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試合後にスタンドの選手に話しかける杉本主将

ラグビー部  FWが躍動!圧倒的な実力差で開幕戦を快勝/関東大学対抗戦

◆9・12〜12・5 平成22年度関東大学対抗戦リーグAグループ(国立競技場他)
▼9・12 日体大戦(県営熊谷ラグビー場)
○明治55{35−3、20−5}8日体大

◆スコア◆
明治
日体大
前半後半得点前半後半
PG
DG
3520
55
合計
 ついに、対抗戦が開幕した。明治は日体大を相手に今期目指した「FWで圧倒するラグビー」を展開し、圧倒。50点近い差を付けた大勝利を挙げ、大学日本一へ向け大きな一歩を踏み出した。 
 
 試合の流れをつかみたい明治は、「エリアマネジメントを重視し、敵陣でプレーする」(日体大・米地ヘッドコーチ)という向こうの戦略に動じることなく、序盤からセットプレーで圧力をかける。
 前半11分にはFB・小泉(営3)のゲインから相手のラインを切り裂き、FWサイドへ展開。左中央へ古屋(商2)が先制のトライを挙げる。その後も選手一人一人がボールを持ち前へ。特に、杉本主将(商4)ら三列目の選手のゲインを相手は止めることができない。WTB・木村(商2)の敵3人を置き去りにしてのトライや、ドライビングモールでのトライなど、選手たち自身「素晴らしい流れだった」(杉本主将)という怒とうの攻撃で3本のトライを追加する。
開幕戦で先制トライを挙げた古屋
開幕戦で先制トライを挙げた古屋


 そしてこの試合最高の見せ場となったのが、前半のラストプレー。「1本、FWで決め切りたかった」(古屋)と、ゴールラインまで約20mの距離で得たペナルティで、スクラムを選択する。相手FW陣をまさしく重戦車のごとくじりじりと追い詰め、トライ。選手たちがFWでの攻めにこだわった、明治らしいトライであった。

 後半開始3分には木村の猛チャージにより敵陣奥深くでスクラムを得ると、まるでそのプレーに応えるようにまたもやスクラムトライを奪った。このプレーで完全に流れに乗るかに思えた明治だったが、「試合後半になり集中力が切れてしまった」(三村・政経4)と日体大の攻撃機会が徐々に増え始める。17分にはこちらのミスからトライを奪われ、攻撃も前半ほどの勢いはなく、精彩を欠いた。しかし、36分にはBKの展開から猿楽(政経2)がダメ押しのトライを決め、個々の能力の高さを見せつけたプレーで試合を締めくくった。

 今年の春、「FWの徹底強化」を誓い始動した杉本組。後半のペースダウンという課題の残る試合ではあったものの、圧倒的な実力差を見せつけての勝利を挙げた。そして何より、スクラムやドライビングモールからのトライなど今まで溜まってきた明治ファンのうっぷんを晴らすビッグプレーでFWの強さを証明してくれた。
 次なる相手は、2年連続で敗れている筑波大。「筑波大戦はどうやっても勝ちたい」(秦・法3)と、選手たちは雪辱に燃えている。今年の明治の実力を、本当の意味で知らしめる時が来る。

[石川雄治]
◆先発メンバー&リザーブ◆
(リザーブのカッコは交替時間)
1.PR榎 真生(政経2)
9.SH秦 一平(法3)
→20.多田(後半36分)
16鈴木 亮太郎(政経3)
←2.郷(後半13分)
2.HO郷 雄貴(文3)
→16.鈴木(後半13分)
10.SO田村 優(文4)
17小野 慎介(政経3)
←3.城(後半16分)
3.PR城 彰(政経4)
→17.小野(後半16分)
11.WTB木村 圭吾(商2)
→22.居迫(後半21分)
18名嘉 翔伍(政経4)
←5.友永(後半13分)
4.LO古屋 直樹(商2)
12.CTB大澤 良介(法4)
→21.染山(後半21分)
19千布 亮輔(政経4)
←7.堀江(後半26分)
5.LO友永 恭平(政経2)
→18.名嘉(後半13分)
13.CTB猿楽 直希(政経2)
20多田 潤平(文2)
←9.秦(後半36分)
6.FR三村 勇飛丸(政経4)
14.WTB斉藤 春樹(農2)
21染谷 茂範(政経2)
←12.大澤(後半21分)
7.FR堀江 恭佑(商2)
→19.千布(後半26分)
15.FB小泉 将(営3)
22居迫 雄大(法4)
←11.木村(後半11分)
8.NO.8杉本 博昭(商4)

〜試合後のコメント〜
杉本主将
「前半の展開は素晴らしかった。(前半終了間際のスクラムトライは)最初のスクラムを組んだときに押せると分かり、FWが狙いたいと言っていたので、もう『スクラムで行こう』と。(スクラムで押せたので)自分も安定してボールがキープできた。FWとBKの連携という点でも躊躇(ちゅうちょ)なくボールを回すことができた。あとは、試合の中盤から後半にかけての戦い方が課題。(筑波戦では)前半のプレーが80分間出せれば、いい試合になる」。


「入りはすごくよかった。FWもBKもよかった。スクラムトライも決められた。(自分の活躍に関しては)あまり興味がない。点より内容だと思っている。自分からボールをもらおうとはしなかった。セットプレーの安定とブレイクダウンをアウトすることを目標にしていた。個人としてよりもチームに貢献することを考えた。(筑波大戦に関しては)去年負けている。今年2回戦目で前半シーズンの山場なので大事にしたい。筑波戦に向けて死ぬ気でやる」。

郷(文3)
「今日の試合は安定していていいかたちで初戦を迎えることができたと思う。前半FWが圧倒していたが後半にペースダウンしてしまった。スクラムは春から練習してきたので自信があった。(スクラムトライも距離はあったが)押せるという自信があった。FW1人が2人分の動きをすることで、8人ではなく16人で戦おうと試合に臨んだ」。

城(政経4)
「まだまだ今日はできることもあったし、課題はある。筑波戦はブレイクダウンなどもっといい動きをしなければならない。 (前半の22メートル押し込んだスクラムトライについて)そこはプライドを持ってやっているところだし、最初のスクラムで組み勝っていたので狙っていった。(日体大の弟との対決について)特に意識はしなかった。いかに自分たちのやりたいことができるかだけを考えてやった」。

古屋
「(日体大は)思っているより速かったが、しっかりと流れをつかめた。(前半最後のトライは)最初にスクラムを組んだときに圧倒できると思ったので、FWで1本取り切ろうとした。ラインアウトも安定しており、今年力を入れて練習している成果が現れたと思う。(対抗戦に出るのは初めてで)自分自身試合前に高ぶりすぎて心配だったが、ちゃんと落ち着いてプレーできてよかった。(筑波戦については)今年の序盤の山場だと思う。気合いを入れて、勝ちに行きたい。」

友永(政経2)
「前半は入りを意識していたのでうまくいったが、後半はテンポが落ちてしまった。後半も前半のように動ければよかった。セットプレーは合宿の成果もあってだいぶ安定してきたように感じる。筑波大戦では前半のような動きを1試合通してできればいいと思う」。

三村
「今日はスコアどおりの結果。前半は春からやりたいと思ってきたプレーができたが、後半緩む場面が出てきてしまった。FWは1人が敵に仕掛けたらすぐサポートが入って2本の足に対して4本の足で戦うという状況をすぐつくるようにしていた。スクラムにこだわりが出てきたり、当たり負けはしないという手応えをつかむことができた。しかしコミュニケーションミスやFWが押してもサポートがいないということがあり、修正すべき点は多い。また、真っ直ぐ押すことに関しては問題なく強いが相手が変則的な動きをしてくると試合の中で対応するということができなくなってしまう。筑波はそう簡単に倒せる相手ではないので今日出てきた課題を改善して最高の状態で筑波戦に臨みたい」。

堀江(商2)
「ずっと今日の試合は前半の最初からFWでいこうという意識があったから、いい形ができた。セットプレーは夏合宿でも強化した部分だから、その成果をうまく出せてよかった。個人的には、1対1へのこだわりを持ってプレーした。だがディフェンス面の課題やミスが出てしまったところもあった。(筑波戦に向けて)最初の山場なので、攻められても修正をしっかりして、勝利に貢献できるように頑張りたい」。


「今日の試合が開幕戦で、今年の明治の勢いが決まる試合だったので快勝したかった。前半は動けていたし良かったが後半はしたいことができなかった。そこを練習で確認したい。FW陣は湿気があって汗が出てすべるという難しい状況の中で頑張ってくれた。札幌などでの合宿でキツい練習をやってきた成果が出てきている。筑波大には2年連続負けているのでみんなでまとまってどうしても勝ちたい」。

木村
「BKでの展開が多く、正直しんどかった。前半の最初は全員バラバラだったが、システムを立て直して修正できた。後半の集中力が切れてしまったとき、どう対応していくかが課題。筑波戦では相手の対面の選手が同期なので、吹っ飛ばしたい」。

斎藤(農2)
「自分としては最低の試合だった。ボールキープもそうだし、自分のすべき役割が全く果たせてなかった。でもチームとしては今年のスタンスであるFWを中心としたラグビーができていてスクラムトライも決めたり、とてもいい試合だった。次の筑波戦は2年連続で負け越している相手なので、絶対に負けられない相手だし、それくらいの気持ちで臨む」。

猿楽
「今日はちょっと腰を痛めて、調子はイマイチだったが(開幕戦を戦って)楽しかった。次の筑波戦ももし出られるとしたらそのときも楽しんでプレーをしたい」。

小泉(営3)
「今日の相手は日体大だったがそれに関係なく、自分達のプレーができたのでよかった。後半に受けてしまった。相手に合わせて受けてしまった。自分はFBというポジションもあってWTBを生かしつつ自分達のプレーができた。(今日の試合に得点をつけるなら)80点。残りの‐20点分は体力面。体力が消耗して走れなかったから。無駄な走りが多いので自分の体力面を克服して臨みたい」。

名嘉(政経4)
「(今日の試合を振り返って)リザーブとして途中出場でフレッシュな状態だったが、思うように流れを持って来れず、くやしい。自分のプレーができなかった。(チーム全体では)よかったと思う。後半相手から受けてしまったのが課題。(筑波戦について)スタメンでもリザーブでもチームに貢献できるように頑張りたい」。

◆2010年・関東大学対抗戦Aグループ明治試合日程◆
(スコアをクリックするとその試合の記事をご覧になれます)
月日対戦相手場所開始時間結果
9・12日体大熊谷15時
○55−8
9・19筑波大秩父宮15時
10・10成蹊大熊谷12時
10・24立大熊谷12時
11・3慶大秩父宮14時
11・21帝京大秩父宮14時
12・5早稲田国立14時
大学選手権
未定未定未定未定


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