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スピードスケートな人たちU  (4)未来につながるシーズンを・沼崎高行  

 「今までよりも気持ちが大きかった」。学生として氷上を駆ける最後のシーズンも半ばを過ぎ、沼崎高行(政経4)は最上級生として過ごしてきたここまでをそう振り返る。元より真面目に熱心にスケートに取り組んできた沼崎だが、今年は一味違った努力を重ね最後の1年を送ってきた。
 卒業後もスケートを続けることを決めている沼崎。しかしシーズン前「(昨年まで)いい成績がないから、今年が重要」と厳しい表情を浮かべたとおり、卒業後競技を続けるには今年是が非でも好成績を残す必要がある。これまで目立つ成績を残せていない彼にとって勝負のシーズンだ。短距離のエースであった1学年上の上田志樹選手(平21政経卒・現山中湖スケートクラブ)が抜けた今季、本学短距離陣の2番手を担う沼崎。昨年のインカレでは500mと2000mリレーに出場したが、1000mは中距離選手の小林(友・政経2)が出場し沼崎の出番はなかった。1000mに対応する持久力が、彼の課題だった。

 オフシーズン、「1000mに生きる」と自転車で富士山を登るMt.富士ヒルクライムに黒岩(信)部門主将(政経4)や後輩とともに出場。自転車練習は苦手だが、「最後の1年だしいい機会だと思って、逃げないように挑戦した」。大会のための練習も積み、懸命に課題克服へと励む。また今年は朝のランニングなど、とにかく持久力向上のトレーニングを徹底してきた。
 ひたむきな努力は得意の500mにも好影響を与え、松本浅間選抜では見事8位に入賞。「初めて選抜で入賞した」と声を弾ませた。自分なりに考えて練習に取り組む時間が増え、調子が上がってきたという。その後の全日本学生選手権スプリント部門では500m2位、1000m6位と上位をキープし総合4位。また選抜競技会でのポイントでバンクーバー五輪日本代表選手選考会の出場資格もつかみ、目標とする先輩・小原唯志選手(平18政経卒・現日本電産サンキョー)、太田明生選手(平19政経卒・現JR北海道)が代表入りを果たした大舞台を経験した。ここまで充実したシーズンを送り、そして今、目前にインカレを控えている。
 
 インカレの目標は当然、表彰台。短距離での確実な得点は優勝の最低条件だ。500m、そして1000mの沼崎の順位が大きく明暗を分けることになるだろう。「このままじゃ終われない」。スケートを続ける決意を静かにそう語った沼崎。彼のしなやかで力強い滑走が、王座奪還の道を、そして自身の未来を切り拓く。

◆沼崎高行 ぬまさきたかゆき 政経4 白樺学園高出 171p・68s
[斉藤麻衣]


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