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強気なテニスを見せた宮田(左)・金山組

硬式庭球部  度重なる競り合いに勝ち切れず 慶大に敗れ入替戦出場が確定/関東大学女子1部リーグ

◆9・4〜9・20 関東大学女子1部リーグ戦(有明テニスの森公園他)
▼9・20 対慶大戦(早大東伏見テニスコート)
明大1―6慶大○
[ダブルス]
 熊谷・斉藤0{4―6、3―6}2村瀬・押野○
○宮田・金山2{3―6、7―6、6−0}1江代・山藤
[シングルス]
 斉藤0{3―6、5―7}2押野○
 宮田0{6―7、3―6}2西田○
 熊谷0{4―6、4―6}2江代○
 竹本1{4―6、6―3、6―7}2向井○
 金山0{4―6、1―6}2城間○
 1部の厳しさを痛感した。リーグ戦最終戦となった慶大戦。1勝3敗と後がない中、入替戦回避の最後の望みを懸けて試合に臨んだ。結果は1―6と惨敗。いずれの試合も好勝負を演じ接戦に持ち込んだものの、チャンスを物にできず。宮田みほ(文2=名経大高蔵)・金山晴菜(政経1=野田学園)組が粘り強く1勝をもぎ取り1―1でシングルスにつなぐも、後続は勢いに乗ることができなかった。この結果、明大の入替戦出場が確定した。

 チームは完敗したが、せめてもの意地を見せた。ダブルス2で登場したのは、急造ペアながら亜大戦で大金星を挙げた宮田・金山組。第1セットは3―6で相手に譲るも、続く第2セットではタイブレークに持ち込み、首の皮一枚から勝利への望みをつなげた。「出る時は出ると決めて、それでミスするならしょうがない」(宮田)。ラリーが続く中でも、積極的に勝負を決めにいく強気な姿勢が奏功。意地を見せ第2セットをもぎ取ると、勢いそのままに最終セットを6―0のストレート勝ちで決め、チーム唯一の勝利を挙げた。
 結成はわずか1週間前だった。リーグ戦開幕から3試合、勝ち星を挙げられなかったダブルス2。宮田と金山がペアを結成したのは、オーダーを考える中での窮策(きゅうさく)だった。ペアを告げられたのは第4戦の亜大戦前日。昨年度、斉藤佳帆(文3=拓大紅陵)とのペアでインカレ3位入賞を果たした宮田に対し、金山はそれまでダブルスでの公式戦出場経験はなし。「私で大丈夫なのかな」(金山)と不安をのぞかせた。しかし、一転。試合になると心配を吹き飛ばすかのように、出場した2戦で二つの白星を挙げる大活躍。若い力が強気なプレーでチームを鼓舞した。

 合言葉は“チャレンジャー精神”だ。1部の舞台で多くの接戦を演じながらも、悔しくも入替戦に引っかかってしまった明大。女子部の創部15年目にして初めて参戦した1部の舞台は、厳しく険しいものだった。しかし、この結果は決して悲観するものではない。「1部校として戦ったのは初めてだが、2部では経験できないことを経験した」(竹本琴乃・国際2=高松北)。背水の陣で挑む入替戦の相手は、2部2位の立大に決定。くしくも昨年度の2部リーグ戦で唯一黒星を喫した相手となった。「2部校相手にも受け身にならないようにチャレンジャー精神で」(熊谷)。1部の荒波にもまれ幾倍にも成長した姿で、必ずや昨年度の雪辱を果たす。

 最後は笑顔で終える。明大のモットーは“思い切りよく、楽しく”。今までも諦めない思いが、何度もチームを劣勢から救ってきた。入替戦出場は不本意な結果ではあるが「最後にもう一戦、明治の一員として戦うことができる」(熊谷)。先代から受け継いだ1部の舞台への出場権を絶やさぬよう、集大成となる一戦をチーム一丸となり戦い抜く。

[谷山美海]

試合後のコメント
熊谷

「初めての1部ということで、最初は戸惑うことも多かったです。初戦から最終戦まで、ゲーム内容としては完敗っていうよりは競る試合が多かったんですけど、最後のポイントを取り切れるかどうかが1部の上位校との差だったのかなと思います。(リーグ戦中での成長)シングルスでは勝ったことのない相手に当たっても、諦めることなく粘り強く戦って勝つということができたので、そこが一番の成長です。(後輩たちの活躍は)亜大戦に続いて急造ペアが勝ち星を挙げてくれて、チームとして本当にありがたかったです。ただ、去年と比べて接戦でシングルスを落とすことが多くて、もったいないなと感じていました。勝ちにいくべきところをしっかりと決められると、後輩たち自身ももっと楽に戦えたのかなと思います。それでも、最後まで諦めない思いは、4年生の私から見ても本当にすごいと思っていました。(入替戦に臨むにあたって)今までは上に食らい付くために思い切りやるってことだけを考えていたんですけど、2部校相手にも受け身にならないようにチャレンジャー精神で戦っていきたいです。入替戦でもいつも通り“思い切りよく楽しく”できれば、明治は強いと思います。(入替戦までに修正すべきこと)明治は素直な子が多いのもあって一本一本の喜怒哀楽が激しすぎるので、そこは直すべき点かなと思います。ポーカーフェースで戦えると相手も精神的に追い込まれていきますし、そこでも小さな差は埋まっていくと思います。(入替戦の相手は昨年2部で唯一破れた立大)1部でここまで戦えたということを自信に1年間で得た成長と差を見せつけたいと思います。(次が明治として戦う最後の試合)4位までに入れていれば一番締まりがよかったんですけど、最後にもう一戦明治の一員として戦うことができるのでそれをポジティブに捉えて、単複でチームのために貢献したいです」

斉藤
「入学してからやっとこの舞台に立てましたが、やはり1部は2部より強いなと痛感しました。5位という結果ですが明治も他の1部校と比べて劣ってないと思いますし、入替戦では1部の経験を生かせるようにしたいです。(1部と2部の差)相手が劣勢の時に強気で来たり、勝負どころでのプレーが1部と2部の差です。(シングルス追い上げた)前まではリードされたら一気に気持ちが沈んでミスが増えたりしていましたが、リーグ戦はそういうわけにはいきません。多くの方が応援してくださる中で簡単には負けられないです。私はどんなに離されても少しでも返せばどうにかなると思っているので、0―4でも声を出してひたすら返していけば何かが起きると思っていました。結果的に最後は取られてしまいましたけど、追い上げたことは自信にはなりました。(リーグ期間中強くなったところ)最初は緊張しましたが、初戦の筑波戦のダブルスでマッチポイントから上手くまくれたことが私の中では一番大きかったです。ひかる(熊谷)さんにも助けられて、1部でもダブルスが通用するってことが分かりました。シングルスも山梨学大にしか勝てませんでしたが、試合をやるにつれて、今までにないプレーもできるようになりました。いろいろな方から少しずつ良くなっているから大丈夫だよと言ってもらえましたし、負けている試合の方が多かったですが、1試合やるごとに収穫も多くあったので、入替戦までに調整していけば私自身もう少し良くなれます。チームはチャレンジャーの気持ちで最初は戦っていましたが、途中から絶対に勝ちたいという気持ちが強くなって、縮こまったり思い切り打ちに行けなかったりというのがあったので、みんなで話し合って思い切り楽しもうということになりました。そこでチームも引き締まったので、リーグ戦1部でやれるのは幸せなことだと実感しました。(熊谷と最後の試合への思いは)春関から一緒にダブルスを組ませていただいて、個人戦では納得した結果が出せなかったので、リーグ戦で絶対勝とうという気持ちで臨みました。入替戦は絶対勝って笑顔でダブルスを終わりたいです。4年生と戦えるのはラストですが、1試合増えたことをプラスにとらえて、もっと一丸になって頑張ろうと思います。(立教戦への意気込み)立場としては向こうが挑戦者ですけど、明治も去年負けているのでチャレンジャーの気持ちで行くべきです。去年の先輩が1部に押し上げてくださったのに、今年また2部に落ちるというのは悔しいので、1部で戦った経験があるからこその明治の強さを立教に見せたいと思います。その中でもプレッシャーに負けず、明治らしくやりたいです。ホームコートで戦えるのは大きいと思うので、あと2週間調整して絶対勝って1部残留します」

竹本
「早稲田の一勝しかできなくて、他の試合は全部ファイナルまで行って負けたので勝ち切れなかったという感じです。(試合中の心境は)亜大の時のシングルス4では私が勝たなければチームが負けると思ってプレーが固くなってしまいました。今日はそういうのは気にしないでやろうと楽にプレーはできましたが、最後マッチポイントを握ってからまた勝ち切れなかったのは悔しいというかもったいないという気持ちです。でもここで切り替えて、入替戦でこの悔しさを晴らすしかないので、入替戦では何とかチームに一本を持ってきたいです。(他の一部校と明治の差は)ここぞというときの試合の運び方だと思います。40―15で取り切れなかったり、2連続でゲームを離せなかったり。(初の一部で強くなったところは)試合を重ねていくにつれて次の試合に反省点を明確にして次の試合に臨めました。やはり団体戦ということもありメンタル面でのブレがあったりしたので、そういう中でも攻め切れるようになりたいです。(入替戦は立教が相手)7―0目指して頑張ります。2部校時代の昨年に負けているので。向こうも気合十分で来ると思うので跳ね返したいです。(入替戦への意気込み)1部校で戦ったのは初めてですが、2部では経験できないことを経験したと思うので、その差を見せつけられるような試合にしたいです」

宮田
「1部校はなかなか簡単には勝たせてくれませんでした。自分の調子も上がってこなかったのですが、チームみんなが最後まで応援してくれる中でプレーできたのは大きな経験になりました。(今日のダブルスでカギとなったのは)第2セットのタイブレークです。あそこで自分たちの方が強気でプレーすることができたので第3セットもいい形で取ることができました。その強気の姿勢を入替戦でも見せられるように練習していきます。(勝ち切れたのは)ポイントを取りたいと思った時に強気になれるかどうかだと思います。今日は比較的強気になれました。リーグを通して成長できたのではないかなと思います。(1部校との差は)2部校は大事な時には長いラリーになるのですが、1部校は自分からポイントを取りに来るので自分から取りにいかないといけません。自分に負担がかかりますしリスクを背負ってしまうのでそこは大きかったと思います。ベンチからお前が出ろと言われていたので出る時は出ると決めて、それでミスするなら仕方がないと思って思い切っていけて良かったです。(入替戦は)リーグ戦で終わらせられたらよかったんですけど、もう一試合増えてしまったのでそれをいい形で終わらせられるように今から頑張っていきたいです。(チームは)競った時にみんながチームを勝たせたいという思いが感じられました。この5戦を通して団結力が高まったと思います。(相手の立大は)入替戦ということでチャレンジャーの気持ちでやってくると思います。1部で戦った経験を生かしてねじ伏せる気持ちでいきます。新1年生も1部で戦いたいと思って入って来ると思うので1部の舞台を残します。来年王座を目指せるように入れ替え戦までの2週間頑張ります」

金山
「最初の筑波大戦に出させていただいたのですが、雰囲気に圧倒されて自分のプレーができませんでした。3戦目の山梨学大戦でまた試合に出ることになり、先輩方からは『1年生だから思い切って楽しんでおいで、失うものはないから』と言われてその言葉が自分を励ましてくれて勝つことができました。亜大戦は初めてみほさん(宮田)と組ませていただいたんですけど、公式戦でダブルスに出るのが初めてで、私で大丈夫なのかなって不安はありました。それでも、みほさんが引っ張ってくれて、その流れでシングルスも勝つことができました。(今日のダブルスは)第1セットで固くなってしまって、ポーチに全然出らえませんでしたが、第2セットから切り替えて自分たちのプレーをしていこうと話し合いました。7―6で取れて最終セットはどんどんポーチに出て勝つことができました。(このリーグ戦で身についたことは)明治大学を背負って戦うので高校時代よりも責任感を持つようになりました。(チームは)第1戦のときは体もフレッシュな感じだったので前に前に行けていたのですが、第5戦になると疲れが出てしまっていましたが、先輩方が頑張っている姿が目に焼き付けられました。4年生が頑張っているのだから自分はもっと頑張らなければいけないと思うような試合を全員がしてくださいました。すごく誇りに思います。(去年の入れ替え戦を見て感じたことは)大学と高校は違って、打っても打っても決まらないというのが印象的でした。その中で先輩たちは何が何でもボールに食らいつくプレーをしていらっしゃって、明治が勝って1部で戦うことが決まり、自分も頑張らなきゃと思いました。(入れ替え戦に向けて)1部校と2部校では全くテニスが違います。1部校では私たちがチャレンジャーの気持ちでいけましたが、2部校との試合はプレッシャーがかかります。それでもチャレンジャーの気持ちを忘れずに自分のプレーをしていきたいです。入れ替え戦は7―0で勝つつもりで、負けている時でも上を向いてプレーします。絶対勝ちます」


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