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寮長としてグラウンド内外で活躍する古田


NEW MEIJI  〜最後の紫紺〜(16)「日本一になった時、新しい明治ができたと思いたい」古田雄也  

 新たな時代の幕開けだ。無念にも全国大学選手権初戦で京産大に敗れ、屈辱のシーズン閉幕となった昨年。雪辱を誓い新たに掲げた今年のテーマは「NEW “MEIJI”」。古川満主将(商4=桐蔭学園)と梶村祐介(政経4=報徳学園)を主軸に、FW・BKともに日本一の軍団を目指し、選手権優勝奪還に燃える。本企画「NEW MEIJI」〜最後の紫紺〜では大学最後のシーズンを迎えた4年生のインタビューを取り上げます。
 第16回は、寮長として私生活から選手たちの生活を支える古田雄也(商4=国学院久我山)。最後のシーズンが始まると同時にフッカーからプロップへコンバートし、持ち味であるスクラムにより一層磨きをかける。「グラウンドでも寮でも日本一」を掲げる古田に最後のシーズンに懸ける思いを伺った。(この取材は10月7日に行ったものです。)

――まずはラストシーズンにしてポジション変更をした経緯を教えてください
夏合宿前からプロップをやってみたいと思っていて、夏合宿が終わったくらいに監督に「プロップをやってみないか」と言われました。今はフッカーもプロップもやりつつという感じです。慶応戦のジュニア(◯45―21)からプロップとして出場し始めて、フッカーをやっていた時のプレッシャーが少なくなりました。

――昨年はスローイングで悩んでいましたが、現在はどうですか
正直プロップでプレーをしているとフッカーだった頃の重みがなくてプレーも良い感じにできています。メンタルが弱かったのだと思います。

――プロップに転向したことで苦労していることはありますか
フッカーよりもスクラムが大変です。フッカーはプロップに挟まれているのでどちらかに助けてもらうことはできますが、プロップは両隣がいなくスクラムに付いていかなくてはいけないので個人としてのスキルが難しいです。

――重戦車の1列目はメンバー争いが激しいポジションですが
やっぱりスクラムのスキルとFWの中で中心になれる存在になることがAチーム入りに必要不可欠だと思います。久原(綾眞・政経4=佐賀工)も齊藤(剣・政経3=能代工)も安定感のあるプレーヤーで、僕はインパクトプレーヤーなのでそこをアピールしたいです。

――例年と比較して今年のスクラムに変化を感じていますか
バックローの押しが強くなったのでFW8人が全員でスクラムを押している感覚があります。スクラムの組み方や押し方を変えたのではなく意識を変えました。コーチの滝澤さんが「スクラムは8人で押さない弱い」と。それから1列目もバックローも同じ練習をするようになりました。3列がスクラムを練習するのを1列が見て指摘したり。今までは前列中心という意識がありました。今年は後ろが押してくれているので1列目もしっかり押さないといけないという意識が生まれました。
HOとPRのポジションをこなす
HOとPRのポジションをこなす

――4年生になり何か意識に変化はありましたか
生活の中では個人個人が練習や試合の動画を見られる環境になって、一人一人が動画を見るという意識が多くの選手に見られるようになりました。あとは、全体ミーティングの他に自分たちで必要だったらポジションごとにミーティングをするようになりました。

――現在、寮長を務めていますが寮長になった動機と経緯を教えてください
自分が1年生の時の寮長だった牛原寛章(平26政経卒)さんに寮生活で厳しいご指導をいただきました。朝の掃除のチェックがとても厳しかったです。その次の年に厳しかった寮生活が少し普通になって、寮の雰囲気が変わったのを見て、一人の存在でこれだけ集団生活に影響を与えるのだなと驚きました。そこで自分もチームに何か役に立つことを考えたら、寮長として私生活から規律を良くしていったら優勝にもつながるかなと思って寮長に立候補しました。

――今年から寮生活で何か改革はありましたか
部屋チェックを頻繁に行うようになりました。部屋が汚くなってしまうと体調にも影響があるので1カ月に1回は各部屋を回っていくようにしています。ゴミの分別も、生活していく中で一つの規律として成り立たせるようにしています。

――プロフィールにありました「寮内でも日本一」とは
寮生活している大学がたくさんある中で寮生活の規律もしっかりしてきれいにしていくことです。誰かが評価してくれるということはありませんが、卒部する時に寮の中がきれいだったなと思って終われたらいいです。楽しくはないですし、ストレスもかかりますが最後に優勝して寮長として力になれたと思えたらうれしいんじゃないかな。

――話しは変わりますが、ラグビーを始めたきっかけを教えてください
小学3年生から兄の影響ですかね。最初は嫌いでした。痛いですし、きついです。昔は弱弱しかったので。小学校の時は柔道もやっていました。中学でラグビー一本に絞りました。

――明治大学を選んだ理由は
早慶明のどこかに入りたいと思っていました。兄が慶応に入っていたのですが、兄を超えたいと思ったので早稲田か明治にいきたいという思いが強かったです。声も掛かっていたのですんなりと入部しました。

――人生をやり直すとしたら、ラグビー以外でやってみたいことはありますか
スポーツじゃなくて踊りたいです。ダンスをしたいです。お姉ちゃんが劇団四季で舞台女優をやっていて、今はライオンキングのアンサンブルをやっていますね。姉とも兄とも仲は良いです。

――大学3年半の中で印象に残った出来事はありますか
1年生の4月1日にアキレス腱を切ったことです。4月1日に先輩たちと合流して練習する最初の日でした。練習の終盤に後ろから突進されてパン!って音が鳴ってその後は立てなくなりました。手術した後の傷口を直すのに時間がかかりました(笑)。

――すでにラストシーズンが始まっています
この4年間は全部中途半端で、何のためにラグビーしに来たのかと思うことが多かったです。夏合宿が終わった時点でもう終わってしまうのかなと思いました。なので秋は何をしてでもAチームに入って、最後は優勝したいです。

――ご自身にとって「NEW MEIJI」とは
最後、日本一になった時に「新しい明治ができたな」と思いたい。ミーティングをたくさんしたり寮生活を変えたことで最後の最後にその結果が表れた時に実感したいですね。

――最後にファンの方々へメッセージをお願いします
今年の明治はFWとBKともに元気のある新しい明治が見られると思います。FWの中に自分も入って頑張るのでよろしくお願いします!

――ありがとうございました


◆古田雄也(ふるた・ゆうや)商4 国学院久我山高出 177p・101s
 寮長。熊本県出身。前田剛(営4=報徳学園)らとともに2015年のジュニア・ジャパン「ワールドラグビーパシフィック・チャレンジ」の選手に選ばれた経験を持つ。好きな食べ物はうな重。好きなキャラクターはくまもん。

[長谷川千華]

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