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決勝点を挙げた池尾

準硬式野球部  3−2で東大に辛勝 ピンチ招くも逃げ切る/東京六大学秋季リーグ戦

◆9・2〜10・29 東京六大学秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼9・30 対東大1回戦(府中市民球場)
○明大3―2東大
1回戦
東大
明大×

 接戦を制した。前節で早大から勝ち点を奪って迎えた秋季リーグ戦第3節対東大1回戦。初回に服部航平投手(政経2=浜松西)が失点し、先制を許すも、その裏に相手の失策の間に2点を返す。5回裏には池尾俊祐外野手(法2=岐阜城北)の適時打でさらに1点を追加した。8回表にリリーフ登板した大野祐基投手(政経1=松山東)が失点し1点差に迫られ、続く大南和優投手(商2=川越東)もピンチを招くが抑え切り、3−2で辛勝。粘り強く勝利をつかみとった。

 異色のピッチャーが頭角を現した。8回表、アンダースローのルーキー・大野がリーグ戦初登板。慣れていないこともあり「緊張してしまって」(大野)と、いきなり二者連続で四球を与える。だが「俺も無理だからお前一人で頑張れ」(奥居大輝捕手・営2=城南)と、バッテリーを組んだ奥居が敢えて突き放し「逆にそれで落ち着けた」(大野)。気持ちを切り替え、二者連続で三振に切って取る。しかし、次の打者が放った打球は左中間へ、それを多々野将太外野手(農4=花巻東)がまさかの失策。失点を許し2死一塁三塁のピンチに。続く打者は左翼への大きな当たりを放ち「やられたかなとは思った」(久保田駿主将・法4=広陵)。その打球を俊足が武器の池尾がジャンピングキャッチし、窮地をしのいだ。「池尾さんのおかげ」(大野)と味方の守備にも助けられリードを守り切った大野。アンダースローを武器に新たな守護神を目指す。

 今試合も勝負を決めたのはこの男だった。秋季リーグ戦打撃好調の池尾。今試合では5回裏に右中間へと適時打を放ち見事決勝点を挙げた。好調の秘訣は「足の開きを抑えてトップで溜めて開かないようにする」(池尾)というルーティンだ。代打で出場していた頃から始め「験担ぎみたいなもの」(池尾)と集中力の向上につなげている。また、打撃だけではなく守備や走塁でも魅せる。50メートルのタイムは5.8秒という俊足を生かし、今試合でも2盗塁。また、守備面でも俊足を生かし8回にファインプレーでチームを救った。「フォア・ザ・チームの精神」(池尾)で急成長を遂げる。

 簡単には勝利は手に入れられない。今試合の安打数は東大9本に対し明大6本。攻守ともに課題が見つかった。次戦は東大との2回戦。「自分らの野球をすれば負けることはない」(久保田)。若手選手の活躍で勢いに乗り、今節でも勝ち点を奪取する。

[木田諒一朗]

試合後のコメント
久保田

「苦しい試合でしたけど勝ちきれたのでとりあえず良かったと思います。(大野投手がフォアボールを出した時は)思い切っていけと初めての場なので1年生ですし思い切って腕振って投げてこいと言いました。1年生が投げていて4年生のミスは自分たちの責任なので何点取られようが必ず返してやる気持ちはありました。自分らの野球をすれば負けることはないと思っていましたしまだ2回残っていて自分らの野球をすることだけを考えていました。(8回満塁で打たれた時は)少しやられたかなとは思ったんですけど池尾がなんとか取ってくれたので良かったです。(9回のピンチでは)大南も初登板だったので思い切っていけということと点取られても裏があるので気にせずにやってこいと言いました。そんなに野球は簡単なものではないので相手がどこであろうと打てない時は打てないですし勝ち負けはあるので東大だからという気持ちは全くないです。打たれる時は打たれると思うのでそれは打たれたからと言って点を多く取られたわけではないですしフォアボールよりかはいいかなと思います。(今日の良かったところは)勝てたことです。(次戦に向けて)勝たないと優勝はないので勝つことだけを考えてやっていきます」

池尾
「まだ積極性が出せてない部分があったので、そこは反省したいなと思っています。でも、フォア・ザ・チームの精神で打席に立てたので、そこは良かったかなと。(好調の要因)打席の中でピッチャーに集中できている結果です。(ルーティン)ルーティンも好調の要因なので、毎日心がけるようにしています。最初の法政戦、代打で出させていただいた当日から始めたことなんですけど、特に意識して始めたわけじゃないんで験担ぎみたいなものですね。1年生の時もやっていたんですけど、若干変えています。開きを抑えてトップで溜める感じで開かないようにしています。(50メートルは)5・8秒くらいですね。今日のエンドランも、自分の気持ちとしては盗塁だったんですけど、バッターがヒット打ったので結果エンドランになりました。(走塁意識)僕は昔から積極的に前に行き過ぎてしまうところがあるので、ある意味他の選手とは違う『自重せねばならぬ』という気持ちでやっています。自信が裏目に出ることが多かったので。(清瀬杯ベンチ外からのリーグ戦主軸)ベンチ外だった時でも試合に入り込めてゲームの作り方とかを真剣に見られたからだと思います。試合も流れというものがありますから、一回ベンチから離れるとそういうのって忘れてしまうものなので。(3番)特に打順は気にしないタイプなので、与えて下さった打順で結果を残せることが一番です。高校時代、3年生の時は、夏大会に向けては3番を打つ機会があったので、特に違和感はないですね。(守備ではビックプレー)良かったです。もともとバッターによって毎回守備位置変えているんですけど、打球とちょうど逆方向に守っていたので、やばいなと思いました。本当に、気持ちでしたよね。勝ちたい気持ちが勝ったのかなと。非常に気持ち良かったです。(明日の意気込み)積極性を出して頑張っていきます」

服部
「(前の週が)空き週って事で調整もできて、疲れも取れていい調整できました。特に変わったことはせずにいつも通りの調整法で臨めたかなと思います。上と下の状態のバランスが悪くて力任せに投げてしまうところがあって、コース狙わないといけないところでキャッチャーが構えてるのと反対のところいってしまったり今までも入りが悪かったってのはあるんですけど、これからも入りは課題になってくるかなと思います。フォアボールを出さないようにっていうのとテンポよくっていうのは考えていたんですけど、丁寧に行かないといけないところで少し雑になってしまいました。(1失点した時久保田とのタイム)バッター集中っていうことと制球が定まっていなかったからコースに丁寧にっていうのを言われました。フォームがしっくりこなかったっていうのもあって2回以降はワインドアップじゃなくてセットから投げたっていうのもあってテンポが悪くなるといろいろ考えてしまうので、テンポだけ大事にしてあとは何も考えずにコースめがけて投げました。(8回から大野)ほんとだったら前の回に3人で切って下位の打順から投げさせてあげたかったんですけど1番からっていう状況つくってしまって申し訳ないなって気持ちはあったんですけど、あそこで同点に追い付かれるんじゃなくてリードしたまま抑えてこれたっていうのは大野にとって自信になったと思いますしあんまり考えずに自分の球投げれば大丈夫だからっていうのは言って送り出しました。守りからリズムをつくれなかったのは打線に迷惑かけてしまったと思います。チャンスで打てなかったっていうのもあるんですけど、自分たちの野球をやらせてもらえなかったのでロースコアになったのかなと思います。(バッティング)今日は全部マイナスにとらえっちゃって打席でも引きずっちゃったところが相手投手を過大評価してしまって打てなかったのかなと思います。東大戦が終わると立教、法政と打ってくるチームなのでピッチャー陣がどれだけ抑えられるかが大切になると思いますし立教は全日予選で負けて本当に悔しい思いしてるのでどうしてもやり返したいという気持ちが強くて、どうしても勝ちたいです」

大野
「最初、初球を投げる時に緊張してしまって、1番バッターからだったんですけど、慣れていないっていうのもあったし、初めてベンチ入りして初めての登板だったので、緊張でフォアボールを2つ出してしまって、でもその後に守備のタイムを取ってもらって、先輩方に声かけてもらってその後落ち着いて三振を取ることができたので、そこは良かったかなと思います。でも自分としてはまだまだだなと思います。(ベンチ入りも)初めてです。今まで肘を痛めていてそれでベンチ入りはしてなかったです。(今日投げる予定は)今日の朝に言われました。(意識したことは)初めての登板なので緊張は仕方ないと思ってたんですけど、相手が東大ってこともあったので、ストライク先行でしっかり自分のピッチングをすることを心がけていこうかなと思ってやってました。(投げる前に先輩からは)皆さんに声かけてもらったんですけど、フォアボール出してもいいし、思い切って腕振っていけって言われました。(ピンチの場面での声かけは)久保田さんからは笑顔でっていう感じで言われてて、奥居さんは、自分も初めての登板で、奥居さんも奥居さんで「俺も無理だからお前一人で頑張れ」みたいな感じで言ってくれて(笑)、突き放す感じで言われて、逆にそれで落ち着けたかなと思います。(池尾くんのファインプレー)池尾さんいなかったら3失点して負けてたかもしれないんで、池尾さんのおかげです。(アンダースローは)高校1年生でサイドスローになって、高2ぐらいでアンダースローに変えてみようかなって感じです。(きっかけは)亀岡さん(優樹・愛媛大)っていう先輩がいて、もう1人速いピッチャーの先輩がいたんですけど、僕たち甲子園(第87回選抜大会)行くことになって、ベンチにしようって思った時に、変速ピッチャーが欲しいって監督さんに言われて、変速ピッチャーになりました。(持ち味は)みんなと違うフォームをしてるので、初見のバッターに対しては強いピッチャーでありたいなと思っていて、あとはコントロールで低め低めをしっかり投げていけるっていうところが自分の持ち味だと思います。(大学での目標は)自分は先発型じゃないので、先発の先輩の後をしっかり、安心して1番手の人が投げられるようにできる中継ぎの投手になって、先輩たちは清瀬杯優勝したんですけど、僕たちは全日本に出てそこで優勝したいです。(このリーグ通しての意気込み)次のカードでベンチ入りできるか分からないんですけど、先輩方の最後のリーグ戦なので、先輩の支えがしっかりできるように頑張ります」


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