検索
 HOME > 準硬式野球部

優勝を決め、歓喜の輪をつくる選手たち

準硬式野球部  まさに劇的!!5季ぶり22回目のリーグ戦V/東京六大学秋季リーグ戦

◆9・5〜11・7 平成21年度東京六大学準硬式野球秋季リーグ戦(早大東伏見グラウンド他)
▼10・27 対慶大2回戦(早大東伏見グラウンド)
○明大6×−5慶大
▽順位 1位――明大
 誰がこんな劇的な試合を予想しただろうか。優勝まであと1勝とした明治だったが、天候不良で2日空けてようやく決着のとき。両チームが死力を尽くした総力戦の結末は、絶対的エースとして明治を引っ張ってきた井上(農4)のひと振りが決めた。

 大事な一戦の先発は岡田(淳・営2)に託された。しかし、プレッシャーからか初回からコントロールに苦しむ。1回からボールが高めに浮き、ランナーを背負ったところで暴投。早々と1点を失ってしまう。しかし、明治はすかさずその裏にランナー2人が出塁すると、柿木(商4)が2点タイムリーツーベースヒットを放ちすぐさま逆転。

 援護をもらった岡田だったが、4回に再びピンチを迎える。ノーアウト2、3塁からタイムリーヒットを打たれ3−2、勝ち越しを許してしまう。だが、今日の明治は運も味方につけていた。5回に慶大の先発・生出の暴投で1点を返し同点。また6回にも暴投でついに4−3と逆転。上昇ムードの中、慶大はここでピッチャーを生出から1回戦で井上と投げ合った増田にスイッチ。前回攻略しただけに今回も攻め立てたいところだったが、1回戦とは違い落ち着いたピッチングでこれ以上の得点は許さなかった。

 4−3のまま迎えた7回。ここまで粘りのピッチングを見せてきた岡田(淳)だったが、ランナーを1人置いたところで不用意に投じた1球がホームランとなり再び勝ち越しを許す。しかし、明治の粘りも負けず、その裏に井上の内野安打の間に1点を返し5−5。試合は三度振り出しに戻った。

 しかし、ここから我慢の展開が続く。9回から岡田(淳)に代わり明治もエース・井上が登板。テンポよいピッチングで慶大打線にスキを与えない。一方打線は再三チャンスを演出するも得点できず、両チームの意地と意地がぶつかり合う雌雄を決するにふさわしい試合となった。ゼロ行進が続き、延長戦に突入。もはや気力の勝負となった。

胴上げ
ひと振りで試合を決めた井上を胴上げ

 延長13回、慶大の攻撃でライトに飛んだ打球を織田(営4)がスーパーキャッチ。抜ければ長打になったところを好プレーで切り抜けた。こういったプレーがチームを大いにもり立てた。そして迎えた裏の明治の攻撃。勝ちを急いでか、江川(法4)、柿木が早いカウントから手を出し凡退。あっという間にツーアウトとなり、ここまで投打にわたり活躍してきた井上に打順が回る。「狙って打とうと思ったわけではなく、来たボールに自然と体が反応した」(井上)。振り抜いた瞬間、ベンチにいた選手たち全員が飛び出すほどの会心の当たりだった。レフトフェンス越えの逆転サヨナラ優勝決定ホームラン!!この瞬間、明治は5季ぶり22回目となるリーグ戦制覇を果たした。ホームベースを中心に喜びを爆発させる選手たち。われわれが待ち望んだ東京六大学王者の座に明治が帰ってきた。

 勝ちたい気持ちの強い方が勝つ。簡単な図式だが、今日の試合ほど明確に表されたことはないだろう。それほど、慶大との優勝を懸けた2試合は気持ちの勝負だった。これで東京六大学は制した。次に待っているのは関東地区大学・社会人王座決定戦。関東の王座に就くまで、戦いはまだまだ終わらない。勝ちたい気持ちをまた試合で見せて、関東の王者へまい進してほしい。

〜試合後のコメント〜
相沢主将(商4)<チームを引っ張る大黒柱>

「勝って良かった。相当うれしいし、気持ち良い。みんな強い気持ちを持っていたし、最後の方は技術うんぬんより気持ちの問題だった。勝とうという姿勢が大事だったし、1回戦同様今日もみんな相当気合いが入っていた。慶大には春負けて屈辱だったので、特に勝ちたかった。選手一人ひとりが良いプレーをして気持ちを切らさないようにしていた。点を取られた後でも、すぐに追いつくことができたのが大きい。最後に決めた井上は本人が一番うれしいだろうが、それより前にみんな良いプレーをしていて勝てる雰囲気が出ていたし、その雰囲気が井上のよりいっそう打ってやるという気持ちにつながったんだと思う」

井上<絶対的エースであり、優勝の立役者>
「試合は必死に追いつく展開で、どちらに転ぶかわからなかった。ホームランは別に狙って打とうと思ったわけではなく、来たボールに自然と体が反応した。ピッチングはコントロールうんぬんより、気持ちでやった。(リリーフ登板で)緊迫した場面だったので緊張した。今まで延長戦やこういった場面だと点の取られ方が悪くて負けたことが多かったが、4年生で最後ということで思い切りやった。結果勝てたことは成長したことだと思う」

江川<副将として、あらゆる場面でチームを鼓舞>
「こんな優勝は初めて。ヘッドスライディングなどもして気合いが入っていた。マイナスに考えず、元気を出していこうと思った。大学に入ってから一番いい試合だったと思う」

柿木<1回の逆転タイムリーに加え、堅実な守備も光る>
「我慢の試合だった。点を取られて追いついてという展開。前までの明治だったら負けていたけど、秋のリーグ戦優勝を目標にして、チームがひとつにまとまった。4年生は最後だったし、行動で示した。試合中の声掛けといった形で後輩を引っ張った。井上のホームランは勝ちたい気持ちの結果。来年、今の4年生が抜けてしまうが後輩には頑張ってほしい」

清森(政経3)<岡田(淳)、井上の女房役として活躍>
「勝てたことはよかったが個人的には最悪。同点の場面でピンチになったときは、本当に逃げ出したい気持ちになったが4年生は最後だったので思い切ってやった。何より守備で助けられたことが大きい。慶大相手に二度も負けたくなかった」

[河合直樹]

ニュース
 
 この記事へのご意見はこちらからお寄せください。
 今後の明大スポーツ運営への参考にさせていただくほか、ご意見としてご紹介させていただく場合もございます。
 ※必ずEmailアドレスをご入力ください。
 ※htmlタグなど、一部本文中にご利用できない記号がございます。
Email: