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アトム通貨実行委員会のみなさん


神保町盛り上げ隊  (5)大学と地域をつなぐ/アトム通貨  

 紙面に掲載し切れなかった内容を詰め込んだ明大スポーツ380号との連動企画『神保町盛り上げ隊』。第5回は「アトム通貨」をご紹介します。
 早大の学生が地域と連携しておもしろい試みをやっている。「アトム通貨」だ。

 「街づくりの勉強がしたくて。学生だからこそできる街づくり、今しかできない街づくりをしたいと思って実行委員会に入りました」と語ってくれたのは第5期アトム通貨実行委員会事務局長を務める郷慎久朗さん(文化構想学部2年)。アトム通貨には他のボランティアグループとはちょっと違うおもしろさがある。そこでアトム通貨実行委員会中心メンバーの郷さん、伊東美香さん(政治経済学部2年)、飯田貴也さん(先進理工学部1年)の3人に話をうかがった。

 「ゴミを拾おう。マイバッグを持とう。そんな風に呼びかけても、現実にはなかなかうまくいかない」(飯田さん)。そこでアトム通貨実行委員会が行っているのは、「地域のゴミを拾いたくなる仕組み作り」だ。そもそもアトム通貨とは、毎年4月から9月の半年間、地元で「地域活性化・環境保護・国際協力」などの社会貢献活動をした人たちに「ありがとう」のカタチとして配られ、早稲田・高田馬場の加盟店で流通する地域通貨のこと。アトム通貨がもらえるイベントとしては地域清掃や打ち水、防災キャンプ、エコバッグ作りなど、内容も多種多様。また加盟店でもらう場合にもマイバッグやマイ箸を使うなど、その内容は実に簡単。ちょっとやる気になれば誰にでもできることだ。その「ちょっとやる気にさせる」仕組みがアトム通貨の存在。お金に代わる「地域通貨」ということに加え、参加者の中にはアトムファンも少なくなく、国民的キャラクター「アトム」を使うことによる影響は大きい。「自分たちだけでゴミを拾うことはできるけど、もっとたくさんの人がいればもっときれいになる。私たちが目指していえるのはそこなんです」(郷さん)。

 またそうしてアトム通貨を広めていくことで大学と地域・地元商店街のコミュニケーションにも一役買っている。「アトム通貨はきっかけづくり、つながりづくりをすることができる。多くの学生が商店街を通って学校まで来るけれど、早大生が店の前を通ってもお店の人はただ『早大生が通った』くらいにしか思わない。また逆もそう。アトム通貨を使うことで結果として、ただの早大生ではなく、『○○さんが通った』なんて思ってもらえるようになったら良いですよね」(伊東さん)。生き生きとした表情でそうアトム通貨の未来を語ってくれた。

 早稲田、高田馬場。ここに一つの、大学と地域の連携の形が存在していた。

[八木あずさ]


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