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攻めのレスリングを見せた斎藤

レスリング部  法大、早大に連敗 課題残る3位に終わる/東京六大学リーグ戦

◆3・3 六大学チャンピオンシップ(法大市ヶ谷総合体育館)
▼明大ーー3位
 まさかの3位に終わった。1部、2部の垣根を越えて、六大学が8階級で争う東京六大学チャンピオンシップ。7年連続で2位の座にいた明大は、毎年優勝争いを繰り広げる早、法大の両校に敗戦。準優勝すら逃したのは、第1回大会以来。21年ぶりの3位以下に終わった。

 結果以上に痛い敗戦だった。「毎年、優勝を狙っている」(中出幹児監督)と早大との優勝争いが使命だった今大会。しかし、ヤマ場の早大戦に行き着く前に足元をすくわれた。第2戦目の法大戦、61キロ級の試合。平嶋礼智(文3=玉名工)が第2ピリオド1分42秒で相手を場外に出し同点に追いつくと、ポイントは1―1のまま試合は進行。勝利が目前に迫る中、試合終了間際に相手がバックポイントを狙った。きわどい判定に会場は騒然とするも、審議の結果相手の得点は認められず。首の皮一枚での勝利に「思わずガッツポーズした」(平嶋)。この白星に一時は流れが明大に傾くも、後続が続けず。最終スコアは昨年と同じ4―4、ただし得失点差により軍配は法大へと上がった。第2回大会から続いた明大の20大会連続2位以上の記録が途切れた。「みんなが『このままじゃいけないな』と思ってくれたと思う」(永井基生主将・営3=八千代松陰)。新チーム初の団体戦は、幸先の良いスタートとはいかなかった。

 王者・早大相手に、1年生がここぞ≠フタックルで勝利をつかんだ。65キロ級の斎藤一樹(文1=鹿屋中央)は早大戦3戦目での登場。同点で迎えた第2ピリオド。1分17秒、タックルで相手の懐に入るとバックで2得点。相手に追い上げられるも6―4で勝ち切り、2戦連続フォール負けの流れを変えた。74キロ級の佐々木延彦(農1=秋田商)は「最初の思い切りが良かった」とバックを取りそのままアンクルホールドで14得点。大会ルールでテクニカルフォールがない中、速攻で奪ったポイントを6分間守り切った。同階級選手の欠場で回ってきた今試合での出番。「どうにかしてやるしかない」(佐々木延)と、強い気持ちで乗り切った。中出監督も「よく頑張ってくれた」と2人を称賛。新入生の入部を前に「自分たちの代が引っ張っていけるように」(斎藤)と早くもチームの核としての自覚を口にした。

 不本意な結果に終わった団体戦。「チーム全体の意識を変えたい」(平嶋)と上級生は部の甘さを再認識した。好材料は、最優秀選手に輝いた佐々木延をはじめとする下級生の成長。次なる目標は、5月の東日本学生リーグ戦。3年連続8位から脱却し、さらなる高みを狙う。新体制はまだ始まったばかり。チーム一丸となり、上を目指して突き進む。

[福永智隆]

試合後のコメント
中出監督

「六大学戦は伝統がある大会ですし、試合の勝敗に関わらず六大学の仲間意識を持つのと正選手以外の選手も出場できる大会なのかなと思います。うちは毎年優勝を目指してやっていて、その中で早大が選手もそろっているので打倒・早大でやってきました。早大戦は敗れましたけど、僅差だったので良かったかなと思います。法大戦は格下の大学だったのですが、うちはケガ人も多くてベストメンバーではなかったこともあったんですけど非常に悔しい結果に終わりました。4年生が就職の準備で忙しいのですが、やはり4年生が中心となって、しっかりチームを立て直してほしいと思います。勝利に貪欲なチーム作りをしていきたいと思います。今日は佐々木延と斎藤がよく頑張ってくれました」

安西信昌コーチ
「法大戦はスコアでは4対4で内容の差で負けなんですけど、できていることと、そうじゃないところの差はあったと思います。佐々木延とかは入部してからしっかり練習していて自分の強いところで勝負して勝つことができたというのは収穫だと思います。永井も得意の形に持ち込めていたので良かったです。勝負ということにこだわれば勝ち切ってくれた斎藤なんですけど彼にはもっと求めたい部分は大きいです。(法大に負けたが)早大が強いというのは分かっていたんですけど法大も力をつけていて、僕たち明大は同じスピードでしか変わっていけていないので僕たちもギアを上げていかないと取り残されるというのは感じました。逆に言えば自分たちもやることを変えていけばもっと強くなれる可能性があると思うので、強くなる気持ちを持っていきたいです。ケガ人が多いのでJOC杯やリーグ戦に向けて努力してほしいです。個人ではなくチーム全体で仕上げてほしいと思います」

永井
「今日、自分は一試合しか出てないんですけど、明治のレスリング部を立て直していかないといけないな、と思いました。この大会で3位以下になるのは第1回以来で、自分の代で法大に負けて久しぶりに3位になってしまったのは悔しいです。法大とはチームカウントが4対4で得失点での負けなんですけど、負けは負けなので。ただ明大は重量級は強いので軽量級を伸ばせるように練習していきたいです。(オフシーズン中の試合だが)それは前から分かっていたので言い訳にはならないです。ただ、金子泰士(営1=館林)、佐々木雄大(政経1=野田中央)とかケガ人が多くて、ケガは練習中の自己管理不足なのでそこは引き締めていきたいです。(良かった点は)下級生が頑張ってくれたことですね。上級生からすると不甲斐ないところはあるんですけど、佐々木延が早大から、菊池が法大から勝ち星を挙げたというのは自分的には計算に入っていなかったので力をつけているんだなと思いました。(主将として)楽しくないと組織はうまくいかないと思うのでみんなが楽しんでくれるチームをつくりたいです。二ノ宮(寛斗・営2=岐南工)は全国1位とか他のメンバーはまず新人戦優勝とか、それぞれ目標は別ですけどみんなが明るく、楽しめるようにしていきたいです。そうしていけば強くなっていくと思います。(次に向けて)今回はひどい内容だったので、みんなが『このままじゃいけないな』と思ってくれたと思うので、一個ずつ目標を作って進んでいきたいと思います」

平嶋
「(久々の勝利)この1年間全然勝てなくて腐った時期もあったんですけど、同期とか二ノ宮が練習で頑張っているのを見ていたり、多賀(恒雄副部長)先生にアドバイスをもらって自分なりにいろいろ考えて練習を重ねてきたので、これが久々の勝ちにつながったんだと思います。(法大戦は試合終了間際の向こうの得点が認められず、ぎりぎりで勝利)正直、自分の階級は勝ち星計算をされていたところだったので、審議になった時は、自分の中では血の気が引くどころの騒ぎじゃなかったです。すごく焦ったんですけど、最終的に自分の勝ちが決まって、思わずガッツポーズしました。(副将として)正直、選手間の熱量に温度差を感じていて、このままだとシーズン始まっても何の意味がないと思っています。チーム全体の意識を変えるということを、永井を中心に一丸となってやっていきたいです。(チームの雰囲気)ここで負けたことによって、チームとしてもリーグ戦では勝てる試合をしないといけないと感じていると思います。(昨年度はチームとしてリーグ戦で当たる『打倒・青学』を掲げていた)今年も永井や自分を中心に「勝つためにはどうすればいいか」ということを第一に考えて練習に取り組んでいきたいです。(新年度に向けて)今年が最後の年なので、大会規模の大小にかかわらず、出る試合全てで勝てるように頑張っていきます」

菊池寛汰(法2=星城)
「久しぶりの試合で体もちゃんと動くのかなと思ったんですけど、調子もそんなに悪くなくて動いた方かなと思います。法大戦の相手も軽量級の選手だったんですけど『スピードはそれほど負けないな』と思っていました。この勝利はすごく自信になりました。今までは強い人と当たると緊張してしまってうまく戦えないまま負けてしまっていました。でも今回はチャンスをもらって自分の実力を出せて勝ったので自信になりました。(緊張しなかったのは)元々自分は65キロ級の選手で今回は70キロ級で出場して、自分ではなくて1年生が出るはずだったんですけど直前にケガをして、永井主将に『寛太70キロで行け』って言われて逆に吹っ切れたのが原因ですかね。(今シーズンの目標は)昨年よりもいい成績を出して自滅する課題を克服したいです」

斎藤
「2試合しか出てないんですけど、法大の相手は高校の同級生で楽しくできて良かったと思います。自分の出来ること全部出して負けたので、しょうがないかなと思います。スッキリしました。(法大に敗戦)昨年までだったら、問題なく勝てていたと思うんですけど、法大も自分の代が強くてレベルが上がっていて、明大は主力もケガの人が多くてそこが敗因なのかなと思います。(六大学3位)それが今の実力なのかなと思います。(今年初の実戦)昨年の最後にケガをして、新人戦も出場できなかったので多少の緊張はありました。試合をやってみて、もう少し練習が必要かなと感じています。(新チームの雰囲気)先輩たちも優しくて頼りになるので、自分たちは思いっきり頑張るだけかなと思っています。(早大戦)高3の時、JOC杯で勝っていた相手で逆にプレッシャーで、自分が負けた法大の選手ともいい試合をしていたので緊張したのですが、勝ててほっとしました。最初の方はうまく自分のペースで点が取れたんですけど最後の方守りすぎて、最後まで自分のレスリングで出来ていればもっと楽に出来たかなと思います。でも、点数取られても負ける気はしなかったです。(4月で新学年)後輩にレギュラーを取られないように頑張りたいと思います。リーグ戦も、昨年より今年の方が厳しい戦いになると思うんですけど、自分の代が引っ張っていけるような勢いで戦ってチームに貢献できるように頑張りたいと思います。(意気込み)メダルを取れるように頑張っていきたいです」

佐々木延
「(開始すぐにアンクルホールドを決めて14得点)最初の思い切りが良かったのが、得点につながりました。あそこで手間取っていたら、接戦だと絶対に負けていたと思います。(同階級の金子が大会直前にケガ)元々は泰士(金子)が主力として試合に出る予定だったので、自分が代わりに出ることになって、大丈夫かなって不安だったんですけど、人も少ないので『どうにかしてやるしかないな』って頭では思っていました。(結果として、早大選手相手に勝利)少し自信になりました。(試合中は)最初に点を取った時に会場がざわざわしていて、自分がやったことでこうなったんだなって、不思議な気分でした。試合中はあんまり実感できなかったんですけど、終わってから『自分が勝ったんだ』って改めて思いました。気を抜いたらすぐに盛り返されてしまうと分かっていたので、無我夢中にしがみ付いていました。(大会ルールでテクニカルフォールなし。12点差をつけた後でも6分間戦い抜くしんどさは)自分としては『点差をつけられた後もまだ次がある』って捉えていたので、逆に気が楽でした。(新2年生として)新入生に自分と同じ階級がいないので、また1年間金子と頼太(近藤・営3=三次)さんと3人でやっていくことになります。リーグ戦は中量級でなかなか勝てなかったので、なんとか穴を埋められるような選手になれたらいいなと思います」

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