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取材に応じる藤原


ボールパーク便り  ルーキー特集(3) 走攻守を極めた選手へ 石川の元気者 藤原遼  

 毎年恒例の硬式野球部ルーキー特集。今年も全国からトップレベルの選手が入部してきた。その中でも活躍が期待される注目の選手を全8回にわたって特集する。
三拍子そろった男・藤原遼内野手(文1=遊学館)が明大に加わった。石川県の名門・遊学館高で2年夏に甲子園へ出場すると東海大相模高戦の小笠原慎之介(中日ドラゴンズ)から2安打を放つなど高い潜在能力を発揮。3年次には甲子園出場の夢はかなわなかったが持ち前の明るさと視野の広さを生かし副将を務めるなどチームの柱として活躍した。
 
 二人三脚で基礎を作った。石川県私立金沢高で甲子園出場経験を持つ父の影響もあり2歳の時にはボールとバットに触れていた藤原。「影響はかなり大きい」と父の姿を動画で見て憧れた事から野球を始めた。小、中学校時代の試合後には父との個人練習で汗を流し、確実に課題克服を行った。父の姿を追いかけ「ずっと金沢高校に行きたかった」という気持ちもあった。しかし遊学館高が金沢高との接戦を制し、勝利した試合を見たことは藤原の気持ちを一変させた。「父のいた高校を倒したい」と遊学館高への進学を決意。「打つだけ守るだけではだめ」と走攻守そろった選手を目指し続けるのも父の教えだ。
 
 挫折からのスタートだった。1年次の春、夏と初期メンバーに選出されるも守備力の低さがマイナス評価され、最終メンバーから外れた。「腐っていた」と練習にも身が入らない時期もあったが2時間にわたる壁当て等の基礎練習を繰り返し「自信がある」と言えるほどの守備力をつけた。地道な練習が身を結ぶ事を実感した事もあり、練習の意欲も向上し2年の夏にメンバー入りをつかむ。出場した甲子園、3回戦の東海大相模高戦で敗北するも「打ってやるぞという気持ちだった」とチャンスでの適時打を含む2安打を放つなど勝負強さの打撃も光った。しかし、迎えた最後の夏、県大会準決勝の日本航空高石川戦で藤原の高校野球は幕を閉じた。4回表に2点を奪い返し2―2で迎えた4回裏が勝負の決め手となった。「自分のエラーから始まった」と5安打に3失策が絡み一挙6失点。後半に3点を返す追い上げを見せるも大逆転劇は起きず。「このままでは終われない」と夏の悔しさを大学の場で晴らす決意をし、全国からレベルの高い選手が集まる明大に進学した。

まずは打撃に磨きをかけたい
まずは打撃に磨きをかけたい

 
 自分に磨きをかける日々が続く。春のフレッシュリーグ戦では3打数無安打に終わり「自分のスイングでは対応できない」と大学レベルとの差を実感。多く取り組むティー打撃でも木製バットで鋭い打球を打つために全球フルスイングを意識している。目指す選手は山田哲人(東京ヤクルトスワローズ)だ。「守備からリズムを作り、打っては50m走5秒9の俊足を生かしたい」と走・攻・守すべてを生かしたプレースタイルを神宮の地で発揮する姿に期待がかかる。さらに大学での目標を聞くと「日本代表になりたい」と明大だけに留まらないその向上心は一級品だ。「うまい選手ではなくすごい選手に」。技術だけでなく、持ち前の笑顔、フルスイング、全力疾走などはつらつしたプレーで多くの野球ファンを魅了する。
 
[坂田和徳]

◆藤原遼(ふじはらりょう) 文1 遊学館高 178cm・72kg 右/右 内野手
ライバルは中学、高校と二遊間を組んできた中村康汰(国学院大)。今でも連絡を取り互いに刺激を受けているらしい。次回のルーキー特集は8月23日(水)渡邉涼太外野手(商1=広陵)です。お楽しみに。



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