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王座奪還を目指す


東京六大学野球 2017〜秋〜  (13)開幕前インタビュー 善波達也監督  

覇権奪回へ、秋に強い明治を見せつける。12年ぶりの5位に沈んだ昨季から、夏場を乗り越えチームも個々も一回りに成長。春の課題であった得点力不足もオープン戦では兆しが見えてきた。目指すのは秋連覇と日本一。全員野球で勝利をつかむ。
 秋季は過去9季で5度の優勝へと導いている善波達也監督。今夏は大学日本代表の監督としてもユニバーシアードで世界一をつかんだ。「いかに練習で培ったことを試合で発揮できるか」に重点を置いて取り組んできた夏。選手一人一人が春とは違う姿を見せてきている。目指すはもちろん優勝だ。(この取材は9月4日に行われたものです)

――大学日本代表の期間は振り返っていかがでしたか
(ユニバーシアードは)1試合、1試合を全員が集中力を切らさずにやってくれて、優勝できてほっとしています。日米野球でもいい試合はできていて、抑えピッチャーの齊藤(大将投手・政経4=桐蔭学園)を厳しいところで投げさせて上手く機能しないで負けてしまったので、そこを抑えを阪本(関大)に変更したのは、日米での反省点を生かした部分かなと思います。

――チームに明治らしさというものはありましたか
スタッフからは野球で褒められるより、裏の見えない仕事を率先してやっていたことに「さすが明治だね」とは言われたね(笑)。

――明大選手の活躍ぶりは
それぞれが出場機会のところで持ってる力を出してくれたかなと思います。(竹村春樹内野手・政経4=浦和学院の主将としての働きは)春樹らしくというか、すごく強引に引っ張っていく感じではないけれど、頼りなさもある分にみんなが協力してくれてカバーできたんじゃないかなと思います。

――監督自身、指揮を執ることで成長される部分はあるのでしょうか
厳しい試合というか負けちゃいけないことをやっているので、精神的に強くなれたと思います(笑)。

――チームを離れていた期間は明大とはどのように関わっていましたか
メール等で情報を貰っていたので、様子は分かっていました。台湾からもこういう選手を使ってみてという指示を出していたので、コーチ陣とはコミュニケーションを取りながら情報共有できていたと思います。

――オープン戦は全体的に振り返っていかがですか
見たオープン戦は2試合だけなんだけどね。春も選手の成長は感じていたんだけれど、ゲームでそれが発揮できていないという感じだったので「いかに練習で培ったことを試合で発揮できるか」というのをテーマにして秋に向けてやっています。(試合を見ていて)少しずつそれぞれの力は出してくれていると。秋を早稲田で良いスタートを切って、まあ春は良いスタートを切って失速したんだけど(笑)、そこは二の舞にならないように、春の悔しさを晴らしたいと思います。

――春にできていなかったチームのベースというものは
できてきていると思います。今までもやってきていたんだけど、OBの若山(裕晃氏)メンタルコーチの方に何回か講習をやっていただいて、どう野球に向き合うのかというのを理論的にも選手はもう一回頭に入れてくれたので、それを生かしてやってくれているかなと思います。試合で力を発揮するために練習をどう取り組むかとか、練習でやったものを試合で発揮するためにどういうルーティンで打席に入りますか、マウンド立ちますか、一球目を放りますかというようなところを教えていただきました。前もやったんだけどね、改めてもう1回やってもらった感じです。本当の成果は神宮でどうなるかなんでね、楽しみにしていてください(笑)。

――春はバッテリーを固定できませんでした
キャッチャーは今日スタートで使った橋本(大征捕手・総合2=佼成学園)をおそらく開幕で使っていくと思います。どういうリードでスタートするかというところによるけど、できたらキャッチャーを固定したいというのがありますね。ちょっと我慢して橋本でいきたいなというのを今のところは持っているんだけど、それに応えてくれるかどうかだね。(他の捕手と比べて)飛び抜けてはいないんだよね(笑)。でも野球を見る目とか、周りに気を遣うところとか、スローイング、バッティングは神宮で出していいラインにはあると感じています。そこは自分で試合をやりながら抜けたものをつくっていってほしいなという感じだね。キャッチャーは本当に経験が必要だからね、今日みたいな感じのゲームを神宮でできれば評価できると思います。そうじゃないと、氷見(泰介捕手・政経3=豊川)が春の経験が多いからそこに戻っていくかもしれないし。開幕週がどんな感じのゲームになるかで、変わってくると思います。

――投手陣の起用法は
齊藤は先発で使おうかなと思っています。いい球は投げるんだけど、マウンドでちょっと足りない感じはするでしょ? どこか自信なさげにやっている感じがあるんだけど、台湾で帰ってくる前に「『齊藤ちょっと態度悪いんじゃない?』って思われてもいいから、もうちょっとマウンドでふてぶてしい振る舞いでやってくれ」と言って帰ってきました。少し下向いちゃいがちな感じがあるから、最後はふてぶてしくやってほしいね。齊藤が9回完封して、暢仁(森下投手・政経2=大分商)も完封してくれたら一番いいんだけどね、そんな簡単じゃないので(笑)。あと橋(裕也投手・総合3=向上)は少し評価できるところかなと。あとはね左投手がもう一人いてほしいんだけど、石毛(力斗投手・文1=高崎健康福祉大高崎)が出遅れていたり、今日の金子(大地投手・商3=春日部共栄)は「?」が付いちゃうような感じだったので。齊藤が先発となると左はいなくなるので、後から放る人たちには頑張ってもらいたいかなという感じかな。安心はできないね(笑)。入江(大生投手・政経1=作新学院)だとか、成長してきたと思えるのは長江(理貴投手・文2=帯広緑陽)かな。

――野手は3年生が主力になってくるという印象を受けます
逢澤(崚介外野手・文3=関西)がオープン戦よかったみたいなのでそこは心強いです。越智(達矢外野手・営3=丹原)はあんまりよくなかったみたいだけど、私が戻ってきてちょっと本気になって打ち出したね(笑)。(竹村選手がいない間は吉田有輝内野手・商3=履正社が遊撃を守っていました)吉田は攻撃面は脚も含めて評価できます。ただ竹村もショートを守らせていいかなという感じなので、今日みたいにファーストで吉田を使うということはあることかもしれないね。奥村(大貴内野手・政経3=明大中野八王子)、平塚(大賀内野手・政経3=春日部共栄)でいいところもあるんだけど、足りないところもあるので。セカンドは河野(祐斗内野手・文4=鳴門)、宮ア(新内野手・文4=履正社)になってくるかなと。2人ともバットは振れる子なので、そこはリーグ戦でやりくりしながらやっていく感じだね。ユニバにいってた竹村、渡辺(佳明内野手・政経3=横浜)の状態は悪くはないので、ゲーム感も含めて心配はないね。完全なレギュラーで出ていたわけではないから打席数はそれほどなかったけど、その打席の内容はよかったので。

――4年生に求められる役割は大きいと思います
ラストシーズンなので、いい姿というのは勝つ姿であるんだけどね。比較的ここ数年の明治は秋のほうが成績が上がっているので、そういった面では頼りにやっていきたいところだね。(高森キャンプでは途中で帰らせるという形でしたが)何か方向性が一つに向かっている感じがしなくて、本気さが足りてる感じがしなかったので。4年生がいないキャンプというのは初めてだったんだけど、もう1回自分たちよく話し合って考えてまとまりをつくったほうがいいんじゃないかということで。時間は与えているわけなので何かしらは考えてくれたと思います。(帰国後)1試合を見たあとにゲームへの入りが良くなかったからもう1回喝を入れて、でも今日見た感じは悪くなかったよ。どっちか本当なのかはわからないね(笑)。

――残り日数で仕上げていく部分は
一人一人が1パーセントでも2パーセントでも試合に向けて状態を上げられればいいので、何とか総合力で勝てるようにしていきたいです。(どういう野球をしたら負けないか)やっぱりユニバなんかもそうなんだけど、まずバッテリーを中心に守りの面でいかに失点を少なくするかというところが入らないといけないね。ただそればっかり言ってるとピッチャーの余裕が無くなるのでね、攻撃陣にも奮起してほしいところだね。

――最後にファンの方へのメッセージをお願いします
秋は比較的に勝てていて、卒業生もそういう姿を見せてくれていたので。このチームも負けずに優勝を目指して頑張りますので、春はふがいなかったですが、変わらず応援をよろしくお願いします。

――ありがとうございました

[土屋あいり]



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