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努力の成果を発揮し得点圏入りを狙う


スピードスケートな人たち  (8)黒岩泰成〜雪辱を誓う、もう一人の黒岩〜  

 インカレ総合優勝を果たすこと通算49回のスケート部。スピード部門はその原動力として、毎年氷上で輝きを放ってきた。しかし昨シーズンは部門4位と低迷し、スピード大国の牙城に揺らぎを見せる。今季のリベンジに燃える明治のスピードスケーターたちに迫った。

 インカレが目前に迫っている。部門5連覇を逃したあの敗北から1年。昨年得点圏入りを逃し、悔しさに打ちのめされた黒岩泰成(政経2)は語る。「何が何でも、1ポイントでも獲ってチームに貢献したい」。

 「真駒と浅間は本当に調子悪くて、全日本学生でやっと調子が上がってきた」。シーズン前半を振り返り、黒岩(泰)は安心したように語った。全日本距離別5000m21位でスタートした今シーズン、続く真駒内選抜は30位、松本浅間選抜では29位と満足のいく結果を残せなかった。タイムも伸び悩み、昨年と比較しても明らかな不調ぶり。「フォームがバラバラで、納得できなかった」。しかし長距離陣が出場し500m、1500m、5000m、1万mの4距離を競う全日本学生選手権でようやく調子が上昇の兆しを見せた。長距離では吉澤スピード部門主将(政経4)に続いて上位に入り、また短・中距離も安定した滑りを見せ総合2位。昨年のインカレでの悔しさから、練習量を増やしフォームも改良し、必死にトレーニングを積んできた黒岩(泰)。「よかった」という短い言葉に、それまでの努力と苦難が滲んでいた。

 各距離上位8位に与えられるポイントで順位を競うインカレ。好調の短距離陣が高得点を稼ぐことを前提とすれば、明暗を分けるのは長距離陣の得るポイント。エース黒岩(信・政経3)だけではなく、複数人が得点圏に入ることが求められる。黒岩(泰)にとって黒岩(信)は中学、高校、そして大学と長年のチームメイトであり、「いつも一つ上にいて、身近な目標にしていた」というライバル。誰よりも熱心に練習に励む黒岩(信)の姿は「身近にいると燃える」と、互いに刺激し合い実力を伸ばしてきた。今も「黒岩2人は本当に頑張ってる」(柴田・政経4)とサポート側から絶大の信頼と期待を寄せられるほどの努力を重ねている。ライバルに続いてどれだけ上位に食い込めるか。黒岩(泰)の滑りが、王座奪還のカギを握る。

 「スケート人口が減ってるから、小さい子にスケート楽しいって興味を持たせられるような選手になりたい」。将来の夢を語る彼の声は穏やかだった。しかし「何が何でも」という雪辱の戦いへの意気込みから窺えたのは、並々ならぬ闘志。今シーズン1番の、最高の滑りでチームに貢献する。そんな姿を見られる日は近い。

◆黒岩泰成 くろいわやすなり 政経2 嬬恋高出 169cm・62kg

[斉藤麻衣]


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