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悔しさの残る6位となった野田

競走部  野田がインカレで悔しい6位 表彰台を逃す/日本学生対校選手権

◆9・8〜10 第86回日本学生対校選手権(福井運動公園陸上競技場)
▼男子1500m予選
2組 6着 保坂 3分56秒63(予選敗退)
▼女子100mH予選
3組 1着 藤森 13秒80(準決勝進出)
▼男子800m予選
2組 7着 保坂 1分53秒12(予選敗退)
▼男子5000m決勝
19位 田中 14分25秒36
▼男子1万m決勝
15位 阿部 29分32秒27
▼男子1万mW決勝
6位 野田 40分51秒90
19位 大楽 43分12秒77
25位 永原 43分40秒85
▼男子棒高跳決勝
21位 廣瀬 5m00
 学生ナンバーワンを決める日本インカレ。男子1万mWでは、優勝の期待された野田明宏(商4=清風)が6位という結果に終わり、悲願のタイトル獲得とはならなかった。また、大学ラストイヤーの保坂拓海(商4=市立船橋)は男子1500m、800mともに予選敗退し、有終の美を飾ることはかなわなかった。長距離陣は、男子1万mで阿部弘輝(政経2=学法石川)が15位、男子5000mに田中龍太(法3=鹿児島実)が19位と順位こそ振るわなかったものの、今後につながる課題を得たレースとなった。見つかった課題を克服し、来るロードシーズンへ突き進む。

 リベンジは果たせなかった。男子1万mWに出場した野田は昨年も活躍が期待されたが4位に終わり、今回は表彰台を狙って臨んだレースだった。試合は序盤から速いペースで展開。普段は前に出るレースプランが特徴の野田だが、今回は「自分のタイミングでいこう」と周囲の出方をうかがいながら勝負に出た。中盤以降はユニバーシアード覇者の山西(京大)との差が開きつつも、何度も先頭集団に追い付き意地を見せた。しかし「自分が思う動きができなかった」(野田)と終盤に失速し6位でのゴール。「最後のインカレでメダルを取りたかった」(野田)と悔しさをにじませた。
 来年から競歩陣を引っ張る存在となるのは大楽享平(文3=滋賀学園)だ。今季に入ってからというもの、急成長を見せている大楽。補強やストレッチなど基本のことを徹底してきたが、その努力が実を結んできている。今大会こそ悔しい結果に終わったものの「これからの明治を背負っていくと思う」と野田も太鼓判。「力を付けて野田さんができなかった優勝をしたい」(大楽)。先輩が果たせなかった夢への思い、それは後輩に確かに引き継がれた。

 復調の兆しを見せた。男子1万mに出場した阿部は、今シーズンは体調不良や足の不調が響き、思うような走りができずもどかしい日々を送っていた。夏合宿や今までの練習を通してのコンディションの確認を目的として臨んだ今大会。レースはスタート直後から留学生が先頭で集団を引っ張り、ハイペースで展開される。ペースについていけず脱落する選手が出てくる中「じわじわ上げていこう」(阿部)と集団の中位でレースを進めていき、ペースを維持する。終盤まで3位集団でレースを進めていた阿部だが、ラスト400mは集団がばらけ、瞬く間に引き離され15位でのフィニッシュ。順位には悔しさを口にしつつも「やっといい感覚をつかめた」と駅伝シーズンへの確かな手ごたえを感じたレースとなった。
 また、男子5000mに出場した田中は真ん中の位置でレースを進めたもののレース後半のペースアップについていくことができず、19位でレースを終えた。しかし今季は自己記録も更新し「いい流れで来ていると思う」(田中)。夏合宿での走り込みを通しての手ごたえも得ている。今回も4年生のエントリーがなかったが「3年生だけでも押し切れるくらい盛り上げていきたい」(田中)と下級生は勢いづいている。頼もしい下級生の活躍が紫紺の下克上へと導く。

 5000m、1万mが終了し長距離勢はいよいよ駅伝シーズンが開幕となる。10月には運命の箱根駅伝予選会が控えている。「予選突破は当然で、勝負をしていきたい」(阿部)。盤石の予選通過、真の勝負は本戦だ。今回は出場を見送った4年生に加え、エースの坂口裕之(政経3=諫早)や田中、阿部を中心とした実力のある2年生、そして前田舜平(政経1=倉敷)ら期待のルーキー、全員が力を発揮することができれば、上位での予選会通過そしてシード権への道も開かれる。古豪復活、その目標へチームの挑戦はこれからも続く。

[垣内萌恵]

選手のコメント
野田

「ユニバーシアードで歩形が乱れていたのでその修正をこの全日本インカレまででやろうと思っていました。修正をして全日本インカレに挑むという目的で出ました。正直、表彰台とかも狙っていて1、2、3位どこかにいればいいとメダルがとれればいいかなと思っていたのですが今の自分の力です。今の力は多分こういう状態かなという感じです。(力は出し切れたか)正直出し切ればできていません。余裕自体はまだあったので、動きのところで自分が思う動きができなかったというのが今回の敗因かなと思います。(歩形の修正はできてたのか)いや、完全ではなかったです。納得する歩形では無かったのでまだまだ修正までには時間がかかるかなという感じです。(山西がトップだが)やはり同じ学年で高校から戦っている仲なので意識はしますね。及川も山西も表彰台乗っているので、自分が情けないなというのはあります。(ユニバーシアード)前半の方で警告が出てしまったので、ペースをあげるというよりも歩形を抑えてという感じでいきました。それで団体は金に貢献できうれしかったです。(今季は思うような結果が出てないが)3月の能見の大会の後に故障してしまったのが大きな原因かなと思います。一番大事なところで故障してしまい関東インカレまで全然練習できなくてそこから思うように結果が出ていないのが今の自分の問題かなというのがありますね。やはりケガで大事なシーズン初めを棒にふってしまいそこで体のバランスとかも全体的に崩れてしまったというのをまだ引きずっています。いまの率直な感想です。(最後のインカレ)ほんと最後のインカレでメダルを取りたかったのですが、自分としてはまとめたという訳では無いが、持てる力をしっかりすべて出して楽しめたかなと思います。(レース展開)いつもは前に出るプランでいくのですが集団で様子を見ながら自分のタイミングでいくという感じで行こうと思っていました。しかし思うようにスピードがでなくて集団の中でズルズルと自分のペースで前を拾っていくという形になってしまいました。(コンディション)ユニバ後から歩形を修正しかけてコンディションとしては良かったです。ポイント練習とかはあまりやらなかったのですが、歩形修正目的でしっかりやって状態としては良かったです。(練習は何をやった)疲れを残さないようにというのが大事だと思ったので歩形だけをという感じです。(後輩へ)大楽はこれからの明治を背負っていくと思うので僕ができなかった全日本インカレの優勝を目的に頑張って欲しいです」

保坂
「800は1500と違って最初の入りも勝負となります。また、ラストスパートでの勝負もいろいろ考えたのですが、先着した3名は実力者で自分がレースを引っかき回すプランは立てていました。最初の400と250、ラストの150と3回仕掛けようと思っていたのですがラストしっかりいかず着どりもできないまま7着になりました。不甲斐ない気持ちです。粘り切れなかったということです。(1500m)最初の1周目の時点で結構いっぱいいっぱいになった部分があったのでレースに参加できない状態でそのままゴールになってしまいました。何も得るものがなかったレースでした。(最後のインカレ)この大会は自分の中で最後の公式戦だったのでしっかり結果を残したかったのですが、結果を残せませんでした。個人としてではなくてチームにも家族にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。(後輩について)中距離だけではなく長距離にもいい後輩はいっぱいいます。一つ一つの目標を立ててそこに向かって努力してもらっていって欲しいです。中距離だったら世界で戦える選手、箱根であれば優勝も狙っていけるようなチームなので。自分の可能性を信じて頑張ってもらいたいです」

大楽
「(レースを振り返って)合宿明けだったんですけど、学生のトラックの大きな大会で、個人選手権では入賞したんですけど、ここで入賞しなければ本当の実力じゃないと思っていたんですけど、全然届かなくて悔しいです。(課題について)夏合宿の途中で故障してしまって、何回かポイント練習を外してしまったんですけど、そこで練習不足が後半で出てしまったかなと思います。いい休養になったとは思うんですけど(笑)、故障してなかったら疲労で歩けなかったのかなと思います。(ペースについて)ペース的には、予想ではもっと速くなると思っていたので気持ち的には余裕があったんですけど、全然ついていけなかったです。調子的には良かったと思うんですけど、なので最初は積極的にいけたんですけど、後半はいけなかったです。(レースプランについて)前が本当に速すぎて、自分のペースでいこうと思っていたんですけど、ある程度速くても今日はもう前で積極的に上の順位を目指して歩こうと思っていたので、それ通りにはいけたかなと思います。(コンディションについて)悪いなりには、合わせられたかなと思うんですけど、レースの中では悔いはなかったんですけどそれまでの過程として何かやれることがあったんじゃないかなという悔しさが大きいですね。(意識している選手について)ユニバーシアードに出場した山西さんとか及川さんは疲れていると思ったので、この選手を意識するとかではなくて、本当に上の選手に食らい付いていこうと、野田さんにも勝ちたかったんですけど、全然かなわなかったです。(野田さんについて)競技においても、人間としても本当にお手本になる選手だなと思いますし、一緒に部屋で生活しているんですけど、一つ一つ見習うべき点が多くて、そんな選手に僕もなりたいと思います。(競歩陣を背負う存在になることについて)チーム状況から考えれば、僕が引っ張らなきゃいけないという責任はあるんですけど、やっぱり野田さんのように、学生トップで戦っていてチームを引っ張ってくれる存在というのではとてもないと思うので、しっかり野田さんが抜けてからも強い明大を引っ張っていけるように頑張っていきたいと思います。(成長が見られるが何か変えてきたことは)個人的なことなんですけど、大学2年生まで本当に結果を挙げていなくて、1月の帰省のときに親から『何しに東京行ったんだ』と強く怒られて(笑)、それから気持ちを入れて競技に向かって頑張っていました。競歩ブロックは他校に比べてかなり自由が多くて、補強だとかストレッチとかも全然強制がないので、今まではかなり甘いところがあったと思うんですけど、そういう基礎となる部分を自主的にやっていこうと思って、補強とストレッチドリルを徹底してやっていました。(インカレに際して親御さんから何か言われたのか)これまで結果が出てきていたので、親も本当に『期待してるぞ』とか、楽しみにしてくれて今日も応援に来てくれたんですけど、目の前で悪い結果を出してしまったので、申し訳ない気持ちです。(周りからの期待はあるのか)コーチも『大楽はもうトップで戦える選手になっている』とおっしゃって、実力はついていると言われていたので、期待は本当にしてくださったと思うんですけど、まだ全然応えられていないです。(今後の目標について)一番は20kmで結果を出したいと思っているので、次はあと1カ月後の大会が20kmなので、とりあえず1時間22分台で入賞したいと思います。(野田さんが自分が成し遂げられなかった日本インカレ優勝の夢を託したが、その自信について)自信は今の時点では全くないんですけど、野田さんが本当にそうおっしゃってくださるのはうれしいですし、自分としても来年はもう優勝できるくらいの力をつけて臨んで、野田さんができなかった優勝をしたいと思います」

田中
「(レースプラン)後半上がってくることは予想できたのでそこについていければと思っていました。達成率で言うと40%位で満足はしていません。(コンディション)合宿期間ではあったのですがほかの学校も同じで、みんな追い込んでいる中でのレースで、実力差があらわれたのかと思います。(3年生がチームの中心なのか)4年生にも頑張っていただきたいのですが、自分たち3年生の勢いもあるので、3年生だけでも押し切れるくらい盛り上げていきたいです。(チームが重視しているポイント)やはり箱根の予選会です。誰かが突出して速いというチームではないのでしっかりみんなでまとまって、チーム力を見せつけて行ければと思います。(自身の重視しているポイント)予選会は余裕で行けると思っているので、本戦に向けてですね。1区、2区でしっかりと走れるようこれから頑張りたいと思います」

阿部
「(レースを振り返って)反省点としては、本来なら先頭集団で戦わなきゃいけなかったんですけど、合宿ということもあってなかなか体が動かなくて、今までずっと体調であったり、足の不調とかもあって上手く練習と本番が噛み合わなかったんですけど、悪いなりには一番自分がダメだと思うところが出なくて、最低限で抑えられたというレースができたんですけど、最後の400で集団から離れてしまって、順位もラストで離されてしまったというのがあったので、そこが勝ちきれなかったことが一番悔しいというか、反省点に挙がりますが、少しずつ感覚としては自分が持っているいい感覚を取り戻してきている気がするので、いい感じで今後につなげられるのではないかと思います。(レースプランについて)やっぱり、最初から突っ込んでしまうとダメージも残ると思うので、後半後ろからじわじわ攻めていく感じで、監督とも、今の自分の実力からしても前で粘って粘っていっても、同じレースを繰り返してしまうので、自分なりにじわじわ上げていくようなレースでやっていこうと考えていました。(順位について)15位は、本来ならもっと入賞とかしないといけないところなんですけど、今の僕の実力と練習具合などの様々なことを考えると、これが一番妥当な結果でもありますし、順位からみたら15位なんですけど、自分の中ではいい感覚でやっていってる、(箱根駅伝の)予選会もそうですし、今後の駅伝シーズンにも必ずつながる感じがあったので、そういう感覚が少しでも戻ってきたっていう感じなので、まずまずのレースだったのかなと思います。(コンディションについて)だいぶ感覚が合ってきたという感じなので、これをもう少しスピードとか色々考えて合わせていければ必ず秋先では走れる感覚を取り戻してきたので、いい意味でのレースになったのかなと思います。(レースへの力の入れ加減について)日本の学生のタイトルを決める大会だったんですけど、僕はある意味、たしかに勝ち切るレースは必要だと思ったんですけど、僕的には、タフなレースを維持するために挑むというのと、やっぱり今どれだけできるのかという状態確認もしたかったですし、試合で勝ち切るという感覚を忘れていたので、そういった感覚をもう一度取り戻す意味の全カレだったので、いい方の課題と悪い方の課題の両方を見つけられたので、そこを上手く合わせていけばいい方につながっていくじゃないかと思います。(全日本駅伝予選会での振り返り)あのときは、僕は関カレが終わったあとに調子を崩していたのもあったんですけど、体調を崩してしまって、正直走れる状態ではなかったんですけど、でもチームの事情的には、出なきゃいけない状態で、自分の中でのモヤモヤと、体調不良など色々なことが重なって、そこで一回ブレーキしてしまったのが、すごくチームにも申し訳なくて、こういうレースの中でも、気持ちの状態を持っていけなかったのが原因なのかなと思います。(箱根は予選会と本戦のどちらに重きを置くのか)僕はもう通過して当たり前だと思っているので、チームとしては通過するのが大前提なんですけど、けっこう勝負したいので、去年は集団走でラスト飛び出すという感じだったので、そんなに辛くなかったイメージがあるんですけど、駅伝シーズンになると他校のエースと戦っていくには、勝負しないと結局ダメだと思うので、予選会はもう勝負するつもりで挑んで、しっかり59分台は出して当たり前だと思っているので、そこまで仕上げていきたいなと思います。個人的な勝負になるんじゃないかなと思っています」

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