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来季こそレギュラー定着を目指す


東京六大学野球 2017〜春〜  (32)リーグ戦後インタビュー 河野祐斗、竹村春樹  

 壁を越えられなかった。開幕4連勝するも、そこから3カード連続で勝ち点を落とした。負の流れを断ち切れず2005年以来12年ぶりの5位。得点力不足やミスの多さだけではなく、生活面での甘さなど「野球以前の問題」と口にした選手が多くいた。秋に向けてチームの課題は山積みだ。
 不完全燃焼に終わった。河野祐斗内野手(文4=鳴門)は今季も規定打席未到達となった。東大1回戦のけん制死でベンチを外されたことから生活態度を改善。気持ちを改め挑んだ早大戦では2試合で4打点をたたき出し、勝利の立役者となった。しかし、その後のスタメン出場はなし。終盤は代打や守備固めでの出場に留まった。競争激しい二塁手で、レギュラーに定着できずにいる。しかし、泣いても笑っても来季がラストシーズン。今夏で基礎から鍛え直し、来季こそ満足のいく結果を残してみせる。(この取材は6月10日に行われたものです)

――シーズンを振り返った感想をお聞かせください
まだまだできるし、もっとやらなきゃいけないって感じです。

――東大2回戦ではけん制死からベンチを外されました
自分がただ単に使えないというか、試合に出られるレベルじゃなかったから変えられただけで、それは自分のミスなので。受け止めて、次に切り替えてやったつもりです。

――そこから気持ちの変化などはありましたか
野球もそうなんですけど、野球以外の寮生活とか私生活の面をとりあえず一から見直して。廊下にゴミが落ちてたら拾うとか、掃除の時はいつもよりきれいにするとか、トイレ出る時に自分の使ってないスリッパ並べたり、そういう小さいとこでも気を配ったりするのを心がけてやってきました。練習に出る時も誰よりも早く出るというか、そういう意識付けを自分の中で変えていきました。

――早大戦では2戦で4打点の大活躍でした
悔しかったし、こんなところで終わってたら駄目だなと思って、結果にこだわってやっていきました。(投手陣の印象は)いいピッチャーばかりなんですけど、何とか。1打席目は三振したので、その打席での反省を次に生かせたというか。駄目だったところをそのまま次の打席に引きずるんじゃなくて、そこを生かすということができたから打てたんじゃないかと思います。

――法大戦からはスタメンから外されていました
監督の起用に自分たちは従うしかないので。それで出してもらえなかったのは自分の力不足だったと思います。(後半からは宮ア新内野手(文4=履正社)が起用)相手が右ピッチャーというのもあると思うんですが、宮アも調子良くて。結果が全ての世界なので、結果を出したやつが試合に出たんじゃないかなと思います。(二塁手争いは)チームメートだけどライバルでもあるし、負けたくない気持ちはあるんですけど、その中でも試合になれば一人しか出れないので、決まったからにはその状況に応じてやるしかない。自分が出る時はとりあえず頑張ったり、他の人が出てたら応援したり、臨機応変にやってきたつもりです。

――今季もベンチでは選手たちに声を掛けていた姿が多く見られました
声掛けは野球やる上で一番大事だと思いますし、プレー以外でそういうところでチームに貢献していかなければいけないと思うので、それは心がけてます。(後輩にも)試合に出てる後輩には頑張ってもらいたいし、チームで勝ちたいので、それは上下関係なく声掛けてました。

――4年生として後輩に伝えていきたいことはありますか
後輩にこれをつなげていきたいって言ってもいい結果は出ないと思うので。そうじゃなくて自分たちは自分たちなりに一生懸命やればそれが後輩たちの目に映るので、見てもらえたらいいと思って。とにかくがむしゃらにやった姿を見てもらえたらいい物が引き継いでいけるんじゃないかと思って頑張ってきました。

――同学年の中野速人主将(法4=桐光学園)の姿を見ていて思うところはありましたか
中野なりに頑張ってたし、それに自分たちももっと付いていけてあげたらあいつの負担も減るだろうし。もっと同級生の自分たちの底上げが大事なのかなと思いました。サポートというよりかは中野がやりやすいように自分たちが動くだけだなと思います。

――目標としていた規定打席到達はなりませんでした
悔しさもあるんですけど、下向いてちゃいけないので、次に向かって進んでいかなければいけないという気持ちの方が強いですね。

――成長させなければいけないと思ったところは
チーム全体なんですけど、勝ちたい気持ちをもっと持っていかなければいけないかなと思いました。野球以外のところがプレーにつながると思うので、そういう面がまだまだ足りなかったから結果が出なかったんじゃないかなと思います。

――秋季リーグ戦に向けて取り組んでいる練習について教えてください
秋に向けてもう1レベルアップした体で臨みたいと思って、とりあえず今はウエートトレーニングだとか、走ったりして基礎の体力を付けている状態です。勝負強い選手になりたいので、練習試合でもリーグ戦の気持ちで常にやってます。この夏はオープン戦とかで実戦感覚を良くして、守備でもバッティングでもここぞの時に結果を残せるように頑張りたいです。

――来季は学生として最後のシーズンになります
4年間やってきて、先輩方が優勝されてて自分たちも優勝したいし、後輩にも良いものをつないでいきたい、そういうシーズンなので。とにかくがむしゃらにやっていきたいなという気持ちはあります。

――最後に来季の目標をお願いします
チームとしては何としてでも優勝したいし、良い形で学生野球を終わりたいと思うので、少しでも良い成績を残せるように今からやっていきたいです。

――ありがとうございました

◆河野祐斗 かわのゆうと 文4 鳴門高出 172cm・72kg 内野手 右投右打

河野 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
11
.273
通算
22
35
10

.286




チームの中心として再起が待たれる
チームの中心として再起が待たれる


 与えられた役割を果たせなかった。今季、唯一のフルイニング出場を果たした竹村春樹内野手(政経4=浦和学院)。しかし、打率は1割5分6厘の結果に終わり、副将としてもチームをけん引できなかったことを悔やんだ。一方で大学日本代表の主将に就任。「明治大学の代表としても責任を持って戦いたい」と気合は十分だ。学生野球最後の夏、何回りも大きくなって神宮の舞台に戻ってきてみせる。(この取材は6月10日に行われたものです)

――春5位の結果はどのように受け止めていますか
5位という結果は自分たちの弱さだと思うので、その結果は素直に受け止めるしかないと思っています。去年の先輩方が春秋優勝して、3季連続というのも懸かっていたので本当に悔しいです。

――4連勝から4連敗
試合以外のところでの気の緩みというのが、早稲田戦で連勝してからスキができてしまって、そういうのが試合の大事な時に出てしまったと思います。やっぱり法政戦で土曜日負けて、そこで粘り切れずに連敗したことが一番大きかったです。今まで負けなしで来ていたので、ブランクというか、そこを取り返すことができなかったです。勝ち切れなかったのは、ワンチャンスをものにできなかったり、勝負どころでの弱さは響いたんじゃないかなと思います。

――チーム打率は5位でした
チーム全体で消極的になってしまって、甘い球を若いカウントから見逃したり、自信のなさといったマイナスの面が出てしまったと思います。結局は打たされて、相手のピッチャーのリズムになってしまうというのが打率が悪かった原因です。

――1点を取る野球のために徹底していたことは
点を取るのは打つだけではないので、走塁面で相手のキャッチャーが少しでもミスをしたら次の塁にいくとか、ランナーにいるときはスタート切るフリをして相手のピッチャーにプレッシャーを与えるだとか、そういうことを徹底するようにはしていました。でも実際にはそれができていなくて、例えばランナーのスタートが遅かったときにそれをバッターが助けるといったようなことができなくて、そういった視野の狭さがチャンスをつくれなかったり、自分たちに流れを持ってこれなかったんと思います。

――メンバーも固定できませんでした
メンバーは決まってなくても、試合に出場した選手がそれぞれの役割を果たせればいいんですけど、それが上手くいかなかったですね。(キャッチャーの柱がいなかったのは大きいか)試合経験があまりない下級生だったり、氷見(泰介捕手・政経3=豊川)もそうなんですけど、大事な場面でのパスボールとか、1点を争うゲームで自分のミスで点が入ってしまうことが多かったです。そういう意味ではキャッチャーが固定できなかったことは勝負どころでの緊張だったり動揺につながってしまったんだと思います。自分自身も周りを見ながらチームを引っ張ろうという気持ちでやってはいたんですけど、なかなか自分の結果も上手くいかなくて、チームを引っ張ることができなかったです。

――投手陣の成績はどのように振り返りますか
投手陣は頑張ってくれたので、本当に野手が情けなかったです。(齊藤大将投手(政経4=桐蔭学園)は)前と違って周りに色々と声を掛けていたりとか、例えばランナーを出してしまったときはバント処理とかですごく声を掛けていたので、周りを見れて落ち着いて投げているなと思いました。

――投打含めて成長した選手は
越智(達矢外野手・営3=丹原)じゃないですかね。守備でも結構落ち着いていて、サードへの送球でアウトにしたりだとか、たまに自分がセカンドにいって越智がライトにいるときもすごく声を出していました。逢澤(崚介外野手・文3=関西)と渡辺(佳明内野手・政経3=横浜)の場合はずっと前から出ていましたけど、その中ですごく落ち着いてできていたなと思いました。4年生がもっと頑張らないといけないんですが、3年生のほうが試合に出ている人が多いので、下級生の底上げは秋も必要になってくると思います。

――戦ってみての他大学の印象はどうでしたか
どのチームも積極的で、特に立教とか慶應は打撃の面で守っていても嫌なバッターが多くいるなという印象でした。(立教は)上位打線も積極的に振ってきて、盗塁もできていて、やりづらい相手ではありました。

――個人の成績はどのように振り返りますか
打撃は数値が全てで、率が残せなかったのが一番の課題です。守備でもタッチアップで1点が入ってしまったりだとか、ショートで少し送球が安定しなかった面もありました。(セカンドと比べては)セカンドのときのほうが自分でも落ち着いてできているなという部分があったので、もっとショートでも周りを見ながらやらないといけないです。

――打率を残せなかった一番の要因はどう考えていますか
自分の中で東大戦のときに全然打てなくて、率が欲しいという気持ちが強くなってしまいました。打席の中でもヒットを打とうという気持ちが優先して当てにいってしまったりだとか、バットも全然振れなくて、そういう気持ちの弱さは課題だと思います。早稲田で初めてヒットが出たときは少し楽になったんですけど、そこからも上手くいかなかったです。(早いカウントで追い込まれる)特に立教戦では2球で追い込まれていたので、やっぱりファーストストライクから積極的に打ちにいくというのは意識していかないといけないです。

――フォームを変えて挑んだシーズンでしたが
本戦になればなるほど、形どうこうというよりも気持ちのほうが強くなってしまいました。そのあたりの余裕も持てていなかったという感じです。(シーズン中に意識して取り組んでいたこと)フルスイングすることと、ヘッドを走らせることは特に意識してやっていました。

――結果が出ない中で試合に出続けることの苦しさは感じていましたか
苦しさというよりは自分の結果が悪くてもチームが勝てばいいという考えでした。フルイニングを出る中で、できるだけ勝ちに貢献したいという思いでやっていたので、特に苦しさは感じなかったです。

――個人的に印象深かった試合、打席はありますか
最後の立教3回戦です。6打席回ってきたんですけど無安打だったので、その最後の試合で自分の実力のなさを痛感したなと思います。

――リーグ戦後に取り組んでいることは
今はフォームの修正と、これから暑くなってくるので筋トレだったり体を大きくすることを意識してやっています。(修正は)テイクバックを取ったときに、ヘッドが打つときに少し動いてしまっているので、その無駄な動きを無くして楽に構えてなめらかに打てるように修正しています。(体力づくりはチーム全体でも課題)そうですね。それでチームでやっているプラス、体幹トレーニングと別でランニングメニューをやったりしています。秋は体力との勝負でもあるし、春も試合しながら少しバテてしまったので、試合で力を発揮できるようにそこはしっかりやらないといけないです。

――守備、走塁面ではございますか
守備は捕ってからの速さで、ワンステップで投げれるようにですね。走塁は体力づくりをしていく中で、実戦を踏まえてレベルを上げていけたらと思います。

――私生活の取り組みはこの春でどう痛感されましたか
自分の中でそういうのは結構前から感じていて、今シーズンは特にスキだらけだったと思います。(寮に帰ったあとも練習)そうですね。でも練習でたくさん量をこなしても、実際のリーグ戦の試合になったらがちがちに固まってしまうことが多かったので、そこの余裕のなさがダメですね、全然。

――チームとして悪い流れを断ち切れませんでした
一つのことができなかったら、さらにまた違うところでできないことが出てきてしまったりだとか、悪い連鎖がありました。自分たちの話し合う機会も後半になるにつれて増えましたね。(4年生同士の連携は)中野(速人主将・法4=桐光学園)だけが言ったりとか、そういうのが多かったです。自分自身も副キャプテンという立場なんですけど、中野のことを支えられなかったし、そこも踏まえて連携は取れていなかったと思います。リーグ戦終わってからなんですけど、キャプテン抜きで話し合う機会があって、副キャプテンも学生コーチもみんなで言っていこうという話をしました。たまたまそのときに中野がいなくて、いい機会だから色々と話し合おうとなりました。

――昨年までのチームとの違いはありましたか
柳さん(裕也選手・平29政経卒・現中日ドラゴンズ)という柱がいて、それ以外にも牛島さん(将太選手・平29営卒・現JR九州)、吉田大成さん(平29国際卒・現明治安田生命)、佐野さん(恵太選手・平29商卒・現横浜DeNAベイスターズ)と、柳さんがいなくても支えていく人がたくさんいました。そういう面で今試合に出ている野手は4年生では自分だけになるので、そこで4年生の力が足りなかったと痛感しています。

――改善するためにご自身がやっていくことは
まずは自分から、経験させていただいている分、声を掛けて経験を伝えていくのを積極的にやっていきたいと思います。チーム全体でも、最初から言っていくというのは厳しいと思うので、例えばノックとかをしていて1人がエラーをしてしまったら、そこに対してみんなで言っていくとか、そういった簡単なことから積み重ねていくしかないです。

――夏には大学日本代表の試合が控えています
今はそのことを見ていますね。(メンバー決定後からは)まだ全員で集まっていないですね。合宿で初めて集まると思います。

――主将に任命されたときは
やるしかないなと思いました。キャプテンという立場で視野が広がったり、感じるものも多くなると思います。そういうのを勉強していかないといけないというのも任命された一つの意味だと思っています。最初は不安がほとんどだったんですけど、そんなんだったらキャプテンの資格はないですし、務まらないと思いますし。今は楽しみも含めてやってやろうという気持ちのほうが大きいです。

――求められる役割も大きいと思います
違うチームの人たちが寄せ集まってくるので、それを一つにすることですね。できるだけ多くの人と会話をして、色んな考えを上手くまとめて、チームが一つの方向を向いていけるように話し合ったりしていきたいと思います。

――明大からは4選手が選出されました
監督も善波監督ですし、そこは明治大学の代表としても責任を持って戦いたいと思います。日本だけじゃなくて、海外の野球選手のスケールの大きさとか一つのプレーに対する動きだったりとかも吸収したいです。向こうの考えと自分の考えを照らし合わせながらベストなプレーができるようにしていきたいです。

――メンバーの顔触れで関わりのある選手は
立教の熊谷ぐらいですかね。(初対面が多い?)ほぼほぼ、初対面です。(この選手に負けたくないというのは)熊谷と佳明ですね。熊谷は高校で夏に負けてから、同じショートで意識もしていて、六大学でも一緒になって、ライバル意識は自然と持っていました。高校日本代表のときから実力も知っていますし、こいつだけには負けたくないなと思っています。佳明は同じチームでずっと試合に出てるので、後輩ですけど負けたくないですね。

――レギュラー争いも激しくなる
二遊間といわず、試合に出れるならどこでも100%の状態でチームに貢献できるように頑張りたいと思います。実力はみんな高いと思うので、その中で存在感をアピールしたいです。

――夏に向けて一番に取り組むことは何でしょうか
体づくりは絶対です。リーグ戦の中でも走ったりというのは空き週でもやっていたんですけど、それだけでは補えない部分がありました。今のうちから体をつくって、秋の最後まで戦える体力をつけていくのは一番だと思っています。

――最後に秋に向けての意気込みをお願いします
自分の一番のテーマは打撃にあると思うので、一つ一つの課題をつぶして秋にベストなコンディションで臨めるようにやっていきたいと思います。チームとしては日本一、それだけに尽きるので、最後の秋を日本一に終われるようにしたいです。

――ありがとうございました

◆竹村春樹 たけむらはるき 政経4 浦和学院高出 176cm・73kg 内野手 右投左打


竹村 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
11
45
.156
通算
71
165
31
11
12
25
.188





[三ツ橋和希・土屋あいり]

●東京六大学野球 2017〜春〜のバックナンバー

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