせて勝つためのピッチングをしたいです。チームとしてはリーグ制覇、日本一です。

――ありがとうございました

[土屋あいり・三ツ橋和希]


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