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チームインカレ初得点を決めた鹿野

サッカー部  2試合連続のPK戦を制し、ベスト4進出!/全日本大学選手権

◆12・23 第58回全日本大学サッカー選手権大会(平塚競技場)
▼2回戦
○明大1−1鹿体大
 PK4−2

[得点者]
前半17分 鹿野

《出場メンバー》
GK 高木
DF 楠木、鹿野、蛭田、奥田
MF 宮阪、小林(裕)、都丸、三田(→山田)
FW 山本(紘)、阪野(→久保)
 この日はベスト4進出を目指し、明大と同じく天皇杯でJ2チームを破った強豪・鹿体大と戦った。試合は1回戦の激闘から中3日で疲労もたまっている中、またもPK戦にもつれ込む展開となったがGK高木(文2)の活躍で見事勝利。準決勝に進み、国立の舞台へ一歩近づいた。

 明大は前半から落ち着いた守備を見せる。ドリブルテクニックも存分に発揮するいい流れの中ゴールシーンはすぐにやってきた。前半17分、阪野(商1)がドリブルからシュートしたボールは相手キーパーにはじかれるも、そのこぼれ球が鹿野(文3)の目の前へ。「きた!と思った」という鹿野が弾丸シュートを放ち先制点を奪った。「ディフェンス後ろ4枚は重いからサイドのどちらかが攻撃に絡むというのがうちの戦略だしそこは意識してプレーした」(鹿野)とポジションに関わらず点を取りにいくことでチームインカレ初得点がうまれた。しかし、その後21分に太陽の光が目に入るというアクシデントで蛭田(商4)がペナルティエリア内でイエローカードを出されてしまう。高木の見事な読みもわずかに及ばず、ペナルティキックを決められて同点に。その後はPKで1点を奪い返した鹿体大のリズムになりかけるが、明大も譲らず前半を折り返した。

 後半の始めは激しいボールの取り合いとなる。ゲーム展開も攻撃をすれば守備に、守備をすれば攻撃に、と両チームとも一歩も譲らない。明大は1回戦にケガで出場できなかった主力の2人、山田(政経3)と久保(法3)を投入し、ボールを回せるようになったが後半終了間際にはピンチを迎える。それに明大も堅い守りで耐え、試合は10分ハーフの延長戦へ。その前半はどちらも決定的なシュートを放てず後半に入る。すると後半は両チームとも怒涛の攻撃で一気に緊迫したゲームとなった。鹿体大がカウンターで高木と1対1に持ち込むとそれを全員サッカーで守った本学も山田からのパスに反応した都丸(政経4)がハーフラインからドリブルで一直線にゴールへ。相手ディフェンス3人に囲まれるも、耐えてキーパーとの1対1に。しかし惜しくも倒れシュートを放てない。さらに小林(裕・政経3)が中盤でボールを奪い2人をかわして都丸にパスするがこれもシュートにつながらず、2試合連続のPK戦に突入。1本目を務めた小林(裕)がきっちり決めると鹿体大の1本目を高木がはじいて見事セーブ。明大は奥田(商2)、都丸、山本(紘・政経3)が全員成功し「(5本目をける予定だったので)止めるも決めるも自分次第」(高木)と勝負の行方は高木に委ねられた。そして鹿体大4本目に放たれたボールは横飛びした高木の左手にあたりゴール枠の外へ。その瞬間、本学の準決勝進出が決まった。

 高木のスーパーセーブとキッカー全員の安定したシュートで、PK戦での強さを見せつけた本学。しかし「本当は僕が活躍するのはあんまりいいことじゃない」(高木)というように2試合連続でPK戦までもつれこんでしまったことは気がかりなところだ。中3日や中2日という過密スケジュールの中でさらに疲労がたまることは必至。だが「疲労はゲームが始まれば関係ない」(鹿野)、「トーナメントだから思い通りにいかなくても勝てればいい」(山田)と割り切ってとにかく勝つことに執念を燃やしている。「めったに行けない特別な場所」(都丸)という国立競技場での決勝戦まであと一歩。「もちろん、目標は優勝です」(宮阪・文2)とその目はさらに先を見据えている。

☆試合後のコメント☆

神川監督
「総力戦でやっている。わたしも今まで決勝に行った経験がないので行ってみたい。今日は長友が来てくれたし練習にもOBが来てくれている。彼らも揃って戦っている。その後押しに感謝したい。今日のポイントはセカンドボールだった。(ディフェンスの)楠木(営2)は負けてなかったと思う。(鹿体大)の岡田くんは曲者だったが。PKで小林は1番をけると自分で手を挙げた。大体いつも練習していて順番は決まってきている。高木はすごい。天皇杯前からPK練習しているからかれこれ3、4カ月練習していることになる。(試合中のPKについて)どっちにしろ2点目を取れなかったことが今の厳しい状況。疲労については人を入れ替えるしかない。あとはボールをつなぐこと。今日は外へ外へとボールをまわしてしまった。久保は今日出てできることを証明してくれた。次は使えると思う。ただ今はいい時の明治のリズムじゃない。でもここまできたらある意味楽しまないと。準決勝に進んで関東ベスト4の責任は果たしたと思う。あとは自分たちのために戦う。仙台大や鹿屋体大、他の敗退した大学の無念に応えるような試合をする。みっともない試合はできない」。

都丸
「連続でPK戦までいった分、ほっとしている。コンディションはみんなうまく整えてきていて、多少は疲れもあったけどそんな気にせずできた。相手はやっぱり天皇杯でJを倒しただけの力はあると思った。攻撃面で9番のヘディングには注意していたし、そこをやらせなかったのが大きい。プレスが前からきていたけど前半からボールを保持してあいたスペースを使えた。この前の試合は裏に急ぎすぎたから、今回はその反省を生かしてうまくサイドを使ったり足元でつなげた。山田も久保も1年間ずっとチームで一緒にやってきたから、一緒に出たかった。今日途中で入って嬉しい。PKは昨日の練習で左を外したから……。PKは本当に気持ちで押し込みました。キーパーに触られてバーにも当たって、正直やばいって思ったけどボールが後ろにいってくれて良かった。あれが前にいってたらだめだった。次は流経大だったらリーグ最終節で0−3で負けた悔しさを晴らしたい。次こそ勝って国立を決めたい」。

鹿野
「2試合連続PKはしんどかった。でも疲労は始まれば関係ない。ゴールシーンは、上がる機会があったのでシュートして終わろうと思っていた。目の前にこぼれてきてラッキーだった。前の試合はあまり攻撃に絡めなかったので今日は積極的にいった。守備としては0点でおさえたかった。1対1でも勝っていたと思うし。9番が背が高いのでセカンドボールを拾おうと意識していた。PK戦は高木がいるから安心して見ていられた。このチームで新年を迎えたいと思っている。次の相手が流経大ならリベンジしたい。関大は交流戦で勝っていて印象も悪くない。0点でおさえたい。(点を取る以上に)DFとして0点でおさえることの方が嬉しいから」。

山田
「初戦に続いて難しい試合だった。110分で勝ち切れなかったがPK戦で勝てて良かった。まだやりたいプレーができていない。次までに話し合いをして全員のイメージを合わせる。ただ、トーナメントだから思い通りにいかなくても勝てればいい。(ケガの具合は)プレーの気が散らないくらいにはなった。でも再発を気にしなければいけないから次の試合どうするかはトレーナーと相談。コンディションは良くない。もっといいパフォーマンスをしなければならない。まだ90分戦える身体ではないと思った」。

久保
「勝てて良かった。先制していい流れにできていた。PKで同点にされたのはしょうがない。PK戦になった時はドキドキしていたが勝てると信じていた。ケガはもう大丈夫。迷惑かけたので出たら結果を出す。次も絶対勝つ」。

高木
「トーナメントはやはり難しいと感じた。この前よりは良かったけど相手も2つ勝ってきてるし疲労もきているから。PKになれば自信はある。ゲーム中はまぁちょっと難しい。惜しかったが。ディフェンスは前回もくずれていなかったし攻撃がうまくいかなくてもディフェンスだけはしっかりやる。ディフェンスラインのみんなも身体を張ってやってくれているので助かっている。コミュニケーションも取れている。(準決勝進出について)高校時代は結構全国でも上の方にいっていたけど久しぶり。この独特な感じ。緊張感もある。勝つことをしっかり考えて時間もあまりないし皆疲れているけどしっかり練習したい。そろそろ普通に勝ちたい。延長までいくと僕は動かないからいいけど、みんなが疲れる。PK戦は心理戦みたいなもの。気持ちは絶対相手より強く持ってる。PK前にチームメートに相手の情報を教えてもらっていた。どっちにける傾向があるとか情報が1つでもあればためになる。使える情報は全部使う。1回戦のPKは止められなかった。勝てて嬉しかったけど止めて勝てた方が嬉しい。止めてなんぼ。止めることで他のチームにプレッシャー与えられると思う。チーム全員の気持ちを背負って臨んでいる。止められるのは自分しかいない。中2日でPK戦続きで体力的にも厳しいけどここまできたら勝つしかない」。

宮阪
「嬉しい。前の試合で途中交代だったから、みんな疲れている分自分が走ろうと思っていた。少しは走れたかな。相手も運動量が多くて、前回はそれにうまくはまってしまった。前半はあまりボールが回せなかったけど前半の終わりくらいには慣れて、後半には相手が運動量が落ちたのもあってだいぶボールを回せた。山田さんと久保さんが入ってやっぱり流れが変わった。ディフェンスからダイレクトに久保さんを狙えるようになったし、ボールを受けた久保さんが前線で回してくれた。今日はロングボールが多くて縦に急ぎすぎた。ロングボールを使っても、けって終わりじゃなくそこから攻撃につなげられる有効的なロングにしたい。PK戦は前回も高木が止めてくれて安心して見ていた。1本目にとめた10番は鹿児島実高出身で知っている人だった。いつもキッカーから見て右にけると知っていたからそれを高木に伝えた。2本目に止めたのは完全に高木の実力。絶対止めてくれると思っていた。PKは情報と高木の能力で制した。(監督が岡田くん(鹿体大)に苦しめられた、と言っていたが?)彼とは中学の時ユースで一緒だったから、そんなに苦手意識はなかった。9番が起点になって岡田くんにつなぐ感じで、むしろ9番の方が嫌だった。ヘディングで競い負けていたのもあるかもしれないけど、セカンドとかが拾えなかった。次はどっちが相手でも負けたくない試合。流経大だったらリーグで負けた分を取り返したいし、笛の鳴った瞬間から倒す気で戦う。関西大も(明大が勝利した)明関戦では主力はいなかったと聞いているから、気を引き締めて頑張りたい」。

[鈴木まり]

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