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無失点に抑えたGK石田

サッカー部  立大に1―0で初戦突破も格下相手に苦戦/関東大学トーナメント

◆7・1〜7・9 「アミノバイタル」カップ 第6回関東大学トーナメント(味の素フィールド西が丘他)
▼7・1 1回戦(時之栖スポーツセンター裾野Gグラウンド)
 ○明大1―0立大
[得点者]
前半10分 佐藤凌
≪出場メンバー≫
GK 石田
DF 岩武、山崎、岸本、袴田
MF 柴戸、中村健(→村田=後半35分)、櫻井(→森下=後半22分)、渡辺(→富田=後半12分)
FW 土居、佐藤凌(→金原=HT)
 明大らしからぬ戦いだった。夏の日本一を決める総理大臣杯の予選を兼ねた今大会。東京都大学1部リーグ所属の立大と対戦した初戦は試合開始10分、公式戦初出場のルーキー・佐藤凌我(政経1=東福岡)が押し込み先制点を決める。しかし、追加点は奪えず折り返すと、後半は相手のペースに飲まれ何度もチャンスを献上。GK石田貴俊(政経4=浜松開誠館)が好セーブを見せ無失点に抑えたものの、格下相手に終始主導権を握れず。1―0での勝利も、選手の表情は曇っていた。

 
攻めの姿勢を見せた土居<
攻めの姿勢を見せた土居
「今までの中で1番ひどいくらいの内容だった」(柴戸海・政経4=市立船橋)と、逃げ切ったものの課題山積だ。立ち上がりに先制点を奪ってからは、風下という条件と初戦の硬さからなかなか波に乗れない。迎えた後半開始5分には、カウンターを許すとゴール右上に豪快にシュートを放たれる。「シュートストップという部分に関しては自信があった」と2戦連続での起用となったGK石田が阻止し失点は逃れたが、その後も明大はイージーミスを連発。後半27分にはパスミスをつかれ相手にまたも決定機を与えてしまった。ディフェンスラインにばたつきが目立ち、チーム全体を見ても連携がうまくいかず間延びをしてしまった。今季全試合フル出場を果たしているDF岩武克弥(政経3=大分トリニータU18)も「もうちょっと安定させないとこの先戦えない」と危機感を吐露。また「サイドハーフが機能しなかった」(栗田大輔監督)と持ち味の攻撃力も発揮できず。後半は風上だったが、シュート数は1本と沈黙を守った。「中身は何もなかった」と指揮官も厳しい一言。八幡山でのTRM(トレーニングマッチ)のためチームメイトの応援がないアウェイの中、相手の勢いに押されてしまった。

 
初出場で得点を決め喜ぶ佐藤凌<
初出場で得点を決め喜ぶ佐藤凌
それでも明るい要素はあった。公式戦デビューで決勝点を挙げた佐藤凌。前半10分、柴戸の縦パスを土居柊太(政経4=浜松開誠館)がゴールに向かい放つと、そのボールを「あとは流し込むだけだった」(佐藤凌)と右足で冷静に突き刺した。今試合の朝に先発での出場を聞いた佐藤凌だが「しっかり準備はしていた」。持ち味の得点力を見せ、チームの勝利に大きく貢献。IリーグBブロック得点ランキング1位(7月1日時点)の実力を早くもトップチームで見せた。

 なんとか道はつないだ。負けたら終わりのトーナメント戦において「勝てたことはよかった」(岩武)。初戦という大きな壁を乗り越え、次に迎えるのは運命を分ける2回戦。対戦相手は濃霧による順延のため未定だが、上位7校が総理大臣杯への出場権をつかめるため、ベスト8が懸かった次戦は絶対に負けられない。中1日での試合となるが「この試合を引きずらないように次の試合に向けてもう一回準備していくということが大事」(柴戸)。なんとしても勝利をもぎ取り、総理大臣杯出場へ王手をかけたい。

[亀井笙子]

試合後のコメント
栗田監督

「非常に悪い内容のゲーム。ただ勝ったことだけってゲームでしたね。中身は何もなしでした。(風の影響とかも)トーナメント1回戦ということで、勝たなければならないというメンタルがどうしても受け身になってしまった。相手は本当に明治を食ってやろう、当たって砕けるって来ているのは分かったので、そこを受け止めちゃったところがこういうゲームになってしまった原因かなと思います。(メンタル面が大きかったか)はじめ風下で、そこは割り切っていて後半風上になった時に、そこのスイッチを入れ替えることができなかった。自分たちが優位になってもっと前向きに積極的にできたサッカーなんだけど、後半もそれをまともに受けちゃってということではないかと思います。あといつもはサイドハーフが機能するんですけど、今日はもう櫻井も渡辺も全然機能してないので、そこらへんもこういうゲームになった原因の一つかなと思います。(得点した佐藤凌は)守備とか、まだまだコンビネーションの部分で合わない部分もありましたけど、点を取るということに対して結果を出してくれたので、この先楽しみですね。(起用した経緯は)点を取るので。小柏もケガしちゃったし、今フォワードは木戸もいないですし、やっぱりフォワードっぽいフォワードっていうのは村田とか佐藤凌我とかかなと思って起用しました。(ハーフタイムに交代したのは)守備のところが周りとノッキングを起こしていたので、1―0で今度風上になるということで、みんなとイメージが共有できている金原を入れました。(総理大臣杯のディフェンディングチャンピオンですが)今日こういう内容の悪いゲームができたのは逆に収穫だったかなとも思っています。学生もまたもう一回見つめ直すでしょうし、チームとしてももう一回整理ができるので。やっぱり甘くないんだってこともみんな分かりましたし、次のゲームはちょっと楽しみです」

石田
「とりあえず全てが全て良くなかったです。明大の良さを一個も出せてなかったですし、特に後半は立大に主導権を握られてました。セカンドボールを拾われて、2次攻撃や3次攻撃と苦しい時間帯が続いていて、こっちはすぐボールを失ってしまう感じでした。苦しかったので、その中で前半に取れた点を無失点で守り抜けてよかったです。最終戦から連勝できたことが1番よかったと思います。(初戦の緊張は)絶対厳しい試合になるということを分かっていたので昨日の夜も1人ずつアミノバイタルにかける思いを語ったりして、モチベーションを保ってました。格下とか関係ないので、本当に絶対みんなで一丸となって、絶対勝ちにいこうという話し合いは何度も重ねてました。(危ないシーンでの決死のセービングがありました)自分は前期の最終節から試合に出始めてるんですけど、しっかり4年間努力しましたので、シュートストップという部分に関しては自信はありましたし、絶対に1回戦勝てるように体を張って守ろうと思ってました。その結果、無失点に抑えることができました。(初戦でしたが)初戦の難しさというのはすごいありました。立大もすごい勢いがあって強かったです。イージーミスは確かにあったんですけど、リーグ戦よりは少なくなっています。まあ、今日は色々と反省します。(後半でピンチが増えた中で意識したこと)とりあえず失点しないということです。そのためにリスク管理をしっかりしました。ディフェンスがいたら、カバーで余らせといて、ずっと声だけは出し続けようと思っていました。ポジティブな声掛けや指示の声、何でもいいから90分間出し続けようということだけは意識してました。(今試合で出た不安要素は)セカンドボールが拾えなかったり、前線で溜めが作れなかったです。サイドで一対一で負けてるシーンもありましたし、そういう基本的なところができていないと思います。本当に一人一人がもっと自覚して話し合って次の試合に臨むしかないと思ってますし、それができるチームです。本当にいい時はいいサッカーをして、絶対に負けない自信があります。しっかり話し合ってみんなの思いを統一して臨めば大丈夫だと思っています」

柴戸
「内容に関しては今までの中で1番ひどいくらいでした。守備では自分を含めセカンドボールを拾えなかったり、相手にシュートを打たれて危ないシーンを何度もつくってしまいました。攻撃はつながりがなくて、簡単に蹴ってしまい、相手ボールになってしまうというシーンが何度もありました。トーナメントの初戦で難しいとは言え、この内容ではこれからも難しくなってしまうと思います。それでも勝てたことが次につながりましたし、そこをポジティブに捉えていきたいです。この試合を引きずらないように次の試合に向けてもう一回準備していくということが大事になってくると思います。(リーグ戦での課題であるイージーミスは)イージーミスは今日は多かったと思いました。サポートがなかったり、動きが止まってしまっていたので、イージーミスは少し多かったと思います。あと、奪われ方が良くなかったので、もっと良いミスというかプラスのミスをしてくれたらと思います。(先制点は)今まではああいう時間などに、先制点というのが取れてきていなかったんですけど、前半の少しだけあった良い時間帯に得点を取れたことは今回勝てた大きな要因の一つです。(初戦の緊張感は)負けたら終わりのトーナメント戦なので、緊張感は多少あったと思います。自分たちが4年で(総理大臣杯に)出れなくなるのは本当に悔しいことですし、そうしたくないという思いが絶対あると思うので、それが空回りだったり、硬さにつながってしまったと思います。でも、それにしても内容は自分含めて悪かったので、本当に今回の試合で良かったのは勝てたことだけだったと思います。(八幡山にる選手は)4年の何人かが明後日の試合に応援に来てくれるという話を聞いていますが、それは今日勝てたからです。応援があると思うと本当に心強いと思います。(アウェイな雰囲気の中での試合でした)本当に勝たなきゃいけないというプレッシャーがあって、そういう経験をしてきていない選手が少ないので、その中でも自分が1番経験しているので、もっともっと伝える力であったり、ピッチの中で変えられるような選手になっていきたいと改めて思いました。(1番危なかったのは)後半はずっと危なかったという印象があって、石田が素晴らしいセーブを何度もしてくれて、今回の試合に関しては石田のおかげで勝てたというのは過言ではないと思います。後半に関してはいつ失点してもおかしくなかったですし、逆転される可能性もあったので、石田が素晴らしかったです。(後半は風上)押し込みやすくなるので、前から行って押し込むという時間を作りたかったですけど、中途半端に前線が行ってしまって、後ろも下がるのか前出るのかという中途半端な状態になってしまいました。そこで間延びしてしまいました。風上とか風下の戦い方で、多少変えなきゃいけないと思うので、そこのチームの統一をしていきたいと思います。(次の試合への意気込み)次の試合も勝たないといけないですし、今回は不甲斐ない試合内容だったので、次は逆にチームとしても締まりが出てくると思います。その締まりを生かして、チームで統一するべきことをもう少し統一して、立ち上がりから圧倒できるように、準備していきたいと思います」

岩武
「先制点を取れたのはよかったんですけど、その後ばたついて統一感がなかったりうまくいきませんでした。でもトーナメントで勝てたことはよかったので、次に向かっていきたいです。(うまくいかなかった要因は)出だしが全員一歩目が遅かったので、そういうところで向こうの方がチャレンジャーなので雰囲気に飲まれたというか、押し返せられなかったという感じです。(後半押され気味でしたが振り返ってみて)連携ミスとかで決定機つくられたりしたんですけど、結果的にゼロで勝てたっていうのはよかったかなと。アミノバイタルなのでこういう試合になることは分かっていたので、最低限はできたかなって感じです。(連携ミス)コミュニケーションが取れていなかったり、ケガの選手がいたりしてうまくいかなかったです。(具体的な課題は)先制点取った後の追加点を取ることと、あとはディフェンスラインがばたついていたので、そこをもうちょっと安定させないとこの先戦えないです。ディフェンスの安定と、あとはみんなの心の持ちようですね。(初戦ということで硬さも)こうなるっていうのはみんなも分かっていて割り切ろうって話だったので。まあしょうがないですね、勝ててよかったです。(応援がなかったことは)いつも応援があって後押しられるからこそ、力が十二分に発揮されていると思うので。でもそのアウェイの中でも勝ち切らないといけません。全国(総理大臣杯)でも決勝までいかないといないわけですし。(連戦となりますが)きついですけど、全員環境とか同じなのでそこでどういう準備できるかっていうのが、ピッチ内外含めて明治として勝てるようにみんなでしっかりやっていきたいです」

佐藤凌
「ゴール自体は先輩たちがつないでくれて、最後にゴール前でチョンって出してもらってあとは流し込むだけだったので。でも初出場で得点できてなお勝てたことはよかったかなと思います。(先発はいつ頃)今日の朝です。(予感は)メンバーに入った時から、小柏だったり、先輩の中川諒真くんだったりが遠征だったりケガだったりで出られなかったので、どっかで出番はあるだろうなとしっかり準備はしていました。(トーナメント出て得点以外の動き)得点以外は全然納得いくプレーはできず、ボール失う回数だったり、パスミスだったりが多かったです。自分のところでボール失って相手に攻められるっていうシーンが前半多かったので、そこはまだまだ修正しないといけない部分です。(先輩などから今大会について言われていること)大臣杯の大事さや、アミノバイタルの難しさっていうのは常々言われています。簡単な試合は1試合もない。まずこの初戦が一番大事と言われていて、目の前の試合を勝たないと、と。(監督から今試合前に言われたことは)チームのためにと。初めての試合だから頑張ろう頑張ろうとせずにチームのために何ができるか考えて動いたら必然といいプレーができるぞというふうに言われました。(ご自身の持ち味は得点力か)そうですね。そこはフォワードとして一番大事にしなきゃいけないところだと思っているので、どんな形であれ決めたいと思います。(連戦となるが)1日とか2日とかしか空かないので総力戦になると思います。明日空いてまた次、その次も水曜に試合が入ってくるので、しっかり準備して常に100パーセントで試合に臨めるように準備したいです」

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