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学生最後の年、有終の美を飾ることはできるか


スピードスケートな人たち  (4)吉澤達矢〜主将の意地、燃える〜  

 インカレ総合優勝を果たすこと通算49回のスケート部。スピード部門はその原動力として、毎年氷上で輝きを放ってきた。しかし昨シーズンは部門4位と低迷し、スピード大国の牙城に揺らぎを見せる。今季のリベンジに燃える明治のスピードスケーターたちに迫った。

 「ようやくしっかりとした調整ができた。いい滑りだったと思う」。今季2戦目の真駒内選抜を終えた後、吉澤スピード部門主将(政経4)が語った。結果は3000m7位、5000m13位。社会人も交えてのこの成績には、自身も合格点を与えた。

 名門を支える主将だ。しかし、今季初戦の全日本距離別で大きくつまずいた。出場した1500m、5000mはともに下位に終わり、見せ場は無し。「レース1週間前まではタイムが出ていたけど、そこからの調整がうまくいかなかった。鈴木総監督にもガラスの脚だと言われてしまった」。苦笑しながら語ったが、悔しさは隠し切れない。主将としてのプライドが、そこには垣間見えた。

 今年は、主将ならではの苦しみもある。「自分の結果が出なかったり、調子を落としていても、そればかり気にしてはいられない。気を落とさないように意識している」。チームメイトの調子を把握し、鼓舞することも上に立つものとして欠かせない役目。勝つことを義務付けられたチームだ。競技面でも一線級での活躍を求められるだけに、その苦労は並大抵のものではない。それでも「チームメイトの様子はどうか」という質問には、すらすらと仲間の調子や現状を答えてくれる。2戦目の奮闘も、主将としての意地が生んだのだろう。

 最終目標はもちろん5連覇が途絶えたインカレでのリベンジだ。吉澤部門主将自身、8位以内の入賞でポイントを獲得できたのは1年生時以来になる。「自分で1ポイントでも多く得点に絡んで、チームの優勝に貢献したい」。実際、長距離部門は黒岩(信・政経3)に次いで、安定してポイントを獲得できる選手が必要で、吉澤部門主将の活躍がそのまま勝敗に直結するといっても過言ではない。

 「まずは全日本学生選手権で上位に入りたい。そして学生最後のインカレを優勝する」。

 「勝利」という義務を、そして「主将」としてのプライドを守りぬく戦いは続く。学生最後のシーズンは、半ばに差し掛かろうとしている。


◆吉澤達矢 よしざわたつや 政経4 岡谷南高出 171p・59s

[松沢雄人]


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