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フィジカルファイトで優位に立ったスクラム

ラグビー部  東海大に33点差で快勝 昨年のリベンジ果たす/関東大学ジュニア選手権

◆第39回関東大学ジュニア選手権(八幡山グラウンド他)
▼10・22 東海大戦(八幡山グラウンド)
 〇明治38{24―0、14―5}5東海大

◆スコア◆
明治
東海大
前半後半得点前半後半
PG
DG
2414
38
合計
 雨中の熱戦を制した。ジュニア選手権4戦目の相手は、昨年2戦2敗と完敗した東海大。試合開始早々、セットプレーを起点に明治が2トライを奪取。その後も継続的なアタックを見せ24―0で前半を折り返す。しかし後半に入ると両チームにミスが目立ち始め、こう着状態に。それでもスタメン復帰戦となった左ウイング山村知也(営2=報徳学園)のトライを皮切りに再び流れをつかみ38―5で快勝。東海大にジュニア戦では2年ぶりとなる白星を収めた。


 試合の入りで勝負を決めた。前半3分、敵陣ゴール前のマイボールラインアウトからそのままモールを形成。「モールを強みにしている相手に対して押せた」(ゲームキャプテン・右フランカー廣井雅宇・文4=明大中野)と10メートル近くを一気に押し込み先制トライ。早々に相手のお株を奪い主導権を握った。続く前半9分には相手ボールラインアウトをインターセプトすると、パスを受けたスタンドオフ堀米航平(商4=流経大柏)が敵陣深くまでゲイン。FW陣がフェーズを重ねてゴールラインに接近し、最後は右プロップ船木頌介(政経3=秋田工)がインゴールに抑え込んだ。「一歩も引かずに戦うことができた」(廣井)とフィジカルが持ち味の東海大に押し負けない力を見せ、ハイパントを多用する雨中に合わせた攻撃で敵陣を支配し続けた。前半終了間際には敵陣でのマイボールスクラムから大きく右に展開し、ラックを連取。右プロップ安昌豪(営2=大阪朝鮮)がゴール右中間に飛び込んだ。「相手にプレッシャーをかけることができた」(安)とスタートからFWで圧倒し24―0で前半を終えた。
 粘り強さで勝利をものにした。「前半0点で抑えられたのは良かったが、逆にそこが慢心につながった」(廣井)と後半に入り両者ペナルティーが目立ち始め、スコアの動かない時間が続く。均衡を破ったのは後半31分。敵陣22メートルでの相手ボールスクラムをターンオーバーすると、堀米からパス受けた山村が相手ディフェンスの間を突くランで、ゴール中央へ復帰後初トライ。さらにその5分後、相手のノックオンから奪ったボールを猿田湧(営1=秋田工)が受け取ると、安定感抜群の走りで相手ディフェンスを振り切りグラウンディング。「若い選手が頑張ってくれた」(廣井)と下級生が取った2トライで勝負は決した。試合終了間際に1トライを許すも38―5でノーサイド。昨年準優勝の強敵に明治の底力を見せつけた。

 難敵からの白星も課題は残った。「相手に強い形を作らせてしまった」(廣井)と東海大の粘り強さに押し負けた最後の被トライは大きな反省点。ジュニア戦はこの勝利により2位で決勝トーナメントへ進出することが決まった。準決勝の相手は予選で勝利を収めている慶応だ。まずはこの一戦に勝利して「一番の目標」(フルバック石井雄大・政経3=国学院栃木)でもある打倒帝京大へ弾みをつけ、ジュニア戦から大学日本一を狙いにいく。

[最上隼也]

試合後のコメント
ゲームキャプテン・右フランカー廣井雅宇(文4=明大中野)

「前半は0点に抑えられ、ゴール前に行ったらFWで積極的に行けてという良い流れができていました。後半も0点に抑えたかったのですが、ペナルティーなども多くなってしまい0点で抑えられなかったのが反省点です。雨の試合でFW勝負になるということで、近場でFWを当てたり相手が強みにしているモールだったり、そういったところで勝敗は決まるということを話していました。そこで一歩も引かずに戦うことができたというのは良かったです。ただ最後の失点は相手に強い形を作らせてしまったので改善しなければいけません。自分たちもオプションとしてゴール前に進んだらモールというのはあります。そこで点が取れましたし、モールを強みにしている相手に対してモールで押せたというのは真っ向勝負ができて良かったです。後半中盤は、自分たちが攻めているときも守っているときもペナルティーが多かったです。ペナルティーをしてしまうと相手のリズムになって、相手が自陣のラインアウトでモールを組んでくるというのは分かっていました。そこでペナルティーをしないように切り替えなければいけなかったのですが、ずるずると相手のペースになりかけた部分が多かったです。そこは出ている15人が集中して取り組まなければいけません。前半0点で抑えられたのは良かったのですが、逆にそこが慢心につながってしまいました。そこは『明治タイム』という、集中の時間という掛け声もあったのですが、なかなかコミットできませんでした。ターニングポイントとしては、前半FW勝負で勝てていて、後半は厳しかったのですがBKが抜いてくれて、山村や猿田など若い選手が頑張ってくれました。すごく頼もしかったですし、ある意味そこでゲームは決まりました。これからの目標としてはジュニア選手権で日本一を取りたいというのはあるのですが、個人としてはジュニアに出たいと思ってやっている選手は一人もいないと思います。全員が全員もう一つ上のカテゴリー、対抗戦出場というのが目標です。そこで活躍して日本一をチームに持ってくるというのがやるべきことだと思います。ジュニアに選ばれたらジュニアで、Aチームで出ることができたらAチームで、それぞれ日本一を狙って頑張っていきたいと思います」

左プロップ安昌豪(営2=大阪朝鮮)
「今日のゲームで勝負になったのはFWの力の勝負のところとセットプレーでした。雨なのでそこが重要になるというのを試合前から話していました。前半から結構スクラムとかで圧力をかけられたので相手にプレッシャーをかけることができました。相手FWのサイドアタックにもしっかりディフェンスができたと思います。チームのテーマであるFWのところが良かったです。スクラムは普段から意識している8人でまとまって組んで低く形成するというのがしっかりできたので良かったかなと思います。後半は明治のペナルティーやミスが続く中でも、FWが近場の部分で耐えることができました。相手のミスも誘えたので良かったと思います。来週は伝統の慶応と試合があるので、メンバーに入ることを目指したいですし、上のカテゴリーに出られるようにアピールを続けたいと思います」

左フランカー箸本龍雅(商1=東福岡)
「最初にFWがモールでトライを取れました。続けてトライが取れて優位なゲームができました。セットプレーは自分たちの強みであるスクラムでプレッシャーをかけることができました。今日はディフェンスも良かったので相手のやりたいことをさせませんでした。フランカーの挑戦は今回で2回目なので、まだ慣れないこともありますが課題を見つけて頑張っていきます。後半はなかなか得点できない時間が多かったんですけど、相手が攻めてきてもゴール前でしっかりディフェンスして相手のミスを誘ってマイボールにすることができました。しぶといディフェンスができて良かったです。次の試合も明治の強みであるスクラムやラインアウトでプレッシャーをかけていきたいです」

ナンバーエイト朝長駿(農3=長崎北陽台)
「今日みたいな天候でこのくらいの点数まで離せたのは良いことだと思います。ミスも雨の中ということにしては多くなかったです。試合前は雨対策として相手のハイパントであったりブレイクダウンのところでFWが力になってくると思っていたので、FWの勢いをつくるという意識で試合に臨みました。開始早々のトライはゴール前に出たらFWでダイレクトで当てていって、ペナルティーを誘ってモールでトライというプランをチーム全体で決めていました。後半中盤はミスが続いたので相手から攻め込まれたりしていました。その中でもトライを取らせなかったというのは良かったと思います。後半最後の相手の粘りが強くてそこを抑え切れなかったというのは反省です。東海大にモールを組ませないということで、ボールを取りに行ったり崩しにいったりするということは話していました。次の慶応戦もそうですし、ジュニアでプレーするのではなくてAチームに早く上がりたいです。ジュニアに出たらもう勝つしかないと思います」

スクラムハーフ三股久典(政経4=佐賀工)
「昨年東海大に負けたので、勝つことを意識しながらこの1週間練習してきました。最後1本取られてしまったんですけど、勝てたのは自分たちの強みになりますし今後にもつなげていけると思います。素直に嬉しいです。雨の中でFWがスクラムとかセットピースから頑張ってくれていたので、BKも楽にアタックとかエリア取りができて、チーム的にはすごく良かったと思います。完封を狙っていたんですけどトライを取られてしまったのは仕方ないので、次修正して80分間集中して勝ちにこだわっていきたいです」

スタンドオフ堀米航平(商4=流経大柏)
「雨の中でも精度高くミスも少なく全体で意識してできたことが良かった点だと思います。試合前からハーフと一緒に、状況に応じてゲームメイクしてキックを有効に使いながら敵陣で戦おうという話をしてました。まず敵陣にいるということが何よりも大事だったので、9番と10番からハイパントをうまく使ってボールを出せていたんじゃないかなと思います。前半4トライ取れていたことは大きかったですし、後半相手も対応してきて点を取れない時間もありましたが、ディフェンスでしっかりと我慢してまた立て直すことができました。今日は雨だったので次どうなるかは分からないですが、自分たちのスタンダードは下げないで、どんな相手でも圧勝できるようなゲームを目指していきたいと思います」

左ウイング山村知也(営2=報徳学園)
「雨だったのでキックでエリアを取ってFWで攻めるという良い形でゲームを展開できた試合だったと思います。FWにこだわっていたのでBKでそれをしっかりと支えることができたので良かったです。慶応戦には出れるか分かりませんが出られたら自分の持ち味をしっかりと出してやっていきたいです」

フルバック石井雄大(政経3=国学院栃木)
「雨の中での戦い方というのがチームとしてしっかりとできていました。それが最終的なスコアに結び付いたと思います。お互いキックボールを取れないというのはあったのですが、自分たちは落ち着いて攻めのキックでエリアを取ることができていました。帝京戦では入りの20分が良くなかったですが、今日は前半の入りから集中できていてそこは改善できた部分だと思います。最後に1トライ許してしまったことが本当にもったいないので、その詰めの甘いところを今後の課題にして練習から埋めていきたいです。一番の目標は帝京を倒すことなので、まずは慶応との準決勝でしっかり勝ち切ります」

斎藤剣(政経3=能代工)
「スクラムにフォーカスしている試合でした。そこでプレッシャーをかけることができたのは自分としては一番大きいところです。周りからもサポートしてもらい、チームでスクラムを組むことができました。今後につながる良いスクラムが組めたと思います。ケガ明けでしたがコーチの方たちにもすごくサポートしてもらって出させてもらえたので感謝しています。でも、もう少し良いパフォーマンスができたらなと思います。この反省を踏まえて来週の慶応戦ではゲームに絡めるように頑張っていきたいです」

◆ジュニア戦 対東海大戦の先発メンバー&リザーブ◆
1.PR安 昌豪(営2=大阪朝鮮)→17. 齊藤剣(後半24分)
9.SH三股 久典(政経4=佐賀工)→21. 梅川(後半32分)
16松岡 賢太(商2=京都成章)←2. 朴(後半17分)
2.HO朴 成浩(政経4=大阪朝鮮)→16. 松岡(後半17分)
10.SO堀米 航平(商4=流経大柏)
17齊藤 剣(政経3=能代工)←1. 安(後半24分)
3.PR船木 頌介(政経3=秋田工)→18. 新妻(後半32分)
11.WTB山村 知也(営2=報徳学園)
18新妻 汰一(政経2=佐野日大)←3. 船木(後半32分)
4.LO土井 暉仁(政経3=常翔学園)
12.CTB射場 大輔(政経2=常翔学園)→23.猿田(後半32分)
19小宮 カズミ(文3=目黒学院)←4. 外岡(後半17分)
5.LO外岡 悠太郎(商3=国学院久我山)→19.小宮(後半17分)
13.CTB渡邉 弐貴(営3=国学院栃木)→22.小椋(後半24分)
20新島 康太(商4=国学院栃木)←6. 箸本(後半32分)
6.FL箸本 龍雅(商1=東福岡)→20.新島(後半32分)
14.WTB矢野 湧大(文2=大分舞鶴)
21梅川 太我(営1=石見智翠館)←9. 三股(後半32分)
7.FL廣井 雅宇(文4=明大中野)
15.FB石井 雄大(政経3=国学院栃木)
22小椋 統平(文2=京都成章)←10. 渡邉弐(後半24分)
8.No.8朝長 駿(農3=長崎北陽台)

23猿田 湧(営1=秋田工)←12. 射場(後半32分)


◆2017年・関東大学ジュニア選手権明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
1stフェーズ(カテゴリー1)
9・10慶応明治八幡山G15時
○45―21
9・17流経大流経大G15時
○47―7
10・8帝京大帝京大G13時
31―40○
10・22東海大明治八幡山G13時
○38―5


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