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スピードスケートな人たちU  (5)ライバルへの思い、そして3年ぶりの部門優勝へ・富岡幸弘  

 
 「日本で勝てれば世界で勝てる」――。日本スピードスケート界の中でも、特に競争の激しい短距離に身を置く富岡幸弘スケート部総合主将(政経4)。世界の舞台での活躍を夢見る彼はそう語る。

 昨年12月に行われたバンクーバー五輪最終選考会。「一つでも上の順位を狙っていきたい。選考会に出て雰囲気を味わうだけでもこれからの大会にも生かしていけると思う」。そう意気込み,富岡はレースに臨んだ。ハイレベルなレースとなった500mでは12位と大健闘。今回こうして日本のトップスケーターたちと渡り合ったことは、今後世界を目指す上で貴重な経験となるだろう。

 だが一方で彼は悔しい思いもしたはずだ。それは500mでバンクーバー行きの切符をつかんだ羽賀(日大)の存在。今シーズンの羽賀は開幕戦の全日本距離別選考会でW杯前半戦の代表入りを果たすなど大活躍。そして最終選考会でも500mで2位となり、五輪代表の座を勝ち取った。羽賀とは同じ短距離で、常に争ってきたライバルとも言える相手。そんな羽賀の活躍に富岡も意識しないではいられないだろう。

 そんな中で迎えるインカレは羽賀と再び顔を合わせる舞台。ともに500mと1000mでの対戦が予想される。相手はW杯で4位になるなど強敵だが「500mも1000mも優勝しか狙わない。羽賀にも負けない気持ちでぶつかっていきたい」と強い決意を胸に最後のインカレに臨む。

 またインカレでは本学の3年ぶりの部門優勝が懸かる。前回大会は「全体では惜しかった。全体の力は十分にあったと思う。個人的にも500mはコンマ差で表彰台に届かなかったので悔しい思いをした」と富岡。今大会をその雪辱の機会としたいが、「(今のチームは)去年よりレベルが落ちているのは間違いない」と去年以上に厳しい戦いになることを覚悟している。だがそれでも「個々のできる限りの力を発揮することができれば、総合優勝も近づいてくる」と決して諦めているわけではない。もう一度頂点の座に返り咲くために。まずは初日の500m、富岡自身の滑りでチームを勢いづけたい。

 3年ぶりの部門制覇、そして500mと1000mでのダブル優勝――。最後のインカレはこの2つに挑むことになるが、特に個人2種目では羽賀が立ちはだかる。現時点では実力は羽賀の方が上を行くと言わざるを得ないが、世界を目指す上でこれから何度も相対するであろう2人。果たして富岡はどこまで食らいついていけるか。厳しいレースが予想されるが、富岡がその2種目を制するならば、3年ぶりの部門優勝はぐっと近づくはずだ。

◆富岡幸弘 とみおかゆきひろ 政経4 白樺学園高出 172cm・68kg

[平田健人]


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