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東京六大学野球 2017〜秋〜  (39)リーグ戦後インタビュー 河野祐斗  

 優勝の2文字が儚く消えた。開幕から3カード連続で勝ち点を取るも、慶大戦で失速。自力優勝は消滅し、最終週の早慶戦で慶大に優勝を決められた。チーム打率、防御率はともにリーグ1位と春からの成長は目に見えていたが、栄冠には届かず。春の雪辱は果たせなかった。
 頼もしい活躍だった。河野祐斗内野手(文4=鳴門)はラストシーズンの今季、初の規定打席到達と打率3割超えを果たした。堅実な守備に加え、持ち前のパンチ力で立教戦では2試合連続の本塁打を記録した。1、2年次は出場機会がなかったが、チームを引っ張る立場になりグラウンド内外で存在感を発揮し続けた元気印。自身の4年間を振り返っていただいた。(この取材は11月5日に行われたものです)

――今季は初の規定到達を果たしました
今までなかなか試合にも出れない中で、数少ないチャンスをものにしていこうって気持ちで望んできて。しっかり試合にも出続けることを目標にやってきたので、それを達成できてよかったです。

――手応えのあったシーズンと言えるのではないでしょうか
打率も今まで以上によかったと思いますけど、一番よかったのがノーエラーで最後しっかり守れたのがうれしくて。自分はチームで一番目立つようなタイプではなくて、チャンスメークしたりつないでいくように陰で支える立場だと思うので、そこでノーエラーでピッチャーを盛り立てて守れたのがよかったです。

――打線では2番や5番を多く打っていましたが、考えは変えていましたか
特に考えは変えてなかったです。2番の時も5番の時も次につなぐイメージで、自分の打席を犠牲にしてもランナー進めたり、ヒットよりかはランナーを進めて、チャンスの場面も状況を見て打つ方向を決めたりしてました。

――立大戦では2本塁打を打つ大活躍でした
前週が空き週だったんですけど、今季はバッティングの波がうまい具合にかみ合ってて。空き週前に調子落ちたんですけどそこから空き週を通して次の試合までに上げていけました。立大戦で打てたのはすごく自信になりましたし、チームにとってもよかったと思います。

――以前小林学生コーチ(理工4=飯山北)と二人三脚で練習してきたとのお話を伺いました
最後のリーグ戦結果残したくて、今年の夏前くらいから以前から仲良かった小林に全体練習以外のサポートを一緒にやってくれるか、と聞いたら快く受け入れてくれて。それからは毎日夜とか全体練習終わった後の課題練習、リーグ戦の出発前のすごく早い時間にやってた個人練習でもいつもティー上げてくれたり、ノック打ってくれたり。あと夜遅くまでずっとバッティングピッチャーとして投げてくれてて、本当に指の豆つぶれるくらいまで投げててくれたと思います。壱成が投げてくれた分結果残したいとも思いました。バッティングも調子悪くなったら壱成に聞いたら、あいつの感覚の中でここがいつもと違うよとかアドバイスくれて。それを自分も快く受け入れられたし、そのアドバイスによって変わったこともいっぱいあるし。毎日やってきた中で見てる方からしたらいつもと違うなってわかると思うので、そういうアドバイスがすごくためになりました。

――今季の躍進は小林コーチのおかげ
間違いないですね。試合の時も練習の時もずっと自分の近くで見てくれて、ビデオで動画撮ってくれてアドバイスもくれました。試合中は小林のために打ったろとか、あいつが支えてくれて結果出せんのは申し訳ないと思ってやってきました。

――4年生同士は絆が深いと思われますか
そうですね。4年間いろいろあったんですけど、結局最終的には同じ方向向いてやってこれたので、最後まで一緒にできてよかったと思います。みんな色んな地方から来て個性あふれる中で、最初は難しいところあったんですけど最後は良いところを伸ばして、悪いところは無くして、中野(速人主将・法4=桐光学園)中心に一つになれたのでよかったです。

――引退について考えたりはしましたか
自分の中でめちゃくちゃ早い4年間だったと思うし、辛いこととかあったんですけど最後までやってきてよかったです。いつも思うんですけど最後は笑って終わりたいという気持ちが強くて。最後のリーグは悔い残さないで全力でやろうと思ってラスト1年取り組んできました。(2位という結果は)やり切ってのこれなので、そこはもう受け止めて。何が駄目だったかとかは全員分かってると思うので、それを来年以降新チームに生かしてもらって、自分たちがやってきたことがこれからの明治にとってためになってくれたらいいかなと思います。

――後輩に残せたと思うことは何ですか
残そうと思ってやってきたわけじゃないし、自分が何かやって残そうと思って残せるものでもないと思うので。自分の背中見てくれたら色々感じてくれてると思うので、全力で頑張る、野球以外のこともメリハリ付けてやってきたので、そこは見てくれたかなと思います。

――引退を迎える中で名残り惜しさなどはありますか
部屋掃除してる時とかは4年間終わりやな、と感じました。なかなか4年間で苦しい時多かったけど、しっかり成長できたと思います。名残り惜しさというよりはやり切ったというか、みんなでここまでできてよかったという気持ちの方が強いです。

――一番成長できたと思うところはどこでしょうか
明治大学の看板でもある人間力野球をモットーにやってきて、野球だけでは駄目だと。寮生活、私生活、学校生活とやってきたんですけど色々なことに対して考えて行動できるようになったのかなと思います。(善波監督に教わった4年間)優しい時は優しいんですけど、しっかりしなきゃいけないところは本当に厳しい監督で、そういう厳しさの中でやってこれたのが自分にはよかったのかなと思います。

――4年間で一番辛かった時期はいつですか
1、2年で試合に出れなかった時ですかね。今まで小中高やってきてずっとレギュラーで、試合に出れない悔しさだとかは正直味わったことなくて。それで大学入ってすぐにレベルの高さを感じて。全然試合にも出してもらえないし練習も少ししかできない時もあって、個人練習で補おうと思ったんですけどモチベーションも上がらずに、野球やっててあまり楽しくない時期があって。でもそんなところでやめたら今までやってきたもの全部無くなるので、何とかコツコツ自分のできることやってきました。どんな状況でも試合に出たいという強い気持ちを持ち続けて練習してきましたし、親が応援してくれてるのを思ったら試合に出て恩返ししたいという気持ちになりました。

――親御さんとはどのような関係ですか
LINEとか電話で、普通に連絡は取ってました。調子が良い時も悪い時も連絡入れてくれて、悪い時は次頑張らなあかんなという気持ちもあったし、良い時は褒めてもらったりして、本当に助けてもらっていました。

――逆に一番うれしかったことは何ですか
3年で日本一になったことです。4年生の先輩と一緒に日本一になれたのがめっちゃうれしかったし、その気持ちをまた味わいたいと思ってこの1年間頑張ってきて。昨年の結果には届かなかったけどみんなで最後までできたのでよかったと思います。

――これからは社会人で野球を続けられます
今までの学生野球では自分のやりたいようにやってきたんですけど、これからは社会人の一員になりますし、野球をしてお金を稼ぐのでその分の責任感を持ってやっていかなくてはいけない。日立は明治からの先輩もいるので、その方々に色々教えてもらいながら、負けないようにやっていきたいです。

――大学野球生活を振り返って一番感謝したい人は
やっぱり親ですね。最後の東大戦も家族みんな応援来てくれて。仕事も忙しいし、徳島だから遠いので交通費とかもかかる中最後ということで。三年の時も秋の最後、リーグ戦優勝の日に来てくれて。野球で入れてくれて、最後まで4年間続けられたのも親のおかげだと思うし、感謝したいと思います。(東大戦後は)ご飯行く時間はなかったんですけど、普通に神宮で話しました。お疲れ様、これからもまた頑張りよ、みたいな。

――今まで応援してくださったファンの方々に向け一言お願いします
今年は昨年のような結果が残せずに、自分自身もチーム自身も応援してくれた皆さんも悔しかった1年間だと思います。神宮の打席に立った時の皆さんの応援は本当に力になるし、ピンチの時もスタンドの声が力になって、自分の持っている力以上のものを出してくれる雰囲気です。バスに乗る時も声かけてくれたりしてうれしかったし、その人たちのためにも頑張らないかんなとはずっと思ってたので、本当に力になりました。

――ありがとうございました

河野 今季・通算成績
試合打数安打二塁打三塁打本塁打打点盗塁犠打四死球打率
今季
11
32
10
.313
通算
33
67
20
14
12
.299





[三ツ橋和希]

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