検索
 HOME > ラグビー部

大きくなった体格で敵陣を切り裂く(慶応ジュニア戦)


俺だ。  (26)土井暉仁 同期に打ち勝ち唯一無二のロックへ  

 紫紺を支えるのは俺だ。レギュラー選手はもちろん、ディベロップメントチームの選手やスタッフ、首脳陣、OB、ファンに至るまで、様々な人間の力が明治を頂点へ押し上げる。全ては大学選手権優勝のために。「俺だ。」では、明治復活に力を尽くす個人を取り上げる。
 第26回は、ロック土井暉仁(政経3=常翔学園)。セットプレーと運動量を持ち味とし、チームを支える縁の下の力持ち。1、2年次には主にBチームでプレーをし力を蓄えた。今年は昨年の夏から10kg以上体重を増やし迎えた勝負の年。しかしAチームとしてグラウンドに立った春は、決して満足のいく結果とはならなかった。悔しさを胸にグラウンドに立つ土井には同期には負けないという強い闘争心がある。

――まず9月10日に行われた慶応ジュニア戦(○45―21)の振り返りをお願いします
 春に自分も出場した慶応戦では勢いにどんどん押されて負けてしまったので、今回はディフェンスもアタックも前に出てくる相手に対して夏に鍛えた前に出るディフェンスやダイレクトアタックで対抗しました。ただ個人的にタックルの回数はいけたのですが、成功率が低かったです。運動量も達することができていなかったので、まだまだな試合でした

――春シーズンはAチームでプレーされていました
 シーズン最初から自分の持ち味の運動量とセットプレーを期待してもらって上のチームで出させてもらいました。キャリーなどが自分はまだまだなので、春に調子の良かった持ち味をチームに貢献するために活かそうとしたところを監督が評価してくださいました。ですがだんだんと調子が落ちてきてしまいました。途中から同期のカズミ(小宮・文3=目黒学院)だったり舟橋(諒将・文3=札幌山の手)に抜かされてしまい、悔しいシーズンでした。けど今まではAチームで出たことがなかったので、大学トップレベルの試合に出られたのは大きな収穫だったと思います。

――春にAチームで出場して足りないと感じた部分はどこですか
 タックルです。3年間ずっとコーチに言われ続けています。春の慶応戦はタックルが悪くて下に落ちてしまいました。ラグビーはディフェンスからなので、タックルが良くないといくらアタックが良くて自分の持ち味を発揮しても意味がないです。ディフェンスが悪くて点を取られるとチームに迷惑がかかるので、そこの精度を上げていきたいです。タックルの練習は全体の練習だけでは足りないと思っているので、練習後に前田(剛・営4=報徳学園)さんと舟橋と残ってタックル練習をしています。あとタックルする際などにコミュニケーションが足りないと言われるので練習中から気を付けるようにしています。

――AチームとBチームの差を感じることはありますか
 上と下両方でプレーしましたが大きな差は感じないです。強いて言えば一人一人の精度やコミュニケーションの量だと思います。練習などでも今は均衡していて技術自体の差はそこまでないです。ただラグビーに対する気持ちの少しの違いが上がれるかBチームかの結果になると思います。慶応ジュニア戦は公式戦1発目ということもあって、僕らに対する期待というか明治の期待が集められた試合でした。対抗戦のメンバーに選ばれるための大事な試合でもありました。なので自分はBチームの試合と考えるよりも、Aチームに入るためのアピールの場としていい緊張感を持って臨んでいます。
持ち味の運動量で80分間走り切る
持ち味の運動量で80分間走り切る

――3年目を迎えて明治で伸びたところはどこですか
 体の大きさです。細身だったのですが、去年から今年にかけて95kgから107kgぐらいまで増えて体が大きくなりました。もともと体を当てるのが弱かったのですが改善されていると感じます。

――ご自身はどのような性格だと思いますか
 普段は大人しい性格なので、その性格がラグビーに出てしまって「プレーが優しすぎる。優しさが取れていない」と言われてしまいます。コンタクトのプレーで激しさが足りないので高校の時から直そうと頑張っていますが、去年も監督から激しく言われていてそこがまだ自分がAチームに残り切れない原因の一つでもあると思います。ラグビーをしている時には人が嫌がるような激しさを持った人間になりたいです。

――3年生ロックが多くいますがどのような存在ですか
 良い関係です。普段は仲良くて一緒に行動することが多いです。カズミ(小宮)はブレイクダウンやセットプレーが安定していて、舟橋はキャリーが良くてボールを持って絶対に前に出ますし、ラグビーで彼らに負けていると思っているので2人からAチームの座を勝ち取る気でやっています。切磋琢磨して5人いる3年生ロックからチームを上げていきたいです。満(古川・商4=桐蔭学園)さんがいますが、4、5番を3年生で取って3人でAチームに入ることが3年生ロックの目標だと思っています。

――今年の夏はいかがでしたか
 今年の夏合宿は日程がコンパクトだったこともあり、集中して練習でき特に成長できたと思います。チーム全体としてタックルディフェンスを重点的にやったりして、自分の足りない部分をひたすら練習できました。結果的にも東海大に勝てたりなど収穫になりました。自分の中で3年間で一番良い夏合宿でした。

――秋シーズンが始まりました。最後に意気込みをお願いします
 セットプレーを高めて、運動量も足りないのでフィットネスを上げています。タックルも鍛えて、アタックでは勝てない部分が多いので地道なプレーでチームに貢献できる選手になりたいです。大学日本一という目標にもしAチームで出られなくても、Bチームから底上げしていきたいと思います。今まで対抗戦に出たことがないので、1試合でも多くAチームで出場したいです。たぶん緊張をしてしまうと思うのですが、良い緊張に変えてプレーしたいと思います。

――ありがとうございました

◆土井暉仁(どい・あきひと) 政経3 常翔学園 187cm・107kg
ポジションはロック。体幹の強さを活かした安定感のあるジャンパーとしてラインアウト時には欠かせない存在。献身的な働きでチームを勝利に導く。課題であったタックルを磨き、大きくなった体格で紫紺の不動のレギュラー獲得のために奮闘する。

[鈴木貴裕]


●俺だ。のバックナンバー

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: