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ゴールラインに迫る三股

ラグビー部  Bチーム 前半大幅リードで慶応に快勝/練習試合

◆5・27 練習試合(慶応日吉グラウンド)
▼Bチーム
 ○明治54{40―5、14―12}17慶応
 理想の出だしで慶応を突き放した。試合開始3分で幸先よく先制点を奪うと、攻撃の手を緩めることなく6連続で得点を奪った。FWの力強いゲインとBKの巧みなパス回しがうまく噛み合い、終始ペースをつかんだまま40―5で前半を折り返す。しかし、後半に入ると徐々に拮抗(きっこう)した試合展開へ。ディフェンスラインが崩れ、間を抜かれる場面が目立ち始めると悪い流れを断ち切れないまま2トライを許した。それでも前半の大量得点が実を結び、最終スコア54―17で快勝した。

 開始直後から流れをつかんだ。前半3分の右ロック坂本龍哉(商2=国学院久我山)の先制トライで主導権を握ると、前半13分、19分にはFW陣が連続アタックで敵陣深くまで攻め入る。素早い球出しから粘り強くフェーズを重ねて前進すると、最後はゲームキャプテン・スクラムハーフ三股久典(政経4=佐賀工)がラック内からボールを持ち出し連続トライを奪取。「敵も外に来ると警戒していたので、パスダミーで持っていった」(三股)と的確な判断でチャンスシーンを逃さなかった。その後もFWの安定したセットプレーからBKに良い球を供給し続け、自陣での攻撃を許さない。前半24分には、敵陣深くの相手ボールラインアウトで右フランカー佐藤諒(政経2=国学院久我山)がオーバーボールを確保。大きく左に展開すると、最後は左ウイング平間丈一郎(政経4=国学院栃木)が相手ディフェンスの間をすり抜け、トライを決めた。前半35分に1トライを返されるも40―5で大量リードを奪い、後半戦へ最高の形でつなげた。
 
 後味の悪い終末となった。後半11分、BK陣が内に切り込む素早いパスをつなぎ追加点を挙げると、続く15分には敵陣22メートルライン付近でのマイボールスクラムで優位に立つ。再び三股が密集からサイドアタックで抜け出し、オフロードパスで竹田直輝(情コミ4=明大中野八王子)へつなぐと、ゴール左中間に抑え込んだ。完全にゲームを支配したかに思われたが、メンバー交代を機に目立ち始めたコミュニケーション不足から小さなミスを連発。「リザーブは入ってきたらエナジーをチームに与えなければいけないが、コミュニケーションもなかった」(三股)。後半36分、40分には崩れたディフェンスラインに付け込まれ、相手BKを止められないまま2トライを許した。試合終了間際の連続失点が悔やまれたが、前半の大量リードが生き54―17でノーサイドとなった。

 大勝の裏に課題も見えた。昨春、常に課題として挙げられていた前半の入りは大きく改善を見せたが、コミュニケーション不足はいまだ顕在。FW・BK間の意思の疎通を積極的に図っていきたい。また、1年生ながらフル出場の左ロック箸本龍雅(商1=東福岡)をはじめとする強力ルーキーの加入により、上級生も油断は許されない。「春はチャレンジし続けて一試合でも多く上のチームで出れるように」(平間)。学年問わずAチーム入りに向けて、アピール合戦が繰り広げられる。

[高橋昇吾]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・スクラムハーフ三股久典(政経4=佐賀工)

「今週フォーカスしていたのはドミネートブレイクダウンでした。今日の試合の入りは良かったんですが、後半の入りがリザーブのチェンジがあったところで相手のペースに合わせてしまったので、そこを修正しなければいけないと感じました。リザーブは入ってきたらエナジーをチームに与えなければいけないのですが、コミュニケーションもなかったので結果トライ数が同じになってしまいました。前半は、シンプルにFWが前にゲインしてくれたので、BKはアタックしやすかったです。立大戦で前半の入りが悪くて今日は意識していたので、とても良かったです。1本目のトライは、流れ的に敵も外に来ると警戒していたので、パスダミーで持っていきました。2本目はFWに放ろうと思ったんですけど、自分が行けると思って行きました。ブレイクダウンでかけるところとかけないところを自分が声掛ければよかったんですけど、そこの指示ができていなかったので次の試合では声を掛けてあげられるようにしたいです。慶応は体大きくて走れるしコンタクトが強いですが、明治も負けてなかったです。前半で点差をつけれたので、後半の切り替えだけしっかり今後の試合でできればなと思います」

左プロップ久原綾眞(政経4=佐賀工)
「試合全体を通してFW的には結構セットプレーで、スクラムとラインアウト共に良いクオリティーを出せました。BKに良いボールを供給できたことによって、アタックは全部前に出れてゲインライン突破できたので、前半自分のリズムを作れてそれが良い結果につながったのかなと思います。個人としては、フロントロー全体でスクラムに力を入れてきたので、前回の東海大戦では上手くいかなかったのですが、今回は少し上手くいったので継続していきたいです。スクラムが上手くいった理由として、今回のメンバーはB・C混合のような感じだったのですが、今週1週間はしっかり話し合って自分たちでチームが求めているものと自分たちがしたいことを、明確にできました。今日はBKが良かったのでFWから良いボールを出そうという話をしていて。ラインアウトでFWがクオリティーを上げて、BKに回して良いアタックしてくれたので、結果につながったのかなと。自分たちが前に出ることによってBKもいいリズムで前に出れるので、お互い良い形でアタックできました。慶応の選手が負傷して時間が空いた時にすでにゴール前だったので、FWはラインアウトでしっかり獲ってBKに良いボールを出そうという話をセットするメンバーで話し合いました。その後は3人目までのアタックは決めれていたので、サポートの良さと質の速さを求めていました。セットプレーが安定するとチーム全体も盛り上がるので、そこをスタンダードに持っていってもっとフィールドでも走れるように。今回はアタックの回数が多くてディフェンスの回数は少なかったのですが、もっとレベルの高いチームと対戦すると、ディフェンスの時間も長くなるので、攻守の切り替えのトランジションな部分を早くしたいと思います」

右プロップ新妻汰一(政経2=佐野日大)
「前半、明治のアタックとしてやりたいことがほぼほぼできていたので、前半の立ち上がりを今後に生かしていけたらなと思います。FWがしっかりとキャリーで勝てたところに、2人目、3人目がしっかりとブレイクダウンで入ってきた相手をキルして。相手より先に立ってすぐに動くっていうプレーが結構できていたので、よかったと思います。個人としては、スクラムで押せた部分はあったんですけど、自分個人で押そうっていう意識がまだ強くて、チームで押そうっていう意識がまだ全然ないのでもっと後ろにそれをうまく伝えられたらなと思います。チームの状態は良い方です。個人としては今後、スクラムをこだわっていきたいです。また、ラインアウトのリフトの精度をもっと高めていきたいです。次戦に向けては今日みたいなアタックができるように、自分ももっとキャリーを上手くできるようにするのと、スクラムは後ろにうまく伝えられてないので、自分一人で行こうとせずに、チーム全体で行けるようにしたいです。今後Aチームの試合で出れたら、足を引っ張らないようなプレーと、やっぱり自分の存在意義はスクラムなので、スクラムでチームに貢献できたらなと思います」

左ロック箸本龍雅(商1=東福岡)
「試合全体を通して、前半の入りはとても良かったですが後半では相手の流れに合わせてしまうところの甘さが出た試合だと思います。(個人としては)ボールを持った時に前半の初めの方はボールタッチが多かったのですが、後半きつくなったところでボールタッチの回数が減ってしまって、フィットネスの部分が足りてないなと思いました。スクラムで押し勝つ場面もありましたが、今はスクラムにフォーカスして練習しているので、押せたのは良かったんですけど、低さの部分はもっと上のレベルになってくると今日のように押せなくなると思うので、しっかり精度の部分で押せたから良かったではなくて、さらに追求して良くしていくというのを、後でミーティングして修正していきたいです。(相手に点数を取られた時に意識していたことは)ターンオーバーされた後、相手ボールになった後の素早い戻りやテンポを意識して、トライを取られないようにしていました。(FWのボールキャリー)流れが良くなるとみんな湧いて出てこれるのですが、悪くなった時のコミュニケーションがあやふやになって、パスミスがあったりキャッチのミスがあったりしたので、悪くなればなるほどコミュニケーションをとらないといけないと思いました。試合中FWで話したのは、難しいことをしてミスがあったので、ミスが起きて流れが悪くなったら初心に帰ることを意識して安全なプレーをしていこうということを話していました。(個人の課題)ボールを持って前に出ることはできていたので、相手よりディフェンスを早くセットして、準備の時間をたくさんできれば良いディフェンスができて、前に止められると思うのでそこを意識して頑張りたいです」

左フランカー朝長駿(農3=長崎北陽台)
「目標としていたブレイクダウンドミネートはFWもBKもファイトできて、一人ワンキルできたので明治のテンポがつかめて、力でトライに全部つながりました。慶応は最初から勢いのあるチームなので、自分たちも入りは気を付けていました。ただ自分たちのターンオーバーされた時のディフェンスでコミュニケーションが足りない部分がありました。アンストラクチャーの時の動きがこれから重要です。(個人として)アタックする機会が多かったのですが抜けなかったですし、ワンキルもできなかったので満足のいく結果ではないです。目立ったプレーのできる選手になってチームに貢献したいです」

スタンドオフ二浦瑞樹(営2=明大中野)
「前半ですごい良いアタックができて勢いに乗れたんですけど、後半フレッシュメンバー入って来てから、相手に合わせ過ぎてしまって。後半に課題が残りました。(キックの精度)今日はかなり良かったですね。昨年からこれといって変えたことはなくて、いつも同じタイミング、蹴り方で周りのプレッシャーをあまり感じないように蹴っています。今後も日々積み重ねて、100パーセントの確実なものを目指したいです。(ゲームメイク)BKもFWもよく前に出れていたんですけど、やっぱり後半ですね。コミュニケーションが上手く取れてなくて、良い攻め方ができていませんでした。そのせいで二人の間とかつなぎ目を抜かれてしまっていました。もっとFW、BK全員でコミュニケーションを取って、攻めれるようにしたいです。今日後半から初めてセンターをやったんですけど、一年の花村(海斗)に任せ過ぎてしまったかなと。もっと花村ともコミュニケーションを密に取って、初めてのセンターでしたけど気負うことなくやれたらよかったなと思います。外に回せるようなつなぎ目の役なので、空いてるスペースにもっと運べたらよかったです。上のチーム、下のチームの変動があんまりなくて、春はずっと下のチームでやってるんですけど、一つでも多く試合に出て、上に向けてアピールしていければなと思っています」

左ウイング平間丈一郎(政経4=国学院栃木)
「チームとしては明治のやりたいことをやり通すことと、ブレイクダウンに重視して臨みました。個人的にはAチームに上がれるようにアタックの部分から、しっかりトライも取り切れるように意識しました。前半はしっかり前にアタックして、明治のやりたいことができていたかなと。でも後半に入ってから、スコア的にはキック差で勝ったんですけど、同点っていうところで気持ちの部分が課題かなと思います。(途中からフルバックとしての出場)ケガ人が出てポジションが変わってもうまく回せるようにするのと、4年生として後ろからチームをまとめられるようには心掛けました。でも結果、気持ちが切れてしまって取られてしまいました。(後半の最後に連続トライを許して)やっぱりそこが今の明治の課題。後半メンバーが交代した後のリザーブのエナジーが足りなくて、全体的にミスが続いて気持ちを切らしてしまって連続失点してしまったので。今日みたいに前半良い内容だとしても、終わり方があんな形だと後味も悪いですし、そういうところは今後の改善点ですね。日々の練習からしっかり気持ちの部分も意識してやっていきます。(個々でのフィジカル)日々ウエイトもしっかり積んでいますし、前に出る意識を持って練習に取り組んでるので、そういう成果は出ていると感じました。まだ自分自身もAチームで出れるチャンスはあると思ってますし、全然諦めてないので。春はチャレンジし続けて一試合でも多く上のチームで出れるように頑張ります」

左センター小椋統平(文2=京都成章)
「前半最初からFWがよく走ってくれて、自分たちは指示出してやるだけでしたので楽に試合運びができました。個人的に久しぶりの試合で12番で出るのも高校以来でしたのですが、アタックはコミュニケーションを取れて、外やFWとの連携も取れたので一発目にしては悪くなかったです。(自身のトライについて)コミュニケーションをしていく中でたまたま自分の前が空いただけです。全員の仕掛けが上手くいってこそできたことなので、チーム全員のおかげです。後半は慶応のアタックやディフェンスを受けてしまったので、それが原因で前半のような勢いが薄れてしまいました。自分もしんどい時間に喋れずにミスをしてしまったので反省です。ただチームとしても個人としても今日の前半のような動きができればどこが相手でも負けないと思います」

右センター澤田陵(文4=明和県央)
「前半はいい入りができて100点に近い出来でした。ただやはり後半はスコアは同点で前半の勢いを続けられなかったのは反省です。BKとしては自分たちが練習してきた形が発揮できてゲインできました。コミュニケーションも取れていましたし良かったです。FWがゲインしてくれたのでBKのアタックは楽にできました。後半は軽いプレーが多くてミスが増えてきたのでリズムに乗り切れなかったです。久しぶりにセンターをやったのですが、出来はまあまあです。課題としてはアタックの時は喋れていたのですが、ディフェンスになるとコミュニケーションが少なかったことです」

中尾将大(商3=つくば秀英)
「ボールキャリーのところでいっぱいボールをもらって前に出ようと思っていましたが、ボールをもらう機会がなくてできなかったのでそこが反省点です。ポジショニングをもっと良くしてボールをもらえるようにアピールしたり声出したりして、積極的にいけるようにしたいです。FWは前半勢いに乗っていましたが、後半メンバーが変わってからスクラムのところとかで受けに回ってしまったので、そこを修正していきたいです」

カヴェナー聖也(文4=大分舞鶴)
「(試合内容)後半からなのですが、エナジー出してしっかり前半点数が取れていたのでそれをつなげるために勢い良くいきたかったです。しかしペナルティーであったり、少し受けに回ってしまったりした部分がありました。そこは修正点だと思います。(点差を付けた試合)前半調子が良かったので、自分たちのラグビー、特にアタックやフィジカルファイトができて、前に出れていたので前半は良かったです。後半は慶応のテンポに合わせてしまったり、スクラムで前半は押していたのですが、一人一人が受け身になってしまい、押せずに前に出られませんでした。(試合中のコミュニケーション)自分は声出して、後半からということもあり、エネルギー良く、少し前半で疲れた選手を盛り上げるという役割もあったので、自分から声を出しました。また、今以上に声以外にも身体を当てたりなども、もっともっと成長できたらと思います。まだ春は試合が何試合か続くので、一つでも今回のような後半からの出場でも、後半の方が試合が良かったと言われるように、自分が出て試合が変わったと言われるように自ら積極的に声出して、身体当ててチームを引っ張っていきたいと思います」

花村海斗(法1=名古屋)
「高校と違ってフィジカルのレベルとか高くて、その部分が足りないなと思いました。慶応はブレイクダウンのところだったり一人ヒットした人が次々アグレッシブルにきて受けに回ってしまったので、そういう部分は見習いたいです」

竹田直輝(情コミ4=明大中野八王子)
「後半は向こうのラグビーに合わせてしまって、明治のラグビーができていませんでした。ファンダメンタルのところでのミスが多くて、リザーブはエネルギーなきゃいけないのに受けてしまったところがありました。BKはアタックのところでコミュニケーションのミスがあったので、修正点はそこだけです。春はファンダメンタルの部分を強化していって、秋につなげていきたいです」


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