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路地裏にひっそりとたたずむ「きっさこ」


神保町盛り上げ隊  (4)学生と作るジャズ喫茶/「きっさこ」  

 紙面に掲載し切れなかった内容を詰め込んだ明大スポーツ380号との連動企画『神保町盛り上げ隊』。第4回は、ジャズ喫茶・きっさこをご紹介します。
 明治から歩いて10分かからないくらいのところだろうか。白山通りから一本入った路地裏にひっそりとたたずむ喫茶店がある。ジャズ喫茶「きっさこ」だ。築50年の雰囲気のある店内。そんな喫茶店の店長は、3代目となる石毛弘幸さん。実はこの石毛さん、店長になるに当たってこんな運命的ないきさつがあった。

3代目マスター・石毛さん
3代目マスター・石毛さん
 初代店長が経営していたころから、石毛さんは「きっさこ」に関わっていた。しかしそれはあくまで「客」として。そうして「きっさこ」に足を運んでいた石毛さんだったが、ある日店が閉まっているのを目にする。何日も何日も。「何でだろう」と思っているそんなとき知り合いから聞いたのが「店主は亡くなった」という事実だった。しかしそこから新たに2代目店長がまたこの「きっさこ」を始めたわけだが、この2代目店長も体調を悪くし経営が困難に。そこで声がかかったのが「きっさこ」の常連客だった石毛さんだ。「喫茶店を持ちたいって夢はあったけど、最初聞いたときは実際迷いましたね。一つの店を経営していくことって大変なことだから」(石毛さん)。

 しかしそれでも石毛さんは3代目店長になることを決めた。それは「古い雰囲気に魅力を感じていたし、それに神保町っていうブランド力に惹かれたから」(石毛さん)。神保町にしかない魅力。「きっさこ」一つを取っても時代を感じさせてくれるこの雰囲気を味わいにくるお客さんは多い。店長もそんな神保町の魅力に取り付かれた1人だったのだ。「話しを聞いたときは、運命だと思いました。初代店長も、あの時来てたお客が今こうして店を守ることになるなんて思わなかったと思う」(石毛さん)。

 そのように一人の人に、「店長をやる」と言わせてしまうほどの魅力を持つ「きっさこ」だが、やはり学生のお客は少ないのが現状。しかしこの「きっさこ」、学生にとっていろいろうれしい試みをしてくれている。  

 一つ目として、2階席の貸し切り。借りるための特別な料金はかからないということに加え、ご飯ものを置いていないことから持ち込みもOK。「サークルやゼミなんかの話し合いの場に使ってくれたら」(石毛さん)。こんな良い雰囲気の中でならすばらしい案も浮かぶに違いない。

 そしてもう一つは音楽サークルへの朗報だ。「きっさこ」も11月で開店して1年になった。「同じことをやっても生き残れない。お店にも変化をつけないと」(石毛さん)とジャズ好きらしい店長の立案で、つい最近第一回ジャズライブを開催。「明治にも音楽サークルはたくさんあるし、ジャズをやってる人とかにここを使ってライブをやってもらいたい」(石毛さん)。ライブを開催したい人はここに来て、店長と一緒に新しい「きっさこ」を作っていってはどうだろうか。

【住所】千代田区神田神保町2−24
【連絡先】03−3239−6969
【営業時間】月〜金 7:00〜21:00
        土    12:00〜21:00
        日祝  12:00〜18:00


[八木あずさ]


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