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堅実なプレーが持ち味だ


東京六大学野球 2017〜秋〜  (10)早大戦事前インタビューB 宇都口選手、長谷川選手、岸本選手、加藤選手  

 覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 注目の一戦で開幕を迎える。待ちに待った六大学秋季リーグ戦。第1節は2011年秋以来、6年ぶりの開幕明早戦となった。昨季は明大、早大ともに勝ち点2と混戦を物にできず。秋に再起を図る両校が初戦でぶつかる。左腕エース・小島や経験豊富な4年生右腕・柳澤など好投手がそろう早大。序盤での攻撃が勝負の行く末を左右する。打線では昨季の首位打者・4番の加藤に要注意。攻守ともに手強い敵となりそうだ。(この取材は9月1日、9月3日に行われたものです)

宇都口滉選手
――昨季はどのようなシーズンでしたか

序盤調子良くて後半勝てなくなったっていうのはあるんですけど、負けた試合は接戦で勝ち切れなかったです。秋は接戦を物にしていきたいと思います。(雰囲気は)少し悪くなっていましたけど、そこまで落ちてないですね。(個人では)3割乗ったんですけどリーグ戦前は打てると思ってなかったのでびっくりが大きいですね。自分でも通用するんだなっていう実感はありました。犠打や守備っていうのが自分の持ち味でそこを買われて出してもらっているのでこれからも継続していきたいです。

――早慶戦はどのような意気込みで臨みましたか
早慶戦入る前はまだ立教の優勝が決まってなかったので、慶応に胴上げはさせないっていう思いでチームが一丸となった感じはありました。

――この夏は具体的にはどのような取り組みを
バントミスとかが多かったのでバントやエンドランの練習を中心に細かいプレーをやりました。全体的にレベルも上がってきていると思いますし手応えはあります。(個人では)守備に関しては春は失策1個でしたけど0を目指していたので、そこを詰めてやってきました。

――オープン戦での調子はいかがですか
ピッチャーも3、4点以内には抑えられています。(7月末に行われた)全早慶戦は良くなかったんですけどそれ以降はピッチャーが抑えてバッターも取れるところで点を取れているので良い感じだと思います。個人としてはあんまり良くないですね。オープン戦はもう終わりなので最後の調整をしてリーグ戦に臨みたいです。

――8月末には宮崎で行われたオールスターにも出場されました
六大学の選ばれた人たちが来るのでレベル高くて刺激を受けました。みんなバッティングが良くて力強い打球を打っていたのでそこを自分も目指してやっていきたいです。みんなうまかったですけど、立教大学の寺山くんと飯迫くんのバッティングが良かったですね。シャープにボールにコンタクトしているので自分も見習っていきたいですね。

――今年の明大の印象をお聞かせください
ピッチャーがいいですね。バッティングはあんまりだなと思いましたけどピッチャーが良くて。基本的に逆方向狙って三振を減らしていこうという話はしてます。(開幕カード)開幕戦で明治とやるのは珍しいと思うので緊張というか慣れない部分もありますけど、リーグ戦は1カード目が大事になってくると思うのでそこは取りたいですね。

――現在のチームの状態はいかがですか
新しく出る人もいるかもしれないのでその人たちが緊張しないでやれるように雰囲気を作っていこうって感じです。(4年生の多さ)スタメンは少ないですけどベンチに4年生がいることで精神的に支えてくれている部分はあると思います。4年生がダッシュとかちゃんとやろうという話はしています。上がちゃんとやらないと下が付いてこないので。

――宇都口選手のイチオシ選手をお一人挙げられるとしたら
福岡ですね。バッティングが良いので秋は出てくると思います。

――秋も守り勝つ野球を目指すのでしょうか
そうですね。基本は守備からです。自分もセカンドで役割は大きいので自分がピッチャーを助けられるような守備をしていきたいです。

――学生最後のシーズンに向けて意気込みをお願いします
(ラストシーズンに向けて)自分の代で優勝できる最後のチャンスなので勝ってマウンドに集まって有終の美を飾りたいです。(数字での目標は)失策0くらいですね。打率とかはいいですけどベストナイン取れたらいいなって感じです。

――最後にファンの方に向けてメッセージをお願いします
いつも支援していただいてるので、恩返しの意味も含めて絶対にリーグ優勝できるように頑張ります。

――ありがとうございました

長谷川寛選手
――夏の調子はいかがですか

速い球に振り遅れてしまったり、対応力というのがまだ低いのかなと春のリーグ戦を通じて感じたので、特にバッティングに力を入れて取り組んできました。まだ本調子ではないかなと思います。

――春はどういったシーズンでしたか
優勝の懸かった試合もありましたし、優勝することができなかったことに関しては悔しいです。その悔しさを秋にぶつけるというような気持ちで今回臨むことができるので、挑戦者として下から這い上がるつもりで強い気持ちを持ってやっていきたいと思っています。

――悔しいシーズンでしたが、収穫も多かったのではないでしょうか
1点差で負ける試合がけっこう多く、惜しいところで負けてしまう弱さがあったので、粘り強さというのをもっともっと練習で培っていかなくてはとういうのをチーム全体で感じることができたことです。

――チームの状態はいかがですか
右肩上がりというか、いい感じでリーグ戦には臨めるのではないかなと思います。投手陣が中心になるとは思うのですが、それをカバーできるような攻撃ができれば勝ちきれると思っています。

――注目選手はいますか
大竹ですね。集大成として期待している部分は大きいです。早川も素晴らしいピッチャーだと思います。頼りにはしていますけど、1年生なのでやっぱり一生懸命頑張ってほしいですね。自身を持って精一杯プレーしてくれればいいのではないかなと思います。

――ライバルはどなたですか
それぞれにいい能力を持った選手がたくさんいて、その中で切磋琢磨(せっさたくま)していけるのである意味で全員がライバルかなといった感じです。

――明大についてはどのような印象をお持ちですか
やはり粘り強さがあるのでないかなと感じています。リードされていても慌てる感じがなく、監督を中心としたチームがどっしりとしているようなイメージです。いつでもスキがあれば逆転するような余裕があるチームなのかなと思います。うちとしては気が抜けないです。

――対戦したい投手はいらっしゃいますか
やっぱり森下投手ですね。日本代表でもいいピッチングをしたので世界で通用するようなピッチャーを打ってみたいなと思いますね。

――最後に今季の目標をお聞かせください
リーグ優勝して日本一になることです。個人的には結果どうこうよりチームとして勝つことが最優先なのですが、今まで野球をやらせてきてもらって野球ができる喜びというものに感謝して恩返しができればと思います。

――ありがとうございました

攻守に存在感を見せる
攻守に存在感を見せる

岸本朋也選手
――昨季はどのようなシーズンでしたか

前半は自分でも打撃とか良い感じでチーム的にも法政と東大に勝って、明治には負けてしまったんですけど良い状態でやれていました。でも後半は自分の状態もそうですし、チームの状態も負けが続いてしまったので課題が残ったかなと思います。チームの活気なんかはずっとあって、雰囲気ががらっと変わったわけではないんですけど、相手投手の状態が良かったり勢いの差で1点差のゲームを落としてしまったっていうのはあったかなと。(早慶戦は)立教戦を落とした時点で優勝はなかったんですけど、監督さんも「早慶戦は伝統の一戦だし勝たないといけない」という風におっしゃっていたので、優勝は関係なく早慶戦で勝ち点を取るっていうことだけを目指して試合に臨んでいました。

――岸本選手ご自身の成績についてはいかがでしたか
規定打席に到達したっていうのは正直うれしい気持ちがあります。でもそれとは逆に結果が出てないっていう思いもあるので。チームが勝つためにも自分が結果を出さなきゃいけないのでその面では課題が残るシーズンだったかなと思います。(四死球10)後半とかは調子を崩していたのでヒットを打つことを目指すのはもちろんですけど、塁に出るためにはフォアボールもデッドボールも一緒なので、より選球眼は意識してやっていました。

――チーム防御率はリーグ5位でした
5位になってしまうということはキャッチャーである自分としても配球のミスで取られてる点もあると思うので。そこは夏のオープン戦を通して色々課題を潰してきたつもりなので秋のリーグ戦では生かしていけたらいいです。

――この夏はどのような取り組みをされましたか
投手はオープン戦で3点以内に抑えるということを目標にやってきて、それ以上取られた試合もあるんですけど比較的3点以内に抑えられた試合の方が多いのでそういう意味ではバッテリー間の課題は克服しつつあるのかなと思います。社会人相手にはまだまだなんですけど大学生相手には勝ち切れているかなと思います。(レギュラー争いは)オープン戦でも小藤の方が出ている数は多いんですけど、自分も負けていられないっていう気持ちはあります。どっちが出るかは監督さんが決めることなので何も言えないですけどいつでも出られる準備はしておこうと思います。

――オープン戦で好調な投手はいらっしゃいますか
柳澤さんが調子良くてこの前も7回まで無失点で抑えたりしているのでしっかりと投げ切れているかなと思います。下級生では早実の松本とか広陵の今西、早大学院の柴田とかですね。下級生で投げている投手が春よりも多くなってきていますね。

――今年の明大の印象をお聞かせください
長打というよりは単打でコツコツつないできますね。ファールにはなったんですけどホームスチールを図られたり、エンドランや盗塁で足を絡めてくるのですごく粘り強いチームだなと思います。投手陣も豊富で齊藤投手(大将・政経4=桐蔭学園)は経験豊富ですし、森下投手(暢仁・政経2=大分商)には春しっかり抑えられていて他大にも良い投球をしているので、そこら辺はすごく怖いかなと思います。(対策は)エンドランとか盗塁とかでつながれるのが一番嫌なので牽制やバッテリー間のケアとか内外野のポジショニングでカバーしていきたいです。明治のペースで野球をやらせないように、早稲田のペースで野球をやれるようにやっていきたいと思います。(開幕カード)春負けているのもありますし、リーグ戦の入りっていうことでなんとしても勝って勢いを付けたいなと思います。

――秋に向けて意気込みをお願いします
春は4位っていう悔しい結果だったので秋はなんとしても優勝して4年生に恩返ししたいです。そのために夏もしっかり練習に取り組んできたのでやり切りたいなと思います。(目標は)打撃では3割打ちたいですね。打点も大事だと思うのでそこも意識してやっていきたいです。

――ありがとうございました

昨季は圧倒的な成績を残した
昨季は圧倒的な成績を残した

加藤雅樹選手
――春はどのようなシーズンでしたか

個人としてはすごく良い成績を残せたんですけど、チームとしては勝ち切れなかったっていうのも大きくて。描いていた順位ではなかったので、個人の数字としては自分の想像していた以上のものを残せたんですけど、チームとしてという部分では、満足のいくシーズンではありませんでした。

――首位打者とベストナインを獲得するなど、個人としては飛躍のシーズンでした
ケガのせいで昨年1年間は全くチームに貢献できなかったので、1年分の悔しさを清算するというか、ケガから復帰した自分の力を見せたいなっていう思いが強かったです。そういう反骨心が結果として、自分を良い方向に導いてくれたのかなと思います。

――昨年度との一番の違いは、やはり精神面でしょうか
そうですね。やってやるっていう気持ちが多かったのももちろんですし、体をつくり直したっていうのもあると思います。大きければいいっていうわけではない、自分の筋力で動かせるだけの大きさでないと体が悲鳴を上げてしまうということをケガで学んだのが大きかったです。筋肉を強くして周りの余計な重りをなくそうという意識はこれまではなかった意識なので。「痩せた」ってよく言われるんですけど、体は良い方向に変わっていると思います。

――以前は捕手を務められていましたが、ポジションによって必要な筋肉は全く違いますか
高校1年次までは外野手をしていたんですけど、2年からキャッチャーに転向して、今年からまた外野手に戻りました。やっぱり外野手はよく走るので体が重すぎては駄目ですし、逆にキャッチャーは足腰や関節が強くないといけないので、軸として使う筋肉は違うと思います。(今の筋肉の付き方は)外野手には合っているのかなと思います。自分は外野手に転向した矢先にケガをしてしまって、ケガを治さないといけない期間があったので、そこを使ってじっくり今までのゴツい体を小さくしました。

――外野手へ転向されましたが、ポジションへのこだわりは
こだわりっていうのは特になくて、任されたポジションを守ろうって思ってはいます。でも、やっぱり外野手だと守備でチームに貢献するっていうのがキャッチャーに比べるとなかなか難しくて。その分打撃でとは思うんですけど、もっと守備の面でも貢献したいって、はがゆく感じる時はあります。それでもレフトはレフトで楽しいポジションだと思いますし、筋肉の付け方も変えてそれが打撃の好調にもつながっているので、結果として良かったのかなとも思います。

――先日は宮崎で行われたオールスターにも出場されていました
明大でいうと逢澤(崚介外野手・文3=関西)さんとかとも守備や打撃の話をして、刺激をもらいましたし、身になることがたくさんありました。各大学の人といろいろ話せたっていうのは、今まで経験したことのないことだったので楽しかったです。

――春は本塁打を4本打たれていましたが、逆方向へのものも目立ちました
高校時代も含めて、逆方向に本塁打を打ったっていう経験がほとんどなくて。飛距離も結構ありましたし、逆方向への本塁打っていうのは、大学に入ってからの自分の大きな成長だとも思いますし、武器かなとも思っています。

――チーム内でのご自身の役割をどのようにお考えですか
チャンスでの一打というか、ここで打ってほしいってところで打つのが4番バッターだと思いますし、自分に求められているのはそういう打撃だと思うので、ここ一番での打撃ができる打者になりたいです。

――チーム内で仲の良い選手は
最近は福岡や檜村と一緒にいることが多いですね。野球の話もそうですし、プライベートまで何でも話せる仲だと思っています。

――母校・早稲田実業高校の活躍も励みになるのではないでしょうか
そうですね。母校の活躍っていうのは、やっぱり自分の中でも励みになるものです。自分は春の都大会の決勝を見に行っていて、そこで清宮と野村が2本ずつホームランを打っているのを見て、もっと自分も頑張らなきゃなって思いました。そういう刺激があったからこそ、春はあれだけの成績が残せたのかなと思いますし、次は自分が刺激を与えられるような活躍ができたらいいなと思います。

――ご自身の打撃の持ち味を教えてください
どの方向にもホームランが出る、長打が出るっていうのは長所だと思っています。ボールに逆らわずにどの球も長打にしたいなと思います。

――打席で心掛けていることはございますか
あんまり考えすぎないように力を抜いて、軸をしっかり作って軸でしっかり打てるようにっていうのは意識しています。

――夏に入るにあたってご自身に掲げられた課題などは
当然ですけど、打ちやすい球はなかなか投げてこないので、自分から打ちにいかずに四球も選べるようにしつつ、甘く来た球をこちらから捕らえるっていうことに取り組んでいます。今はまだ打ちにいっちゃっているので、引きつけて、甘く入った球を打ちたいなと思います。

――加藤選手のイチオシの選手を教えてください
福岡ですね。バッティングは本当に天才的というか、本人も天才肌で。どの方向でも、どんな球でもどんなコースでも、全部ヒットにしちゃいます。本当に素晴らしいバッターだと思うので、他の六大学の選手にもファンのみなさんにも見てもらいたいです。

――今季の具体的な目標などはございますか
優勝しかないですね、正直に言うと。自分のことはどうでもよくて、4年生にもお世話になっていますし監督さんを日本一にしたいっていう思いもあるので。しっかり貢献できるように、自分が足を引っ張るなんてことが絶対にないように。数字とかはどうでもいいので、チームの勝ちのためにどうすべきかってことだけ考えてやっていきたいです。

――秋に向けての意気込みを聞かせてください
春はチームとして悔しい思いをしたので、秋は一戦一戦必死に戦って、最終的には必ず優勝したいと思います。

――最後に応援してくださっている早稲田ファンに向けてメッセージをお願いします
早稲田はOBの方から学生まで、本当に応援に駆け付けてくださる方が多くて。自分が入学してからは、そんな熱心に応援してくださるファンのみなさんの期待を裏切り続けているので、秋こそは一味違う早稲田を見せられたらと思います。応援よろしくお願いします。

――ありがとうございました

[楠大輝・丸山拓郎・谷山美海]


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