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思うようなプレーをさせてもらえなかった

明大スポーツ  ラクロス部 男子は初戦敗退 女子は課題の残る準優勝/新人戦サマーステージ

◆9・7 関東学生フレッシュマントーナメント(フクダ電子フィールド)
▼男子
明大――1回戦敗退
▼女子
明大α――2位

 悔いを残したままサマーステージが幕を閉じた。男子は1回戦、立教βと対戦するも2―9と大差を付けられ敗北した。女子は着実に勝利を収め、決勝へ進出したものの、立教αのスキのないプレーに圧倒され無得点のまま0―6で試合終了。悲願の初優勝とはならなかった。

<男子>
 無念の1回戦敗退となった。立大の的確なパス回しと無駄のないプレーに反撃できず、0―4と差をつけられ第1Q(クオーター)が終了。何としても追い付きたい第2Q。今回のサマーステージで4得点を挙げていた清水宏孝(政経1=都立城東)が魅せた。「とにかく確実に決めてやる」(清水)と冷静に相手のスキを見極めシュート。次いで熊倉弘樹(商1=昭和学院秀英)も加点し巻き返しを見せるかと思われたが、立大は一歩も引かず。攻撃的なプレーで次々と点を決められ2―9と差を埋められないまま敗北を喫した。
 課題は山積みだ。相手校の対策として対人や攻撃につなげるためのボールへの寄りを鍛えてきた明大。しかし試合では十分に発揮できず「出し切れなくて悔しい」(清水)。立大と比べると詰めの甘さが際立ってしまう試合となった。次なる目標はウィンターステージ。出場人数も増えコートも広くなる次戦では「絶対優勝したい」(清水)。この夏味わった苦渋が、彼らを頂点へと押し上げる。

<女子>
 あと一歩が遠かった。負けたら終わりの決勝トーナメント。初戦の相手である東大から、1ー0と苦戦を強いられる。続く青学大、日大との戦いも延長戦で辛くも勝利を収め、迎えた立大αとの決勝戦。序盤から相手の強靭なフィジカルと正確なパス回しに翻弄(ほんろう)され、前半だけで4失点。「ボールを落とさず前線まで上がってきて、とても勢いがあった」(桃井美沙・農1=鶴嶺)と立大に圧倒され、覇気のあった選手たちの顔が徐々に曇り始める。反撃の糸口をつかむため後半は果敢に相手ゴールに向かうも、相手の素早いチェックで攻撃の芽を摘まれる。「攻め急いでしまって周りが見えていなかった」(駒林万実・営1=山形商)。チームが初戦から意識していたグラウンドボールを相手よりも先に拾い、自分たちのボール支配率を高めることも実現できず、敗戦を告げるホイッスルが鳴り響いた。
好セーブを連発した桃井
好セーブを連発した桃井

 堅固な守備でゴールに壁を築いた。結成したばかりの1年生チームで初戦からゴーリーを務めた桃井。今大会を通して、明大ディフェンス陣が相手のエースに強行突破され一対一となっても、最後の砦(とりで)である桃井がことごとく相手のシュートを防ぐ場面が目立った。「自分が止めてやるという気持ちだった」(桃井)。圧巻だったのは1回戦の東大戦。前後半合わせて7度の決定的瞬間を好セーブでしのぎ、チームの完封勝利に大いに貢献した。桃井はこの夏、先輩の力も借りながら、徹底して自身が苦手とするコースをセーブする練習を繰り返してきた。この大会でルーキーが見せた、神がかったセーブは日頃の努力のたまものだ。満足のいくようなプレーをしたように思われたが、決勝戦では6失点。「自分の責任。もっとうまくなりたい」(桃井)と向上心を忘れなかった。新たな「明治の守護神」誕生の日はそう遠くはない。
 この時流した涙が原動力となる。大学トップクラスに成長するであろう選手たちのプレーを肌で感じ、課題が浮き彫りとなった。パスの精度やグラウンドボールへの反応、1試合を走り切る体力から、試合で普段の力を発揮できる精神力。チーム力以前に個々人の成長が必要とされている。明大ラクロス部の一員であるという自覚を持ち、練習から気持ちを引き締める。次に立大との再戦が実現するのは冬に行われるウィンターステージ。「次は勝ちます」(駒林)。そう語る目の奥に静かな闘志を感じた。二度も同じ相手にやられるわけにはいかない。

[上代梨加・桐山雄希]

試合後のコメント
<男子>
清水
「実際相手がどういうレベルなのかっていうのは全然わからなくて、今日戦ってみて感じたんですけど、相手はパスだったりとかボールを拾う技術とか当たり方とかが激しくて、試合をしてる中で結構押されてるなっていうのは感じたんですけど、自分たちが今までやってきたことを全部出せたかなって考えてみるとやっぱり出し切れなくて、悔しいなと思います。(今日に向けての対策)ボールがグラウンドに落ちた時の寄りっていうのを、落ちた瞬間に相手よりも多く取って自分たちのボールにして攻撃につなげていこうっていうのはしっかり対策としてしてきました。(どんな思いでシュートを決めたか)自分が決めた時は結構点差がついてしまっていて、試合の時間も短いので、とりあえず1点1点取っていかないと(と思っていた)。一気に3点4点取れるスポーツじゃないので、とにかく確実に決めてやるっていう気持ちで打ちました。(今後の目標)次自分たちの学年で戦う試合は冬にあるんですけど、今日の試合で出た反省(を改善する)だけじゃなくて、冬は今のグラウンドよりも広くなって出る人数も増えて結構難しくなると思うので、組織とかをしっかり学んで夏みたいに悔しい思いをせずに冬は絶対優勝したいです」


「(敗因)先制点を取られてしまったのはそうなんですけど、失点後のパスがつながらなかったりしたので、それが敗因かなと思います。(立大の強み)ルーズボールをいかに拾う精度が高いのと、パス回しのミスが少ないのが強みだと思いました。(明大の課題)最初の失点を許してしまった自分の責任もあると思いますし、2点で終わってしまったので全体的に決定力がなかったなと。それが弱いところだと思いました。(決定力を鍛えるためには)相手の強いプッシュに負けてしまう部分があったので、普段の練習からそれぐらいの緊張感の中でシュート練習をやっていけたら決定率も上がると思います。(立大対策は)そもそも明治は対人が強みなので、立大に対しても対人を鍛えてました。(想定としては)立大に勝って優勝する目標だったので、今回1回戦で負けたのはふがいない結果だと思います」

<女子>
駒林
「1試合目からなかなか自分たちの流れっていうのがつくれなくて、同点とか1点差とかの試合が続いたんですけど、サドンビクトリーでしっかり勝ちあがれたのは良かったと思います。でも決勝では相手のしたいプレーをさせてしまって、こっちの流れがつかめなかったです。相手(立大)は経験者が多いチームで上手い人もたくさんいたんですけど、そこをしのげなくて相手に点数を決められてしまったことが大きかったです。一人一人が成長してもっと個人技を磨かないといけないなと思いました。(予選からの練習は)自分たちはグラウンドボールを取ってポゼッションを多くするっていうのを意識してきました。(今日は実践できたか)できたところもあったんですけど、まだ少し引いてるところとかもあって、本気で取りに行けば取れたところもあったかなと思います。(ゲームキャプテンから見て今日のチームは)最初にチームが決まった時はバラバラで、意見とかもぶつかり合ったんですけど、だんだんお互いをわかり合って、成長してここまで来れたと思います。(このチームの武器は)一人一人の役割がはっきりしているところです。自分の強みをもっと出せればよかったかなと思います。(得点力不足が目立ったが)一対一を強みにしてその人が決め切るっていうのをやってきたんですけど、相手のディフェンスが上手くてうまくいかない部分がありました。あとは攻め急いだりしたので、まだ周りがしっかり見えてないなと思いました。(守備は)1試合目とかは完全にゴーリー頼りになってしまって、もっと上のところで守りきれなかったのが反省点です。(今日の敗戦を糧に生かしていきたいところは)まだチームとしてというよりも、一人一人の個人の技術が足りてないので、そこを上げていって、その力を集めればチームとしての力も上がって行くと思うので、まずは個人技だと思います。(ウインターステージまでに意識していきたいことは)練習の質が悪くて、だらけてしまうところがあるので、普段の練習の質を上げていければ試合にも勝てるようになるかと思います。(この代に浸透させていきたいところは)強い明治の一員っていうことをしっかり認識させて、伝統を引き継いでいかなければならないので、もっと先輩を追い越すって気持ちを持っていかないと行けないと思います。(意気込み)次もまた立大αと当たると思うんですけど、今度はリベンジして勝つ、普段の練習から次は勝つんだということを意識してやって、次は勝ちます」

佐藤啓(農1=星稜)
「(6点中4点得点)そんな意識はしてなかったんですけど、決めにいこうと思ってたので決められてよかったです。(決勝は0点)ディフェンスの張りとかも良かったです。決勝までのディフェンスとは違った、しっかり付いてくるディフェンスで。それにも対応できるようなシュート精度が足りなかったので、そこも伸ばしていかなければと感じました。(トーナメントの攻撃を見て)2回のサドンでしっかり先制点を取れたのでその時の一体感とかは良かったと思いました。まとまったチームになったと思いました」

桃井
「前とは違ってみんなが緊張感を持ちながらも、楽しくやれるような雰囲気でやれていたので、自分もとても楽しくプレーすることができました。守備はとりあえず相手に正面では打たせないようにコースを切るディフェンスを心がけました。後は自分が止めてやるっていう気持ちでした。(この夏は)苦手なコースを先輩に打ってもらって、苦手を克服することを重点的にやりました。夏合宿でもセーブ重視の練習をして、夏はとにかくセーブの練習をしました。今日の試合で少しは成果が出てよかったです。(試合前は)とても緊張しました。(明治のユニフォームに袖を通すのは)わくわくでした。このユニフォームを着ると公式戦なんだって意識して少し緊張するんですけど、やってやろうっていう気持ちになります。課題はまだまだセーブですね。速い球とかコースに打ち分けられるとなかなか止められないので、自分が動いてゴールを守れるように練習していきたいです。(立大の選手は)ボールを落とさないまま前線まで持ち上がってきてシュートを打ってくる感じでとても勢いがありました。(今後立大に勝つためには)もっと一人一人のボールを持つ時間が長くなればいいと思います。(立大戦の6失点は)自分の責任ですね。もっとうまくなりたいです。(今後は)セーブ率とセーブする回数を上げていきたいです」


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