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スパイクを決め吠えた川村

バレーボール部  法大・東北学大に勝利 ベスト8入り/東日本大学選手権

◆6・22〜25 第36回東日本大学選手権(墨田区総合体育館他)
▼6・23(墨田区総合体育館メインアリーナ)
 [1戦目 対法大戦] 
○明大3{29―27、25―21、23―25、25―21}1法大
[2戦目 対東北学大]
 ○明大3{18―25、21―25、25―17、25―17、15―7}2東北学大
 苦しみながらも勝利を収めた。1戦目は2部リーグに所属する法大。序盤からリードを許す苦しい展開が続いたものの、飯田翔流(政経3=聖隷クリストファー)や鎌田佳朗(法2=東亜学園)など攻守ともにこなす選手の活躍や、また相手のミスにも助けられ、セットカウント3−1で勝利した。選手交代が勝利を呼び込んだ。2試合目は東北学大。2セットを連取され、迎えた3セット目。池田颯太(経営1=創造学園)と川村悠希(政経4=雄物川)のサイドアタッカーが得点を重ね、流れを引き寄せた。勢いに乗ったチームは、2セットビハインドからセットカウント3−2で、見事逆転勝利を飾った。

<スターティングメンバ―>(ローテーション順)
S鈴木浩大(政経2=山形中央)、WS加藤寛樹主将(政経4=創造学園)、MB松田海飛(文1=愛工大名電)、WS米山結人(文2=大商大)、WS飯田、MB佐伯大輝(政経4=新田)、Li小川智大(政経3=川崎橘)

[法大戦]
 2回戦の相手は、関東2部リーグに所属する法大。第1セット、終盤までクロスゲームを展開しリードを奪えず。19─21とこちらが劣勢の中、米山がライトから強力なスパイクで相手ブロックをはじき飛ばしワンタッチで得点する。しかし法大も一人時間差など多様な攻撃で対抗。手詰まりかと思われた時だった。23─24、加藤がストレートコースにたたき込む。ここで悪い流れが断ち切れた。最後は松田のサービスエースも飛び出し、29─27でなんとかこのセットを取得。続く第2セットも立ち上がりこそ安定しなかったが、サイド陣が要所で決め、25─21で獲得した。このままストレートで勝利を収めたいところだった。第3セット、序盤から勢いに乗ることができない。10─10の同点から、相手に3連続得点を許し明大がすかさずタイムアウト。その後、飯田に代わり鎌田を投入し23─23まで漕ぎつけるが、鎌田のサーブミス、また最後は加藤のスパイクミスで連続失点。23─25でこのセットを奪われた。
 サイド陣が奮闘した。第4セット、立ち上がりに米山がブロックアウトで得点すると、鎌田が続いてレフトからクロススパイクで加点。さらにダイレクトを叩き込むなど序盤から果敢に攻める。途中、攻撃に乱れが見られた加藤を川村に交代。18─16、川村が打点の高いスパイクで巧妙にブロックアウトを取り、また松田がAクイックを決め、明大が先に20点の大台へ。終盤は法大のサーブミスもあり、早々に決着が着いた。25─21でこのセットを取り切り、セットカウント3─1で勝利。3回戦へ駒を進めた。

[東北学大戦]
 相手ペースでの試合展開だった。3回戦の相手は東北1部リーグ1位の東北学大。第1セット、序盤こそスパイクやブロックで得点を重ねるものの、「自分たちのミスで崩れてしまった」(鈴木)と中盤からリズムを乱し、立て直すことができず連続して2セットを奪われた。
 選手交代が悪い雰囲気を振り払った。後がなくなった第3セット、セッターに上林直澄(法1=東亜学園)、ミドルブロッカーに矢澤宗之(政経3=創造学園)、サイドアタッカーに川村、鎌田、池田を投入。大幅にメンバーを変更して挑んだ。「Bチームに助けられた」(加藤)。開始から川村のスパイクを含む4連続得点で流れを引き寄せ、中盤15−15と追い上げられるも、池田のアタックライン手前に落とす強烈なスパイクなどでリードを保つ。終盤も矢澤がブロックで加点するなど終始相手を突き放し、25−17でこのセットを取り返した。
 個々が力を発揮した。続く第4セットも中盤13−12と競った場面、ここまで強力なサーブと安定したサーブレシーブでチームに貢献してきた鎌田が連続得点を挙げ、さらに勢いをつけて4セット目も奪う。鎌田はサーブレシーブに参加しながらも、3セット間で8得点とオールラウンドな仕事ぶりを見せた。今後も攻守の両方でチームを支える活躍が期待される。第5セット、川村が相手のブロックをものともしない威力十分のスパイクでセット間6得点を挙げる活躍を見せた。「自分は影のキャプテンなので」(川村)と、コートに主将が不在の中、最上級生としてプレーでチームを引き締めた。
迎えたマッチポイント、セッターの上林は池田にトスを集めることを選択。決めさせまいと食らいつく東北学大に2本を止められるが、最後は速いトスをライトからストレートコースに叩き込み得点。15─7でこのセットも取得し、セットカウント3−2で下した。2セットビハインドから劇的な勝利を飾った。

 選手層の厚さが光った。法大戦、東北学大戦ともに試合中大幅なメンバー変更があったものの、崩れることなく勝利した。特に試合終盤で活躍したのは、控えであるBチームの選手だ。「パワーや高さはなくても器用な選手が多い」(加藤)。メンバーの互換性の高さはチームとして一つの武器となる。今大会では、特に明大の代名詞である「拾ってつなぐ」バレーが体現されている。メンバー各々が持ち味を生かし、自分たちのバレーで勝利をつかむ。
 ベスト4へ大きな壁が立ちはだかる。次戦は全日本代表選手を数多く擁する関東屈指の強豪、東海大と対戦する。「春リーグのリベンジがしたい」(池田)。昨年の秋季リーグから負け越しており、今大会でぜひとも打ち破り屈辱を果たしたい相手だ。「守りに入らず常に攻めていく」(上林)。悲願の優勝へ、まずは因縁の相手を下すべく立ち向かう。

[杉江夏海・大西健太]

試合後のコメント
加藤

「(調子)体の調子は良かったのですが、うまくはまらなくておかしいなという感じが続いていて、思い切って川村に変えてからは川村の方がパフォーマンスがよかったので、助けられました。(心と体の差の原因)東日本にかける思いもすごい高いですし、調子も悪くないですけど、わからないです。(チームとしての対策はあったか)自分達がしっかりパス入れて、コンビをしっかりやろくという課題が達成できれば、自然と勝てるということは言っていたので、相手をどうこうというよりは自分達のことをやるようにしました。(コンビについて)不安定さが一人一人の精神面にマイナスな印象させてしまったと思います。(サーブミスの原因)ポイントを取り急いでしまって空回りしていたと思います。(アウトポジションについて)あまり取られないところで取られたので、今日はAチームよりBチームの方が当たってました。(3セット目の交代について)器用な選手が多くBチームにはいるので、パワーや高さはない選手でも器用な選手の方が当たって、Aチームは勉強になったと思います。(東海戦に向けて)高いブロックに対して速いコンビでしか勝てないと春リーグが終わってからやってきたので、助けてもらった分、僕らAチームがやるしかないです。(コンビの使い方)クイックに引っかけて、サイドとクイックでいきたいです。(自身について)Bチームに助けられた次の試合なので思い切ってやりたいです」

佐伯
「勝ったのはすごくうれしいですが、最初にリードされたのが不甲斐なかったです。ベンチの人が尻拭いしてくれました。自分たちの自覚がなかったら今日のような試合をしてしまいました。(東北学大の)1セット目でブロックが止まらないのに、ミスばかり出てしまってサイドアウトを取ることができませんでした。スパイクの決定本数よりもミスの方が上回っていると思います。このような状況だったら相手がどこであろうと勝てないだろうと思っていました。雰囲気はBチームの方が良かったので、Aチームも良い雰囲気を出せていたらもっと試合運びは良くなります。Bチームが良いプレーをしてくれるから自分たちももっと頑張ろうと思いました。3セット目は取れたので波にのる勢いでみんな頑張ってくれたのでよかったです。相手は攻撃的なタイプではなかったので、点数とは別にネット際でプレッシャーをかけたのが功を奏したのだと思います。それで自分たちも声を出して攻めの姿勢でプレーできました。大東大戦の疲れもありましたが、フルセットで試合するのは今日が初めてで、練習不足と準備不足というのとありました。大東大も東北学大もミスを恐れずにサーブで崩してくるチームだったので、その対応が今の明治はできていないと思います。キャッチが返ればコンビバレーもできるのですが、攻めのサーブだったので難しかったです。明日の東海大はセンターが大きい選手なので、いかに向こうのセンターに明治のセンターを意識させるかだと思います」

川村
「明日に進めてうれしいです。自分は陰のキャプテンなので。今日は下級生に助けられました。特に鎌田とかです。自分のスパイクはたまたま決まりました。打ったら決まりました。明日は応援から頑張ります」

矢澤
「大東大戦の疲れもあってAチームが1、2セット取られてしまって3セット目はに入る時には競る展開を予想していました。負けるという気持ちはありませんが少しプレッシャーもありました。しかし、自分が試合に出るチャンスでもあると思ったので出たら出たらで頑張ろうと思いました。個人的な目標として、春リーグで雰囲気を悪くしてしまうところがあったので、それを出さずにプレーをしようと思って声を出していました。ミスがあってもすぐに切り替えられるように、周りにも声をかけることを意識していました。4年生が川村さんしかいなくて、3年生も自分と小川だけだったので、上級生としての役割を果たそうとしました。自分のプレーの良し悪しよりもチームの雰囲気が上がるように意識していました。(東北学大のスパイクに苦戦)相手も東北チャンピオンなので、柔らかいプレーもあってブロックが引きつけられてレシーブができないという状況でした。1、2セット目でそのような展開だったので3セット目で自分が出たらどうしようかとずっと考えていました。自分の中でも相手のスパイクに対してワンタッチを取れる自信はあったので、リードを徹底しました。明日は出られたらしっかり春リーグの失敗を繰り返さないようプレーしたいです」

小川
「(今日全体を振り返って)チームが全然乗れていなかったです。やって来たことがレシーブとブロックだったんですけど、全然はまらなくて。Bパスからのコンビも結構練習してきたんですけど、それも使えない状態で、終盤もいつもならクイック通せるボールも通せなくて黙っちゃったりしたんで、雰囲気がだめだったというか、雰囲気は大事だなと思いました。(自身の調子は)トーナメントってこともあって、緊張はあんまりしてないんですけど、そんなによくなかったです。もう少しパスのリズムを上げて、セッターとか周りの他のメンバーがゆっくり余裕をもってできるパスをもう少し心がけたいです。普段からはやっていたので、自己中なパスじゃなくて周りを気遣ったパスをもう少し心がけたいです。(春季リーグからしてきたこと)コンビの精度は上がっています。個々でスパイクもきちんと叩けているし。逆に課題はサーブです。トーナメントなんで、あと3つ勝って優勝なんで、その中で思い切ったサーブを打てるかどうかだと思います。(明日は東海大と当たるが)秋リーグから勝てていないんですけど、別に気負うことなく、関東1部どうし思い切ってやりたいです。今日は相手が評価的には自分たちより下のチームで、僕らのが上っていう立場で、負けたらどうしようっていう感じも皆に見られました。明日は東海で、自分たちより上ですけど、それでも思い切ってやりたいです」

鈴木
「(調子)昨日より良くて、トスも伸びていて、最高でした。(1試合目)リベロの智さん(小川)からクイックを使っていけと言われていて、Bクイックを使いつつ、相手はコミットなので、クイックにつらせてサイドを打たせるようにしました。(2試合目悪かった原因)雰囲気で相手に呑まれて訳ではないですけど、自分達のミスで崩れてしまった感じです。(明日は)今日のことは切り替えて、クイックを使ってゲームを組み立てようと思います。(東海戦への意気込み)チーム全員で勝ちます」

鎌田
「(今日全体を振り返って)法政の時は途中から、というか加藤さんの代わりにピンサで入って意外と良かったんで、その後交代で出た時もうまく行きました。(自身の調子は)同期の古川(慎・営2=東海大四)が練習でサーブ打ってくれてて、その練習の甲斐もあって今日はサーブカットがある程度返っていたので良かった方だと思います。法政に対して、対策っていう対策はそんなにしていないです。試合中トーナメントの雰囲気じゃないなと思うことが多かったです。ミスした時とか押されてる時に黙っちゃったりとか、ワンチボールのフェイントを落としたりとかっていうのがあったので、それは法政の時だけじゃないんですけど、そういうのを自分が途中から出て、変えられたからよかったのかなと思います。自分の出来は7割くらいです。大事なところでBパスで一歩二歩セッターを動かしてしまうことがあって、あと質の悪いキャッチがあったかなと思います。ちゃんと山を作って返せばセッターもスパイカーもやりやすいと思うので。そこが残りの出来なかった3割です。さっきの東北学院の時は(チームの雰囲気は)ピリピリしてるなって感じました。簡単なボール落としたりとかコンビが合わなかったりして、最初出たときはそれを変えようかなって思ったんですけど、自分も出てからミスして、自分もピリピリしちゃったんでそこは反省点です。法政の時は余裕あったんですけど、東北学院の時はなかったです。(春季リーグを終えて)コンビとブロックの練習が増えました。コンビはセンター線がBがちょっと合わなかったりとか思いっきりコミットで(相手ブロックに)張られてるときに正面打っちゃってシャット食らうとか、自分からミス吐き出した後にどうするか、明日以降合わせてくれたらいいなと思います。ブロックはシャットも増えたしワンチの質もいいんで、すごいやりやすかったです。(東海大戦は)サーブから崩せばセンターも使えないし、あととりあえず1試合目なんで、序盤からトーナメントの雰囲気を作ることができれば勝てると思います」

松田
「(調子)良い時は良かったのですけど、スパイクやサーブやブロックはミスが多かったので、減らして安定したプレーをしたいです。(法政戦対策)左利きのセンターが打ってくるか程度で、あまり対策はなく、自分たちがコンビとレシーブを重点的にやってきたので、自分達のやることやろうとしました。(東北学大3セット目の雰囲気)後がないので、やるしかないという感じで走って雰囲気作ろうとやっていたので、そこから流れが来たと思います。(サーブについて)1試合目は良かった方だと思うのですけど、2セットは弱気になってしまって打ちきれていなかったので、良いサーブが入れば通用すると思うので、そこは強気で思い切って攻めていきたいです。(サーブの回転)普通のフローターでもなくて、ジャンプでもなくて、中途半端なところは取りにくいと思うのでやっています。(鈴木選手とのコンビ)全体的に合っていなくて、高さなど試合の中でもっと修正していけるようにしたいです。(上林選手とのコンビ)パッと出て、あまり話していなかったですけど、結構合っていたと思います。普段通りできた感じです。(東海戦への意気込み)春リーグ優勝していて、一人一人の能力はたぶん向こうの方が上だと思いますけど、コンビはやってきたので、しっかりやって、ベスト4入りたいと思います」

上林
「(今日全体を振り返って)2試合目は、2セットをぽんぽんと取られて、ここでまずいなってところで一気にメンバー変えて、そのまま流れをつかんで、ここでフルセットで勝てたっていうのはチーム的にも大きいと思います。セットを取られた一番の原因はやっぱり雰囲気かなと。今大会はスタートがいい試合がほとんどなくて。昨日もそうでしたし。そこで雰囲気が悪くなって、コンビも合わなくなっていました。相手がリードしてて弱気になって、精神面で攻めることができてなかったので、そこを相手に突かれたかなという感じです。途中から入った時にも、いい雰囲気ではないなと思いました。外から見ててもそう思ったんで、中に入ってもそう思いました。そんな中で、自分は決まっても決まってなくても声を出すってことを意識して、点を取られてもすぐに気持ち切り替えたり。チーム全体に目をやって一人ひとりの顔を見たり。表向きは熱くやってましたが、内面は冷静に勝ちに行こうって考えてました。(春季リーグからしてきたこと)どれも微妙ですね。強いて言うならブロックですかね。トス自体は、元々早いトスは上げ慣れていたので、そこまで大変ではなかったです。流れを引き寄せるのはブロックとサーブだと思っています。トーナメントではやっぱり流れをつかまないといけないので、流れをつかむために、自分はブロックを、一枚でも駆け引きできるようにというのを意識して頑張りました。(次は東海大と当たるが)今までずっと負け続けているっていう気持ちがまずだめだと思います。勝つぞっていう意識で、守りに入らずに常に攻めていきたいです」

池田
「2セット最初に取られて危ないゲームでしたが、結果的に勝てて良かったです。リーグとは違ってトーナメント戦なのでフルセットでもストレートでも勝ちは勝ちなので明日につなげられた試合でした。リードを許した要因は、1セット目の疲れもありましたし、相手が自分たちよりも格下であったという意識を持ってしまったことです。勝てるだろうという気持ちがみんな少なからずあったと思うので、その油断がプレーに現れてしまいました。僕は1試合目に出ていないので疲れもなく、いつでも出られるようにアップもしていたので調子は良かったです。(試合に挑む時の心境は)安全策にいくのではなく、攻める姿勢を意識しました。全力でプレーして、何点差付けようがつけらようが最後までやり切ることも意識しました。雰囲気も大事だと思うので、点を取ったことに対して全員が喜んで次の良いプレーが生まれてくるので声出し全員でやりました。周りも先輩にも助けていただいて、レシーブも上がっていたので自分もスパイクを決めることができました。(タイムアウト時は)油断せずに、今まで通り攻め続けるという話をしました。東日本を優勝するという目標でやってきて明日の東海大戦が一つのヤマ場となるので、チャレンジャーの気持ちで春リーグのリベンジがしたいです」

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