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フル出場を果たした渡部寛

ラグビー部  対抗戦選抜4年ぶりの白星 明治からは5人が出場/関東大学オールスターゲーム

◆6・25 第5回関東大学オールスターゲーム(秩父宮ラグビー場)
▼○対抗戦選抜36{17―5、19―26}31リーグ戦選抜
 対抗戦とリーグ戦の選抜メンバーによる試合が秩父宮ラグビー場にて行われた。明治からはこの春、重戦車の中心核となった左プロップ齊藤剣(政経3=能代工)、右プロップ祝原涼介(情コミ3=桐蔭学園)をはじめ、左ウイング渡部寛太(文4=北条)、船木頌介(政経3=秋田工)、堀米航平(商4=流経大柏)の5人が初出場。試合は前半から対抗戦選抜が主導権を握り、終了間際にリーグ選抜が2トライを返すも36 ―31でノーサイド。対抗戦選抜が4年ぶりの勝利を手にした。

 各校の選手がポテンシャルの高さを見せつけた。前半3分、スタンドオフ金(東海大)のロングキックにより自陣ゴールライン際まで攻め込まれると「相手に良いアタックをさせてしまった」(渡部寛)。後から追ってきたフルバック中川(大東大)に先制点を奪われてしまう。それでも前半21分、34分と相手のこぼれ球を確実に確保し、BK陣がつないで2トライを返上。前半終了間際には、敵陣ゴール前でのマイボールスクラムからモールを形成し、最後はフッカー堀越康(帝京大)がトライ。桐蔭学園時代の先輩でもある堀越康との試合に「高校ぶりに一緒にラグビーをするとこができてすごく楽しかった」と祝原。明治選手も体を張った献身的なプレーを見せ、17―5で前半を折り返した。

勝利した対抗戦選抜チーム
勝利した対抗戦選抜チーム

 相手の猛追を振り切った。後半4分にタナカ(流経大)、9分にはナンバーエイトアマト(大東大)と外国人選手に続けてディフェンスを突破され、連続トライを許す。流れはリーグ戦選抜に傾いたかに思われたが、その後は両者ペナルティーが目立ちスコアは動かず。最大の見せ場となったのは後半35分。この日MVPを獲得した右ウイング尾ア(帝京大)が敵陣10メートルラインから、攻防戦を切り裂く圧巻の走りでインゴール中央に飛び込むと再び点差を広げた。しかし試合終了間際、自陣深くでのパスミスやディフェンスのスキを突かれ2トライを献上。土壇場の追い上げに「やはり最後の集中力というのは大事になってくる」(渡部寛)と明治にもつながる課題を挙げ、最終スコアを36―31で終えた。

 超満員のスタンドは押し掛けたラガーマンたちを中心に大いに沸き、オールスターゲームは今年も大盛況で幕を閉じた。普段は敵である他大選手との試合に「自分自身もすごく良い経験になった」(堀米)。春シーズンも終盤を迎え、次は菅平での夏合宿が控える。ここまで基礎的な強化を一から積んできた選手たちだが、今後は秋に直結する戦略的な部分に取り組んでいく。「チームとしてやらないといけないことはまだまだある」(丹羽政彦監督)。“NEW MEIJI”確立へ、成長の夏が始まる。

[横手ゆめ]

試合後のコメント
左プロップ齊藤剣(政経3=能代工)

「やはり対抗戦の大学を代表して出れたということに感謝しました。自分のできる良いプレーをしたかったのですが、スクラムもフィールドプレーもあまりうまくはいきませんでした。今後夏合宿でも試合はたくさんあるので、修正して一段と成長したいです。キャップ持ちとかスクラムでもすごい選手がいたので負けられないなとは思っていました。スクラムはこれから全部勝てるようにしてフィールドでももっと存在感を出してチームの中心になれるよう頑張っていきます」

右プロップ祝原涼介(情コミ3=桐蔭学園)
「みんなが見ている中で対抗戦の代表として戦えたことは誇りなことですし、内容どうこうより楽しんでプレーできて、4年ぶりに優勝できてよかったです。堀越(康介・帝京大)さんと大樹(佐藤・慶応)さんは高校の先輩で、高校ぶりに一緒にラグビーをすることができてすごい楽しかったです。昨日前泊だったので、高校の頃の話やチームの話とか日常的な会話をしました。ミスが多い試合でしたが個人技が高いので、ポテンシャルで勝てたのかなと思います。もう少し締まったゲームだったら、見ている方も楽しかったんじゃないかと思いますが勝ててよかったです。スクラムでは自分と剣(齊藤)と堀越さんでうまくコミュニケーションを取ってボールをキープできてよかったです。相手は外国人や強い選手がいてポテンシャルが高いので、岩出監督に言われていたのはリーグ戦を勢いづける前に止めようということと、体を当てようということだったので、みんな体を当てて流れを止めたのが勝利につながったのかなと思います。夏からはチームの戦略的なことをやるので、個人個人今までやってきたことをチームに合わせて夏合宿の帝京大との初戦に挑みたいです」

左ウイング渡部寛太(文4=北条)
「コンバインドチームということもあってミスは多かったんですけど、みんなコミュニケーションが取りにくい中でも、それぞれが体を張ったプレーができたことが勝因ではないかなと思います。一回選ばれるか選ばれないかの貴重な体験ができると思っていたので、欠員が出たから選出されたわけですけど、出場できたことはすごい嬉しいですね。このチームでは前日に30〜40分くらい合わせただけです。いつもは敵の選手たちですけど、今日はすごく心強く感じました。チームとしてはまず敵陣でプレーすることと一人一人体を張るということ、あとは決め事なしで好きにやろうというのを話して臨みました。(先制点を許しました)コミュニケーションがうまく取れてないところに付け込まれて、相手に良いアタックをさせてしまった結果です。セービングしている所にタックルで入ったらペナルティーになるので、みんなペナルティーではないかなという感じだったんですけど、ノーという判断が出たのでトライになりました。外国人選手のキャリーが強いというのは分かっていましたし、一枚で行った所で一本トライを取られてしまったので、三枚で行くことを心掛けていました。ハーフタイムは前半乱れてしまったシーンもあったので、後半はもっと敵陣でプレーしようということを話しました。(キックの多用)お互いコンバインドチームだとどうしてもミスが多くなってしまうので、なるべくミスしても大丈夫なように敵陣でプレーしたかったからだと思います。(試合終了間際に連続失点)あそこで取られてしまうのは今回の対抗戦メンバーでもそうですし、明治でも最近課題になっていることが多いので、やはり最後の集中力というのは大事になってくると思います。個人的には一本トライを取れるかなという所で止められてしまったので、そこは取り切らないと駄目でした。あとはいつもと違って味方がどんなプレーをするか分からないので、コミュニケーションをもっと大事にしないといけなかったなと思います。今回本当に貴重な経験をさせていただきましたし、これから心強かったメンバーが敵になるので、そこは明治として勝てるように頑張っていきたいと思います。最近自分自身調子が良くなくて、Aチームで2試合続けて出れていないので、まずは夏合宿でしっかりAチームとして出るということ。明治としては初戦の帝京、強い相手との試合も続くのでそこでしっかり結果を残せるようにしていきたいです」

堀米航平(商4=流経大柏)
「今日は勝つことができてよかったというのと、自分自身もすごく良い経験になったかなと思います。自分のプレーを去年と変えようとしている途中で、それが春の段階では良かった部分も出て、そこを評価してもらって今回選んでもらったのかなと。こっちのチームはFWが強くて良いボールがしっかりと出て、ゲームとしてはすごくやりやすかったと思います。試合前のロッカールームで、ここ何年かリーグ戦が勝っているというのを聞いて、そこはしっかりとみんなで必ず勝って笑ってロッカールームに戻ろうという話をしていたので、それを実行できたことはすごく良かったです。普段はやっていないメンバーですけど、同期は大体高校から知っている奴らばっかりだったので、そういう人とはコミュニケーションも取りやすかったですし、昨日しか合わせていなかったそれなりにコミュニケーションを取れていたところもあったと思います。ケガをしないで終えることができたというのは一番良かったところかなと。ここでケガしないでしっかりと良い気持ちもつくれて、相手とまあまあ戦える部分もあったので個人的には良い経験になったかなと思いますし、明治につなげられるものがあったかなと思います。春シーズンで慶応を落としたというのは余計でしたけど、それ以外で明治が今年取り組もうとしているスクラムであったり、スペースにボールを運んだりという部分で秋に向けての土台というのはつくれましたし、A・Bとかカテゴリーの試合でも良い部分がたくさん要所要所で出ていたと思います。これからケガ人も復帰してまたいろいろチームも変わっていくと思うので、秋に向けて良い春シーズンを送れたかなと思います。個人としては、良かった部分もあったしまだ直さないといけない部分もいっぱいあるので、それはまだ夏の間にしっかりと修正して、秋にそれがやれればいいかなと思います」

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