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来季こそ混戦のレギュラー争いを勝ち抜きたい


東京六大学野球 2017〜春〜  (34)リーグ戦後インタビュー 氷見泰介、森下暢仁  

 壁を越えられなかった。開幕4連勝するも、そこから3カード連続で勝ち点を落とした。負の流れを断ち切れず2005年以来12年ぶりの5位。得点力不足やミスの多さだけではなく、生活面での甘さなど「野球以前の問題」と口にした選手が多くいた。秋に向けてチームの課題は山積みだ。
 苦しい春となった。氷見泰介捕手(政経3=豊川)は、開幕戦の東大1回戦で先発マスクを被り、打撃でも随所で勝負強さを見せるなど攻守で中心を担った。しかし、西野真也捕手(政経2=浦和学院)、清水風馬捕手(商1=常総学院)らの台頭もあり、リーグ後半から出場機会は減少。出場は11試合中8試合、フル出場はわずか2試合にとどまった。今季感じた悔しさをぶつけ、ひと夏で成長を遂げて正捕手奪還を目指す。

――今季を振り返って
このシーズンは思うようにいかなかったです。結果も5位と、優勝できなかった悔しさが一番です。

――連勝中と連敗中のチームは違いましたか
最初は新チームになってから初めての公式戦で、不安の中なんとか東大に2連勝できて、そこでできなかったことをみんなで早稲田戦でやろうということでできました。その後は気持ちが抜けたというわけではないんですけど、逆に法政の方は4連敗で来ていたので「なんとかしよう」と思っていた相手にもう1つ上の気持ちで挑めなかったのが結果としてこうなったのかなと思います。

――特に苦戦した試合は
法政の1回戦というのは勝てた試合だったので、あそこでなんとかなればこのリーグ戦は違う形でいけたのではないかなと思います。アンダースローの長谷川投手(法大)に対して考えて引きつけて打とうとはしていたんですけど、形、形になりすぎて相手の術中にはめられて内野ゴロだったりという自分たちの野球をさせてもらえなかったです。

――チーム全体的に弱かった部分は
周りと比べても得点力がなくて、ピッチャーが最小失点に抑えている中で点をとれなかったことです。それと、自分がキャッチャーとして試合に出続けることができず、シーズン通しての戦いができなかったことです。

――その中でも良かった部分はありますか
ピッチャーは齊藤(大将投手・政経4=桐蔭学園)さんと森下(暢仁投手・政経2=大分商)でなんとか先発二本柱という形でやっていて、防御率とかを見ても上位ですし、頑張ってくれました。なおさらバッターが頑張らないといけないと思いました。

――生活面を敗因に挙げる選手も多くいました
このシーズン通して終わってみて、負けてはいけない試合を勝ち切れなかったというのは野球以外のところにもあるんじゃないかなと思います。野球の練習はみんな真剣にやるので。普通のことを当たり前にできていれば、野球のプレーも大事な場面で当たり前のことを当たり前にできるという結果にもつながると思うので、そういうところでミスが出ているのは自分も含めて私生活などを見直していこうと思います。

――リーグ戦にレギュラー本格的に出るのは初めてでした。プレッシャーなどはありましたか
去年はベンチに入らせていただいて、ベンチからと実際に出ている雰囲気は違うものがあります。一つ一つが負けられない試合で、緊張というよりは、一球一球の大切さを学びました。

――不動のレギュラーになれなかった原因は何だと思いますか
自分は1試合目はほとんど使ってもらっていて、2戦目で駄目になっていました。相手は1戦目が終わったらそれなりに考えてくるので、その上を行かなければいけないのでもっと頭を使わないといけないですし、そのことを自分自身で感じました。

――西野選手、清水風選手とのレギュラーを争う上で自信のある部分はどこですか
キャッチャーとしてのコミュニケーションです。肩だけなら西野が強いですし、そこだけではなくて、全体として試合をつくれる部分ですね。そういうところでは目立たないといけないです。打撃の方ではミートに自信を持っています。今はミートだけでなく大きい当たりだったり、力強さを求めてやってます。

――打線の中ではどんな役割を果たしたいですか
ピッチャーとの兼ね合いはあるんですけど、つなぐという意識でやってます。チャンスだったら初球から行くこともあるんですけど。どうしたら後ろにつなげることができるかということと追い込まれたら一球でもファールで粘って球を味方に見せたり、ピッチャーにダメージを与えたりできるようにということを意識してやってます。

――下位打線が多かったですが
打順を上げるに越したことはないですけど、それよりもキャッチャーは守備なので。打撃の方でもまだ大きな打球を打てるバッターじゃないんですけど、つないで結果として上がれればいいのでまずは打撃よりも守備ですね。

――体力面で改善していきたいところは
リーグ戦で最初の週よりも今の方が暑くなってきていて、逆に秋は最初が暑くてどんどん気温が落ちていくんですけど最初はスタートを切らないといけないので、暑さの中で連続で出るためにウエートをやって体を大きくしているので、秋になんとかつなげたいと思います。

――投手陣に求めるものは
今回は齊藤さん、森下(暢)が頑張って、本当ならつなげないといけないピッチャーがうまく出てこれなかったので、他のピッチャーが出てこないとあの2人にかかる負担は大きくなるので、水野さんもいるといないでは違うと思うので。石毛(力斗投手・文1=高崎健康福祉大高崎)や入江(大生投手・政経1=作新学院)とか1年生が投げていたので、2、3年生にも頑張ってほしいです。

――他に伸びているピッチャーは
フレッシュリーグで長江(理貴投手・文2=帯広緑陽)が自信をつけていると思うのでここから面白いなと思いますし、あれだけ投げられるので、先発とかもあると思います。

――秋のリーグ戦に向けて
5位という結果に終わって、チーム発足時からリーグ優勝、日本一ということを目標にやってきたので、秋はそれを達成するために全員で突き進んで、優勝できるように頑張ります。

――ありがとうございました

 ◆氷見泰介 (ひみ・たいすけ) 政経3 豊川高 173p・74s 捕手 右投左打

氷見 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
15
.200
通算
15
.200




先発として強い覚悟を持って<br>挑んだシーズンだった
先発として強い覚悟を持って
挑んだシーズンだった



 大きな爪痕を残した。昨年のケガから本格的に復帰した森下暢仁投手(政経2=大分商)。開幕カードは体調不良で出遅れるも、第2週以降は5戦の先発を任され2勝をマーク。防御率もリーグ2位の2.48と安定感ある投球で投手陣の柱になった。だが優勝の可能性が懸かった立大3回戦。先発を任され8回1失点で抑えるもチームは敗北。「もっとレベルアップいないといけない」とより先発としての自覚が芽生えた。さらに今夏は2年生ながら侍ジャパン大学日本代表に選出された。期待を力に変え、肌で感じる世界の経験を秋優勝に生かす。(この取材は6月10日に行われたものです)

――チーム5位を振り返っていかがでしょうか

自分ももっとやらないといけないなと思わされました。法政、慶応戦で勝てる時に勝てなかった。あそこで勝てていたらチームも変わっていたかなと思います。

――今季は初めて先発を任されました
「自分がやっていく」という気持ちで今シーズン臨みました。 投げる部分で自分が任された時にしっかりやるという意識でやっているので、(先発でも)特に変わりはなかったです。 今年は先発していかないといけないなという段階でやっていたので、それを果たせたことは良かったかなと思います。

――個人としては2勝2敗でした
点数は取られてしまった部分はありますが、最小失点とで抑えられたというか。自分的には試合をつくれているのかなと思いました。ただ、立教戦の最後の試合で勝てていたら勝ち点が取れていたのに勝てなかったのはもっとレベルアップしないといけないと思いました。完投もしなかったので、ちゃんと完投できる体力もつけていきたいです。(スタミナ)そんなに足りないとは感じはないんですけど、最後まで投げさせてもらえるようにやっていきないなと思います。

――優勝の可能性が懸った立大戦では1戦目に先発されました
やらないといけないという気持ちでしたね。初回に先制してもらえたのでそういう部分で投げやすい部分はありました。2戦目も1戦目も先発というのは変わらないので、特に気持ち的には「1戦目を投げさせてもらえるんだな」という感じで投げました。

――防御率はリーグ2位の2.48
最初の方は全然駄目でした。最後の方0を並べられたのはこれからにつながるかなと思います。あまり満足はしていないです。もっと自分が抑えていたらまた結果も変わってきたかなと思います。

――見えた課題はありますか
コントロールですね。勝負球をもっとレベルアップしていかないといけないと思います。(慶大戦で四死球7も無失点無安打)フォアボールを出してもいいからボール球を振らせようという感覚で慶大戦は投げていたので、悪くはなかったのかなと思います。今ある球でもっと空振りとか三振を取れるようにしていきたいなと思います。(今の投球リズムは)三振取りたいときに取って、打たせたい時に打たせるという感じで投げています。

――印象的だった試合はありますか
特にないですね。早稲田戦は、出だしはよかったのでまとまっていければよかったんですけど、そこから2連敗してしまったので。

――今季の自分に点数を付けるなら
50点くらいですかね。(取れなかった50点)もっと自分が守備のリズムをつくれるようなピッチングができればチームの雰囲気も変わってきたのかなと思います。

――法大戦では自己最速の150qを記録しました
全然意識してなくて、投げたら出たみたいな感じです。春はコンスタントにその球速が出たので、特に意識はしていないです。

――投球で意識していることは何ですか
バッターに的を絞らせないというのと、バッターの嫌がることをするという部分ですね。

――他大は2年の活躍が目立ったシーズンでした
どの相手も2年生が主力でやっているので、2年生には打たれたくないという部分はありますね。郡司(慶大)や舩曳(法大)、加藤(早大)とかは結構意識して投げています。(明大は2年ベンチ入りが少なかったが)先輩方のお陰で伸び伸びやらせてもらいました。自分は何も意識することなく好きなようにやらせてもらえました。

――昨年はケガでしたが焦りなどはありましたか
1年目だったのでなかったですね。昨秋のリーグ戦途中から本格的に投げ出しました。(ケガの間に)特に意識してやったことはなかったです。走ったり、体幹トレーニングをしたりいつも通りのメニューをやっていました。

――先発としての自覚は強くなりましたか
柳さん(裕也選手・平29政経卒・現中日ドラゴンズ)を近くでずっと見て、こういう選手にならないといけないのかなと思っています。絶対に勝てるピッチャーというか、自分が入学してから柳さんはほとんど負けていなかったので、そのくらいの絶対的な安心感とか信頼を得られるようになりたいです。柳さんから声を掛けてもらったとかは特には無いんですけど、見て学ぶ上でいいお手本だったのかなと思います。

――高校からの変化はどのような点ですか
高校の時とスタイルは変わりましたね。まずボールの質も変わりましたし、変化球も高校の時と質が変わりました。特に取り組みとかはないんですけどトレーニングを教えてもらってそういう練習をやっていったら段々変わってきました。

――2年生ながら大学日本代表にも選出されました
善波監督に選んでいただいたというのは自分に期待してもらっているということなので、監督に恩返したいなという気持ちがあります。また、これからもしっかりやっていかないといけないなという思いもあります。先輩方のピッチャーを見て学べるところは学んで、もっと自分のレベルアップもしていきたいです。(代表で忙しい夏だが)試合もですし、そういうのを通してまだ調整のことも全然分からないですが、試合前などのケアもしっかりしてケガをしないようにしたいと思います。

――どのような課題を持ってこの夏取り組まれますか
春は完投できなかったので、秋はしっかり完投して3戦目も投げられるような体力をつけたいです。そして春とは違うピッチングで、もっと勝ち点に貢献して自分の勝利を挙げていきたいと思います。自分が投げる試合は負けたくないので投げる試合は全部勝ちたいと思います。勝ったら防御率もついてくると思うので、まずは勝ちにこだわってやっていきたいです。

――ありがとうございました

 ◆森下暢仁 (もりした・まさと) 政経2 大分商高 180p・73s 投手 右投右打

森下暢 今季・通算成績
試合勝利敗戦打者投球回安打四死球三振自責点防御率
今季
137
32 2/3
26
17
24
2.48
通算

152
36 1/3
30
18
26
10
2.48





[曽布川昌也・浜崎結衣]

●東京六大学野球 2017〜春〜のバックナンバー

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