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スクラムの安定感が持ち味の久原


NEW MEIJI  〜最後の紫紺〜(19)「少しでも前に出られるよう自分の仕事をこなします」久原綾眞  

 新たな時代の幕開けだ。無念にも全国大学選手権初戦で京産大に敗れ、屈辱のシーズン閉幕となった昨年。雪辱を誓い新たに掲げた今年のテーマは「NEW “MEIJI”」。古川満主将(商4=桐蔭学園)と梶村祐介(政経4=報徳学園)を主軸に、FW・BKともに日本一の軍団を目指し、選手権優勝奪還に燃える。本企画「NEW MEIJI」〜最後の紫紺〜では大学最後のシーズンを迎えた4年生のインタビューを取り上げます。
 第19回は、これまで対応戦3試合で「1番」でスターティングメンバーに選ばれ続けてきた久原綾眞(政経4=佐賀工)。昨年の対抗戦では帝京大戦と早稲田戦で先発出場し、悔しさの残る試合を経験した。明治の「1番」を背負う男に最後の年に懸ける思いを伺った(この取材は10月7日に行ったものです。)

――まずはこれまでの対抗戦の振り返りをお願いします
春にやってきたことが生かされていると思います。FWが重点を置いてきたセットプレーで前線に立てているということは非常にうれしいです。まだやらなくていけないこともあると思いますが自分なりに練習して、今年は日本一を目指しているのでそこに向けて頑張っていきたいと思います。

――特に筑波大戦(◯68―28)はFWでフェーズを重ねてトライを取った場面が印象的でした
筑波大はやってる側も見ている側もFWが大変だったとわかる試合だったと思います。そういう面では我慢を強いられる試合でした。BKも前半に上手くいかなかったところを後半で修正してFWの我慢強さとBKの修正力が見えた試合なんじゃないかなと思います。夏合宿あたりからゴール前のアタックをやっていました。まだまだ完成しておらず堅い部分もありましたが、コーチの方々と相談しながらこれからも生かしていきたいです。

――これまで対抗戦にスタメンで出場しています。ご自身が重戦車の1列目として評価されているところはどこでしょうか
セットプレーのスクラムですかね。自分はガンガン押すタイプではなく、安定したスクラムを組むタイプの人間です。マイボールだったら押されずにキープしたボールをナンバーエイトまで運んでBKに供給する安定感が強みです。

――他大学でスクラムに注意したいチームを挙げるとしたら
関東ではなく、関西の方が注意したいです。特殊な組み方をしてくるので。東海大や帝京大と組む方が練習してきたスクラムが組めます。関西だと意外な方からのアングルで押してくるので対応に追われてしまいます。関東は8人で押す意識ですが、関西だとスクラムを壊してペナルティーを狙うというスタイルだと思います。

――昨年だと早稲田(22―24◯)のスクラムに苦戦していた印象もあります
今年の早稲田はフロントの体重の重さがないので、こちらのフロントローがしっかり体勢をつくってバックファイブの押しを100パーセント生かせれば今年は負けないです。

――監督、コーチから常に言われていることはありますか
試合前に言われるのは仕事量とスクラムを言われます。自分もそこしかないと思っているので極めるしかないですね。自分はボールキャリーに行くタイプではなくサポートに回るので、1回でサポートを終えるのではなく2回目3回目を重ねて少しでも前に出られるように自分の仕事量をこなします。これから強い相手と当たるのでひと試合ずつ成長が求められるのでビデオを見て修正をしての繰り返しです。コーチの方と個人的にミーティングします。
「仕事量」をキーワードに試合に挑む
「仕事量」をキーワードに試合に挑む


――最後の対抗戦と全国大学選手権でメンバーに選ばれるために必要なこととは
明治のFWでフロントローとなるとセットプレーは欠かせないです。なおかつフィットネスも評価の基準になっているので、出場した時間内でどれだけ走れるかが問われると思います。

――ご自身にとって今年のテーマである「NEW MEIJI」とは
マインドチェンジという言葉を使うんですけど、朝練習とかでグラウンドに出てきたら前日の疲れを見せずに決まったメニューをして質の高い練習をするということです。寮に帰ってきても規律を守って、グラウンド内外で人間性も高めていこうという意識改革です。

――今年の4年生の特徴を挙げるとしたら
仲良いとは言われますね。同期で飲み会で集まろうといっても嫌と言う人はいないので、この代で良かったと思います。

――4年間を振り返って印象に残っている出来事は
1年生の時が一番濃い時間でした。4年生が怖かったので、毎日びくびくしながら廊下を歩いていました。寮長が怖い方で見えないホコリを何度拾ったかわからないくらいです(笑)。

――ずばり明治を選んだ理由は
高校3年生のころにいたFWコーチの方が同じ高校で、いろいろ話を聞いたのとお誘いを受けたのもあって選びました。明治でラグビーをできるなんて名誉なことはないと思いましたし、自分の力をどれだけ試せるか楽しみでした。

――入部後のギャップは感じましたか
ラグビーと接する時間が長いと感じました。寮生活なのでグラウンドでの練習とミーティング、選手だけのミーティング、食堂のテレビでもスーパーラグビーを流しているのでここにいればずっとラグビーと接することができます。

――突然ですが、ご自身の性格を分析してください
よく「陰キャラ」と言われますね(笑)。あまり自分はお酒を飲まないので、お茶とか水とかを飲むので、そう呼ばれているんだと思います。あとあまり出かけないので、オフはネットフリックスしか見ていないです。食事は行きます。悲しいです。

――将来の夢などはありますか
無人島で一人暮らしがしたいです。自分がどこで死ぬのかを試したいです。どれくらい食べ物を摂取しなかったら死ぬのか。サバイバルナイフは持っていきます。

――最後に、対抗戦へ向けて意気込みとファンの方々へメッセージをお願いします
自分にやれることは限られている。それはわかっているので、高いクオリティーでプレーをし、その先の日本一を目指します。今年掲げている「NEW MEIJI」は全部が全部新しい明治というわけではなくて、前からあった良いものは継続して悪いものは排除して新しい明治を作るという意味です。FWもBKも新しい強みを持っているので見ていてください。

――ありがとうございました


◆久原綾眞(くはら・りょうま)政経4 佐賀工高出 177p・108s
 ポジションはプロップ。持ち味は安定感のあるスクラム。最近ハマっている漫画は「ぐらんぶる」。好きな食べ物は寿司のしめさば。

[長谷川千華]

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